▼この作品の前作はこちら
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あらすじ
前作にて、妻みつきの不倫を隠し撮り、その痴態を目の当たりにした夫カズは激しく後悔していた。
カズは自分自身の行いと妻の不倫を止められないまま過ごしていた。
妻との関係が変わってしまうことを恐れたカズは、みつきには何も語らず単身浮気相手のもとに乗り込む。
そこで語られるみつきの本性とは…?
レビュー
続編として「無題のドキュメント」は、さらに深まる妻の真実を描き出しており、その内容は非常に濃密です。物語は、夫が妻の浮気を隠し撮りしながらも、表面的には家庭が崩壊していない状況からスタートします。夫の妻への愛情は変わらず、浮気相手を排除しようと試みる姿勢から、今の家庭を守ろうとする夫の強い意志が感じられます。
しかし、浮気相手と対面する中で、夫は予想もしなかった返答を受けることになります。浮気相手が自身の行為を反省し、妻の真実を語る場面は非常に興味深いです。ここで明かされるのは、夫が知らなかった妻の「雌」の一面です。妻がどれほど奔放な人物であったかが浮き彫りになることで、物語は一層深みを増します。
とはいえ、夫にとって妻は最高のパートナーであることに変わりはありません。この矛盾する感情が、夫の心を揺さぶり続けます。特に、夫が妻を愛するがゆえに浮気相手を排除しようとする姿勢と、その結果として明らかになる妻の本性とのギャップが、作品全体に背徳感を漂わせています。
物語は、愛と背徳、そして夫婦の絆の複雑さを巧みに描いており、読者を飽きさせません。続編では、さらに深まる夫の葛藤と、それに対する妻の反応が描かれ、どのように物語が進展するのか目が離せません。この作品は、NTR好きにはたまらない内容であり、一読の価値があります。