妻を愛人に

願望
妻は一年ほど前まで夫公認で愛人をしていました。

妻が愛人をしていたのは私が持つ『寝取られ願望』という妙な性癖の為です。

妻が自分の性癖の為に愛人をしている事は世間に絶対に知られたく無い事だから、気持ちの中で最初は『秘密にしておこう。』という強い意思が働いていたのに、時間が経つにつれて『妻が愛人をしていた事や、今も男と付き合っている事を誰かに教えたい。』そんな思いに駆られたのです。

私が偶然知り、今は愛読している愛妻倶楽部になら、私の持つ寝取られ願望とマゾヒストの性癖を理解して下さる仲間が居そうな気がするのです。

妻が愛人になった経緯と愛人生活を、それに私達夫婦と男の関係を知り合った当時から思い出しながらこの日記に投稿したいと思います。

妻の名前は安田麻衣子・・今は33才。

私は賢一、妻より2つ年下なのです。

妻を愛人にしていた男は山崎健二。

妻より一回り年上で45才の男盛りでバツイチの独身男だったのです。

夫の私が言うのもはばかれますが妻は美人です。

雰囲気が『女優の井川遥』に似て、細い形の良い唇と笑うと白い歯が爽やかなのです。

それに細身で背が高く、顔の輪郭がハッキリとし、巨乳だから彼女よりスタイルは良いと思うのです。

私はそんな妻と6年前に結婚しました。

結婚当初は自分が寝取られ願望を持っているなんて夢にも思っていませんでした。

結婚して2年ほど経つと結婚生活は充実し心も安定したのに、セックスがマンネリ気味で何か刺激が欲しくなったのです。

私はネットでセックス関連の色々な掲示板を覗いていたら、偶然、このサイトに行きつき投稿日記から・・・

『夫公認で妻を他人に抱かせる。』

『夫公認で妻が他人と寝る。』

そんな被虐的で異質な興奮を知ったのです。

その異質な興奮を知ると、ついつい妻が他人に抱かれ悶える姿を想像し、色々な事を妄想してしまい奇妙な興奮を覚える様になったのです。

私はベッドの中で妻を抱きながら、妻が男に抱かれ悶えている姿を想像し

「麻衣子は俺以外の男に抱かれたいと思った事はないのかい?」

その時はただ言葉の刺激が欲しかっただけですが、心の中では妻の心中を知りたかったのかも分かりません。

「突然、何よ?・・変な事を聞かないでよ」

妻は笑いながら答えたが

「最近、こそこそとネットを見ていると思っていたら、そんな事だったのね?」

「・・・」

妻はちょっと考え

「あなた以外の男に抱かれたくない。と言えば嘘になるわね。浮気願望を持っている女は多く居るわよ。ただ結婚すれば夫に対して貞操観念を持ちたいと思うのが普通ね」

そんな意味ある事を言ったのです。

「仮にだよ!・・麻衣子は、もし俺が誰かと寝ろ!と言えば寝れるかい?」

もう話の流れで・・深く踏み込んで聞いてみました。

「残念ね!・・抱かれてみたい男なんて居る訳がないでしょう」

笑いながら一蹴されたが、その目は妖しい光を放っていました。

私はその妖しく光った目は今の会話で妻も刺激を感じていると思ったし『今はそんな男は居なくても良い男が現れれば寝て上げても良いわよ。』と言っている気がしたのです。

この時、私の心の中に『妻を誰かに寝取って欲しい。』という思いが現れ、今ままでの妄想が願望に変わたのです。

私はあの日から『寝取られ願望』に憑りつかれてしまいました。

寝取られ願望に憑りつかれると・・・美人で自慢の愛妻が男に組み伏され、ペニスを突き刺され、白い肌の肉体をくねらせ悶えている姿を見てみたい・・・そう考える様になってしまったのです。

そんな願望が起こってしまうと『妻だってだれか男と寝たいはずだ。』そう勝手に思い込み、本気で妻に説得を始めてしまったのです。

だがいくら説得しても妻は笑うばかりで答えてくれず、しつこくすると時には怒る事も有りましたが、現実的に妻を抱かせる男なんて居るはずがないし、そう簡単にそんな男が見つかるはずはありませんでした。

最初は説得をする事で色々な妄想が頭を過ぎり興奮していたのに、現実性が薄れると半年もすると次第に興奮しなくなり、説得もマンネリ化していきました。

「なあ!・・誰か良い男を見つけて寝てくれよ!」

それでもワンパターンで時々説得すると

「ハイハイ・・あなたが相手を見つけてくれば誰とでも寝て上げるから!」

妻だって非現実的だと思っているからか笑って茶化してくるのです。

でも妻は半年もそんな刺激的な事を説得され続けると、心の中に『夫がそれほど望むなら機会が有れば誰かと寝てみようか?』そんな思いが芽生えていた様な気がするのです。

山崎
私がいくら説得しても妻が乗って来ないともう説得する気がしなくなり、時間が経つにつれて心の中の寝取られ願望は消えかけていたが、ある日突然、願望を叶えてくれそうな男が現われたのです。

その男との出会いは本当に偶然で突然でした。

妻と友人の結婚式に出席した後、二次会で友人達とカラオケに行き、その帰りに二人でスナックバーに行ったのです。

妻とカウンターで飲んでいると

「安田さん・・・麻衣ちゃんだろう?」

花柄シャツのボタンを肌蹴、首には太い金のネックレスを着け、左手首には金の腕時計を嵌め、日焼けした厳つい顔をした柄の悪い男から親しそうに声を掛けられたのです。

妻は怪訝そうな顔で男を見ていましたが

「・・山崎さん?・・作業服でないし、そんな格好をしているから分からなかったわ」

妻が笑顔で親しそうに話すと私は軽い嫉妬を覚えました。

だが軽い嫉妬を感じたその瞬間、心の中にあの寝取られ願望が再び目覚め、妙な期待感が湧き上がって来たのです。

「私の会社と取引している工務店の社長さんで・・山崎さん!」

妻から彼を紹介されると、私は頭を軽く下げ『安田です。妻がお世話に成っております。』そう挨拶を交わしたが、もうその時から男の観察を始めていたのです。

「横に座って一緒に飲んでも良いかい?」

山崎がそう言って妻を誘って来たのです。

亭主が横に居るのに妻に声を掛け隣の席に座ろうとする男の無神経さに腹が立ち、私は彼と一緒に飲む理由はないから断ろうと思ったが、その時はもう寝取られ願望と変な期待が私の中で渦巻いていたから断る勇気も出ずにいたのです。

「どうしようかなぁ~?・・旦那を帰して二人で飲もうかぁ~・・?」

私を見て笑いながら言ったが、その時、妻の頭の中には・・夫の願望と今まで私が説得をしていた文句が・・浮かんでいたと思うのです。

「旦那さんも一緒に飲もうよ」

図々しく腹が立ったが、変な期待感で断る事が出来ずついつい承諾をしてしまったのです。

山崎と私は妻を挟む格好でカウンターに座りました。

私は初対面の山崎とは共通の話題が無いからもっぱら聞き役で二人が話しているのを聞いていました。

妻は酔っているからか?話しの途中で時々山崎に体を接近させ、寄り添うようにして左手で盛んに体に触って話していましたが、妻はもうその時、・・心の中では私の願望を叶える相手に・・彼を選んでいたのだと思うのです。

私は帰りのタクシーの中でスナックでの妻の態度を思い出しながら

「山崎さんはどうだい?・・・彼を誘惑してみろよ」

妻の太ももに手を置き撫でながら、運転手を意識して耳元で囁きました。

「・・・」

妻は無言でしたが太ももに置いた手に手を重ねて来たのです。

その日からまた妻への説得が始まりました。

「なあ!・・山崎さんと寝てみろよ」

今度は実在する男の名前が出て話が具体的だからリアルな説得になりました。

妻は話が具体的な為にちょっと戸惑っていましたが、昼も夜もしつこく繰り返す私の説得に根負けしたのか

「分かったわよ!・・・でも彼の方から誘惑をしてくればの話しよ・・・」

半月ほどの説得でとうとう妻が承諾したのです。

私は山崎が必ず妻を誘って来ると確信していたのに、あれから一ヶ月が経っても二ヶ月が経っても彼からの誘いは無く

「・・何とか・・麻衣子からコンタクトを取ってみろよ?」

私は悶々としながらそんな説得もしていたのです。

三カ月が過ぎても山崎からのコンタクトは無く、もう諦めかけていた時

「・・・山崎さんから食事に誘われたの。どうしよう?」

クリスマスイブの夕方、妻からこんなメールが来たのです。

私はそのメールを見て一瞬で気分が最高潮まで昂ぶり胸の鼓動も高まったが、反対に願望が実現しそうに成ると心は揺れ強烈な不安が襲ってきたのです。

心が揺れ不安になれば妻を止めるべきだったのです。

だがどうしても私はその願望から来る異質で異様な興奮に勝つ事は出来ませんでした。

「・・・行って来いよ。必ず誘惑しろよ!・・・」

心とは裏腹にそう返信してしまったのです。

ホテル
仕事が終わってマンションに帰ると強烈な不安に襲われました。

テレビを観ても耳障りなだけで頭に入らず、もう妻の帰りを待つ事が苦しくなり焼酎の湯割りを立て続けに数杯飲みました。

焼酎で酔おうと思っても酔えず、妻の動向が気に成り携帯電話とメールの着信を何度も確かめました。

妻が山崎に抱かれる事は私の願望なのに『今夜とうとう妻が男に抱かれるかも分からない。』そう思うと嫉妬と後悔で心臓が押し潰されそうになったのです。

私は後悔しながら時計を何度も見ました。

まだ午後8時を過ぎたばかりです。時系列的に妻の行動を考えました。午後6時に会って食事をすると聞いていたから2時間も食事をする事は有り得ません。

今頃、どこかで飲んでいるか・・それともホテルに・・そんな事を考えていたら携帯電話の着信音が鳴ったのです。

慌てて画面を見ると妻からでした。

深く息を吸って心を落ち着かせて電話に出ました。

「今、居酒屋に居るの!これから4人でカラオケに行こうって言うから、少し遅く成るけど構わない?」

妻の言葉に耳を疑いました。

あれほど揺れていた心は一遍で治まり胸の苦しさも消えたが、何か力が抜け今度は落胆感が起こって来ました。

「おいおい・・4人ってどういう事だよ?」

思わずそう聞いてしまったのです。

「山崎さんに課長・・それに靖子も一緒なの・・・安心した?」

私をからかう様に言った後

「でもね。・・その後、山崎さんから『内緒で二人でどこかに行こう。』って誘われているの!・・本当に行っても良いの?」

そう妻が声を殺して聞いて来たのです。

その妻の言葉でまた気分が一気に昂ぶり、鼓動が高まって心臓が押し潰されそうで苦しくなって来たのです。

妻は私の気持ちを最終的に確かめるために電話を掛けて来たと思いました。

再び嫉妬と不安が起こり心が揺れ、妻を止めようと思ったのに

「良いよ。必ず誘惑して・・ホテルに行けよ」

心とは裏腹にそう答えてしまったのです。

玄関のロックが外れる音がしたのは午前2時を回っていました。

私が玄関まで迎えに行くと、妻は俯いて目を合そうとせずブーツを脱いでいました。

妻を見ると心の揺れは収まったが、なぜか自分の妻なのにその動きが妙に艶めかしく見え、セーターの胸の膨らみとスカートから出た太ももが淫らで妖しく見えたのです。

「・・ホテルに行ったのか?」

分かっているのにそう聞いていました。

本当は否定をして欲しかったのに、

「・・・」

妻は何も言わず、一瞬視線を合わせて小さく頷きました。

そんな妻の仕草で落胆感が起き『とうとう他人に妻を抱かれてしまった。』と思うと体の力が抜けたのに、体の奥から強烈なマゾチックな興奮が湧いて来たのです。

私はもう堪らず妻の腕を取って居間に引きずって行き、絨毯の上に押し倒し、嫌がる妻のスカートを強引に剥いでパンティを脱がせ、セーターを捲って妻の上に覆い被さっていったのです。

妻の肉体はちょっと火照り発汗していて淡いソープの匂いがしました。

男に抱かれた妻の肌は滑々として肉体は柔らかく、私が知っている妻の体とは違って感じ、ブラジャーからはみ出た乳房を掴むとその乳房にまだ男の手の温もりが残っていました。

男に抱かれた妻の肉体に失神しそうなほどに興奮しペニスは異様に固く勃起しました。

固く勃起したペニスをまだ男の温もりが残る蜜壺に突き刺そうとすると、

「・・嫌!嫌・・嫌!・・二人の男になんて嫌!」

一夜に二人の男に抱かれる事を嫌がり、両手で私を突き離そうとして暴れたが、押さえつけ、強引に硬く勃起したペニスを犯す様にして蜜壺に刺し込みました。

「ヒッ・・ヒイイイイ~・・・」

妻は甲高い喘ぎを発したのです。

こんなアブノーマルな行為に妻も興奮しているのです。

「山崎さんはどうだった?・・良かったのか?・・コンドームは使っただろうな?」

激しく腰を動かしペニスを突きながら聞くと

「ヒイイイイ~・・・使ったわよ。・使ったわよ。・・ヒイイイイ~・・・」

私が今まで聞いた事がない甲高い喘ぎを発し、体をくねらせながら背中を反らし、顔を苦しそうにしかめて悶えていました。

こんなに淫らに体をくねらせ、気持ちよさそうに悶える妻を見たのは初めてです。

私はもう強烈な嫉妬と妙な被虐的な興奮が入り混じった気分に我慢が出来ず、腰の動きを速くして射精を促し、精一杯我慢した後、何とも言えないほどの快感の中でペニスを脈動させながら精液を妻の中に放出したのです。

射精を終え、あの気だるい快感の余韻にしばらく浸っていました。

その気だるい快感が消えるとまた嫉妬と後悔が起こって来たが、不思議な事に射精を終えたペニスはいつもと違ってまだ少し硬さを残していたのです。

私は妻を労わる様に強く抱き締めキスをすると、妻も強く抱き返して来たのです。

共有
山崎が二度目に妻を誘って来たのは年が明け正月休みが終わった金曜日です。

午後3時頃、会社の喫煙コーナーでタバコを吸っていたら

『山崎さんから誘われたのだけど行っても良いの?』

ちょっと上から目線のメールが来たのです。

「行って来いよ!・・その代わり絶対約束は守ってくれよ!」

即座にそんな返信を送ったが、山崎に抱かれて悶える妻を想像すると嫉妬で胸が締め付けられ苦しく成るのに、反対にその嫉妬で妙なマゾチックな興奮も湧いて来て、心が左右に激しく揺れるともう午後の仕事は手に付きませんでした。

私は山崎が近々妻を誘って来る事は予想していたのです。

『男ならこんなに美人でスタイルの良い女を放って置くはずがない。』そう思っていたし、二人はまた会う約束をしていた様な気がしていたのです。

あの日から私は妻を抱く度に山崎とのセックスの様子を話させました。

最初、妻は嫌がって途切れ途切れに話していたが、私がしつこく何度も聞く内に・・ホテルで山崎にどんな風にして抱かれ・・自分の体がどう感じ・・どんな快感を得たか・・詳しく話し始めたのです。

だがそれは妻の策略だったと思うのです。

私を興奮させようとしているのがその仕草と口調で分かったからです。

自分が男に抱かれている様子を話すと夫が異様に興奮するのを知り、マゾヒストで寝取られ願望という異様な性癖を理解し、山崎と付き合う上でどう対応しどう答えれば自分が有利に成るかを学習していたと思うのです。

妻がこれからも山崎に抱かれる事を前提に二人で十分に話し合い、妻には二つのお願いをしたのです。

『麻衣子が山崎さんに抱かれている姿を見てみたい。』・・そう正直に願望を話したが、そんな願望が叶えられる事はありません。

だから彼とのセックスの様子を密かにレコーダーで録音してくれるように頼んだのです。

妻は『そんな事は嫌だ。』と渋っていたが、『それならもう山崎には絶対に会ってはいけない!』そう脅迫じみた事を言うと渋々承諾したのです。

もう一つは私の被虐的な性癖を満足させたい為に

『これから彼と付き合いたいのだろう?・・だったら夫公認で抱かれている事を、山崎さんに何となく話してくれよ。・・でも僕が言ったとは言わないでくれよ。』

自分のプライドをちょっとだけ残してそんな虫の良い事を頼みました。

私は強度のマゾヒストだと自覚しているのです。

妻がただ単に男に抱かれるだけでは物足りず、妻と山崎の中に何らかの関係で参加したいし、参加すれば妻を二人で共有している感覚になり、もっと強烈なマゾチックな興奮と快感を得られそうな気がしたのです。

妻はしばらく考え『良いわ・・話してみるわ。』そう言って承諾してくれました。

だから私は『行って来いよ!・・その代わり約束は守ってくれよ!』そんなメールを返したのです。

その夜、妻が帰って来たのは午前1時を過ぎていました。

妻は大きな紙袋を両手に持って居間に入って来ました。

居間のテーブルに袋を置き、コートを脱いでソファに座ると

「春物のワンピースと靴、それにブランドのバックを買って貰ったのよ」

嬉しそうに言ったのです。

「山崎とヤッタのだろう?」

妻の話をもっと聞いてやりたがったがどう答えて良いか分からず、結果が早く知りたくて自分本位で卑猥に聞いてしまったが、二度目となるとちょっと慣れ余裕が出来たのか、もうそんなに強い心の揺れはありませんでした。

妻はバックからレコーダーを取り出し

「上手く録れているかどうかは分からないわよ」

そう言ってテーブルの上に置き

「私の事は夫が知っているって・・話したからね」

『約束は果たしたわよ。』と言いたそうな意味ある視線で見つめて来ました。

その夜ももちろん、妻を抱きました。

最初の夜と違い二度目となると心に少し余裕が出来ていたのと、妻が帰って来るまでの間心の中で帰って来た妻に対して自分の取るべき行為を考えていたから、そんなに心を乱す事も無く接する事が出来たのです。

今夜は最初に妻からホテルでの話を聞いた後、妻を全裸にしてベッドに仰向けに寝かせ、丹念に妻の肉体から山崎の痕跡を探しました。

妻は目を閉じ、私の変態的な行為に我慢をして成すがままにしていたが、左首筋に一つ、右乳房の膨らみと腹に紅い唇に似た痣がそれぞれ二つ鮮明に付いていました。

その痣を見ると強烈な嫉妬と怒りを感じました。

『山崎が妻の肌に鮮明なキスマークを付け、自分とのセックスの痕跡を私に見せつけ様としている。』と勘ぐったからです。

「オッパイを強く吸われたのだな」

それでも怒りよりマゾチックな興奮が強くなり、思わず妻の上に覆い被さりました。

首筋と乳房それに腹に付いた唇に似た赤い痣に唇を這わせ、その痣を軽く吸ってみると妻の肉体を山崎と二人で共有している様に感じ新たな興奮を覚えたのです。

「『二人の関係を夫が知っている。』と言ったら、彼どんな反応だった?」

気に成るもう一つの事を聞いてみました。

「・・・」

彼の言葉を思い出しているのか?ちょっと間をおいて

「亭主は寝取られなんだ?って。・・ちょっと驚いていたみたい。それなら俺も安心して思う存分麻衣子と遊べるなぁ・って!」

「・・・それに・麻衣子が男にやらせまくって公衆便所になれば亭主は喜ぶよ。・・そんな酷い事も言われたのよ」

ちょっと不快そうな表情をして

「亭主が喜ぶセックスを俺が麻衣子に仕込んでやるよ。そんな事も言われたわ。あなたは私がそんな事をされても平気なの?」

私を気遣う気が有れば黙っていれば山崎が何を言ったか分からないのに、妖しい表情で見ながら私の心を確かめる様に挑発的に言ったのです。

私は妻の話しに直ぐには答えられずにいました。

でも山崎は私と反対のサディストだと感じ『寝取られ願望男の性癖を知り尽している。』と思い、妻が話した山崎の言葉の意味を考えていました。

「・・・」

私が何も答えないから怒っていると勘違いしたのか

「・・・ごめんなさい。山崎さんも冗談で言ったのよ」

そう弁解がましく謝ってきたのです。

「怒ってなんかいないよ。僕は彼の言う通り寝取られだし、麻衣子が娼婦の様に見知らずの男達に抱かれれば興奮するよ」

「山崎さんに俺が喜ぶセックスを仕込んで貰ってくれよ。・・それに他にも何か言われたのだろう?」

山崎は妻を抱きながら何か私にメッセージを残したはずだと思いました。

「旦那はきっと喜ぶから俺の女になれって!・・そんな無茶苦茶な事を言うのよ」

そう言って苦笑するのです。

私は妻のその言葉でまた新たな願望が芽生えてしまったのです。

『妻を山崎の愛人にしてみたい。』・・そう思うと『麻衣子が山崎に束縛され、自分の妻なのに自由に抱く事がままならない。』そんなもどかしい気持ちが起こって来て強烈な興奮に見舞われたのです。

そんな興奮の中で妻を抱きました。

固く勃起したペニスを蜜壺に刺し込むと今までとは違う感触を感じました。

その感触は冷たくヌルっとし、何かがペニスにまとわり付いて来る感触なのです。

『中出しされた!』と感じました。

「中出しさせたのか?」

妻は黙って顔を横に背けました。

私はその時、精液を体内に放出された妻の肉体がとてつもなく不潔に感じたのです。

だが妙な事にその不潔感がマゾチックな快感となって体内を駆け抜け、その上、私と山崎で妻を共有している感覚に陥り興奮させられたのです。

私はそんな不潔に感じる妻を夢中で抱き、強烈な快感を得ながらペニスを震わせ、山崎が精液を放った体内に私も精液を放出したのです。

妻の変化
山崎は妻が夫公認で遊んでいる事を知ると、妻を頻繁に誘って来る様になったのです。

妻も『夫は寝取られで自分が男に抱かれれば興奮するマゾヒストだ。』と学習したからか、次第に大胆になり、山崎から誘われると断る事をせず、付き合い初めてまだ3カ月しか経たないのにもう10回以上はデートをしているのです。

デートの形は色々で・・ドライブに行ったり、買い物や食事をしたり、妻の仕事帰りにコーヒーを飲んだり・・パターンは違うが、山崎は妻を抱く事が目的で誘っているから会えばホテルに行って抱かれて帰って来る事が多いのです。

山崎は妻を相当気に入っている様なのです。

自分の思い通りに何時でも抱けるスタイルの良い美人の女なんてそうざらには居ないから手放したくなく、妻の気を引こうと高価なブランドの品物を買い与えてくれるのです。

数日前にも数万円もする靴を買って貰ったが、私は妻が高価な物を買って貰うのは反対なのに、妻は私の気持ちなんか意に介さず嬉しそうにしているのです。

高価な物を買ってくれる山崎の下心は見え見えです。

『妻にお金を使えば別れるのが勿体なくなり、このまま妻と交際を続け、最後には奪われてしまうのではないか?』・・そんな不安も起こるが、反面、高価な物を買って妻を可愛がってくれる事に悪い気はしないのです。

山崎は麻衣子が『寝取られ男の妻』だから自分の思い通りに遊べる女だと思い、自分好みの女に変えようとしていると私は感じているのです。

事実、妻は山崎と付き合い始めると以前に増して美人になり、服装によっては落ち着いた大人の雰囲気も出るし、セクシーな雰囲気の女にも変身するのです。

山崎は妻を自分の趣味に合った女に変身させようとしているから、落ち着いた大人の雰囲気を出すブランド物の服を選んで買ったり、セクシーな女に変身させるために、胸が開きスカートの裾が短い服も買い与えていると私は思っているのです。

だが憎い事に山崎が選ぶ服はどれも妻に良く似合うのです。

妻も高価な服を買ってくれる山崎に応えるためか、化粧品を高価な物に変え、化粧に掛ける時間が随分長く成り、今まで余り付けなかったイヤリングやネックレスを好んで付け、爪に派手なマニュキアは塗るし、美容院に行く回数も増え、髪を軽く染めたり髪にカールを掛け、山崎の為に髪型まで変えてお洒落をするのです。

多分、妻のその行為は山崎の好みに合わせているのだと思うが、私は山崎に調教され変身させられている妻と二人で街を歩くと妙に心が弾むのです。

妻がブランド物の服を着て二人で街を歩いていると、すれ違った男が妬ましい目で振り返って妻を見た時は『この美人の女は俺の妻だ!』と叫びたいほどに嬉しく誇らしい気分に成ったのです。

反対に胸が開いたブラウスを着て裾の短いスカートを穿いていると、妻に向けられる男の淫らな視線が気に成るのです。

二人で喫茶店に入った時、中年のサラリーマン風の男が座っていた隣の席に私達が座ると、隣の男は美人の妻を二度見した後、週刊誌を見る振りをして今度はセクシーな服を着た妻に淫らな視線を向けて来たのです。

男の淫らな視線がブラウスの開いた胸からこぼれ落ちそうな大きな乳房と、裾の短いスカートからはみ出た白い太ももに向けられているのが分かるのです。

妻だって男の淫らな視線に気付いているはずなのに、週刊誌を読み気付かない振りをしているのです。

私はトイレに立つ振りをして喫茶店の奥にある喫煙席でタバコを吸いながら二人を観察していました。

男は亭主が居なくなりこれ幸いと思ったのか、妻をジロジロと見て、週刊誌を取り替えるため席を立ち、その行き帰りに妻の胸元を覗き込む様にしたのです。

それでも妻は知らない振りをして足を組み替え、体を倒し気味にして胸を見せ、男を挑発する様な態度を取っていたのです。

私はその時の妻を見て露出願望が有るのでは無いかと初めて疑ったのです。

妻は外見だけでなく・・その肉体とセックススタイルまでも変えられたのです。

山崎から色々な性的な行為を仕込まれると、セックスに対して貪欲になり、男に対して免疫が出来てオープンな体に成ったと感じるのです

私が最初に見抜いた通り山崎は強度のサディストでした。

時々、妻の乳房の周りや腕、手首や太ももにきつく縛られたロープの跡が残っているから、ロープで縛って色々な卑猥な行為を仕込まれているのです。

妻を抱くと甲高い喘ぎや獣の様なヨガリ声を上げる様になりました。

ペニスを体に突き刺すと、男の気分をそそり喜ばすためか、体をしなやかに揺らして背中を反らせ、顔を苦しそうにしかめて体を震わせ、時には全身を痙攣させペニスを締め付けながら何度もアクメに達するのです。

私はそんな妻の変化に異様に興奮をしてしまうのです。

もっと妻を過激でサドチックに扱って欲しいし、自由に山崎好みの女に仕込んで欲しい願望を持っているのです。

だが妻がセックス好きに成ったと感じると、妻の心の中に山崎が入り込んで来て、私達夫婦の生活が微妙に変わり始めた気がするのです。

たぶん妻の心の中では山崎に抱かれる毎に彼の存在が大きく成っているのです。

妻が山崎に夢中に成っている事が私にとっては不安の種なのです。

私が妻にその不安を話すと

『大丈夫よ。私とは遊びだから。お前はセックスフレンドだってバカにされるもの。』

そう言って安心させようとするが、一度不安感に襲われてしまうと、安心させようとするその言葉に返って私の不安は増して来るのです。

私の気持ちを説明するのは難しいのですが、山崎に妻を奪われる不安は有っても、反面、妻を束縛して欲しい願望も有るのです。

『妻が山崎に夢中になり・・山崎に身も心も束縛され・・私は妻を抱くのもままならない・・・』そんなもどかしい興奮を味わいたい欲求もあるのです。

それはあくまで『妻とは絶対に離婚をしない。』という前提条件が有っての事だが、もう自分では抑えられない不思議な欲求と願望が次々に起こって来るのです。

自慰
妻が山崎と付き合って半年が経ちました。

半年も山崎と付き合い抱かれると、もう妻の肉体は山崎に馴染み、山崎とのセックスに益々傾倒していったのです。

反対に私とのセックスは余り感じなくなったのか、以前の様に甲高い声を発したり悶えたりしなくなり手抜きをする様になったのです。

だが私はセックスに手抜きをされてもそんなに不満は持っていないのです。

私の『寝取られ願望』は・・妻が私とのセックスで悶えるより・・・他人に抱かれて悶え苦しむ姿に異様な興奮を覚える性癖だからです。

むしろ妻が山崎とのセックスでは狂う様に悶えて獣の様なヨガリ声を発し、反対に私とのセックスでは無言でマグロ状態でいてくれる方が願望を満たせてくれるのです。

『妻を抱く快感より、男に抱かれ悶える妻の痴態を想像しながら行う自慰の方が断然気持ちが良い。』寝取られ物の投稿日記には誰もがそう書いていますが、最近、私はその言葉が理解出来る様に成りました。

私は時々レコーダーで録った妻のヨガリ声を聞きながら自慰をするのです。

私が自慰をしている事はもちろん妻も知っています。

ベッドで妻と寝ながら私は山崎と妻の行為を録ったレコーダーを聞くのです。

ヘッドホーンから流れて来る獣が発する様な喘ぎを聞きながらペニスを扱き、射精をほどこすと、背中を向けて寝ている妻に抱き付き、乳房を握ってベッドに敷いたタオルの上に射精をするのです。

以前なら妻の前でこんな屈辱的でマゾチックな行為は絶対に考えられなかったのに、妻が山崎とセックスをして遊び始めると、夫婦間でアブノーマルな事を平気でしたり話す様に成り、性に関して二人の間では『もう何でも有り』に成ったのです。

妻だって山崎とのセックスに夢中に成り満足しているのに、山崎とのセックスで疲れた後にまた夫に抱かれる事は苦痛に成っていると思うのです。

夫に義理的なセックスをやらせるよりは、乳房を握って自分で勝手に性処理をしてくれる方が良いに決まっているのです。

妻はベッドで軽い寝息を立て、私はその横で・・昨日妻が山崎とのセックスを盗聴したレコーダーを聞いていました。

ヘッドホーンからはしばらく雑音が続き、雑音が消えると話し声が聞こえて来ました。

セックス前の二人の会話は世間話が多いのがもう解っているから、2倍速で数回早送りを繰り返して再生ボタンを押すと

「ウッ・・アウ~~~ン・・・アウ~~~ン・・」

妻の低い喘ぎが聞こえて来たのです。

耳を澄ませると妻の喘ぎに混じって山崎の声も聞こえて来ます。

男の低い声はレコーダーを通すと聞き取り難く、

『麻衣子は・・&%$#』

名前以外、何を話しているのか分からなかったが

「・・私の体はあなたの物よ。・・縛って好きにして・・・」

妻のトーンの高い声は鮮明に聞こえて来るのです。

こんな妖しい会話はいつもの事で『妻がロープで縛って欲しい。』と懇願しているが、二人はまだ言葉遊びをしながら気分を昂ぶらせているのです。

しばらく山崎が『・・・淫乱女・・娼婦・・公衆便所・・・』等々、サドチックで屈辱的な言葉を投げつけ、妻がそれに答える言葉遊びが続いていたが、会話の時々にロープの擦れる音が聞こえるから妻を縛っているのです。

しばらくすると激しくベッドが軋み

『・・ブーン・ブーン・ブーン・ブーン・・・』

とバイブレーターの乾いたモーター音が聞こえて来ました。

「いっっっ・・・・嫌・嫌・嫌ぁ~・・」

妻が嫌がっている様だが

「オッ・・オウウウウゥ~~~オウウウウゥ~~~オウウウウゥ~~~・・」

直ぐに甲高い獣の様な喘ぎを発したのです。

私はヘッドホーンから聞こえて来る音や声で、今の二人の情景を想像するのです。

昨夜も妻の上半身と上腕には縄の痕が付いていたから、全裸の上半身は肌に食い込むほどきつくロープを巻かれ、後ろ手にも縛られていたと思うのです。

上半身を縛られた妻は山崎から股間を開かされ、按摩器形のバイブレーターを押し付け弄ばれ、強烈な振動の快感で獣の様なヨガリ声を上げているのです。

獣の様にヨガリながら縛られた上半身を反らせ、体を震わせ、顔をしかめ涎を垂らし、首を振って髪を振り乱し強烈な振動に耐えていると思うのです。

そんな情景が走馬灯の様に私の頭の中で駆け巡るのです。

『オッ・・オウウウウゥ~~~オウウウウゥ~~~・・』

妻はしばらく断続的に獣の様な喘ぎを上げていたが

「・・いっ・いっちゃう・いっちゃう・・・イックウ・・・」

突然、腹の奥から絞り出す叫びを発してアクメに達しました。

山崎はそれでも許さず妻の肉体はまだまだ弄ばれ、数回アクメに達し静かになると

「はっは~~っ・・はっはっはっ・・はっは~っ・・」

肩で息をしているのか、妻の息づかいがヘッドホーンから聞こえて来ました。

私はこの時点でパジャマのズボンとパンツを一緒に下ろしました。

山崎はバイブで弄んだ後に必ず妻を抱くから、山崎に抱かれた妻の喘ぎを聞きながら気分を昂ぶらせ自慰をしようと思ったのです。

『ギィギギギ~』とベッドが軋み、人の動く気配がしました。

「今日は安全日か?・・・孕ませてやろうか?」

山崎の蔑むような笑い声が聞こえ

「・・今日は危険日だから・・・だめよ~う・・」

甘えた妻の声が聞こえて来たのです。

ベッドの軋みがしばらく聞こえていたが

「アッ・アゥ~ン・・」

ペニスを挿入された時に出す、妻の低い喘ぎが聞えてきました。

「アッ・・ウッウ~~ン・・アッウ~ン・・アッウ~ン・・アッウ~ン・・」

山崎が妻にペニスを挿入して腰を動かしているのか、『ギッシ・ギッシ・ギッシ・・・』と連続したベッドの軋みと妻の喘ぎが共鳴して聞こえて来たのです。

私は気分を昂ぶらせながら勃起しているペニスを握り、ゆっくりと上下に動かしました。

「俺と旦那・・チ×ポはどっちが太い?」

「アッウ~ン・・あなた!・あなたが断然太くて気持ちが良いの~ぅ・・アッウ~ン」

喘ぎながら発した言葉はもう何度も聞いています。

「いっ・良い・良い・・アッオオオオゥ~~・・アッオオオオゥ~~・・」

腹の底から絞り出す気持ち良さそうな喘ぎを聞くと、また私の頭の中に全裸で縛られ足を大きく開いて正常位でペニスを挿入された妻の姿が浮かんで来るのです。

その妻は全身をくねらせながら小刻みに体を震わせ、顔をしかめ快感を享受しながらヨガリ声を発しているのです。

そのヨガリ声だけは妻が山崎に抱かれた現実的な声だから強烈な嫉妬を覚えるのです。

嫉妬を覚えるとマゾチックに興奮するからペニスを握った手の動きを速めるのです。

「旦那は$%&#のだろう?・・俺が麻衣子を&$せてやるよ」

妻の喘ぎに混じって山崎の聞き難い声が聞こえたが、何かちょっとその言葉のイントネーションが気に成り、自慰を中断してレコーダーを少し戻しました。

耳を澄ませ神経を集中して再び聞くと

『・・・旦那は種が無いのだろう?・・俺が麻衣子を孕ませてやるよ。・・・』

そう聞こえて来たのです。

妻の返事を聞こうと、私はヘッドホーンに全神経を集中しました。

『アッアアア~~・・アッアアアア~~・・』

気持ち良さそうな喘ぎを発するだけで妻の言葉は聞こえて来ませんでした。

私は山崎の屈辱的な言葉に腹が立ちました。

妻と結婚してもう4年が経ち、セックスで避妊具は使用していないのに妻が妊娠しないのは私が原因なのです。

高校生の時『おたふく』に罹り数日間高熱が出て精巣炎になり、それが原因で乏精子症に成ったらしいのです。

山崎の言葉を聞いてそんな思いが脳裏を走りました。

「暴れたって縛っているから無駄だよ。俺の種で孕みたかったら・・『中出しして!』と言うんだぞ!」

妻に言い聞かせる為か?ちょっと声が高くなり今後はハッキリと聞こえました。

私はまた全神経をヘッドホーンに集めました。

『ギシ・ギシ・ギシ・ギシ・ギシ』とベッドの軋みが早くなります。

『アッ・アッ・アッ・アッ・アッアアアア~~・・』

山崎が腰の動きを速くしたのか、妻の喘ぎも早くなりました。

二人の終焉が近づいているのです。

「ウッ・・・ウ~~~~ン・・・ウ~~~~ン・・・」

山崎が射精をもよおしたのか唸り声を上げ始めると

「アッ・アッ・アッ・・出して・中出しをして・アッ・アッアアアア~~」

妻が喘ぎながら『・・中出しをして・・・』と叫んだのです。

私はレコーダーを巻き戻してもう一度確かめました。

間違いありません。確かに『中出しをして』と喋りました。

「ウッ・ウ~~~~ン・・いくぞ!・・いくぞ!・・」

「アッ・・いく・いく・いく・・・良いのおぅ~・良いのおぅ~・・・・」

山崎が唸り妻の体内に射精をすると、同時に『良いのおぅ~・良いのおぅ~・』と妻が叫びアクメに達するのを聞くと、妻を山崎に奪われてしまう恐怖と敗北を感じたのです。

敗北
妻が盗聴したレコーダーを聞き山崎に恐怖と敗北を感じると『俺が麻衣子を孕ませてやるよ。』と言った彼の言葉と『中出しをして!』と叫んだ妻の二つの言葉が私の頭の中でグルグルと回り、心の中はモヤモヤとして妙で異様なマゾチックな興奮を覚えているのにペニスが萎えてしまったのです。

「どうしたの?」

妻が私の様子に何かを感じ目覚めたのか、労わる様に話し掛けて来ました。

妻が寝返りを打ってこちらを向いた時、その体から淡く甘い匂いが漂って来ました。

私はその匂いに山崎を感じ、強烈な嫉妬が起こり心が揺れまた敗北感に襲われたのです。

「たまには俺も山崎の様に口でいかせてくれよ!」

心が揺れると山崎に腹が立ち乱暴にして布団を剥ぐと、妻はゆっくりと上半身を起こして座り、パジャマのボタンを外して胸をはだけ乳房を露出すると、萎えて半立ちのペニスを両手で包みペニスを口に咥えて来たのです。

妻の口技は快感でした。

ペニスを咥えた口内は湿って生温く、その温もりがペニスの先から全身に快感と一緒に広がって来たのです。

妻が頭を振りながら舌を亀頭に絡めて来ると、今まで異様なマゾチックな興奮に襲われていたからペニスは直ぐ勃起し、頭を前後に振られるともうペニスが震え始め射精をもよおして来たのです。

私は慌てて妻の頭を押さえ動きを止めました。

射精を我慢してペニスの震えが治まると、妻はペニスの裏を口で咥えて上下に這わせ、時々淫袋を飲み込んでしゃぶって来るのです。

『うっ・うっ・・う~~~ん』

私はその快感に耐えられず思わず体が反って唸り声が出ました。

妻はしばらくペニスの裏を咥えていたが、今度はペニスを右手で握り強弱を付けながら上下し、亀頭を咥えて舌を滑らせ、ペニスの動きを見ながら手の動きを止め亀頭を喉の奥まで飲み込んでいくのです。

もちろんこんな口技は私は仕込む事は不可能で、山崎に調教されたものなのです。

私はもう口と手の動きに我慢が出来ず、慌てて左手で露出した乳房を掴み

「ウッ・・・・ウ~~ン」

ペニスを脈動させながら口内に精液を放出をしたのです。

射精を終えあの気だるい快感の余韻に浸っていると、妻はペニスに残った精液を指できれいに絞り取ってくれ、口内に放出した精液と合わせて飲み込み、唇をティッシュで拭いた後、亀頭に残った精液も綺麗に拭き取ってくれたのです。

拭き終わると座ったまま私を見下ろす様にして

「もうあなたが嫌なら・・私は彼と別れても良いのよ」

妻は私の心中を知り尽くしもうこの遊びを止められない事も知っている癖に、私がちょっと怒った素振りをすると、姉さん女房の口調でそんな風に言ったのです。

私は妻に抱き付き

「麻衣子が彼に奪われてしまう・・と考えると怖いのだよ」

さっきの恐怖と敗北感を思い出し、弁解する様な口調で今の心境を話したのです。

「・・・」

妻はしばらく黙って私を見つめ

「大丈夫よ。・・彼は本当に遊びよ。・・お前とは遊びだとハッキリ言うんだもん・・」

妻は私を安心させる為か軽く抱きしめてくれました。

私は少し安心しました。

「彼は麻衣子を孕まそうとしているのだろう?・・・麻衣子は中出しをしてくれと頼んでいたじゃあないか?」

心に残った不安を聞いてみました。

「ふう~っ」

妻は私の心が揺れている原因が分かったらしく、大きく息を吐き

「彼が私の中に中出しすればあなたの方が興奮するのでしょう?それに彼は避妊具を着けるのを嫌がるのよ」

そう居直り

「大丈夫よ。本当は危険日からは外れているから・・・」

今度はそう言って私を安心させようとしたのです。

その夜、妻と色々な事を話し合いました。

妻と山崎の関係から・・これからの二人の事・・等々、全ての事を話したが、私が納得する結論なんて出るはずが無いのです。

だが妻が『どんな事が有ってもあなたと別れる事は絶対に無い!』と断言したから、私の揺れていた心は治まったのです。

私の機嫌が直り、心の揺れが収まったのを見計らってか

「ねえ・・・山崎さんの願望を叶えて上げても良い?」

妻がそんな事を言ったのです。

「山崎さんの願望?・・・何だそれ?」

また不安になって来ました。

「・・・俺の愛人に成れって言うのよ」

妖しい目をして見つめて来たのです。

私は妻の言葉に胸の鼓動が高まりました。

『妻が山崎の愛人に成る。』私が願望している事なのに、妻の口からそれを聞くと妙な気分になって来て

「麻衣子が彼の愛人になれば・・僕達の夫婦の関係はどうなる?」

そう聞いてみたのです。

妻は山崎と話し合った事を思い出しているのか少し考え

「・・・彼と居る時間が増えるのかな?」

そう言い

「川筋のコンビニ近くにマンションが有るでしょう?・・ホテル代がもったいないからって・・彼、もうそこを借りているのよ」

「私はあなたと山崎さんに共有されるって事かな?」

妻はもうそこで山崎の愛人になる事を前提に話しているのです。

『私が二人に共有される』・・『共有』なんて言葉は寝取られ男が最も好む言葉だ。

そんな言葉を妻は思い浮かばないはずだから、山崎に教えられたものだと思ったが、私の心はその言葉に少し動かされ考えてしまったのです。

「・・・」

私が黙って考えていると

「しばらくの間・・彼の愛人になってはだめ?・・」

妻が私を説得する口調で聞いて来たのです。

その夜、遅くまで二人で話し合い、結局、妻の願いを聞き入れました。

私が願いを聞き入れたのは、妻が自分の心境と山崎の秘密を正直に話したからなのです。

妻は話しの中で『私は彼をあなたと同じくらい愛している。』と言ったのです。

『あなたと同じくらい』は付け足しで、私に心の逃げ道を作ってくれたと思ったが、『山崎を愛している。』と聞くと強烈な衝撃を受けました。

頭の中に『離婚』という言葉が浮かびました。

だが妻はその後で直ぐ

『さっきどんな事が有ってもあなたとは別れないって言ったでしょう。それは本当よ。』

そう付け加え

『寝取られ男の妻なんて珍しくなかなか手に入れられない女なんだって・・』

『だから旦那公認で私と思う存分遊んでやる。ってハッキリとそう言うんだもの。』

『・・それに私にサドチックなセックスを仕込むのが快感で楽しみなんだって・・・』

そんな秘密の話も苦笑しながら全て話してくれたのです。

「ねっ!・・分かったでしょう?私とは遊びよ。だから彼としばらく遊ばせて!」

妻は私の心を見抜いている癖にそう言って頼んでくるのです。

愛人
7月の中旬、妻は『少しの間、我慢してね。』そう言い残し、山崎の愛人をする為にこの部屋を出て山崎が借りたマンションに移って行きました。

妻が出て行くとやはり後悔に襲われました。

『直ぐに帰って来るし、向こうで必要な物は全部買うから。』と言い、少しの着替えと化粧品だけを持って他の物はそのままにして出たから部屋の様子は変わらず、妻だけが居ない部屋はとてつもなく淋しく、夜ベッドで目覚めると隣に居ない彼女を探し、朝の目覚めが怖く苦痛に成って来たのです。

妻が居なくなってみると彼女への想いが深くなり、愛を強烈に感じ、毎夜、山崎に抱かれ悶えている妻を想像すると嫉妬で気が狂いそうになるのです。

だがマゾヒストで寝取られ男の悲しさか、嫉妬が強ければ強いほど被虐的になり、マゾチックな興奮が昂ぶってしまうのです。

その上、現実に妻を束縛されると・・妻を抱く事もままならない、あのもどかしいマゾチックな興奮が・・体の奥から湧き上がって来て、その興奮に耐えられなくなり、愛人になって山崎と夫婦の様に過ごす妻を想像しながらついつい自慰をしてしまうのです。

妻が愛人に成って一週間が経ちました。

仕事が終わってマンションに帰ると、部屋は暗くて蒸し暑く、こんな空虚な空間に立っていると心が病んでしまいそうに成るのです。

そんな空間が怖く慌てて電灯を点け、クーラーを入れて水を飲もうとキッチンに行くと、テーブルの上に四つに折り畳んだメモがSDカードと一緒に置かれていました。

この部屋に妻が来ていたのです。

回りを見渡すとテーブルの上の飲みっぱなしのグラスやビール缶は片付き、流し台に溜まった食器は洗われ、部屋がきちんと清掃されていました。

四つ折りのメモを開けてみました。

『私が居なければ伸び伸び出来るでしょう?食器は毎日洗い、部屋はきちんと掃除するのよ。ベランダに洗濯物を干しておいたからね。・・・約束のSDカードを置いて置くわね。それと淋しく成ったら何時でもメールをするのよ。・・浮気は厳禁ね!』

そんな文句が書かれたメモを残していたが、私は『・・浮気は厳禁ね!』と書かれたこのメモを読み、掃除をされた部屋を見ると『妻が私の事を気遣ってくれている。』そんな思いが起こりちょっと心が落ち着いて来たのです。

私は妻に『麻衣子が山崎に抱かれる姿を見てみたい。』と願望を話したら『写真だったら考えてみる。』そんな約束を以前にしていたのです。

私はシャワーを急いで浴び、SDカードをパソコンに差して開くと『麻衣子』と名前を振ったホルダーと『maiko』とローマ字で名付けた二つのホルダーが有りました。

『麻衣子』の名前のホルダーを開くと多くの写真が貼り付けられていました。。

最初の写真を開きました。

写真の中の妻は花柄でノースリーブのワンピースを着てソファに座り、セミロングの髪を後ろで束ね、形の良い唇を少し開いて笑みを浮かべてこちらに視線を向けていました。

次の写真を開いてみました。

同じ髪型で同じ服装の妻がリビングに立っている姿でした。

その次の写真も同じ服装でテーブルでコーヒーを飲んでいました。

背景の窓のブランドは閉められ照明が点いているから、夜に撮った写真だと思いながら次々に写真を開いたが、どの写真もマンションの部屋での妻の生活ぶりを撮影したもので、山崎の姿は一枚も写っていませんでした。

私は写真を見終えると小さなため息が出ました。

どの写真も妻はもうこの部屋に溶け込み馴染んで違和感が無く、山崎が美人の愛人との生活を私に自慢している様に感じたのです。

今度は『maiko』と名前を付けたホルダーを開きました。

このホルダーには15枚ほどの写真が貼り付けられていて、最初の写真を開くと、一瞬、胸がキューンと締め付けられました。

スリップ姿の妻が写っていたからです。

セミロングの髪を少し乱したスリップ姿の妻を横から映したもので、細い紐で吊ったスリップの胸から大きな乳房が零れ落ちそうに写り、スリップの裾は捲くれ少し太目の形の良い白い太ももを晒しているのです。

妻のこんなエロい写真を見るのは初めてだが、スリップから出た肌の白さに目を奪われ、妖艶で美しい肉体に見惚れてしまったのです。

次の写真を開いてみました。

スリップ姿の妻がベッドの上で乳房を強調するように四つん這いになり、顔をこちらに向け微笑んでいました。

次の写真を見ました。

全裸の妻がベッドの上で足を組んで座り、股間の薄い恥毛を晒し、豊満で形の良い乳房を正面に向け突きだす様にして写っていました。

妻の裸体は美しく雑誌のグラビアに写る女優と見間違う様で、こんな美しい裸体の妻を山崎に抱かせる事にちょっと優越感を感じたのです。

全裸で撮られた写真も数枚有りました。

写真は次々に過激に成って行き、SM雑誌のイラストで時々見る江戸時代の女囚縛りに縛られた妻が写っていました。

全裸で上半身に巻かれた赤いロープで両乳房を挟む様に縛り、両手を後ろに回して後ろ手で縛られ、両足の足首を重ね幾重にもロープを巻いて固く縛り、その足首と首にロープを渡して前屈みに縛られているのです。

組んだ両足を開いて股間を晒し、肌には紅いロープが食い込み、妻は窮屈そうに顔を上げ苦しそうにしてこちらを見ているが、その苦しそうな表情の中に恍惚の表情が混じって見えるのです。

ここまで写真を見ると山崎の意図を疑いました。

写真を次第に過激にして行き『お前の妻をこの様に調教しているぞ!だからもう麻衣子は俺の所有物だ。』と誇張していると感じたのです。

妻を縛った写真が他にも有ったが、最後の写真に心をマゾチックに揺さぶられました。

後ろ手と上半身を縛られた妻が、膝をついて尻を上げ、ベッドに付けた顔をこちらに向けて写っているが、男が後ろから両手で妻の腰を掴んで引き寄せるようにして、下半身を妻の尻に密着させているのです。

この写真はリモートで撮ったらしく男の顔は写らずアングルは悪かったが、筋肉隆々とした男に後ろからペニスで貫かれた妻は眉間に皺を寄せて目を閉じ、唇をちょっと開いてうっとりとした表情をしていたのです。

私は全部の写真を見終わると最初のスリップ姿で映された写真に戻しました。

その写真は上手く撮れているのです。

スリップ姿は妖艶で肌の白さが浮き立って見え、形の良い大きな乳房と少し太目の太ももを全て晒した美しい肉体をしばらく眺めていました。

こちらを見ている顔を改めて見ました。

顔は美しく唇を少し開いて微笑んでいるが、少し開いた唇と目線が気に成るのです。

見様によってはこの写真に写った顔は、見ている者を挑発する様な目をして、少し開いた唇は私に何かを語り掛けている様に見えたのです。

その写真の目線に私の目線を合わすと『・・私はもう彼の女なの・・あなたにはもう私の肉体は不要でしょう。』そんな風に語っている様に見え、またこの美しい肉体が山崎に抱かれ弄ばれていると思うと、もうどうしても自分で射精をしまければ耐える事の出来ないあのマゾチックな興奮が湧き起こって来たのです。

契約完了
妻が掃除に帰って来てから三日ほどして、山崎から電話が掛かって来たのです。

携帯の着信が『090・245×・××××』と電話番号だけが表示されていて、誰だろう?と訝しく思いながら電話に出ると

「山崎ですが・・」

「・・・?」

受話器から低音の聞き慣れない声が聞こえて来ました。

「山崎です。・・あなたの電話番号は麻衣子の電話機で無断で調べました」

山崎だと気付くと気が動転して

「あっ!・・・す・すいません。いつも・・・妻がお世話に成っております」

一瞬言葉が出ず、頓珍漢に答えてしまったのです。

山崎からの電話は『今夜、会えないか?』と言う誘いの電話でした。

私は山崎と会うのは気まずく、出来れば会いたくは無かったのです。

だが『話しが有る。』と言われれば妻の事に決まっているから、どんなに嫌でも合わない訳にはいかないと思ったのです。

約束した時刻に指定されたスナックバーに行くと、彼は既に待っていて奥まった隅のボックスで独り飲んでいました。

今夜の山崎は始めて会った時のチャラい服装とは違い、白いシャツにノーネクタイだが夏の背広を着て、私が近付くと立ち上がってソファを勧めてくれたのです。

向かい合ってソファに座ると男らしい風貌と落ち着いた雰囲気に圧倒され、貫禄負けして緊張し、どう喋って良いか分からずにいたら目が合ってしまったのです。

「私達、奇妙な関係ですね~ぇ」

山崎がそう言って笑い

「あなたと一度、ゆっくりと話しがしたくてね」

私はその山崎の話し方と笑顔が怖くて益々緊張してしまったのです。

山崎が作ってくれたウイスキーの水割りを一口飲み、心を落ち着かせ

「妻が迷惑を掛けています」

そう挨拶をすると、私が何かを喋るのを待っていたのか

「そう言って頂くと安心しました。・・今日はもう本音で話しませんか?」

笑みを浮かべて話したが、山崎が『私に麻衣子と別れて欲しい。』と言い出すのではないかとハラハラし心は揺れていたのです。

山崎はウイスキーの水割りを一口飲み、タバコに火を点けると

「率直に聞きますが・・・!」

と前置きをして

「今頃に成って何ですが・・麻衣子の話しによると、私と麻衣子との関係はあなたは知っている・・と言うか、本当にあなたの望みなのですか?」

いくら本音で話そうと言っても背徳的で倒錯過ぎる話だから、声を殺し、周りに客は居ないのに周囲を見渡しながら、私の心中に鋭い槍を突き刺す様に聞いて来たのです。

私にとっては世間には絶対知られたくない倫理に反する秘密なのに、いとも簡単に問われると拍子が抜け緊張が少し解けたのです。

『妻を寝取られた男はバカにされる。』そんな事は実感で分かるし、ましてや寝取った男に寝取られ男はどんな風に思われているかは推して知るべしなのです。

そんな事が頭に浮かんだが緊張が少し解け、妻にペニスを刺し込んで獣の様な喘ぎを上げさせ、妻を縛って後ろからペニスを挿入した写真を撮られた男を目の前にすると被虐的に成るのは当たり前で、妻だけでなく私までが山崎に従属している気分に陥ったのです。

「・・・」

私はどう言えば良いのか迷っていたが

「・・妻が言う通りです。私の変な性癖で・・麻衣子を山崎さんに・・はい」

もう直接的でヤケクソで言ったから変な答え方になってしまったのです。

「・・・」

山崎からジーット見つけられ

「本当にこのまま付き合っても良いのですね?」

また私の心を確かめる様に言い、念を押されるとちょっと戸惑い

「私から麻衣子を奪い取らないと約束してくれればの話しですが・・・」

慌てて付け加えたが、どうしても弱気な言葉がついつい口から出てしまうのです。

「麻衣子を・・私が?大丈夫です。絶対に安田さんから奪ったりしません」

そう断言し

「あなただって遊びでしょう?あなたが『もうこんな遊びは止める。』と言えばお返ししますよ」

笑いながらあっさりと言ったのです。

私は『・・あなただって遊びでしょう?・・』と言った山崎の言葉の裏に『お前の妻は淫乱だ。あんな淫乱な女とは遊びだよ!』と笑われている様で複雑な気分にさせられ、私の寝取られ願望の全てを見透かされている気がして来たのです。

「本当はマンションを借りた事を後悔しているのです」

だが山崎が意外な事を言ったのです。

その理由が『マンションを借りたのは、そこを自分の事務所兼ホテル代わりにして、時々そこで麻衣子を抱くつもりだった。』と正直に話し『そのマンションに麻衣子が居つく事に成って申し訳なく思っている。』と言ったのです。

山崎は『麻衣子は浮気願望と愛人願望を持っている様だ。』と言ったし、あのクリスマスイブの夜、山崎が妻を誘ったと妻から聞いていたが、本当は反対で妻の方から山崎を誘い、その後も最初の内は妻の方が積極的に山崎を誘っていたらしいのです。

山崎の話が本当なら妻は私が思っているのと反対に男好きで淫乱で、私に対して嘘を付いていたのです。

「クリスマスイブの夜も、その後も、妻が山崎さんを誘ったのは私が誘えと説得したのです。それに愛人も私の願望なのです」

そう言って少し妻を庇ってやったのです。

『・・・』

山崎は黙って聞いていました。

もうその時は二人共少し酔っていたが、山崎と妻を共有していると思うと妙な連帯感が起こり、私は酔いとそんな意識でちょっと大胆になり

「麻衣子は・・山崎さんにとってはどんな感じの女ですか?」

そう聞くと山崎は笑いながら

「どんな感じの女?・・そりゃぁ・・ゾクゾクするほどに良い女ですよ。・・あなたはもう気づいていると思いますが、私はあなたと反対の『サディスト』なんですよ」

『ハッハハ・・』と笑い

「あの写真・・見ていただいたでしょう?・・彼女は少しマゾ気が有って私好みの女だね。もっと麻衣子を私好みの女に調教するつもりですよ。・・・ハッハハハハ」

冗談らしく言って笑ったが目は笑って無く、マゾヒストで寝取られ男の反応を見ている事くらい分かっていました。

「・・・」

私はちょっと考え

「麻衣子をあなた好みの女に調教して下さい。麻衣子をどう扱っても構いません」

ヤケクソでそう言った後に

「それと一度・・セックス場面をビデオに撮ってくれませんか?」

笑ったつもりが笑えず真顔で頼むと

「・・・」「・・・」

ちょっと妖しい沈黙が訪れました。

山崎は黙って私を見つめ

「ビデオはしばらく待って下さい。必ずあなた好みの場面を見せて上げますよ」

サドチックな笑いを浮かべて意味有る事を言い、グラスに残ったウイスキーの水割りを一気に飲み

「それでは麻衣子はしばらく私に譲って貰うとして・・・私のケジメと言う事で麻衣子を愛人にするお礼をさせて下さい」

山崎は『お金を払って麻衣子を愛人にしたい。』と言っているのです。

「お礼なんか要りません。麻衣子をあなたに預けますよ」

私は即座に山崎の目を見て答えると

「いやいや!遊びでもケジメですから!」

しばらく二人で押し問答をしたが、山崎はどうしてもお礼をしたいと言って引かず、とうとう妻にそれ相応のお礼をする事で承諾をさせられたのです。

私が承諾をすると

「それでは・・契約完了ですね」

そう言って笑い

「麻衣子が私の愛人です。あなたならそのルールは分かりますよね?私に黙って麻衣子と会ってはダメですよ」

冗談ぽく言ったが、サドチックな目で見詰め

「私が麻衣子をあなた好みの女に仕込んで、時々抱かせて上げますよ」

そう付け加えて笑ったのです。

帰宅
仕事が終わってマンションに帰ると部屋の明かりが点いていました。この部屋の灯りを点けるのは私の他に妻しか居ないから、突然の帰宅に心が弾んだが、連絡もしないで帰宅している事に不安な気持ちも起きていたのです。

部屋に入って居間のドアを開けると

「お帰りなさい・・・」

キッチンに立っていた妻は私を見てちょっとハミカミながら微笑んで来ました。

妻とは電話やメールで連絡を取り合ってはいるが、一ヶ月半振りに会うと、ちょっと照れくさく妙に心が落ち着かず変な気持ちなのです。

妻は赤い花柄のキャミソールを着てミニスカートを穿いていました。

キャミソールから出た両腕と上半身の白い肌、それにミニスカートの裾から出た白い太ももが眩しく、谷間が見える大きな乳房が上下に揺れると、自分の妻なのに目のやり場に困り目が合うと慌てて視線を逸らせてしまったのです。

そんな肌の露出が多い服を着せられている妻を見ると、山崎が自分好みの女に仕込み調教している過程を、私にお披露目している様に感じ疑ってしまうのです。

妻が愛人になって山崎と一緒に暮らし、彼好みの女に変身すればするほど私達夫婦の間に距離が出来る感じがし『モヤモヤとしたもどかしい気分』になるが、私はそのモヤモヤとしたもどかしい気分は嫌いではないのです。

山崎に束縛され妻を自由に抱けない事に悶々とし、山崎に従属した妻に興奮を覚えるし、妻が他人の男にサドチックに扱われ、自分好みの女に変えられて行く姿に妙にマゾチックな興奮と期待感を持ってしまうのです。

久しぶりに会った妻にどう声を掛ければ良いか迷ってしまい

「どうした?・・山崎さんと喧嘩でもして追い出されたのか?」

下手な冗談を言ってしまったのです。

「喧嘩なんかしていないわよ・・・」

妻はそう言って笑い

「今日は出張で居ないの。久しぶりに帰って泊まって来いって言うから・・・」

後ろを向いたまま答えたが、『麻衣子が私の愛人になれば、あなたならそのルールは分かりますね?・・・』と言った言葉と『麻衣子をあなた好みの女に仕込んで、時々あなたにも抱かせて上げますよ。』・・山崎が言った二つの言葉が頭に浮かんで来たのです。

キッチンに行き妻に近づくと、その体から甘い香水の香りが漂って来ました。

妻はもう私が後ろから抱き付く事が分かっているから

「今、包丁を使っているからね!抱き付いてくれば刺すわよ!・・彼と約束をしたのでしょう?私を勝手に抱いてはダメって・・・!」

山崎からそう聞かされているのか、可笑しそうに言って笑ったのです。

私は後ろから抱き付き乳房を握り、久しぶりに妻の肉体の感触を味わいました。

妻は山崎の性欲次第で好きな時に抱かれ、もう肉体は彼に馴染み、彼好みの女に染まっていると思うと、私が今まで知っていた肉体の感触とはまるで違って感じ、大きな乳房からは山崎の鼓動と息使いが伝わって来るのです。

乳房を握り首筋に唇を這わせても妻は何も言わないでいました。

「山崎さんとはどうだい?・・・上手くいっているのかい?」

レコーダーで聞いた妻の甲高い喘ぎを思い出しながら耳元で囁くと

「うん・・まあね。・・・可愛がって貰っているわよ」

寝取られ男が気分を昂ぶらせる文句をサラリと言ったが、他人の愛人を後ろから抱いている様で妻の肉体が新鮮に感じたのです。

ジャワ―を浴びた後、久しぶりに二人でビールを飲みながら色々な話しをしました。

私達夫婦の間には山崎という存在が大きく、話しをしても二人の話の中心にはどうしても山崎が絡んで来るのです。

妻が愛人生活の一部を話してくれました。

妻の話しによると山崎は毎晩マンションに来る訳では無いらしく、続けて来る事も有れば三日ほど来ない事も有ると言い、まだ新婚の様な甘い感じがすると言ったのです。

妻から愛人生活の一部を聞いていると、あのSDカードに写っていた生活感が溢れる妻の姿とスリップ姿の豊艶で肌の白い肉体が頭に浮かんで来て強烈な嫉妬に襲われました。

こんな不道徳的で倒錯的な世界の話を平気でする妻を見ていると、妻が淫乱で軽い女に見え、その豊満な肉体が気になって仕方ありませんでした。

久しぶりに見た妻は刺激的で、胸で妖しく揺れる乳房や白い襟足、それにちょっと太目の太ももに妙な興奮を覚えたのです。

妻は私の淫らな視線を感じているからか、妖しい目で私を見ながらグラスを取ってビールを一口飲みました。

「この間、彼と会って色々話したみたいね?」

グラスから唇を離すとそうに聞いて来たのです。

もう二人の話は山崎から聞いて知っていると思っているから

「・・もうその話は聞いて知っているだろう?」

そう問うと

「うん。私をあなたから買ったから・・もうお前は俺の女だって・・・!」

ちょっと苦笑して

「俺の許可なく、絶対に旦那に抱かれてはダメだって言われたわ」

さらりっと私を諭すように言って笑ったのです。

「それと『私に何をしても良い。』って本当に言ったの?」

ビールのグラスを唇に当てながら怒った視線を向けて来たのです。

「ああ、言ったよ。麻衣子を山崎さんに愛人として譲った訳だから、煮ても焼いても何をしようと好きな様にして良いって言ったよ」

「でも、俺から麻衣子を奪わないって条件付きだけどね」

そう付け加えて言ったのです。

「あなたが『何をしても良い。』って変な事を言うから、色々な事を求めてくるのよ」

ちょっと顔をしかめ困った表情をしました。

「色々な事ってどんな事を求めてくるのだい?」

妻の話に胸の鼓動が高まっていたが、冷静を装いながら聞いていました。

「・・・私の体にタトウを彫るって言うのよ」

「・・・!」

妻のその言葉に『私はサディストだ。』と言った山崎の言葉を思い出していました。

「私を愛人にした証にバラの花と自分のイニシャルを彫りたいって言うのよ」

「多分、冗談とは思うけどね」

そう言って笑ったが、私の胸の鼓動は高まりあのマゾチックな興奮が襲って来ました。

タトウト言えばファッションの様に聞こえるが要は刺青なのです。

妻はもう承諾をしている様に感じたが、話が重大すぎてそれには直ぐに答えられず『他にどんな事を求めて来るのか?』と聞いたのです。

「・・・」

妻はちょっと黙り込み

妻が私の目をジッと見つめてきました。

「彼の会社にアルバイトに来ている若い子が居るの・・その子と寝ろ!って言うのよ」

「・・・」

妻は困った表情をしたが、私は山崎の気持ちが理解出来ました。

強度のマゾヒストの私が心の奥にサディストが共存している様に。サディスト山崎も心の深層にはマゾヒストが共存しているのです。

山崎のそのマゾヒストが妻を他人に抱かせてみたいと思っているのです。

そんな事を考えると『こんな美人の愛人が他人に抱かれ、獣の様にヨガリながら悶える姿を見てみたい。』山崎だってそう思っていると自分勝手に解釈したのです。

私は他人に妻を抱かそうとする山崎に怒りは覚えず、むしろ妻がまた新たな他の男に抱かれると思うと、寝取られ男の悲しい性か、強烈なマゾチックな興奮が体の奥から湧き上がって来たのです。

「アルバイトの子って?・・幾つくらいの男だい?」

「・・・まだ子供よ」

また困った様な表情をしたが、妖しい目を向けて来ました。

私はその時、マゾチックな興奮に襲われていたから

「麻衣子は山崎さんの愛人だろう?・・なら彼の命令には何でも従えよ」

期待を込めて言ったのです。

性癖
妻と久し振りに色々な事を話し、午前0時を回ってベッドに入りました。

二人でベッドに入ると滑々とした肌の感触と温もりが伝わって来て、その肌の温もりを感じると山崎に抱かれている妻の姿がまた頭の中に浮かんで来ました。

そんな妻の姿が頭に浮かぶと、何故か・・まだ妻からも聞いた事が無い、私の知らない性癖を山崎が持っていそうな気がしたのです。

「なあ!・・山崎さんって、まだ俺の知らない変わった性癖を持っていないのい?・・持っているなら教えてくれよ?」

妻だって『自分を抱いている男の性癖なんて話し辛いだろうな?』と思いながら聞くと、やはりちょっと困った表情をして私を見ました。

「・・・」

妻は少し考えていたが、黙って体を起こし、セミロングの髪をゴムバンドで器用に後ろで束ね、私を仰向けに寝かせると妻の方から私の上に乗って来たのです。

私の体に乗ると唇を重ね、舌を差し入れて来て口を吸い、首を軽く左右に振りながら舌を絡めて来ました。

「彼・・こんな風にしてキスをすると喜ぶの・・・」

そう言ってまた唇を合わせて来たのです。

妻がこんな淫らで強烈なキスを山崎としている事に腹が立ち嫉妬を覚えたが、肉体の重みと唇の感触が心地よく妻を強く抱き返していました。

しばらく濃厚なキスをした後、妻は悪戯っぽい表情をして

「彼の変わった性癖・・ちょっとだけ教えて上げようか?」

そんな事を言ったのです。

「何だ?・・・早く教えろよ!」

興味津々で聞くと

「彼ね・・私の唾を飲むのが好きなのよ。・・・だから垂らせてあげるの!」

その行為は分かるが、山崎のイメージとは合わず

「唾を飲む?・・垂らせる?」

思わずそう聞いてしまったのです。

「ちょっとやってみる?」

笑いながら私を試すように言ったが、山崎の性癖を知りたくて

「どうすれば良いんだ?」

そう聞いていました。

妻は仰向けに寝た私の上に馬乗りに成り

「軽く口を開けてみて・・」

妖しい目で見ながらそう言ったのです。

私は言われるままに軽く口を開けました。

妻は馬乗りに成った体の位置をちょっと動かし、体を曲げて口を近づけて来ました。

妻は私の少し開いた口に自分の唇を軽く重ねた後、・・・少し唇を離すと、口内に溜めた唾液を唇の間から私の口内に垂らして来たのです。

私はその行為自体に性的な興奮は覚えなかったが、妻の生温い唾液が甘く感じ、その唾液を飲み込むと妙なマゾチックな気分にさせられたのです。

「山崎さん・・・変な趣味があるのだな?・・・他にどんな趣味が有るんだい?」

笑いながら聞くと

ちょっと妖しい笑いを浮かべ

「・・あれって顔面シャワーって言うのでしょう?時々だけど浴室で私の顔に射精をするのよ。あの行為は勘弁して欲しいわ」

ちょっと言い難そうにだったが、そう言って苦笑したのです。

私は妻の話を聞いていて、あの清楚だった妻が男に唾液を垂らせて飲ませ、顔面に精液まで掛けられ、愛人から受ける異様なサド的な行為を簡単に受け入れ、その行為を平気で喋る事に違和感を覚えたが、反面、異様で変態的な行為を簡単に受け入れる妻に被虐的な興奮を覚えたのです。

私は異様な興奮を覚えると変に気分が昂ぶり、妻を押し倒して上に乗ると

「・・コンドームを付けてね」

ちょっと申し訳なさそうに言ったのです。

妻のその言葉に腹が立ち

「山崎さんから『俺には中出しをさせるな!』と言われているのか?」

そう聞くと

「・・・」

無言で首を縦に振り

「・・中出しをしないと約束をしてくれるのなら・・そのまま入れても良いわ!」

妻は夫の私にそんな醜い事を言ったのです。

以前、レコーダーで聞いた『俺の子供を孕ませてやる!』と言った山崎のサドチック言葉と、『時々あなたにも色々な方法で抱かせ興奮させて上げますよ。』とスナックバーで言った言葉を同時に思い出していました。

そんな事を思い出し、妻からは『中出しをするな!』と言われれば、ショックで益々腹が立ち加虐的な気分に陥っていたのです。

「分かったよ!自分でするよ。それなら俺にも顔に射精をさせてくれよ?」

腹が立って加虐的な気分に成っていたから、そんな屈辱的な事を言ってしまったのです。

そんな私を可哀想だと思ったのか

「もうそんな事を言わないの!・・彼には黙っているから・・すれば良いわよ」

その居直った口調と『彼には黙っているから』と言った言葉に益々腹が立ち

「良いよ!麻衣子の肉体は山崎さんの物だから・・自分でするよ」

皮肉っぽい口調でそう言ってしまったのです。

私が怒り皮肉を言ったから妻は悲しそうな顔をしたが、腹が立ち、その時は気分が加虐的に成っていたから妻を思いやる事が出来ずにいたのです。

だが妻も私の皮肉な言い方に腹が立っていたのか

「それならすれば良いでしょう!・・風呂場に行きなさいよ!」

怒った口調で言い、私は半ば強引に浴室に連れて行かれ洗い場に立たされたのです。

妻は全裸で両膝を着いて私の前に跪くと、右手でペニスを握り、ちょっと顔を上に向けてペニスを咥えて来ました。

その口技は巧妙で強烈でした。

ペニスを咥えると左手で淫袋を握り、右手を前後に動かしながら舌で亀頭を弄び始め、手の動きに強弱を付け舌の動きを変えられると、思わず唸り声を発してしまうほどの快感でした。

その快感に耐え我慢をしていると、怒った様に手の動きを早くして、亀頭を弄ぶ舌の動きを淫らにして射精を促して来たのです。

私はもう耐えられなくなって妻からペニスを奪い取り、右手でペニスを握って扱くと、その快感で膝が崩れ落ちそうになったが、もう一方の手で妻の肩を掴んで堪え、顔面に向けて射精をすると、妻は目を閉じ、大きく口を開けてペニスの先端からほとばしり出た精液を受け止めてくれたのです。

強烈な快感で射精を終えるとあの気だるい快感がしばらく続き、その快感が消えると妻に対してこんな不愉快な行為をした事を後悔しました。

「ごめんよ」

謝ると

「良いわよ。・・・私の我儘を許してくれているのだもの・・・」

そう言って精液まみれの口を手の甲で拭きながら、寂しそうな目で私を見たのです。

失意
シャワーを浴びてベッドに入ると、背中を向けて寝ている妻が可哀想に成り、後ろから優しく抱き締めるとシャワーを浴びた肌が冷たく感じました。

「不愉快な事をしてごめんよ」

風呂場で妻の顔面に射精をした事を再び謝り、強く抱き締めると

「もう良いって言ったでしょう。・・私の体は山崎さんの物だから、何度も謝らなくっても良いわよ」

私を肘で突き放し、怒った口調で皮肉を言われたのです。

「コンドームを着けろって言うから腹が立っただけだよ」

そう言って弁解すると、背中を向けていた妻が向き直って来て

「彼の許可が無ければ私を抱かないって約束をしたのでしょう。・・そんな馬鹿な約束をしたあなたが悪いのよ」

怒った表情をして居直って来たのです。

私も言いたい事があったが、妻が怒って居直るとは思っていなかったし、本当の事をハッキリと言われると一瞬、たじろいで言葉が出ず

「・・・」「・・・」

ちょっと沈黙が続いたのです。

沈黙が続くと気まずくなり、何かを言わなければって思うと焦ってしまい

「悪かったよ。・・・麻衣子を山崎さんに譲った俺が全部悪いのだよ。まだ抱かせて貰えるだけ幸せだよ」

心とは裏腹にまた皮肉を言ってしまったのです。

「も~ぅ!・・また皮肉を言う~。・・もう怒ってなんかいないから!」

そう言って笑い

「謝るばかりだと自分が惨めになるでしょう。あなたは山崎さんに・・私を抱かせてやっていると思って威張っていなさいよ!」

ちょっと口調を強めて言ったから、妻はマゾヒストで煮え切らない私を、姉さん女房口調で叱咤しようと思ったのでしょう。

「彼だって少しはあなたに気を使っているのよ」

今度はそう言って笑い

「旦那が寂しくしているから時々帰ってやれ!って言うのよ」

そう言って大きなため息を付いたのです。

「私だってこんな事は遊びだと分かっているわよ。でも、約束は約束でけじめだし、彼の言う通りに私が時々ここに帰って来れば、彼に変に勘ぐられ、嫌われそうで恐いのよ」

山崎に傾斜していく自分の心を隠そうともせず平気で喋ったが、寝取られ男の性癖を熟知しているからそんな事を平気で言えるのです。

「・・・ただ、ちょっとやり過ぎだろう?俺だってたまには麻衣子を抱きたいし、このまま麻衣子を山崎さんに奪われてしまっては元も子もないからな」

そう言って心配をすると

「心配無いって言っているでしょう!・・そんなに心配なら馬鹿な約束をしなければ良いし、それに愛人はあなたが望んだ事でしょう?」

妖しい目をして『自分は山崎の言い付けを守っている。』と言わないばかりに、同じ事を言ったがちょっと言い過ぎたと思ったのか

「・・ごめんなさい。でも、彼は遊びよ」

そう言って謝って来たのです。

「彼が私にアルバイトの子と寝ろって言われた時『あなたは奥さんにも誰かと寝ろ!って同じ事が言える?』って彼に聞いたのよ」

「そしたらね。・・『女房にそんな事を言えるわけが無いだろう!』って居直られたわ」

そう言って苦笑し、大きなため息を付いたのです。

「だから彼は私とは本当に遊びよ」

「・・でも不思議なものね。その時、私は彼に馬鹿にされ、卑しめられて遊ばれてていると感じたけど、反面、『私は男に弄ばれている。』と感じたら、気分が異様に昂ぶり、今まで感じた事が無い妙な気持ちになったのよ」

「そして『誰でも良いから私を堕として・・・!』と思ったの」

そう言って苦笑したのです。

私は妻が愛人願望の他にも堕落願望を持っていると感じたが、良く考えれば心の奥で芽生えている愛人願望も堕落願望も根本は同じで繋がるところが有るのです。

「もっと堕として欲しい感覚って・・どんな感覚だい?」

そう聞いてみました。

「・・・」

妻は妖しい表情で私を見て

「私の本性を男が知れば遊び易い女よね。・・亭主が居るのに平気で愛人に成ってセックスに溺れ・・二人の男に抱かれる事が出来る色欲を持った女」

そう言って自虐的な笑いを浮かべ

「自分を堕として欲しい感覚って・・見知らずの男に娼婦の様に抱かれてみたい・・そんな感覚かな?」

私は妻から、深層に隠れた心の話を聞いたのは初めてで、堕落願望を妻の口から聞くと異様な興奮を覚えてしまったのです。

「アルバイトの男の事を詳しく話して見ろよ?」

異様な興奮を覚えると、妻を抱くかもしれない若い男の事が気に成って仕方がなくなったのです。

「彼まだ童貞だって言うのよ。山崎さんが『童貞なんかに滅多にヤッテ貰えないぞ!だからヤラセテやれ!』ってしつこいのよ」

卑猥な言葉を使い妖しい表情をしたのです。

「山崎さんの言う通りやらせてやれよ。・・その男、童貞を捨てた女として一生麻衣子を忘れないぞ!」

昔、私が童貞を捨てた風俗嬢を思い出しながら聞いていたのです。

「嫌よ!・・まだ18才の子供なのよ・・・」

首を左右に振りながら拒否をしました。

私は『その男と寝ろ!』としばらく説得し『山崎さんの命令に従えよ!』そう言って説得をしても、妻はどうしても『嫌だ。』と言うのです。

私はもうその話を止め

「タトウの話しだけど・・・山崎さんの望みなら彫らせてやれよ」

私が話を変え、タトウに付いて肯定的に言ったから驚いた表情をしたのです。

「でも・・タトウは消せないのよ?」

その気弱な口調は山崎から強引に説得されていると思ったが、妻が他人の愛人になった証の刺青を・・それも男のイニシャルを妻の体に彫られる事を思うと、ゾクゾクするほどの異様なマゾチックな興奮に襲われてしまったのです。

「俺は良いよ。・・・彫ってくれよ」

私は妙な興奮を覚えると妻の気持ちも聞かないで一方的に喋ったのです。

「・・・本当に良いのぉ~?・・・」

妻は妖しい目で私を見詰めてそう言ったが、その言動からタトウを彫る決心をした様に感じたのです。

私は異様なマゾチックな興奮に襲われると妙な気分に成り、さっき射精したペニスが勃起し、結局、コンドームを着けて妻を抱いたのです。

夫がコンドームを付けて妻を抱くのは屈辱的で情けなかったが、それでもペニスを妻の体内に突き刺すと、薄いゴムを介して山崎のペニスと共有している湿った肉体の感触が伝わって来たのです。

私のペニスでは山崎の様に妻を悶えさせ、甲高い喘ぎを上げさせる事は出来ないが、山崎に仕込まれた肉体は男に過敏に成っているのか?私が腰を動かすと体を反らせ体を震わせながら抱き付いて来たのです。

『俺と・・山崎さん・・どちらが気持ちが良い?』『どちらが太い?』

そんな定番な事を聞くと

『山崎さん!・・山崎さんの方が太くて・・気持ちが良いの!・・・』

妻は喘ぎながら答え

『俺と山崎さん・・どちらを愛している?』

これもまた定番の事を聞くと

『・・山崎さん・・ごめんなさい・・山崎さんを愛しているの・・・!』

妻は喘ぎながらそんな無情な言葉を吐いたのです。

私はその言葉を聞くと失意を覚えたのです。

だが失意を覚えたのに、体を反らせ喘ぎながら悶えている妻が抱き付いて来ると、娼婦が抱き付いて来ている感覚に陥り、その失意があのもやもやとしたマゾチックな興奮に変わって射精をもよおし、妻に強く抱き付いて腰を速く動かし強烈な快感に襲われながらコンドームの中に射精をしたのです。

招待
コンドームを着けさせられて屈辱的に妻を抱き、『俺と山崎さん・・どちらを愛している?』そう聞くと『・・山崎さんを愛しているの・・!』・・そんな無情な事を言われ失意を覚えていたが、あれから数日が経った金曜日、仕事を終え帰り支度をしていたら携帯電話に山崎からの着信が有ったのです。

「久しぶりです。・・・山崎ですが麻衣子に聞きました。私のお願いを叶えて下さってありがとうございます」

そうお礼を言われたが、それはタトウの事を言っていると感じたのです。

あの日、妻に『タトウを彫れ。』と言ったものの、やはり後悔をして心が揺れていたが、山崎からそんな風に言われると萎縮して

「麻衣子を好きな様に扱って下さい。それは二人の約束ですから・・・!」

ついついそんな風に答えてしまったのです。

山崎はそれについてはもう何も言わず

「・・・今夜、私の部屋に忍んで来ませんか?」

ちょっと間を置き、そう言って私を誘って来たのです。

山崎はその後、『玄関のロックは外して置くから・・』と言い『麻衣子には内緒なので、午後10時頃にそのつもりで来てください。』そう付け加えて言ったのです。

『私の部屋に忍んで来ませんか?』その言葉が、私の頭の中でこだまの様にいつまでも響き続けたのです。

その誘いは夕食や酒宴の誘いで無い事くらい直ぐ分かり、山崎が『麻衣子を抱いているところを見せてやる。』・・そう言っていると思ったのです。

私は山崎のその誘いを受けたが、不安と少し複雑な気持ちでマンションに帰り、コンビニで買った弁当とカップヌードルを食べ、シャワーを浴びラフな服装に着替えて準備をしたが、約束の時刻までにはまだ2時間近くも有るのです。

部屋でじっとしていると『自分が忍んで行く山崎の部屋の情景』を想像し、『山崎の意図』をつい勘ぐってしまい、悶々としイライラが募っていたのです。

午後9時過ぎるともう我慢が出来ず、タクシーで妻が愛人をしているマンション近くまで行き、近くの公園でベンチに座ってコンビニで買った缶ビールを飲みながら午後10時が来るのを待っていました。

9月に入ると公園のベンチで吹かれる夜の風はちょっと肌寒むかったが、気分が昂ぶり不安で心が揺れている私にはその風が心地よく感じたのです。

午後10時に成り、私は不安で心を揺らしながら川筋の道を少し歩き、橋を渡ってマンションに行きました。

玄関では山崎から教えられたオートロックに4桁の暗証番号を打ち込んでセキュリティを外し、自動ドアを潜ってエレベーターで5階まで上がったのです。

その部屋はエレベータホールの直ぐ横で、部屋の前に立つと胸の鼓動が高まり足が振るえ、玄関のドアのノブを手に取ったが回す勇気が出ないのです。

しばらくそこで佇んでいたが、誰かが上がって来るのかエレベーターの動く音が聞こえると、その音に急かされ背中を押されノブを回したのです。

慎重にドアを開け、中に入って音を立てずにゆっくりとドアを閉めると、玄関の中は薄暗くて蒸し暑く、その異様に感じる空間で神経が壊れてしまいそうなほど緊張したが、いつも妻の体から漂って来るあの甘い香水の香りが匂って来ると、ちょっと緊張が解れる気がしました。

私は両耳に全神経を集中して中の気配を探りました。

耳を澄ますとドアの向こうからすすり泣く喘ぎが聞こえて来ました。

その妖しい雰囲気を感じると益々緊張し、胸の鼓動が高まったが、なぜか妙に度胸だけが付き、フロアーに通じるドアの取っ手を下げドアを開けて中に入ったのです。

フロアーの中はクーラーが効いて涼しく、全ての灯りが消されていたが、フロアーの奥の部屋から漏れる淡い灯りで薄明るく、その部屋から甘味なすすり泣く波長の長い喘ぎ声が聞こえて来たのです。

私は大きく息を吸って吐き出し、まだ少し早打ちをする胸の鼓動を鎮めました。

もう一度深呼吸をしてフロアーに敷かれた絨毯の上を音を殺してゆっくりと歩き、灯りが漏れ喘ぎ声が聞える部屋の前まで進みました。

その部屋の引き戸は全部開けられていて、ベッドの上に仰向けに寝た妻と横に座っている山崎の姿が、壁の小さな間接照明の灯りに照らされていたのです。

目は薄明かりに直ぐに慣れ、二人は全裸で・・妻の体には乳房の周りに赤いロープが巻かれ、後ろ手に縛られ、顔にはアイマスクが着けられていました。

山崎は妻の横に座って縛った妻の肉体を弄んでいたが、その体は筋肉質で胸が厚く上腕の筋肉が盛り上がり、その右手は妻が膝を立て両足を開いた股間で妖しく動き、左手は縛られ盛り上がった乳房を掴んでいました。

山崎は私に気付くと軽く頷き、股間に当てた右手の動きを一旦止め、手のひらを立てて私を制し、立てた指を唇に当て、その指でその場を指差して『そこに座って黙って見ていろ!』と言う仕草をしたのです。

「嫌!・・嫌!・・止めないで・・」

股間に当てた手の動きが止まった事に不満なのか、妻が縛られた上半身を甘えた様に左右に振ってオネダリをしたのです。

私はそんな妻の姿を見ると胸が締め付けられて苦しく体が熱くなったが、山崎の指示通り慎重にその場に音を立てずに膝を着けると、ゆ・っ・く・りと息を吸い・・・ゆ・っ・く・りと吐き出して気持ちを落ち着かせたのです。

一旦、二人の動きは止まり、妻の喘ぎも止まったが、山崎は左手でまた右乳房を揉み、膝を立て両足を開いた股間に右手を当て再び弄り始めたのです。

「あっ・・・あう~~~ん・・あう~~~ん・・あう~~~ん・・」

妻はその指の動きに合せ波長の長い甘味な喘ぎを再び上げ、アイマスクを付けた頭を後ろに反らせ、縛られた上半身をくねらせ始めたのです。

妻は山崎の手淫で赤いロープで縛られた上半身をくねらせ、喘ぎを発して悶えるその肉体からムンムンとする淫らな熱気が伝わって来ました。

私には・・背中を反らせ、体を震わせながら悶える妻の淫らな姿に感動し、思わず生唾を飲み込んでしまうほど美しく見えたのです。

山崎が乳房を掴み股間を弄りながらキスをすると

「ムゥ・・グググググゥ・・・」

妻は頭を後ろに反らし喉を鳴らしてそのキスを受け入れたのです。

自分の妻の体が山崎に思い通りに扱われ、妻の体が思い通りに反応している事をこの目で見ると、もうそれは分かっている筈なのにショックを受け、半ば呆然として見詰めてしまったのです。

山崎はしばらく妻の唇を吸って弄っていたが、唇を離すと

「麻衣子は誰の女か言ってみろ?」

チラッと私を見て右手の動きを速めながら聞いたのです。

「あっ・あああ~~~・・あなた・あなたの女・・あなたの女・・あっ・あああ~~・・もう私を好きにして・・あなたのチ×ポで好きにして・・・!」

あの清楚だった妻が喘ぎながら男性器の名前を言ったのです。

妻が発したその言葉は時々レコーダーで聞いていたからそんなには驚かなかったが、縛られた白い肉体をくねらせ悶えながら話すと、到底、素人の人妻には見えないのです。

それに妻は山崎の問いに何の躊躇いも無く答えたから、山崎はいつも妻に同じ様な事を言わせ、妻の心の中まで淫らにし、自分好みの女に仕込んでいる様に疑ったのです。

「俺に黙って・・亭主にヤ・ラ・セ・てはいないだろうな?」

私を見ながら山崎が聞くと

「あっ・あああ~~~・・ヤラセていない・・ヤラセていない・・あなたの方が断然気持ちが良いし・・・チ×ポもあなたが断然太い・・・」

その妻の言葉に山崎がニヤッと笑った様な気がしたのです。

しばらく山崎は指で割れ目の蕾を弄りながら、過激な言葉投げかけて妻を攻めていたが

「あっ・あっ・アァオオオオオオウ~~~・良い!良い!・・いく・いく・・いっくぅ~~~・・」

妻が縛られた体を弓なりに反らせ、アイマスクを掛けた顔をしかめ、半開きにした口を歪ませ、部屋中に響き渡る甲高いヨガリ声を上げ、体を大きくピクピクと震わせながらアクメに達したのです。

私は妻のその姿を見ると、喉がカラカラに渇き、心臓が破裂して息が止まってしまいそうなほどの異様な興奮に見舞われたのです。

観念
山崎は言葉遊びをしながら妻をいたぶり、指で股間をまさぐり妻が数回アクメに達すると、まだ縛られたままグッタリとして肩で荒い息をしている妻を跨ぎ、乱暴に髪を掴んで上半身を起こし半立ちのペニスを口に近づけたのです。

「チ×ポをしゃぶれ!」

そう命令されると、妻はアイマスクをして盲目のまま口でペニスを探り、ペニスを見つけると紅いリップを引いた形の良い細い唇を大きく開いて亀頭を咥えてしゃぶり始めたのです。

男に『ペニスをしゃぶれ!』と命令されると、後ろ手と上半身を縛られた格好で何の戸惑いも無くペニスをくわえる自分の妻を見ると、強烈な嫉妬と怒りを覚えているのに、反面失神をしてしまいそうな快感と被虐的な興奮にも襲われたのです。

ペニスを咥えるとペニスは勃起したのか、妻はちょっと苦しそうにして更に口を大きく拡げたが、山崎は妻の頭を両手で持って腰を前後に動かし始めたのです。

「オェ・・オェェェェ~・・」

妻はペニスで喉の奥を突かれて咽せ、ペニスを吐き出そうとしたが、山崎はそれを許さず頭を両手で掴んでペニスを更に口の奥まで押し込んだのです。

「ヴェェ~グェ・・・グェ・・グェ・・グヴェェェ・・・」

妻は更に苦しそうに顔を歪ませ、ペニスを咥えた口の間から唾液を垂らせ、苦しそうにしながら咽せたが、私はそのペニスを見て驚愕したのです。

妻が咥えているペニスは横から見る為か?長くて太く、太さは私のペニスの二倍ほどに見え、エロ絵画に描かれているペニスの様に太い血管が表面に浮き上がって見えたのです。

そんなペニスを咥えさせ、妻をサドチックに過激に扱う山崎と・・妻が苦しむその情景を見て・・私は胸が張り裂けそうなほど苦しく屈辱感を覚えたが、ロープで上半身を縛られ加虐的に扱われ、苦しそうにしてペニスを咥えている妻の姿に強烈な興奮と快感を覚え、私のペニスは萎えて縮んだままなのに射精をもよおして来たのです。

私はその快感と射精感、それに屈辱感に耐えながら山崎の行動を見ていました。

山崎は口からペニスを抜き妻を仰向けに寝かせると、筋肉質の体で妻を抱き、キスをして首筋から胸、胸から腹へと唇を這わせ、最後に太ももを舐めながら妻の膝を立て、両膝を持って足を開き、股間に顔を埋めたのです。

妻は山崎が股間に顔を埋めると直ぐ反応し、縛られた肉体を反らせて悶え始め

「あっ・・ああああ~~・・・あっ・・ああああ~~・・・」

甘味な喘ぎを上げたのです。

山崎は股間に埋めた顔を上下に動かし『ピチャピチャ』と何かを舐め『ズッ・スズズズッ~・・』何かを吸い込む音を立てると

「いっ・・それ・良い!・・オ○○コが気持ちが良い!・・おっおおお~~~」

妻は縛られ反らした体をもどかしそうにして揺らし、女性器の名前を呼びながら頭を左右に振り、腹の底から絞り出すヨガリ声を発し始めたのです。

私は寝取られ願望を叶え・・妻を他人に抱かせ・・愛人にして・・レコーダーから聞こえて来る妻の喘ぎに、妻のその姿を想像して興奮し自慰に耽っていたが、山崎に股間に顔を埋められて弄ばれ体を震わせながら悶える現実の妻の姿に驚愕し、ショックで心が揺れ、今まで感じていた強烈な興奮が消え、今度は山崎に妻を抱かせた事に後悔が湧き起こって来たのです。

妻の体が山崎にこれほど馴染んでいるとは思ってもみなかったし、妻は『こんな関係は遊びだと山崎が言った。』と言ったが『娼婦の様な女で遊びがっての良い、淫乱な妻に男が飽きる時が来るのだろうか?』そんな疑問が起こると不安に成り、遊び相手のまま、永久に奪われてしまいそうな恐怖心も起こって来たのです。

そんな事を考えていたら

「いっ・・嫌ぁ~~!・・いっちゃう・いっちゃう・・いっくう~~~~!」

部屋に響き渡るほどの叫び声を発しながらアクメに達しました。

開いた両足を突っ張って腰を上げ、体を大きく震わせ叫びながらアクメに達する妻の姿を見ると、今度は妙な事に・・妻を奪われてしまいそうな恐怖感が消え、萎えて縮んでいたペニスが勃起したのです。

私は思わずペニスを掴んでその勃起を静めようとしたが、どうしても治まらず、私の意思に反してパンツの中で射精をしてしまったのです。

だがその射精には射精時の快感も、射精後の気だるい快感も伴わず、妙な事にただ単に射精だけで、ペニスが萎えると強烈な嫉妬と後悔、それに不安な気持ちだけが湧き上がって来たのです。

私の心はこの部屋に入ってから・・不安・・嫉妬・・快感・・恐怖心・・興奮・・後悔が心の中でグルグルと回り、もう自分で心をコントロール出来ないほどに心が左右に大きく揺れ動いていたのです。

また妻が縛られた体を反らし喘ぎ始めました。

私はその喘ぎを聞くと神経が壊れそうで『もう止めてくれ!』と叫びそうになったが辛うじて耐え、ベッド横のラックに置いている時計を見ました。

もう午後10時半を過ぎ、あれからもう30分以上が経っていました。

妻が数回アクメに達すると山崎は妻に正常位の体制をとらせ、膝を折って両足を開き、開いた足の間に下半身を入れたのです。

私はあれほど神経が折れそうに成っていたのに、とうとう山崎のペニスが妻の体を貫くと思うとまた嫉妬が消え、マゾチックに気分が昂ぶり、心臓が破裂しそうなほどの緊張に見舞われたのです。

山崎がペニスを挿入しようと下半身を動かすと、私は思わず腰を浮かし、妻の股間と山崎のペニスを覗いてしまったのです。

山崎が私の二倍ほどもあるペニスを握り、エラの張った亀頭を妻の股間の割れ目に当て数回上下に滑らせると

「・・入れて・・入れて・・あなたの太いチ×ポを入れて・・・」

妻がじれったそうに体をくねらせ、腹を波打たせながらおねだりをしたのです。

「・・・!」

山崎はサドチックな目で妻を見ていました。

両手で乳房を異様に歪むほどに強く握り、ペニスでその場所を探って腰を前に進めると、エラの張った亀頭がスンナリと妻の体内に飲み込まれたのです。

「おっうっ・・あっあうううう~~~~~~ん」

妻は頭を後ろに反らせて小さく呻いた後、長い波長の喘ぎを上げながら頭を数回左右に振ったのです。

私は夢中で妻を見ていました。

山崎が腰の動きを速めると

「あっ・あっ・あっ・・あっうううう~~~ん・・あっ・あっ・あっうううう~~~ん」

腰の動きに合わせて喘ぎ方を変え、反らせた体を小刻みに震わせ始めたが

「もっと腰を振って、チ×ポを締め付けろ!いつも言っているだろう・・そんなのでは男を喜ばす事は出来ないぞ!」

山崎の叱る声で妻は両足を広げ、ペニスの動きに合わせて腰を上下に振り始めたのです。

「友哉君と寝てやれよ。・・・彼は麻衣子の事を気に入っているぞ!」

「あっ・あっううう~~ん・・嫌!・・彼はダメ!・・あっ・あっ・あっうう~~ん」

妻は首を横に振り喘ぎながら拒否したが、山崎が猛然と腰の動きを速めると

「・あっ・おおおお~・・良い・良いの・気持ちが良いの・・おおおお~~気持ちが良くて・・もう体が溶けてしまいそう」

反らした体を更に反らし、アイマスクをした顔を左右に振り、口を開いてもどかしそうに縛られた体を大きく震わせ始めたのです。

私は妻がもう直ぐアクメに達するだろうと思って見ていたら

「嫌なら良いよ!・・・もう抱いてやらないぞ!」

山崎が突然腰の動きを止めたのです。

「・・嫌!・・嫌!・止めないで・お願いだから止めないで・・嫌!嫌!嫌!・・・」

もどかしそうに体を振ってまたおねだりをしたのです。

「田島君と寝る・・と約束すればしてやるよ」

山崎がじらすと

「・・親子とするなんて嫌よ!・・それに彼・・まだ子供よ」

私は妻の言葉を聞いて思わず山崎を見ました。

山崎も私を見ていて目が合ったが、無視され

「田島とは簡単に寝ただろう?・・親子に抱かれる人妻なんて滅多にいないぞ!」

山崎は平然とそう言い放ったのです。

私は山崎の言葉を聞き『妻は田島と言う男と既に寝ている事を知り』ショックで怒りを覚えたが、なぜか射精をしたばかりのペニスが勃起し、『その男の息子とも寝る。』と思うと強烈な興奮に襲われました。

「・・ねえ?・・・お願いだから・・オ○○コをしてっよう~・・・」

また妻がおねだりをすると、山崎がゆっくりと腰を動かし始め

「田島君と寝ると約束しろよ?」

乳房を両手で掴んで力を入れると

「する!・・寝るって約束するからして!・・して!」

妻がそう答えたのです。

その妻の言葉で山崎が猛然と腰を動かし始めました。

「おっ・・おおおおお~~~・・おっ・・おおおおお~~~おっ・・おおおおお~~~」

妻は縛られた上半身を反らし、アイマスクを付けた顔を激しく左右に振りながら体を震わせ、獣の様なヨガリ声を上げたのです。

私はヨガリ狂う妻を見ると、『妻はもう山崎に完全に飼い馴らされ、妻を山崎に奪われてしまった。』と観念させられ急激に体から力が抜けたのです。

『もう山崎に妻を奪われてしまった。』と観念すると大きなショックを受けたのに、不思議な事にあのもどかしい感覚で気分は最高に昂ぶり、マゾチックな興奮が体の奥から怒濤の様に次から次に押し寄せて来たのです。

山崎が長い時間、太いペニスを妻の体を突き刺し続け、妻も強烈に悶えて喘ぎ、ヨガリ声を発し体を痙攣させながら数回続けてアクメに達したが

「・・うっう~ん・・うっう~ん・・」

とうとう山崎が射精をもよおしたのか、低い唸り声を発し、腰の動きを速くしたのです。

「出る!・・出る・・・出る」

妻の腰を両手で持って叫び、強烈に腰を動かして妻の体内に精液を放出したのです。

ドライブ
マンションに忍んで行き、妻が山崎の強烈なセックスで体を震わせながら悶え、部屋中に響き渡る獣の様な声を上げて喘ぐ姿を見て・・強烈な興奮と快感、それに相反する様に・・嫉妬と後悔、不安を交互に受けたが、そんな妻の姿を見せられ『山崎に妻を奪われてしまった。』と半ば諦めの気持ちが起こっていたのです。

だが山崎が自分の欲望のまま、妻を淫らに抱いている情景が頭に浮かぶと、山崎に束縛された妻を自由に抱けないあのもどかしいマゾチックな興奮を感じてしまうのです。

それにあの夜、妻が言った『・・親子とするなんて嫌よ!・・』その言葉が頭に張り付いてしまい、山崎に命令されるままに男と直ぐに寝る妻に被虐的な興奮も覚えてしまうのです。

山崎の部屋に忍んで行ってから二十日ほど経った9月下旬の土曜日

『山崎さんから車を買って貰ったから、一泊でどこかにドライブに行こうよ?』

妻から思わぬ誘いの電話が掛かって来たのです。

その妻の誘いには山崎からのメッセージが有りそうで何か怪しいものを感じたが、断る事は出来るはずが無く、近くのコンビニで待ち合わせをしました。

約束した時刻少し前にコンビニの駐車場に行くと、妻はもう先に来て待っていて、私に気づくと赤いボディの車から降りてきました。

「久しぶりだな?・・元気だったかい?」

「あなたこそ元気だった?」

妻は少し照れながら答えたが、自分の妻なのに妙な余所余所しい他人行儀で変な会話に成ってしまったのです。

妻は少し痩せた様に感じたが、グレイ基調に赤と青それに白を組み合わせたチェック模様の長袖のワンピースを着て、グレイのハイヒールを履き、化粧は薄く星を模した金のネックレスとお揃いのイヤリングを付け、風が吹くとワンピースの裾が妖しく揺れるのです。

私はそんな清楚で美人の妻に胸をときめかしながら運転席に座ると、新車特有のシートの匂いと、あのマンションの玄関で嗅いだ甘い香水の香りが漂って来たのです。

その匂いを嗅ぐと、マンションに忍んで行った夜の情景が頭の中に浮かび、清楚で美人の妻に隠されたもう一人の女をリアルに思い出し興奮したが、やはり心は揺れ山崎に対して嫉妬を覚えてしまったのです。

頭の中には山崎に抱かれる妻の姿が浮かび、心が揺れているのに、車内を見渡し『この車は300万円位はするな?』そんな思いが脳裏に浮かび

「この車・・高いのだろう?」

そんな事を聞いていました。

「私を譲ってくれた、あなたへのお礼だって言っていたわよ!」

山崎に何度も言われているのか、ハミカミながら答えたのです。

山崎に妻を愛人に差し出した『対価』がこの車だという事に、何か自分が損をした気分で不釣合いを感じたが、私は今まで妻が買って貰った品物とこの車を重ね合わせ、妻の肉体と比べて頭の中で天秤に掛けていました。

この美人の妻の心と肉体を自由に出来るのなら、それ以上の価値は有ると思ったが、女は肉体関係を持った男とは心を許し親密になるから、高価な物を貰うことにはそんなに拘りは無い様だし、無邪気に話す妻の態度を見ていると、あの夜、私がマンションに忍んで行き山崎とのセックスを見ていた事は知らない様なのです。

「彼・・出張しているから『今夜は泊って良い。』って許しをくれたの、ドライブがてら京都に行かない?」

そんな風に言って私をドライブを誘って来たのです。

私は鳴門大橋を渡り淡路島から明石大橋を経て阪神高速道路を走り、名神高速道路に乗って京都に行く事にしました。

私にとっては京都に着くまで長い時間が持て、妻と久しぶりに色々な話をする事が出来たのです。

だが私の頭の中には『山崎に心を奪われ、飼い馴らされた妻』として見てしまうためか?妻に対して腫物に触るように接して少しぎこちない雰囲気になったが、それが故に今現在の妻の心を何度も確かめずには居られ無かったたのです。

私の一番の恐れは離婚だから、妻から離婚と言う言葉だけは絶対に聞きたくは無いのです。

妻が山崎の愛人をしばらくこのままの状態を続ける事が私の願望だし、妻だって私と夫婦のままで愛人関係を続けたいと思っている筈なのです。

「なあ?麻衣子が山崎さんに惚れて、俺とは離婚って事には成らないだろうな?」

さっきも同じ様な事を聞いたのに、また聞いて妻の心を確かめないと不安なのです。

「馬鹿ね!何度も同じ事を聞かないの!・・あなたと離婚なんて考えた事も無いわよ。・・彼だって私とは遊びだと言っているし、私なんて直ぐに飽きられるわよ」

妻も同じ言葉を繰り返して言うのです。

「麻衣子は山崎さんの事を愛しているのだろう?」

この間は『山崎さんを愛してる。』と言われたから、心配で恐る恐る聞くと

「愛していない人とはセックスなんて出来ないわよ」

さらりっと言ったが、その言葉に嘘が含まれているのです。

『愛していない人とはセックスなんて出来ないわ。』・・妻はそういったが、田島と言う男ともう既に寝ているし、その息子とも寝ようとしているのです。

私は運転をしながら山崎の事や妻の心境を聞き、色々な事を思い考えました。

話を聞くと妻だって不安に成ったり嫉妬をしたり、山崎との甘い生活に感動し興奮したり、私の浮気や離婚の心配したり、私と同じ様に心が左右に大きく揺れていたのです。

私は左手でワンピースの裾から太ももの間に手を差し込むと

「ダメでしょう!・・無断で私に触れば・・彼に叱られるわよ」

笑いながら両足を閉め、太ももを撫でている私の手を押さえ、本気か冗談か分からない言い方をしたのです。

私はその妻の行為に嫉妬し、腹が立ったが

「山崎さんとは今後の事を話し合っているのだろう?こんな高価な車を買ってくれるって事は何か怪しいぞ?」

そんな風に山を掛けて聞くと

「あなたが山崎さんと話し合って決めたからでしょう?・・彼は『私をあなたから買ったって言っていたわよ」

笑いながら冗談らしく言ったが、ちょっと居直り気味に聞こえたのです。

「そうキツイ事を言うなよ!麻衣子の事が心配で今後の事を聞きたかっただけだよ」

私はそんな弱気な口調で答えると

「絶対にあなたとは別れないって言っているでしょう?・・だから大丈夫!」

ため息を付き

「あなただってこの関係を望んでいるのでしょう?私にも愛人関係を続けて欲しいって言っているじゃあない」

『ちょっとしつこいわね!』と言わないばかりの表情をしながら、

「・・遊びでも愛人に成るって事は彼に束縛されるって分かっていたのでしょう?」

開き直って言ったのです。

そんな表情をしてそう言われると何も言えなくなるが、山崎に惹かれる妻の心を知ると心が揺れるが、悲しい事にまた妙な興奮が起こってくるのです。

そんな風に心が揺れると自分の心を誤魔化したくて

「なあ!・・もうそろそろアルバイトの男と寝てみろよ。山崎さんだってその男と寝る事を望んでいるのだろう?」

支離滅裂に成って話を続ける事が出来ずに話を振ってしまうのです。

「・・・」

妻だって私の気持ちが分かっているからか?

「そうね。・・・彼にしつこく説得されるし・・もう寝ちゃおうかな!」

そんな風に話を変えて答え

「そのアルバイトの子、田島友哉って言うのよ」

妻は妖しい目をして友哉君の事を話し始めたのです。

私は妻の話を聞きながら安堵しました。

妻が18才の少年と寝る事に対してでは無く、友哉君の事を正直に話してくれた事への安堵でした。

妻は彼の事をこんな風に話しました。

彼は不登校で高校を休学をしているらしいのです。

不登校に成った理由はいじめで、同級生にいじめられ自信を無くして学校に行けなくなったと言いました。

友哉君の父親が山崎との仕事関係の知り合いで、山崎に息子を預けアルバイト的な仕事をさせて更生中だと言うのです。

妻は彼とは会った事があると言いました。

三人で夕食を食べたらしいのですが、『見た目にもひ弱で自信がなさそうに見え、その上無口だからいじめに合いそうなタイプだ。』と言ったのです。

私は妻から友哉君の事を色々聞き、話しに嘘は無いと思いながら聞いていたが、山崎は麻衣子が『寝取られ男の妻で誰とでも直ぐ寝る軽い女だから子供みたいな少年と寝させてみよう。』と思っていると疑っているのです。

タトゥー
妻から友哉君の事を色々と聞きました。

彼はまだひ弱で自信が無さそうに見える男だと聞いた時、無意識に妻のセックス相手に、まだ子供の友哉君と頑強な男の山崎を比べていました。

山崎が妻を友哉君に抱かせようとしているのは、麻衣子の堕落願望や娼婦願望を考えての事だと思うのです。

30才の人妻が一回りも年下の・・それもまだ童貞の子供と寝る事なんて普通なら考えられないから、友哉君に抱かせて妻の娼婦性を調べている様にも感じたのです。

そんな風に色々考えると、妻自身も山崎とまた違ったタイプの男・・それもまだ少年と寝る事に期待をしている様に感じるのです。

私から妻を奪い、麻衣子を自由に弄んで遊ぼうとしている山崎の行為に怒りを覚えるが、そんな山崎の行為にマゾチックに興奮して心を揺らせていたのです。

心が揺れながら、色々な事を考えていると話が途切れ

「・・・」「・・・」

沈黙が訪れました。

沈黙が訪れると、妻のタトウの事が気になったのです。

「タトウはどうなった?」

そう聞くと、妻は一瞬体を強張らせ、小さなため息を付いた後ちょっと体を前屈めにし

「半月ほど前に・・ここに彫ったのよ」

左腰に手を当て戸惑った表情をしていたが、妖しい目で私を見たのです。

私は戸惑った表情をした妻を見て『タトウを彫った事を後悔をしている。』と感じたが、反面、その妖しい目は『妙な被虐的な興奮を感じている。』そうも感じたのです。

私は妙な自虐感で体が熱くなって来ました。

妻の肉体にもう絶対に消える事のない山崎の烙印を捺されたと思うと、とうとう妻は私の手から離れて行ったと感じたのです。

そう感じると、半月余りもタトウを彫った事を黙っていた事に腹が立ったのです。

「電話やメールをしているのに、そんな大切な事は直ぐに報告しろよ!」

声を強めて言ったが、今日、妻を私に抱かせてくれるのは・・タトウを彫った愛人を『もう自分の所有物だ。』と私に最終通告をしているのでは?・・そんな風に想像してしまったのです。

私の心はまた揺れ始めました。

私は今直ぐそのタトウを見たい衝動に駆られたが、高速道路を走っている車の中や街中で見る事は出来るはずが無く、悶々としながら京都に行き妻の好きなお寺を廻ったが、私はタトウの事が気になってお参りをする心境にはなれなかったのです。

お寺を数ヶ所廻り、郊外のレストランで夕食を食べた後、ラブホテルに入りました。

セックスだけが目的のラブホテルに妻と入る事に気恥しさは有ったが、反面、山崎の愛人と浮気をしている様で気分が昂ぶり妙な興奮に襲われていました。

妻に彫られたタトウを早く見たくて、部屋に入るとワンピースを脱がせ、ブラジャーとパンティ姿の妻に後ろを向かせると、ピンクのパンティーに半分ほど隠れた真紅な花のタトウが見えたのです。

パンティを下にずらすとタトウは思っていたよりも大きく、全体が拳ほどの大きさで、多くの紅い花弁が重なったバラの花と数枚の青い葉が彫られ、その葉の中に黒で囲んだ枠内に『kenzi』と山崎の名前がアルファベットでハッキリと彫られていました。

妻の腰に彫られた山崎の名前を見ると後悔させられたが、頭がクラクラするほどに興奮しそのタトウを人差し指の腹で何度も撫でてみました。

紅と青の色が鮮明で図柄が美しく、まだ彫って日が浅いためかちょっと腫れぼったく感じたが、紅いバラと青い葉がくびれた腰と豊満な尻の膨らみにマッチして、きめ細かい白い肌に浮き上がって見えたのです。

私はそのタトウを何度も指の腹で撫でながらしばらく見つめていました。

白い肌に彫られたタトウを見ると・・もう妻の肉体が壊れて穢れてしまった様に感じ・・風俗雑誌の中の刺青を彫った風俗嬢の写真が頭に浮かび、強烈でマゾチックな興奮が体の奥から湧き出て来たのです。

「ごめんなさい。こんな大きなバラの花を彫られるとは思っていなかったのよ」

妻は体を捻ってタトウを見ながら

「それに彼の名前が・・・」

そう言って謝って来たのです。

「良いじゃあないか!タトウを彫っているタレントや女優は沢山居るし、山崎さんの名前だって良く見ないと俺の健一と見間違うよ」

私はそうは言ったものの、山崎の名前を彫ったタトウを見て、妻が山崎に管理され操られる娼婦の様に感じてしまったのです。

『堕落願望を持つ妻は美人で良い躰をしているから、この刺青を武器にすれば高級娼婦として通用するだろう。』とそんな嗜虐的な事を思い浮かべ、そんな風に妻を想像しながら腰に彫られたタトウをもう一度撫でるとペニスが勃起したのです。

セックスだけが目的で作られたラブホテルではくつろげるスペースは無く、テレビなんか観る雰囲気でも無く、冷蔵庫の中のビールを飲んでシャワーを浴びました。

二人でシャワーを浴びるのは久しぶりで、まだ張りが有る妖艶で白い肌が眩しく、腰に彫られた紅いバラの花が水に濡れると、更にそのタトウがきめ細かい白い肌の肉体に映えて見えるのです。

シャワーで濡れた妻を抱きました。

タトウの為か?豊満な肉体の感触が今までとはまた違って感じ、後ろから大きな乳房を両手で握ると、柔らかく透き通った乳房の白い肌に青い血管が浮き上がって見えたのです。

私は左手で乳房をわし掴みにして揉みながら首筋に唇を這わし、右手でタトウを彫った尻を撫でていると

「ねえ・・わ・た・し・の・体・・・タトウを彫って感じが変わった?」

妻がそんな挑発的な事を聞いて来たのです。

妻だって自分の肌に彫られたタトウを夫が見て興奮しているのが分かっているのです。

「ああ!・・娼婦の様な淫乱な肉体に変わったよ」

思っていた事を正直に話すと

「嫌~ね。彼も同じ事を言うのよ」

そう妻は言って苦笑したのです。

「彼・・最近、私を他の男に抱かせたがるの・・・私が他の男に抱かれると寝取られ夫のあなたは・・絶対に喜ぶって言うのよ」

私の性癖を十分に知っているから、ちょっと卑下する様に言ったが・・『田島とは簡単に寝ただろう?』と山崎が言った言葉を思い出していました。

「ああ、他の男に抱かれると興奮するよ。・・もう何なら娼婦に成ってくれよ」

妻を振り向かせキスをしようとすると

「私ね!もう・・他の男とも寝たの・・・」

そう白状して恥ずかしそうに抱き付いて来たのです。

「誰と寝たのだ?・・・山崎さんの知り合いかい?」

私は知っていたが知らない振りをしました。

「どうしたの?・・驚かないの?」

そう言った後

「・・・友哉君の父親なの・・・!」

そう告白したのです。

私は妻がそんな告白をどうして今したのか疑問に思ったが、妻が正直に話してくれた事に安堵し、『妻は私を裏切る事は無い。』という気持ちが起こって来たのです。

シャワーを出てベッドに入ると妻の肉体がちょっと冷たく感じました。

久しぶりに手枕で妻を寝かせ乳房を掴んで弄びながら

「麻衣子は・・・山崎さんの愛人に成って幸せかい?」

『妻は私を裏切る事は無い。』という気持ちが起こり、安堵感を覚えたためか妙な事を聞いていました。

「・・・うん。どちらかと言えば幸せね」

妻はそう答えたのです。

「俺はもう麻衣子を時々抱かせてもらえれば、この肉体は山崎さんに譲ってやるよ。・・でも・・心は俺の物だよ?」

大胆にもそんな事を言ってしまったのです。

「・・・」

妻はちょっと意味ある目で私を見て

「彼ね。しばらくの間、私と夫婦と同じ関係で過したいって言うの!」

私の顔色をうかがう様な目で見たのです。

『夫婦と同じ関係・・』と言った言葉に私はショックを受けたが、胸が「キューン」と締め付けられる異様な興奮と快感を得ました。

私はそう宣告される日がいつかは来る事は予測していたのです。

「おいおい・・冗談を言うなよ」

そうは言ったものの次の言葉が出ず

「・・・」

黙っていると

「だからもう今日が最後で、もうあなたに抱かれてはダメだって言うの?」

ハッキリとした言葉でそう宣告されたのです。

「それってもう俺とは離婚をするって事かい?」

恐る恐る聞くと

「・・・あなたとは絶対に離婚なんてしないわよ。・・・遊びよ」

真剣な目で私を見たのです。

「・・・」

私はしばらく考え

「もし二人の関係を認めないと言えば、三人の関係はどうなる?」

妻の心を知りたくてそう聞いてみました。

「・・・」

今度は妻がしばらく考えていました。

「もしもの話しでしょう?」

真剣な表情で私の目を見て視線を逸らさずに

「もしあなたが認めてくれないなら、あなたと別れて・・彼の望みを聞いて上げるかも分からない」

そんなショッキングな事を言ったのです。

妻の本心
私は『二人の関係を認めない!と言えばどうなる?』そう聞けば・・『彼と別れてあなたの元に帰る。』・・妻はそう答えてくれると淡い期待を持っていたのです。

だが『・・認めてくれなければ、あなたと別れて・・彼の望みを聞くかも分からない。』そう脅して来たのです。

予想はしていたが、ハッキリとそう言われるとショックで、強烈な不安に襲われ狼狽してしまったのです。

妻は私の動揺を見て言い過ぎたと思ったのか

「もしもの話しでしょう・・?大丈夫よ、本当に離婚になんてならないから・・しばらくの間我慢して!」

慌てて私の機嫌を取って来たのです。

「もしもの話?・・しばらくの間?・・それって一ヵ月かい?半年かい?一年かい?」

私は心が揺れ不安に襲われていたから怒った口調で聞いたのです。

「・・・」

妻は淋しそうな表情で私を見つめて何も言いませんでした。

私はその淋しそうな表情が不気味で怖くなり、思わず妻に抱き付くと豊満で柔らかい肉体から胸の鼓動が伝わって来ました。

その胸の鼓動は速く、妻も心が揺れているのが分かりました。

「ねえ?・・良いでしょう?」

妻は軽く抱き返してきました。

「山崎さんから俺と別れろ!と言われたのかい?」

恐ろしかったがそう聞いてみました。

頭の中では『絶対に離婚はしないぞ!・・だが、妻が自分を愛していてくれれば別に抱けなくても構わない。・・麻衣子の肉体だけは山崎に譲ってやるよ!』そんな声が聞こえていたのです。

「彼はあなたと別れろなんて言わないわ。・・私とは遊びだと言っているのよ」

妻はそんな風に言ったが、話の中で『彼は遊びだ。』と強調したり、『彼はあなたと別れろなんて言わないわ。』等と、言い方がコロコロ変わって何か怪しく感じたのです。

「さっき山崎さんが『もう俺に抱かれてはダメだと言った。』って言ったじゃあないか?遊びならそんな事は言わないはずだろう?」

そう聞くと

「・・・」

妻は困った表情で黙り込んだのです。

私は妻の態度を見ていると、自分の本心を隠していると感じました。

以前、妻が山崎の愛人に成りたいと行った時、山崎から呼び出され『麻衣子と本当に付き合っても良いのですか?』と聞かれたから『私から麻衣子を奪い取らないと約束をしてほしい!』と頼んだのです。

山崎は『絶対に麻衣子を奪ったりしない。あなたがもうこんな遊びは止めると言えばお返ししますよ。』そう言った後、『麻衣子は愛人願望を持っている。』と言って、愛人になる事は妻が積極的だった事を山崎が仄めかした事を思い出していました。

そんな事を思い出すと『彼ね・・・私と夫婦と同じ関係で過したいって言うの!」』さっき言った妻の言葉にちょっと疑問を持ったのです。

私の心の中で・・『一度、山崎と会って話し、彼の気持ちを確かめてみようか?』・・そんな思いが起こったのです。

そんな思いが起こると少し心が落ち着いて来て、私は妻が山崎に対して愛人願望以上の願望を持っている様に思ったのです。

「なあ?・・麻衣子の本当の気持ちを話してみろよ?」

「・・・!」

妻は一瞬、私を見たが、視線を外して考えていました。

「麻衣子は山崎さんに夢中に成っていてるのだろう?」

私は思い切って妻の心を問うてみたが『本当は麻衣子が彼と夫婦の関係を望んでいるのだろう?』そう聞きたかったが、それは怖くて聞けませんでした。

「・・・」

妻はちょっと考え、私を見ながら頷き

「ごめんなさい・・・あなたの言う通りよ。私・・今、彼に夢中に成っているの!」

私は妻の返事を聞いて大きなため息が出ました。

多分、妻のその心境は腰のタトウに関係していると感じました。

永久に消える事のない紅いバラと男の名前を自分の肉体に彫らせる行為は、女が男に・・『愛』・・以上の特別な感情を持っていないと出来ないと思うのです。

私はそんな妻を見ていると三流雑誌で読んだ『やくざと情婦の関係』を思い出しました。

『やくざが素人の女の肉体に無理やり刺青を彫って束縛し、情婦にして風俗嬢に堕とす。』そんな有り触れた話だが『もう消える事のない刺青の為に女は諦め、結局、情婦を受け入れてやくざに身も心も奉げる様になる。』最後にはそんなオチが付くのです。

山崎が今の妻の心理状態に付け込めば、本当に麻衣子は山崎の意のままに、他の男と寝たり、簡単に風俗嬢にでも堕ちるだろうと思うが、彼は私との約束を守ってくれている様に感じたのです。

「それで?俺が承諾をしたら、山崎さんは夫婦の関係に成ってやると言ったのかい?」

ちょっと余裕が出来てそう聞くと

「・・・」

妻はちょっと狼狽しながら無言で頷いたのです。

山崎もこんな今の妻に少し手を焼いているのではないかと思いました。

「ねえ・・・良いでしょう?・・・しばらくの間だけ、彼と夫婦をやらせて?」

妻は寝取られ願望を持つ私の気持ちを見抜き、馬鹿にした様にまたそんな風に説得しながら抱きついて来たのです。

私はそんな事を考えると不安と興奮は少し治まり、いい加減な事を言った妻に腹が立ち

「ああ!・・もう良いよ。・・俺と別れて山崎と一緒になれよ!」

心にも無い事を言ってしまったのです。

「・・・」「・・・」

また沈黙が訪れました。

その沈黙はしばらく続いたが、妻の方がその沈黙に耐えられなくなったのか

「それ・・本気で言っているの?」

不安げな表情で話しかけて来たのです。

「・・・」

本当は『本気な訳が無いだろう。』そう言いたかったが、言葉が出ず黙っていたら

「私だって自分の気持ちが分からなくて不安で堪らないのよ。・・そんな突き放すような言い方をしないでよ」

淋しそうな顔をしてそんな事を言ったのです。

今まで妻とは色々な事を話し合い、自分の心中は妻に隠す事なく全て話したが、妻の本心は怖くてある部分は聞けずにいたのです。

「何が不安なのだよ?俺は麻衣子を愛しているし絶対に離婚なんてしないと言っているだろう・・・?」

そんな風に言うと

「あなたの気持ちは分かっているわよ。他にも色々とあるのよ・・・!」

怒った様に言い

「あなたの事だって最初は怖かったのよ。・・私が他の男に抱かれると興奮するなんて・・・そうでしょう?

今度は『こうなったのはあなたのせいだ!』と言わないばかりに話が飛んで支離滅裂になって居直って来たのです。

妻は今、精神的に不安定で心が大きく揺れていると思いました。

こんなアブノーマルな遊びをしていれば強烈な興奮と快感は得られるが、不安に成ったり嫉妬をしたり後悔をしたり、正常な夫婦には絶対に理解出来ない苦悩と心の揺れが有ると思うのです。

そんな風に思うと『全ての事は私の寝取られ願望から起こった事だ。』と感じ、妻が可愛そうに成って来ました。

「他にも色々有るって何だい?」

軽く抱き締め、そう聞いていました。

「・・・」

だが、妻はそれについては何も言わずにいました。

暫くして妻は戸惑いながら『私は多感的で淫乱な女だ!』と話し、『あなたの事も愛しているの。』そんな事を言い『でも・・しばらくの間、彼に尽してみたいの。だから私を見守って・・』

そんな事を言ったのです。

多分、今妻はタトウの事で山崎に対して依存症になり、堕落願望にもはまっている様な気がしたのです。

「分かったよ。・・一度、山崎さんに会って俺から話してみるよ」

そう答えたのです。

私のその答えを妻はどう受け取ったかは分からなかったが、『本当!』と短く応え、強く抱き付いて来ました。

私は妻の気持ちが少し解って落ち着くと、妻の異様な告白に気分が昂ぶったのです。

気分が昂ぶると何故か加虐的な気分に成って妻を乱暴に扱いたくなったのです。

私は抱きついている妻を乱暴に離して俯けに寝かせ、両手で腰を持って尻を高く上げたのです。

尻を上げると、腰から尻の膨らみにかけて彫られたバラの花と、青い葉の中に『kenzi』と彫られたタトウが鮮明に見えました。

私は妻の肉体に彫られた山崎の名前を指で撫でると、妻が風俗嬢と重なって見え異様な興奮に襲われました。

売春婦に堕ちた妻が多くの男達に買われ、タトウを彫った肉体を淫らでサドチックに抱かれ、悶え苦しんでいる姿が頭の中に浮かんで来たのです。

私はもう耐えられなくなり、妻の体にペニスを突き刺すために、まだ半立ちのペニスを握って扱き始めると、妻は尻を高く上げたまま黙って耐えていました。

私は妻の色々な痴態を想像しました。

想像しながらペニスを扱くと、不覚にも勃起したペニスが直ぐに脈動を始めたのです。

後ろから妻の体にペニスを刺し込もうと思ったがもう間に合わず、強烈な快感を伴いながら腰に彫られたタトウに多量の精液を放出したのです。

夕食
私は京都で妻の様子が少しおかしく感じ・・『一度、山崎と会って話してみよう?』と思ったり・・『山崎さんに会って話してみるよ。』・・そう妻に言ったものの、やはり山崎には会い辛く電話をする事を躊躇していたが、あれから5日ほどして思い切って電話を掛けたのです。

山崎に電話を掛けると『安田さんからの電話は珍しいですね。』と訝しそうに言われ、何からどう話せば良いか迷っていたら

「麻衣子の事でしょう?・・あなたからの電話は麻衣子の事しか無いですからね」

笑いながら言い

「話が有るのなら昼食でも一緒に食べますか?」

そう言って山崎の方から昼食に誘って来たのです。

私は会う場所に会社近くの喫茶店を指定し、昼休みを早めに取ってそこに行くと、山崎は既に来て窓側の席に座って待っていました。

テーブルに向かい合って座ると

「あれ以来ですね」

気まずそうな笑みを浮かべて言ったのです。

私はその気まずそうな笑みを見て妙に思ったが、それでも山崎と会うとロープで縛った妻にアイマスクを付けその肉体を弄んでいる姿と、妻の腰に彫られたバラの花、それに『kenzi』と彫られたタトウが頭の中で交差し、山崎に対して気分が萎縮してしまったのです。

「車、麻衣子に買って頂いて有難うございました。それとこの間のドライブ・・・麻衣子を貸してもらってすみませんでした」

山崎の貫禄に負け卑屈に成り、妻とのデートのお礼まで・・それも『麻衣子を貸してもらってすみませんでした。』・・そんな自虐的な事を言ってしまったのです。

「別に気にしないで下さい。車は約束のお礼ですし、麻衣子はあなたの奥さんですからいつでも誘って下さいよ。・・・ハッハハハ・・」

声を出して笑ったが、その笑いは卑下されている様に聞こえ・・『麻衣子はあなたの奥さんですから・・』と言う言葉が強烈な皮肉に聞こえたのです。

ウエイトレスが注文を取りに来たから話を一旦止め、定食とコーヒーを注文し、ウエイトレスが去ると持って来た水を一口飲んで心を落ち着かせ

「最近、麻衣子の言動・・何か変ではないですか?」

話しの切っ掛けを作る為にそう聞いてみました。

「麻衣子の言動が・・何か変?」

山崎はそんな風に聞き返し

「京都で・・麻衣子に何か言われたのですか?」

そう聞いて来たのです。

「麻衣子から・・『山崎さんが私と夫婦の関係になりたい。』そう言っていると聞きましたが、本当にそんな事を言ったのですか?」

勇気を振り絞り思い切ってそう聞いてみました。

「・・・?」

山崎は『エッ』と言う表情をして

「私は麻衣子に彫ったタトウの事を叱られるのかと思いましたよ」

安心した様に笑みを浮かべ

「最初はワンポイントのタトウが良いと思ったが・・彫り師に『彼女のきめ細かい白い肌にはあのタトウが似合う。』と進められてね」

そう言って照れ笑いをしたのです。

私はタトウの事については妻から聞いて許していた事だから

「タトウの件については麻衣子の意思で・・・私も許した事ですから・・」

そう話したのです。

山崎は私の話を聞いて数回頷き

「あの・・夫婦関係に成りたいって話ね?・・・」

少し考え

「・・・ああ!言った様な気がするな。でもそれは言葉の綾ですよ。綾!・・・私の浮気で喧嘩に成ったのですよ。・・ハッハハハハ・・」

山崎はそう言って笑ったのです。

山崎は『女の感は鋭くて怖い。』と言ってその経緯を話してくれました。

山崎が知り合いの女とホテルに行き、その帰りにマンションに寄ると、麻衣子にその香水の匂いで浮気を見破られ罵声を浴びせられたらしいのです。

その罵声で腹が立ち喧嘩に成り・・『お前は愛人だろう!』・・『もう二人の関係はお終いだ!』・・『もう亭主に会うな!』そんな風に段々と口喧嘩がエスカレートしたと言いました。

だが喧嘩の途中でさすがに言い過ぎたと思い、喧嘩を収める為に『もう浮気はしない。浮気をしない証に夫婦の関係に成ってやるよ。・・だがそれは亭主の許可が必要だがな。』そんな風に言って誤魔化し、喧嘩を収め終わらせたと言ったのです。

あの日、京都で妻が『色々あるのよ。』と言った意味は山崎の浮気の事だったと思ったが、山崎の浮気に嫉妬する妻に私は嫉妬をしたが、妙な事に浮気をした山崎にも腹が立ったのです。

山崎が愛人にした私の妻を大切にしてくれず、蔑ろにして浮気をした様に感じたからだが、何か今の話で妻が私に取った行動が少し分かった様な気もしたのです。

「それは麻衣子の嫉妬からですよ。・・・そんな事を気にしていたのですか?あなたから麻衣子を奪ったりはしませんよ」

山崎のその態度は余裕綽々で『麻衣子はもう完全に俺の女だ。・・どうせ今でも夫婦と同じ関係だからそんな細かい事はどうでも良いよ。』そう言われている様に思えたのです。

それでも山崎と色々な事を話すと、妻の言った事は軽い願望だった様に思え、山崎に妻を奪われる事も無い様な気がして、不安だった気持ちが少しだけ治まったのです。

昼食を食べた後でコーヒーを飲み、話が終わったからお礼を言って帰ろうとすると

「あっ・・そうだ。今夜マンションに夕食を食べに来ませんか?たまには麻衣子の手料理を食べたいでしょう?」

そんな風に山崎から夕食に招待されたのです。

私は山崎のその誘いに何か意味が有りそうで戸惑い、本当は恐かったがどうしても断わる事が出来なかったのです。

私は山崎と別れてからも夕食に招待された事を考えると憂鬱で、色々な思いが頭の中を巡り、色々な事を考えてしまい午後からの仕事が手に付かなかったが、山崎と約束をした午後7時に妻が愛人をしているマンションの部屋に行きました。

その部屋はもう二度目だから迷う事も無く、玄関のセキュリティを外しエレベーターで5階まで上がりドアの前に立つと、深呼吸をしてからチャイムを押したのです。

チャイムを押してしばらくすると

「は~い」

妻の声と『ガチャガチャ』とノブを回す音がし、ドアが開くと妻と目が合ったのです。

「・・・いらっしゃい」

妻はそう声を掛けて来たが、少しハミカミながら気まずそうに直ぐ視線を逸らせました。

妻は山崎の急な電話で慌てて買い物をして夕食の準備をしていたのか、セミロングの髪は後ろで束ね、通勤服のままなのか紺のスカートに白のブラウスを着てエプロンを掛けていました。

その地味な服装にエプロン姿が返って生活感に溢れ、その生活感に溢れる妻の姿に嫉妬を覚えたのです。

「早く入りなさい」

妻に促されて玄関に入ると・・あの甘い香水の香りが漂って来ました。

妻の後に付いてフロアーに行くと、もう既にガラスの座卓には食事が並び、Tシャツにジーパンのラフな格好をした山崎が胡坐をかいてビールを飲んでいたが、この前にこの部屋に忍んで来た時と違って明々と電灯が点いている為か、色々な家具や所帯道具が見え、この部屋に住む妻と山崎の関係がまた違って見えたのです。

私は持参したブランディーの瓶を妻に渡し

「今夜は・・お招きを・・」

そう挨拶をしようとすると

「堅苦しい挨拶は抜きにして、上着を脱いで飲みましょうよ」

そう言って挨拶を止められ

「麻衣子!・・早くビールを持って来て食事にしろよ!」

「はい。はい。・・直ぐに準備をしますからね」

その山崎が妻に掛ける言葉と妻が返す言葉がスムーズでまったく違和感を感じないのです。

妻は私が脱いだ背広の上着とネクタイをハンガーに掛けてクローゼットに仕舞うと、キッチンからお盆に載せたビール瓶を持って来て

「有り合わせでごめんなさいね~」

と言いながら私のグラスにビールを注ぎ、次に山崎のグラスにビールを注ぐと、当然の様に山崎の隣に寄り添うようにして座ったのです。

私は妻が『有り合わせでごめんなさいね~。』と言った他人行儀な言葉と、当然の様に山崎の隣に座ったその行為に、胸を抉られるほど強烈な嫉妬を覚えました。

山崎は麻衣子のグラスにビールを注ぐと

「何か乾杯しようか?・・・」

そう言って少し考え

「私達二人に愛される麻衣子に乾杯!ハッハハハ・・・」

そう言って笑ったのです、

その山崎の乾杯は私に対する当て付けに聞こえたが、山崎はもう既に飲んでいて少し酔っているのか、妙な笑いを浮かべ意味ある目で私を見て頷きました。

その目は『俺とお前の妻との生活振りを見てみろよ!』そう挑発されている様にも見えたし、『心配するな!麻衣子は二人の共有の女だ。』そう言って頷いた様にも見えたのです。

私はこの二人の匂いがする妖しい空間に馴染めず、気まずく、話す話題に事欠いて気が重かったが、それでも30分もして少し酔いが回るとこの場の雰囲気に少し慣れて来たのです。

酔ってこの場の雰囲気に少し慣れると、山崎との世間話や会話が出来る様に成り、夕食と酒宴で忙しく動き回っていた妻も落ち着いたのか、ウィスキーの瓶とグラスそれに氷とポットをトレイに載せて持って来て山崎の横に座って話に加わって来ました。

妻がエプロンを外すとスカートが膝上まで捲れてずり上がり、テーブルのガラス越に太ももが見え、その白い太ももが気に成り視線をその太ももに向けてしまったのです。

妻は私のその視線に気付くと膝を閉め、スカートの裾を引っ張って直したが、その妻の行為にショックを受け腹が立ったのです。

それでも妻がウィスキーの水割りを作ってくれ、グラスを受け取る時に指が妻の指に触れると、妻は一瞬、体をピクッと震わせ、その指からちょっと湿って温かく妖しい淫らな気配が伝わって来たのです。

妻が話に加わると男同士の話しに少し色気が出て話が弾んできました。

話しが弾むと話題は世間話から・・次第に麻衣子の事に成って来て

「・・麻衣子はタトウを彫って益々良い女になったでしょう?」

山崎がちょっと呂律の怪しい口調で、妙な方向に話を進め

「・・こんな良い女なら、どんな男でも抱きたく成るでしょう?・・・ねえ、安田さん」

私を見て淫らな笑いを浮かべたのです。

「もう・・嫌~ね。酔っ払ってしまって・・・!」

妻は私を見て困った表情をしたが、山崎はウィスキーの水割りを一口飲み、グラスを置くと

「安田さん!今夜、泊まって行って下さいよ。・・麻衣子を二人で抱いて遊びませんか?ハッハハハハ・・・!」

そう冗談を言って笑いながら妻の腕を取って引き寄せると、ブラウスの胸のボタンを外し手を胸の中に差し入れたのです。

「ちょっと何をするの・・嫌よ~!」

妻は山崎の手を持って逃れ様としたが、山崎は強引にブラウスの中に差し入れた手で乳房を揉み始めたのです。

普通なら亭主の前で女房にこんな行為をすれば刃傷沙汰に成るのに、私達の関係では・・三人共それなりに納得した行為だから妖しい雰囲気に成ってしまったのです。

私は妻がどんな態度を取るのか気になり黙って見ていたら、妻は私から顔を背け、体を少し丸めて山崎のなすがままに乳房を揉ませていました。

妻は山崎の手から逃れてもブラウスのボタンを留めず、ブラジャーからはみ出た大きな乳房の膨らみを晒したままにしていたが、山崎はグラスに残ったウィスキーを飲み干すと黙ってトイレに立ったのです。

私は・・今・・山崎がトイレに立った理由が解らなかったが、この場で妻と二人だけになると何とも言えない気まずい雰囲気になり

「ごめんなさい。・・彼・・酔っているのよ!」

妻はそう言ってブラウスのボタンを留め始めたが、山崎にこの空間で自由に弄ばれ、山崎に隷属している妻を見ると新たな興奮を覚えたのです。

夜景
山崎はトイレから戻るとさっきの話には全く触れずまた世間話を始めたが、私の頭には『・・二人で麻衣子を抱いて遊びませんか?』山崎が言ったその言葉がこびり付き、もう頭の中からその言葉を消し去る事は出来ず、それからは二人と会話を心虚ろで交わしていたのです。

午後9時を過ぎた頃

「・・もうそろそろお開きにしようか?」

山崎が呂律の怪しい口調で言ったのです。

山崎がテーブルから離れソファに行くと、二人の間に沈黙が訪れ気まずい空気が流れたが、妻だって『今から愛人と亭主が二人で自分を抱こうとしている。』そんな淫らな事を思っているはずだが、妻は私の目をジッと見詰め

「もう今夜は遅いから泊まりなさい?」

視線を外さずにそう言ったのです。

その目はもう何かを決め『・・彼に命令されているの、だから私の為に泊まっていって・・!』そう訴えている様に感じ、これからの事を想像すると息苦しくなり、もう直ぐにでも帰りたい気分に成ったがどうしても帰る事が出来ずにいたのです。

私がちょっと煮えきらない態度でいたからか

「新しい下着とパジャマを出して置くから・・シャワーを浴びなさい」

今度は視線を外したまま、そう言って立ち上がったが、私は妻のその仕草を見ていると、山崎から何かを言われ何かを言い含められている様な気がしたから渋々泊まる事にしたのです。

私は妻に連れられ浴室に行きました。

浴室は玄関から入った廊下に有り、狭い脱衣のスペースに入るとソファに居る山崎からは陰になり、姿が見えなくなると妙な興奮と欲望に襲われ思わず妻に抱き付いたのです。

妻は慌てて体を逸らし

「・・ここではダメ!」

山崎に気づかれるのを恐れ小声で言って拒否したが、強引に抱いてキスをすると、山崎を気にする仕草をしていたが仕方なさそうに応じて来たのです。

私は強く妻を抱き締めました。

その唇の感触は生温かくてじっとりと濡れ、その唇を割って舌を入れると、今度は強い力で体を押され、口だけを動かし『ダメ!』と言い、首を横に振ったのです。

私は妻の山崎を恐れる態度にショックを受けたが、私だって妻を抱いてキスをしているところを山崎に見つかる事を恐れ、もうそれ以上の行為を諦めたのです。

私はちょっと熱めの湯でゆっくりとシャワーを浴び、酔いを醒まし浴室を出ると、もうテーブルは綺麗に片付き、ソファを広げてベッドを作り、照明を落として薄暗く成っていました。

私と入れ替わりに山崎がシャワーに行ったが、しばらくして裸体の上に胸からバスタオルを巻いた妻が冷えた水をグラスに入れて持って来て

「少し狭いけど我慢してね。・・・これを飲みなさい」

そう言いながらグラスを渡してくれたのです。

私は・・妻が胸からバスタオルを巻いた格好を見て・・『今から山崎と一緒にシャワーを浴びようとしている!』・・そう思うと強烈な嫉妬で息苦しくなり、その苦しさを癒そうとグラスの冷えた水を一気に飲み干したのです。

だが、薄暗い空間で裸体にバスタオルを巻き、今から愛人とシャワーを浴びようとしている妻を見て興奮が治まる訳が無く、抱き付こうとすると

「・・ダメ!・」

体を捻って拒否され、強い力で押し返されたのです。

妻が浴室に行って独りになると、ベッド代わりのソファに座って薄暗い空間を見渡しました。

テレビのラックに置かれたデジタル時計が『21:46』を表示し、そのデジタル時計の淡い光を見ると何とも言えない虚しさに襲われ寂しくなったのです。

寂しくなるとなぜか夜景が見たくなり、ソファから立ち上がって窓に行き、窓に吊るし閉まっていたブランドのルーバーを少し開け港の夜景を見たのです。

『港の夜景は色々な光が密集して煌びやかならロマンチックに見え、反面、光が少ない時は見る者の心を寂しくする。』・・何かの本でそんな事を書いていたのを読んだ事があるのです。

今の港は数隻の船が沖に停泊をしているだけで光が少なく寂しく見え、益々気持ちが落ち込みそうになったのです。

夜景を見て心が落ち込みそうに成った時、浴室の方から『あぁぁぁ~ん』という妖しい声が聞こえて来ました。

そんな声が聞こえると心は寂しく落ち込みそうなのに、どうしても二人の様子が気に成って仕方がなく成ったのです。

私はもう我慢が出来ずトイレに行く振りをして、足音を殺して廊下を進み、脱衣スペースから浴室を覗いてみました。

浴室を覗くと山崎が妻の豊満な肉体を後ろから抱き、妻が首を後ろに回しててキスをしている姿がドアのスモークガラスにシルエットで映り、山崎に抱かれた妻が押し殺した低い喘ぎを上げていました。

私はしばらく浴室で戯れる二人を盗み見したが、こんな事をしている自分が虚しくなり自己嫌悪に陥って、また足音を殺して居間に戻ったのです。

暫らくすると二人がシャワーを終え、山崎に続いて妻が私が寝ている傍を通うたが、無言で寝室に入るとドアは閉められ、シャワーで濡れた髪を乾かしているのかドライヤーの音が聞こえて来ました。

私はもう酔いは醒め、寝室が気に成って中の気配に神経を集中していが、ドライヤーの音が消えても二人の話し声が聞こえず、物音もせずに妖しい気配も伝わって来ないのです。

私は長い時間、神経を集中していたから緊張でもう疲れ、山崎の言った事は本当は冗談で、二人はもう寝てしまった様な気がし、そんな気がすると今まで想像していたことが馬鹿らしくなり、異様な興奮が薄れ、緊張が解け体から力が抜けてしまったのです。

私は力が抜け『もう寝ようか?』と思いながらも色々な事を考えていたら

『シュー・・・ッ』

と寝室の引き戸の動く音がしたのです。

戸が開くと中から灯りが漏れ、急に居間全体が明るくなったが、その明かりの中にキッチンに行くスリップ姿の妻が見え、キッチンで水を使い冷蔵庫を開けていたが、キッチンから出ると私に近付いて来て

「もう・・寝たの?・・寒くない?」

私を覗き込みながら小声でそう声を掛けて来たのです。

妻はスリップだけで下着を着けていませんでした。

寝室から漏れた明かりに照らされた白い肌の首筋と胸が眩しく、ちょっと太目の太ももが淫らで、大きな乳房が胸から零れ落ちそうに妖しく揺れたが、何故か今は・・俯いて近付けて来た、細くて形の良い唇の動きに異様な興奮を覚えてしまったのです。

「こんな雰囲気で眠れるはずが無いだろう?・・・山崎さんはもう寝たのかい?」

私も釣られて小声で話し、手を伸ばして太ももを撫で、乳房を掴んでも拒まず

「まだ・・お・き・て・い・る・わ・よ!」

小声でゆっくりと喋り、顔を近づけ唇に唇を軽く重ねて来たのです。

私は妻のこの行為が・・今から起こる出来事の予告編の様な気がし、一瞬にしてまた異様な興奮に襲われ、妻の頭を持ってキスをして舌を口内に差し込むと舌を絡めて応えて来たのです。

そのキスが終わると、妻は両手で私の体を軽く押して離れ

「寝室のドアは開けておくからね」

意味ある言葉を残して寝室に戻って行ったのです。

妻が寝室に入ってもドアの閉まる音はせず、寝室から漏れて来る電灯の明かりだけが少し落ち、私は異様な興奮の中で寝室の気配に全神経を集中したのです。

寝室からはまだしばらく二人の話し声が聞こえ、時々、物音も聞こえていたが、『ドン』と何かがぶつかる軽い音がすると話し声も物音も聞こえなくなったのです。

話し声も物音も消えるとこの薄暗い空間が途方もなく艶めかしく感じ、この妖しい雰囲気の中で横に成っているのが苦しくなり、ベッドに腰を掛けると

「あっ・・あ~~~~~ん」

妻の甘くて低い喘ぎが聞こえて来たのです。

私は妻のその甘い喘ぎを聞くと、以前この部屋に忍んで来た時、アイマスクを着けられロープで縛られた妻が、山崎に抱かれ獣の様な叫びを上げ、体を震わせながら悶えている姿が頭に浮かんで来たのです。

だがあの夜は、私が忍んで来てその行為を見ていた事を妻は知らないはずだが、『今夜はこの狭い空間に私が居る事を知って山崎に抱かれている。』妻のそんな思いを考えると、さっきの虚しさと自己嫌悪は消え去りマゾチックに気分が高揚してしまったのです。

未知の快感
寝室から漏れる明かりで異様で淫らになった空間に妻の発する低くて甘い喘ぎが響くと、マゾチックに気分が高揚し、寝室から聞こえて来る物音に全神経を集中したのです。

しばらく寝室に全神経を集中していたら、時々聞こえていた甘い喘ぎが

「あっ・・あ~~ん・・・あっ・・あ~~ん・・・あっ・・あ~~ん」

断続的な喘ぎに変わり・・その断続的な喘ぎのトーンが私を挑発し欲情させようとしている様に聞こえ、未知の興奮が体の奥から沸き起こって来たのです。

その未知の興奮を言葉で言い表す事は難しいが、私を大胆に半ばヤケクソの気持ちにさせてくれ、私はゆっくりとベッドから立ち上がると足音を殺して寝室に行きました。

寝室を覗くと室内は壁の間接照明とベッドランプが点いて明るく、ベッドにはセミロングの髪を後ろで束ねた全裸の妻が両手を広げて仰向けに寝て、両膝を立てた足を大きく開き、その股間に全裸の山崎が顔を埋めていました。

私はその情景を見ると血が逆流しそうで、一瞬にして胸の鼓動が高まったが、半ば無意識にベッドに近づき両膝を着いて妻を見ました。

山崎に口で股間を弄られている妻は・・恍惚の表情をしていました。

私が見ている事にもう気付いているのに、その恍惚とした表情を変えず

「あっ・あああ~~ん・・・あああ~ん・・」

軽く口を開けて喘ぎ続けていました。

それでも私と一瞬視線が合ったが、直ぐに目を瞑って顔を背け

「あっ・あっあっあっ・・・ああ~~ん・あっあっあっ・ああ~~ん・・・」

喘ぎを速くし、腹を大きく震わせながら頭を後ろに反らせたのです。

今から夫と愛人の・・二人の男からいたぶられ様としているからか、妻はちょっと上気し気分を昂ぶらせている様に見えたが、『妻がもっともっと淫乱になり、不特定多数の男達から同時に弄ばれている姿・・』を想像して期待をしてしまったのです。

妻から見ればここに居る二人の男にはもう何度も抱かれ、ペニスで体を貫かれ、お互いの肉体を熟知しているが、同時に二人の手で嬲られ、二本のペニスを受け入れる事は初めて経験で、いわば妻も未知の快感を経験しようとしているのです。

私の脳裏にはそんな色々な思いが浮かんでいたのに・・『妻を山崎に譲ってしまった。』と言う意識が起こり、ましてこの部屋でそれも山崎の前で妻の肉体に触れる事にどうしても遠慮し躊躇する気持ちが起こっていたのです。

だが思い切って手を伸ばし、頭を反らせ少し突き上げ気味にした乳房を掴んでみました。

手のひらに感じたその乳房の感触は豊満で柔らかく、発汗して生温かく、自分の知っている妻の乳房の感触とは違って感じ、腹を撫でると『・・ピクン・ピクン・・』と白い肌の震えが手のひらに伝わって来ました。

私が妻の乳房を揉み、腹を撫でていたら

「麻衣子!旦那が・・お前の体を弄っているぞ!」

山崎のその言葉には剣が有ったが、妻は更に体を震わせた様な気がしたのです。

山崎がベッドの横のテーブルから按摩型のバイブを取り出し

「安田さん、これで遊んでみますか?麻衣子はこれが大好きで面白いほど悶えますよ」

笑いながら妻を自分のペットの様に卑下する口調で言ったのです。

妻を卑下する言葉に腹が立ったが、反面、自分の妻が性奴の様に扱われる事にマゾチックな興奮も覚えていたが、私はバイブにそんなに興味が無く使った事が少ないから、この場で妻をバイブで悶えさせ、ヨガリ声を上げさせ、アクメに達せさせる事に自信が無く

「・・・」

無言で首を横に振りました。

山崎は何も言わず、体を起こして妻の側に座り直し、按摩型のバイブのスイッチを入れると『ブ~~ン』とモーターの乾いた音が響きました。

妻を見ると顔を向こうに背けその表情は見えないが、山崎の持ったバイブが太ももを這って股間に近づくと

「・・嫌!・・」

頭を数回横に振って小さく叫んだのです。

山崎が妻の股間にバイブを当てると

「うっ・・・」

と小さく唸り、両手でシーツを掴んで引き、一気に体を弓なりに反らせて

「・・いっ・・や~~~!・・嫌!・・嫌!・・ウッオオオオゥゥゥ・・・」

部屋中に響き渡る獣の様な叫び声を上げたのです。

妻はバイブの振動を股間に感じると、一瞬にして悦楽の世界に引き込まれたのか、眉間に深い皺を寄せて目を固く閉じ、顔をしかめ、口を食い縛って強烈な快感に耐えていました。

「今日は旦那に見られているから・・張り切っているのか?」

山崎が乳房を歪むほどに強く掴み、妻の反り返る肉体の動きを止めたが、山崎のその口調は妻を貶める言葉責めを始めたと思いました。

私は妻が山崎にバイブレーターを使われるのはレコーダーを通して聞いた事はあるのです。

だがこの目で・・それも目と鼻の先でその情景を見せられると騒擾感を覚えました。

その騒擾感は私が思っていた以上に妻はバイブに反応し、体を反らし、強烈に喘ぎながら悶えているからだが、山崎が股間に当てたバイブを動かすと、妻は反らせた体を跳ね上げてヨガリ、苦しそうに肉体をくねらせると腰に彫った紅いバラのタトウが見えたのです。

私は妻がヨガリ声を上げ、強烈に悶える姿を夢中で見ていました。

紅いバラのタトウを彫った妻がバイブを当てられ、狂った様にヨガリ悶える姿は、アダルトビデオの中で男優からバイブを使われ強烈に悶えている女優と重なって見えたのです。

だが、多分ビデオの中の女優の喘ぎは演技だが・・目の前で悶える妻の肉体はバイブの振動に反応しその快感に狂わされているのです。

自分の妻が他の男からバイブを股間に当てられ、両手でシーツを掴んで引き、体を小刻みに震わせ、体を反らせてくねらせながら悶える姿は圧巻で、思わず生唾を飲み込んでしまうほどに興奮させられたのです。

「麻衣子の好きな物を言ってみろ・・・?」

山崎がバイブの振動を少し緩めて聞くと

「あうっ・・・ああああ~~~」

気持ち良さそうに喘いだ後

「男が好き・・男が好きなの・・どんな男でも良いから・・チ×ポが好きなの!」

そうハッキリと言ってまた喘ぎ始めたのです。

私は妻の卑猥で過激な言葉にもうショックは受けませんでした。

私は・・山崎が言わせる妻の言葉は『妻を他の男に抱かせる調教の一環』だと思っているし、妻だって山崎の調教に応えようとしている事はもう解っているからです。

そんな事を思っていたら、妻と山崎のセックスは私を除いて一体に成り、もうこの場で私の入り込む余地が無い様に感じてしまったのです。

「安田さん・麻衣子は良い女に成ったでしょう?・・私の言う事はもう何でも聞きますよ」

私をジッと見て、私の心を見透かした様に妙な笑いを浮かべたのです。

その妙な笑いは『どうです?麻衣子はもう完全に私の女に調教しましたよ。』そう言われている様に見えたのです。

山崎がまた妻を嬲ろうとしているのか振動を強くすると

「・・嫌!・・嫌!・・ウッオオオオゥゥゥ・・・ウッオオオオゥゥゥ・・・」

妻がまた体を反らせて強烈な快感から逃げようとすると、山崎が乳房を強く掴んで悶えている体を押さえつけ

「麻衣子!・・旦那に抱かれてみるか?」

皮肉らしく言ったが、妻は首を左右に振って拒絶し

「・・ウッオオオオゥゥゥ・・・ウッオオオオゥゥゥ・・・」

また獣の様に叫んで体を大きく震わせたのです。

私はその妻の仕草に腹が立ち嫉妬を感じたが、まだ自分が下着を着けパジャマを着ている事がこの場に合わず・・間抜けに感じたのです。

この恰好が私は傍観者と二人から見られ、疎外されている原因の様な気がし、慌ててパジャマと下着を脱いだが、もうこの場でパジャマと下着を脱ぐ事に何の抵抗も感じず・・すんなりと全裸になれたのです。

全裸に成ると何かが吹っ切れ、大胆な気持ちに成り、二人の関係に入り込めそうな気がしたから上半身をベッドに乗せて妻の顔を覗き込み、眉間に深い皺を寄せ、苦痛の表情で歯を食い縛っている唇に唇を重ねてみました。

その唇は唾液で濡れて熱く感じ、口を吸うと息苦しいのか慌てて深く息を吸い込んだが、私は頭を押さえて強引にキスをすると、妻は片手を私の体に回して強い力で抱き付いて来て

「ウッムムムゥゥゥ・・・いく!いく!・・いっちゃう~~ぅ・・・・」

反らせた肉体を大きく震わせながら、くぐもったヨガリ声を発してアクメに達したのです。

アクメに達した後、妻はグッタリとして肩で大きな息をしていたが

「麻衣子!チ×ポが欲しいのだろう?・・早くしろ!」

妻は山崎が叱る様に命令するとノロノロと体を起こし、四つん這いに成ってペニスを受け入れる為に尻を山崎に向けたのです。

その妻の行動はもう山崎に完全に従属しその命令に従順で、自分の妻を自由自在に娼婦の様に扱う山崎に強烈な嫉妬を覚えたが、『寝取られ男』の悲しさか、妻のその行動にマゾチックな気分させられ体の奥から強烈な興奮が湧き起こって来たのです。

娼婦の匂い
妻はバイブでアクメに達し肩で息をしてグッタリとしていたが、山崎の命令で四つん這いに成るとマットに頭を着け、尻を上げてペニスを受け入れる体位を取ったのです。

山崎は妻の後ろに回って両膝を着き、腰に彫られたタトウをしばらく指と手のひらで撫でた後、前技もせずに勃起したペニスを握って妻の股間に近づけました。

私はペニスが妻の体を突き刺すところよりも、突き刺された瞬間の顔の表情が気になり、どうしても見たくて覗き込んでいたら

「安田さん・・先に麻衣子と・やり・ますか?」

山崎が卑猥な口調で言い、ペニスを突き刺そうとしていた動きを止めたのです。

私はこの場の雰囲気とバイブで悶えた妻を見て、被虐的で異様な興奮が起こり、逆に興奮し過ぎているからか?ペニスが萎えていたのです。

「・・・」

私は答える事が出来ずに黙っていたら、山崎はそれを察し

「遠慮せずに麻衣子の体に触って遊んで下さいよ」

その言い方は・・上から目線で、嫌みたらしく聞こえ、妻を自分の女だと誇示されていて心が少し沈んだが、山崎はまたペニスを掴んで股間に近づけ、もう一方の手で妻の髪を掴んで顔を上げ私の方へ向けたのです。

髪を掴まれ顔を上げた妻は目を開き、私を見据えて来ました。

その目を見るともう妻から羞恥心は消え、『私はいつもこの人からこんな風にペニスで貫かれているのよ。』と居直っている様に見え、唇を半開きにして挑発をする表情をしたのです。

その表情は淫らだが美しく、以前、山崎から貰った写真を思い出していました。

『大きな乳房と太ももを・・それに白い肌を晒したスリップ姿で座り、私を挑発する目で微笑み、少し開いた唇は私に何かを語り掛けている様な・・・』あの写真に写った妻の表情に良く似ていました。

山崎が腰を少し進め亀頭が体の入り口に当たったのか、妻は軽く目を閉じ、口をちょっと開き

「あうっ・・・」

ペニスを突き刺されると、ちょっと体を反らせて乳房を震わせ

「あっ・・あうぅぅぅぅぅぅ~~~~」

眉間に浅い皴を寄せて低く唸り、うっとりとした表情でペニスの挿入に合わせて息を吐き出すように低い喘ぎを上げたのです。

妻が『表情をうっとり』とさせ、気持ち良さそうにペニスを受け入れたのを見ると、萎えたペニスが射精をしそうなほどに強烈で被虐的な快感に襲われました。

山崎がゆっくりと腰を前後に動かすと

「・あああ~~気持ちが良い!・あああ~~あああ~~良いの・良いの・気持ちが良いの!」

妻は恍惚の表情で喘ぎ始めたのです。

軽く目を閉じ、唇を少し開け、眉間に浅い皴を寄せた、こんな恍惚とした表情を見るのは初めてで・・山崎が腰の動きを少し変えると、眉間の皴を深くして

「あっ・ああっ~~~ああああ~~~ああああ~~~」

大きな乳房を前後に揺すって甲高い喘ぎに変えました。

山崎が両手で妻の腰を掴んでペニスの動きを速くし『パン・パン・パン・パン・パン・・』と肌が妻の尻を打つ音が響くと

「あうっ・あうっ・あうっ・あうっ・・あうっ・あうううう~~~・・・」

妻はその音に合わせて喘ぎ、その状態がしばらく続いたのです。

妻は山崎の動きに合わせて乳房を前後に激しく揺らせ、眉間に深い皴を作って唇を開け苦しそうにして喘いでいたが

「いっ・良い!・良い!良い!・・いく・いく・いくうっ~~~~」

突然、顔をしかめて歓喜の喘ぎを発し、涎を垂らし、体を震わせながらアクメに達しました。

妻がアクメに達しても山崎は妻を休ませようとはせず、直ぐに仰向けに寝かせて上に乗り、正常位の体位を取って素早くペニスを妻の体内に刺し込みました。

山崎が妻の上で腰を動かすと、妻は両手で山崎に抱き付いて膝を折って足を広げ、山崎の動きに合わせて腰を上下に大きく振り始めたのです。

山崎の性技は巧みで次々に体位を変えながら妻を抱きました。

山崎に組み伏されその肉体を弄ばれ、妻が山崎に抱きつく行為は自然体で違和感が無く、私はまた強烈な嫉妬を覚えたが、山崎に抱かれ、体を反らせて悶える姿は淫乱そのもので、後ろで束ねた髪が解け、体をくねらせ乳房を揺らせ、頭を左右に振って恍惚とした表情で白い肉体を震わせていました。

私は山崎にペニスで貫かれて喘ぐ妻の『恍惚とした表情』に見惚れていました。

その恍惚とした表情は・・妻が何とも言えないほどに危なく美しく見え・・紅いバラのタトウを彫った肉体をくねらせ快感を享受している姿に・・17世紀のイタリアの彫刻家ベルニーニの作品『プロセルピナの掠奪』を思い出しました。

その作品は冥界を支配するプルートが大地の神の娘『プルセルピナ』に一目ぼれし、冥界に連れ去ろうとしている瞬間を捉えた彫刻で有るが、プルートの手から逃れようとするプルセルピナの肉体の動きや表情、それに彼女の肌に食い込むプルートの指の表現が何とも言えないほどにエロチックで、その女像と妻が重なり身震いするほどにエロチックに感じ感動さえ覚えていたのです。

私は気分を昂ぶらせるために妻の体に触れようと思っても、二人のセックスに圧倒され、私が入って行く余地が無くて見ているだけになったが、山崎はペニスで妻を三度昇り詰めさせた後、射精をもよおして来たのか

「うぅ~~~ん・・うぅ~~~ん」

低い唸りを上げ始めたのです。

山崎は射精時の強烈な快感を享受するためか、腰の動きを自分本位に変え、動きを一旦止めて射精に耐えていたが

「・・・もっとオ○○コを絞めろ!・・出る!・・・うっう~~~ん・・」

卑猥に叫んで妻を抱き締め、猛烈に腰を動かせて精液を放出したのです。

山崎は唸りながら射精を終えると、射精後のあのけだるい快感を味わっているのか、しばらく妻を抱き締めていたが

「シャワーを浴びて来るよ」

そう言って妻から離れると寝室から出て行ったのです。

山崎に抱かれ射精をされた妻は・・仰向けに寝て両手を広げ、足を伸ばしてグッタリとしたまま顔を私から背けていました。

山崎が寝室から出てシャワーに行くのは『麻衣子を次に抱くのはお前だよ。』といっているのは分かっていたが、山崎と妻のベッドに上がる事に躊躇していたら

「早く・・私を抱きなさい!」

顔を背けたまま妻がそう声を掛けて来たのです。

その声は気だるく寂しそうに聞こえたが、私はその声に押されてベッドに上がり夢中で妻に抱き付きました。

妻に抱きつくとその肉体はまだ火照って温かく、汗でべっとりと濡れていました。

妻を抱き締めキスをして、まだ汗で湿った首筋に唇を這わせ乳房を掴んで弄ったが、妻は何の反応もせずマグロ状態で、ぐったりとしたまま私のなすがままに成っていました。

私はマグロ状態の妻を抱く事は別に嫌ではなく、むしろ異様な興奮を覚えるのです。

この異様な興奮を知ったのは妻が山崎と付き合い始めた頃なのです。

山崎に抱かれ疲れて帰った妻は私とのセックスに反応せず、グッタリとしてマグロ状態で私を受け入れていたが、そんな態度を取る妻からは娼婦の匂いがし・・『寝取られ男』の私にとっては強烈に刺激的で・・マゾチックな興奮を覚えながら抱いていたのです。

私はマグロ状態の妻の肉体に抱き付き、『・・妻が娼婦に・・』そんな感覚に浸っていたらペニスが辛うじて勃起したのです。

その辛うじて勃起したペニスを握って妻の股間に当て、ゆっくりと体の中に刺し込むと、ペニスにまだ生温かい精液の残滓を感じました。

山崎の放出した精液がペニスにネットリとまとわり付いて来るその感触は身震いがするほど不潔に感じ・・それ以上に妻の肉体を不潔に感じたが、その肉体の不潔感にマゾチックに興奮してしまいペニスが異様に硬く勃起したのです

私はマグロ状態の妻を抱き夢中で腰を動かしました。

妻の体にペニスを入れるのは久しぶりで、妻の体は私が知っていた感触とはまるで違い別の女の様に感じました。

私は腰を動かしながらグッタリとして顔を背けている妻を見ました。

妻は軽く目を閉じてはいたが、眉間に皴を寄せながら頭を反らせて唾を飲み、喉を鳴らしながらペニスを締め付けてくるから、私のペニスに感じていると思ったのです。

そう思うと

「気持ちが良いのか?」

耳に口を近づけ、囁く様に聞いていました。

「・・・」

妻は無言で軽く頷きました。

『多分、山崎を気にして喘ぎを発しないのだろう。』そう自分で解釈したが、妻のその仕草に嬉しくなり気分が昂ぶり、もう射精感に見舞われてしまったのです。

その射精感をどうしても我慢する事が出来ず、強烈な快感が欲しくて腰を速く動かすと

「うっ・・」

妻は小さく唸り、体を少し反らせて抱きついて来たのです。

私は久しぶりに妻の体内に射精をしたのに中途半端な快感しか得られませんでした。

その中途半端な快感は、被虐的で異様な興奮が体の中で暴れ回り、興奮し過ぎていたからだと思ったが、それでも射精後のあの気だるい快感が消えるまで妻を強く抱き締めていたが、抱き締めた肉体から胸の鼓動が伝わって来ました。

その胸の速い鼓動は・・一夜で同時に二人の男を受け入れた淫乱な妻がその罪の許しを請うている様に感じたのです。

SDカード
妻が愛人をしている部屋に山崎から夕食に誘われ異様な雰囲気の中で妻を抱いたが、山崎に抱かれて体を震わせながら悶えていた妻の姿を思い浮かべると、辛うじてペニスを勃起させて妻を抱いた自分が惨めに成っていたのです。

あの日以来、もう半月も私の心は沈んでいるのに、数日前から妻に送ったメールの返事は返って来ないし電話も不通に成っているのです。

あれから神経が過敏で妻にそんな態度を取られると、山崎が妻の束縛を益々強め、檻に閉じ込め、いよいよ私から遠ざけ様としていると疑ってしまうのです。

そんな焦燥を感じ、色々な事を想像して考え始めると、自分の思いがスパイラルで悪い方へと向かって落ちて行き・・・『妻は私と別れようとしているのかも分からない。』・・そんな不吉な考えが頭の中を過る様に成ったのです。

妻は山崎に夢中で・・身も心も彼に傾倒しているのはもう十分に分かっているのです。

妻の心は揺れ動いている様に見えるが、『山崎が軽い力で引けば、妻は直ぐに山崎の方へ落ちて行く・・・』私はそう思っているのです。

私はそんな風に妻の事を考えると気が狂ってしまいそうなほどに不安で、心が乱れて揺れ動き、考えるのは妻の事ばかりなのです。

私のこの心境と感覚を正常な方々には理解していただく事は出来ないと思うのです。

寝取られ願望を持つマゾヒストの私にとっては・・心が乱れ、妻の事ばかりを考え強烈な愛を感じているのに、・・『妻はもっと山崎に束縛され、夫婦同然の生活をしてその姿を私に見せて欲しい。』そんな相反する妙な事を熱望しているのです。

妻を愛しく感じるとマゾチックな興奮が湧き起こって来て、私はもう妻を抱けなくても良いから・・『男達に加虐的に弄ばれ狂った様に悶えて快感を享受して欲しい。』・・そんな思いが起こり、ベッドに入ると・・妻が山崎や不特定多数の男達に弄ばれている姿・・を思い浮かべ、ついついペニスを握り自慰に耽ってしまうのです。

だが自慰をして強烈な快感が去った後が、私にとってはまたやっかいなのです。

射精後のあの気だるい快感が消えると今度は騒擾感が起こるのです。

『自分は寝取られ男で強度のマゾヒストだ。・・妻が男に抱かれ奪われようとしているのにマゾチックに興奮してしまう・・私の精神は異常なのかも分からない?』そんな気持ちも現れ・・どうしようも無いほどの自己嫌悪に襲われ自虐的な気持ちになるのです。

そんな思いに悩まされながら今日も仕事を終えマンションに帰ると、久々に室内が片付きテーブルの上に紙袋が置いていました。

妻がここに帰って来て掃除をしてくれたと思うと、今まで自虐的に成って思い悩んでいた事が嘘の様に消えホッとさせられたのです。

紙袋を見ると中には台湾の名酒、金門高梁酒と封筒が入っていて、封筒の中にはSDカードとメモが入っていました。

『台湾に旅行に行っていたの、掃除に来られなくてごめんなさい。また山崎さんが遊びに来いって言っているわよ。』

メモにはそう書かれていたが、SDカードの事は何も書かれていませんでした。

私はそのメモを読んで妻が台湾に旅行に行っていた事を始めて知ったが、誰と旅行に行ったのか書かれておらず、何も書かれていないSDカードには妖しいものを感じたから、急いでSDカードをパソコンに入れ開いてみると、名前の付けられていない動画が一編入っていました。

パソコンでは画面が小さくて動画は見難く、SDカードをビデオカメラに入れ変え大型テレビに繋いで再生しました。

再生ボタンを押すとテレビの液晶画面に映しだされた映像は薄暗く、中央にベッドが映し出されました。

このSDカードに録画された映像はこの旅行で撮られたものだと思い込んでいたが、その映像をよく見るとベッドとブラインドそれにテレビラックに見覚えが有り、この場所は妻が愛人として囲われているマンションの寝室で、この映像からあの寝室のどこかにカメラを仕掛けていると感じたのです。

テレビに映った映像には人の気配は無く・・このビデオは一週間ほど前に撮られたのか、7日前の日付と時刻が表示され、秒数だけが画面の下でせわしく動いていました。

私はしばらく映像を観ていたが、薄暗い画面に変化は無く全く人の気配もせず、しばらく早送りをすると、突然、画面が明るく成って妻の姿が写ったのです。

慌てて早送りを止め、画像を戻し再生ボタンを押すと、寝室に照明が点き、長袖のワンピースを着た妻が寝室に入って来たのです。

その時の時刻は午後8時過ぎを表示していました。

妻がベッドの側でネックレスとイヤリングを外し、セミロングの髪を後ろで束ねながら

『友哉くん。シャワーを浴びる?・・準備をするからちょっと待っていてね。』

そんな声が聞こえたのです。

私は妻が『友哉くん』と呼んだ名前を聞いて胸の鼓動が高まりました。

『友哉くん』というのは妻と京都にドライブに行った時に、妻が色々と話してくれたアルバイトの少年だからです。

彼はまだ童貞で、山崎から『童貞の男と滅多にやれないからヤラセテやれ!』と説得されていたし、私も『その子は童貞を捨てた女として麻衣子を一生忘れないから・・・』と言って説得をしたが、妻は『まだ18才の子供だから嫌だ。』と言って拒否したのです。

それに妻はもうその少年の父親と寝ているから、『その息子と妻が寝れば親子に抱かれた事に成り、親子に抱かれた女の総称を何と呼ぶのだろう?』そんな不謹慎な思いが一瞬頭の中を過ぎったのです。

妻がセミロングの髪を束ね終えると、部屋を出て行きました。

妻が画面から消えるとテレビの音と二人の話し声が時々聞こえてくるが、居間に居る二人の様子は分からず姿が見えない事に苛立ちながら早送りをしました。

少し早送りをすると乳房の上からバスタオルを巻いた妻が映りました。

二人でシャワーを浴びたのか、妻の後ろから腰にバスタオルを巻いて寝室に入って来た少年が写ったのです。

妻がベッドに腰を下ろすとその隣に少年も座りました。

私は目を凝らして少年を見ました。

妻から聞いていた通りひ弱そうな少年で、内気だと妻から聞いていたから子供にしか見えず、妻の隣でモジモジとしながら不安そうにして座っていました。

私は少年より妻の方が気になりました。

妻は童貞の男とセックスをするのは初めてだから、どの様にして彼をリードするのか興味を持ったし、その時、私の脳裏には私が童貞を捨てた娼婦を思い出し、娼婦と妻がダブって見えていたのです。

私が童貞を捨てたのは20才の時なのです。

相手は娼婦でその顔はもう忘れたが、繁華街の路地裏に有るラブホテルで娼婦を抱き、全裸になった娼婦の肉体が貧弱だった事と、ベッドの上で勃起したペニスにコンドームを被せられ、そのコンドームの不快な感触を今でも忘れる事が出来ないのです。

自分が思い浮かべ期待をしていた女の肉体とセックスが、私がそれまで想像していたものとは程遠いものだったから童貞を捨てた感動は無く、むしろセックスに対して嫌悪感を覚えた様な気がするのです。

そんな事を思い出しながら『彼には私の妻を抱いて感動の中で童貞を捨てて欲しい。』・・・テレビの画面に映った少年を見ながらそんな風に思ったのです。

妻がバスタオルの上から少年の太ももに手を置き

「緊張しなくて良いわよ。ここは友哉くんと二人だから、私に何をしても良いのよ」

勇気を出させようと話し掛けても、少年はまだモジモジとして座っていました。

「・・社長には私の事、興味が有るって言ってくれたのでしょう?」

「キスは初めて?」

友哉くんを奮い立たせる様に聞いたのです。

「・・・」

友哉くんは無言で頷いたが、『キスは始めて?』と聞いた事が起爆剤に成ったのか、妻に抱き付きキスをしようとすると、妻がゆっくりと唇を合わせてリードをしていました。

妻はキッスをした後、胸に巻いたバスタオルを取り、少年の手を握って乳房に宛がい

「ゆっくりと・・優しく触ってみて・・・」

そんな風に少年の気持ちを高揚させ始めたのです。

友哉くんは妻の乳房に手をやると、突然、妻を押し倒して武者ぶり付きました。

妻はされるままに成っていたが、体を横に捻ると左腰に彫られた真紅のバラの花が浮き上がって見え、そのタトウが妙に淫らでエロチックに見えたのです。

筆下ろし
友哉くんは妻の乳房に触ると心の中で何かが弾けたのか、妻を押し倒して武者ぶり付き、右手で大きな乳房を持て余し気味に掴み、ぎこちなく乳首や乳房に唇を這わせていたが、妻は背中に軽く手を回しなすがままにさせていました。

妻は乳房を握っている友哉くんに

「こんな事・・初めてでしょう?」

笑みを浮かべて聞くと

「・・・」

彼は黙って頷きました。

「・・オナニーをする事は有るの?」

「・・・」

友哉くんは恥ずかしそうにして何も言わず黙っていたが

「何を想像しながら・・するの?」

笑いながら聞くと

「麻衣子さんの事を思いながら・・・」

彼はハミカミながら答え、妻は一瞬言葉に詰まっていました。

「私の何を想像して自慰をするの?」

妻も興味が有るのか、笑みを浮かべ、今度は悪戯っぽく聞くと

「顔や・・オッパイを想像しながら・・・」

それ以上は答えなかったが、まだ童貞の少年が・・妻の容姿や肉体、それに妻とのセックスを想像しながら自慰をしていた事が私には新鮮で何故か嬉しくなったのです。

「友哉くん・・・ありがとうね」

妻も悪い気はしないのか優しく抱きしめていました。

それでも本当は童貞の少年の扱いに困っていたと思うのです。

今まで妻は自分を抱く男達には受身で命令された事に従ってさえしていれば、快楽の世界に導いてくれるが、今回は自分がリードして童貞の男に初体験をさせなければいけないのです。

また反対に彼が妻をどの様に感じているのかも気に成っていました。

彼がオナニーをしながら想像をしていた女の体の感触はただ想像で実態が無いが、実際に触れる肉体は柔らかくて温かみが有り、その肌から漂う女の匂いは官能的で、少年ながら妻にエロチシズムに感じていると思うのです。

二人が小声で話すその内容は聞こえなかったが

「大きくして上げるからここに寝なさい!」

そう言って妻は友哉くんが腰に巻いていたバスタオルを取ったのです。

友哉くんは少し戸惑っている様に見え、体を捻って下半身を隠すと

「男はそんなに恥ずかしがっては駄目よ!」

妻は半ば強引にペニスに手を伸ばしていました。

妻の背中に隠れてその行為は見えなかったが、

「・・・」

もう勃起したのか妻が耳元で何かを囁くと、彼は上半身を起こし、妻の上に覆い被さっていきました。

「・・優しくしてね・・・」

そう言って落ち着かせ、妻の方から背中に手を回してキスをすると、彼は夢中で抱き付いてキスをしたのです。

「・・・私を好きな様にしても良いのよ」

妻は友哉くんに乳房を触らせ、その肉体を感じさせ、手取り足取りその行為を教えているように見え、友哉くんは教わるままに乳房を両手で揉み、体を触って初めて触れる女の肉体を堪能している様に見えました

妻は頃を見計らって膝を折って足を開き、ちょっと体を捻って体の上に乗っている友哉くんのペニスを握って股間に導いていました。

その妻の行為は私が童貞を捨てたあの娼婦の仕草に良く似ていたが、ペニスを握って股間に当てたまま

「入れてみて・・・!」

小声で妻が諭すと、彼は頷き・・腰を大きく動かしたのです。

私は二人の表情を見ていました。

妻は軽く目は閉じ眉間に浅い皴を寄せてペニスを受け入れ

「あっ~~~」

一瞬、低い喘ぎを上げたが

「・・・」

友哉くんは無言で妻の顔を見つめたままペニスを挿入しました。

「ゆっくりと腰を動かしてみて」

友哉くんが腰を動かし始めると妻は両手を彼の腰に置き

「出そうに成ったら言ってね!」

そう言いながら腰に置いた手で、腰の動きを助けている様に見えたのです。

友哉くんの息遣いは直ぐ荒くなり、

「う~~~ん・・・うっううう~・・・」

唸り声を発して腰の動きを速めると

「ダメ!・・ダメよ!中にだしちゃダメよ。・・コンドームを着けてからよ・・・」

妻が慌てて彼の動きを止めようとしたが間に合わず、体の中に射精をしたのです。

私はテレビ画面の中の友哉くんを見ていました。

初体験はあっと言う間に終わったが、私はその初体験が気に成っていたのです。

「友哉君・・・どうだった?」

妻も気になるのかそんな風に聞くと

「気持ちが良かったです・・・」

友哉くんの表情は見えなかったが、妻に抱き付いたまま答えたのです。

妻は軽く友哉くんに抱き付くと

「シャワーを浴びる?」

そう言って二人が体を起こし、全裸のままベッドから出て画面から消えました。

私は大きなため息が出ました。

妻が山崎以外の男に抱かれるところを見たいと願望していたが、一回り以上も年下の・・それも18才の童貞の少年と簡単に寝られる妻の娼婦性を見たが、反面、感動も覚えていました。

多分、友哉くんは・・美人で豊艶な肉体を持つ・・私の妻・・で童貞を捨てた事に感動を覚えていると思うし、良い意味でも悪い意味でも一生涯、童貞を捨てた女として麻衣子を忘れないだろうと思ったのです。

もちろん私は二人のセックスに興奮させられたが、山崎とは違って何か心に余裕を持って見られたのです。

だが何か物足りなさも感じていました。

多分それは18才の少年に妻が抱かれても、妻は彼を恋愛対象には出来ず、絶対に妻を奪われる心配が無く、あの緊迫したハラハラ感が感じられないからだと思ったのです。

そんな爽やかに感じさせられたセックスでも、胸の鼓動が高まって喉は渇き気分は淫らに昂ぶっていたから、その興奮を静める為に冷蔵庫の冷えたビールを一気に飲み干し、気分を少し落ち着かせました。

10分ほどすると全裸で二人が画面に戻って来ました。

たぶん二人はシャワーを浴びながら抱き合っていたはずなのです。

友哉くんは妻の豊満な肉体を思う存分に触り、濃厚なキスをしていたと思うが、妻の腰に彫られた真紅のバラの花のタトウを見て何を感じたかも気に成っていたのです。

ベッドに戻るとまた話し始め

「友哉くん・・彼女は居るの?」

妻が聞くと

「・・・」

無言で首を振ったが、妻を抱いた後の友哉くんのその何気ない仕草を見ると、少し自信が出て、女と男の関係になった妻に対して親しみを感じている様に見えたのです。

「まだ居ないの?・・・どんな女の子が好きなの?」

笑いながら聞いたが

「麻衣子さんみたいな人・・・」

彼はそう言ったのです。

言ったその裏には『これからも抱かせて欲しい。』と期待感を持っている事を私は読み取っていたが、妻もそれは感じ取っていたと思うのです。

少年から男へ
二人の会話はしばらく続いていました。

会話は一方的に妻が話し友哉くんは聞き役の様に感じたが、私は二人の会話を聞きながらテレビに映ったビデオの事を考えていました。

ビデオの音声の中には二人の話し声に混じって笑い声も聞こえ、二人の態度も自然体だから、妻はこの部屋を盗撮されている事には気付いていないと思いました。

もし山崎がこの部屋を盗撮していることを知っていたら警戒して、妻は少年との会話や接し方がぎこちないものに成っていると思ったのです。

山崎だって自分の愛人が一回り以上も年下の、それも童貞の少年と行うセックスに興味が無いはずがなく、二人のセックスを見てみたいと思っているはずなのです。

そんな事を考えながらビデオを観ていたら、妻が全裸のままベッドから出て画面から消えたが、水を注いだグラスを持って戻って来ました。

そのグラスの水を友哉くんが飲み、妻がベッドに入るとそれが合図のように友哉くんが抱き付き、掛布団が妖しく動き始めたのです。

二人はしばらく抱き合って何やら話しながら戯れていたが、友哉くんが掛布団を剥いで妻の上に乗り、乳房を両手で弄り乳首を口で弄び始めたのです。

妻は彼のその行為をもう手助けする事をせず自由に好きな様にさせていました。

友哉くんはしばらく妻の体に触れ弄んでいたが、おもむろに妻の両膝を折って足を開くと下半身を両足の間に入れたのです。

妻はじっとして顔をこちらに向け目を瞑っていました。

彼は勃起したペニスを自分で握り、ちょっと戸惑った様子で腰を進めると

「あっ・・あっ・・ううう~ん」

妻は眉間に浅い皴を寄せ、頭を反らせ、半開きの唇から低い喘ぎを発したのです。

彼はペニスを挿入すると、妻に抱きつき夢中で腰を動かしていました。

「あっ・あっ・あっ・ああ~・・・あ~~・・・あっ・あっ・あっ・ああ~」

妻は腰の動きに合わせて軽い喘ぎを発していたが、相手が幼い男だけにそのペニスで感じる事が恥ずかしいのか?ペニスの動きに堪え・・喘ぎを我慢している様に感じたのです。

「あっ・・・・あう~~~~ん・・あっ・・・・・あうう~~~~ん・・・・」

妻は両手を少年の背中に置き、時々体を反らせ、快感を享受するのを迷っている様に見えたが、それでも時折低い喘ぎを発していました。

セックスに未熟な少年では妻の心を読む事は出来ず、山崎に仕込まれた肉体をコントロールするのはまだまだ無理で、妻はもどかしそうに軽く体をくねらせていました。

セックスに未熟な友哉くんが相手を気遣う事をせず、自分の快感だけに気持ちを集中するのは仕方がない事で、もうペニスの脈動を我慢できないのか更に腰を速く動かし

「うっ・・・ううううう~~~~」

唸り声を上げ妻の中に二度目の射精をしたのです。

射精を終えると不満そうにしている妻に抱きついていたが、二人の会話が途切れ動きが無くなったのです。

早送りをして映像を20分ほど進めると、二人は掛布団を半分ほど被り、妻は『スー・・スー』と寝息を立て、友哉くんも妻に抱きついたまま寝てしまっていたのです。

それでも念のために映像を早送りして画像を調べて見ました。

早送りをして『03:30』の時刻が表示された頃、友哉くんがベッドを出て画面から消え数分で戻って布団に入ると、軽い寝息を立てている妻をしばらく眺めていたが、また欲情したのか、顔を近づけキスをして布団を剥いで妻の乳房を弄り始めたのです。

「・・・う~ん。・・どうしたの?・・・眠れないの?」

妻は友哉くんの行為で目覚め、眠そうな声で聞いていました。

「・・・もう一度・・・良いでしょう?」

「・・・」

妻は仕方なさそうにキスに応え

「・・・口でして上げるから寝なさい!」

諭す様な口調で言ったのです。

友哉くんは言われるままベッドの中央に仰向けに寝ると、妻は彼の側に座りペニスを握り、おもむろに亀頭を口に咥えると

「うっ・・ううううん・・・・」

友哉くんは背中を反らせて唸ったのです。

妻の口技は巧妙で感じ過ぎるのか、指の間から乳房の肉片が盛り上がって見えるほどに強く乳房を握ってその快感に耐えていました。

「・・うううう~~~ん・・・・」

妻の口技にもう耐えられないのか体を捻って逃げると、妻を押し倒して体の上に乗り、両足を割って下半身を入れ、勃起したペニスを握り難なく妻の体内に刺し込んだのです。

妻はペニスを受け入れると体を反らし

「うっ・・・」

短い喘ぎを発しました。

友哉くんが上半身を起こし、両手で乳房を握って腰を動かし始めると

「あっ・・あううう~~あっ・あっ・あっ・・・あううう~~・・・」

妻はその動きに合わせて喘ぎ始め・・その喘ぎはもう我慢をした抑え気味の喘ぎではありませんでした。

友哉くんが腰の動きを断続的にし、その動きを速めると、妻は体を大きく反らせて乳房を突き出し、白い肉体を小刻みに震わせ始めたのです。

元々妻は男好きでセックス好きだから、山崎に調教された淫らな肉体が若い男のペニスに感じ無いはずがないのです。

相手がまだ童貞の少年だから欲情を無理に抑制していたと思うが、その反動が出たのか友哉くんが腰を動かし続けると

「おっ・・おう~~~う・・おっ・おっ・おううううう~~~おううううう~~~」

妻は眉間に深い皴を寄せ、目を閉じ、両手でシーツを掴んで反らせた体をくねらせ、歯を食いしばって喘いでいました。

それでも友哉くんは腰の動きを緩めませんでした。

妻が両足を広げ、膝を立て気味にして腰を持ち上げ、

「友哉くん・・ごめんね・・いっちゃう・・いっちゃう・・いっ・・・くう・・・」

顔をしかめて苦痛の表情で体を震わせながらアクメに達すると、直ぐ恍惚の表情に変えたのです。

友哉くんはアクメに達する女の肉体と表情を見てどんな風に感じたかは分からないが、まだ体を震わせている妻に抱きついて腰を動かし続けていました。

「おっ・おっ・おううううう~~~おううううう~~~」

妻は獣が吼えるようなヨガリ声を発し

「またいく・ダメ!・いく・・いっちゃう・・いっちゃう・・いっくう~~~・・・」

反らせた体をくねらせながら、またアクメに達したのです。

さすがに友哉くんも限界に達したのか『ううう~~~ん』と大きく唸って妻の中に射精をしたが、しばらくグッタリとした妻に抱きついて射精後のあの気だるい快感を味わっている様に見えました。

たぶん妻は油断をしていたと思うのです。

妻から見れば少年でもペニスが勃起すれば男なのです。

それに・・『男は一度射精をすれば次の射精の間隔が長くなる。』・・その男の生理を忘れていたと思うのです。

二人はしばらく抱き合っていたが

「僕のって・・・太い?」

突然、友哉くんが妻に聞いたのです。

「・・・?」

妻は思わぬ事を聞かれどう答えて良いのか分からなかったのか、直ぐ答えずにいたが

「・・そんな事を心配していたの?・・大丈夫よ。結構太いわよ」

そう言って笑い

「友哉くん・・・私を抱いて・・男に成った気分はどう?」

笑いながら聞くと

「・・自信が付きました」

そう言って少年も笑ったのです。

「刺青・・社長の名前を彫っているの?・・麻衣子さんは社長の愛人なのでしょう?」

まだ初心なのか聞き難い事を平気で聞いたが

「社長は何て言っていたの?・・社長が愛人だと言ったのなら・・私は彼の愛人よ」

そんな風に妻がちょっと茶化してからかっていました。

「ねえ・・友哉くん?・・最初、社長から私をどんな風に紹介されたの?」

「・・・」

彼は言い難そうにモジモジとしていたが

「構わないから言いなさい。・・・誰にでもやらせる女だって言われたの?」

妻は聞いて苦笑をしていました。

「・・・」

友哉くんは無言で頷き

「・・良い女を抱かせてやるって・・」

ハミカミながらそう答えたのです。

「ねえ・・友哉くん!こんな関係は今夜限りよ・・分かってね」

妻は諭す様に話していました。

「・・・」

友哉くんはしばらく黙っていたが・・頷いて

「それなら、もう一度やってもいいですか?」

「・・・!」

妻は何も言わず、ただ笑っているだけでした。

歓送迎会
10月中旬、部長の異動が有り、その歓送迎会が有ったのです。

歓送迎会が終わり会場の後始末をした後、歓送迎会を仕切った総務部の同僚達と『お疲れ会』に行く事に成ったのです。

お疲れ会は女性社員がカラオケの無い静かに飲める所を希望したから、私が山崎と妻の事で話し合ったあのスナックバーに決めたのです。

お疲れ会には総務部の女子社員3名、男子社員3名が参加し、既婚者は私と女子社員の一人で、後は皆、独身ばかりなのです。

その日は金曜でバーが混んでいてカウンター席しか空いてなく、その上、連続した6席が取れず、私達既婚者は独身者4人と離れ、カウンターの端に座ったのです。

その既婚者の女子社員は『牧野友江』と言い、私より2才年上で妻と同年だが、妻と違って真面目で見た目にも気性がきつく表情がクールな女なのです。

私はウィスキーの水割りを飲み、彼女はカクテルを飲んだが、歓送迎会の流れで義理的な飲み会であってもスナックバーで女性と並んで酒を飲むと妖しい緊張感が有り、雰囲気が何となく艶めかしく、彼女もスナックバーに来るのは久しぶりらしく、その雰囲気に酔っている様に感じました。

私は彼女と課が違うから仕事以外でそんなに親しく話した事は無いし、もちろん、職場ではプライベートな話はした事がないのです。

だが誰も皆、他人の事に興味を持っているのか?最初は世間話をしていても酒に酔って口が軽く成っていた事も有るのだろうが

「安田さんの奥さん・・井川遥に似ている美人だって噂だわよ?・・恋愛結婚?」

そんな風に聞いて来て、彼女の方からプライベートな話に立ち入って来たのです。

どうせお世辞だと思って

「まあ、一応・・恋愛だけど、俺には美人の女房は似合わないと言いたいのかい?」

下手な冗談を言ったら

「そんなに美人だと浮気されちゃうわよ!」

そんな風に茶化して来たのです。

彼女がそんな冗談を言うとは思っていなかったから驚いたが、話がそんな方向に向くと私は妻の事が頭の中に浮かんで来ました。

妻は浮気どころか、家を出て囲われの愛人をしてタトウを彫られ、複数の男達に抱かれているのです。

彼女だってまさか・・私の妻が愛人をしている。・・そんな事は思いも寄らないだろうからそんな冗談を言ったと思うが、そんな風に聞かれ、妻の事を考えると気持ちが少し昂ぶってしまったのです。

「牧野さんにそんな風に言われると、妻の浮気が心配に成って来たよ。・・・ぶっちゃげた話・・人妻って浮気願望を持っている者が多いのかい?」

本当は『牧野さんは・・・?』と聞きたかったが、そんな風に聞くと勘違いをされそうで『人妻って・・』と総称的に聞いたのです。

彼女も一瞬、『おや?』という表情をしたが

「多いかどうかは分からないけど、浮気願望を持っている人妻だって居るかもね」

彼女は笑いながらそう答えたのです。

会社では堅そうで近寄りがたい女なのに、そんな風に答えた彼女は『案外人懐っこく気安い性格かもしれない?』と、その時、そう思い直したのです。

「浮気願望を持っている人妻の部類には・・牧野さんも入っているのかい?」

もちろん冗談らしい口調で聞いたが、その時、私の頭の中では『彼女も妻と同じ浮気願望や愛人願望、それに堕落願望を持っているのだろうか?』とついつい妻と比べてしまい同類の女を期待していたのです。

「う~ん。・・私はその部類ぎりぎりで外れるかな?・・・まあ、その前に私に言い寄って来る男も居ないけどね!」

もう大分酔っているのか、妖しい目をしてそんな微妙な言い方をしたのです。

私だって寝取られ男のマゾヒストだが、妻以外の女に興味が無いわけではなく・・『妻が愛人をしているのなら自分だって浮気は許されるだろう。』・・本当は心の中でそんな気持ちを持っているのです。

だが妻は愛人をしている癖に私の浮気には敏感で警戒をしているし、私自身、他人に抱かれる妻の痴態を想像すると浮気以上の興奮と快感を得られるから、他の女に対してそんなにこだわりや欲望を持っている訳ではないのです。

そんな事を考えていたら妙な気分に成り『今夜、彼女を誘惑してみようか?』そんなアバンチュールな心が起こって来たのです。

「嘘だろう?・・牧野さんみたいな美人なら、言い寄って来る男は多いだろう?神様が許してくれるなら俺だって牧野さんを誘惑してみたいよ!」

そんな風に言って笑うと

「・・・」

彼女はちょっと醒めた目で見て黙り込んだのです。

彼女に『警戒をされたのかも?』と思い

「冗談だよ」

慌てて言ったが

「安田さんって・・・浮気をした事あるの?」

彼女が真剣な目をして聞いたのです。

私は結婚してからは妻以外の女と寝た事は無いのです。

だが男の浮気に対する彼女の反応を・・それも堕落した女との関係の反応が見たくて

「答え難い事を聞くなよ!」

そう言った後

「・・・浮気って言うか?・・娼婦なら2~3回買った事があるよ」

そう答えてみたのです。

彼女は軽蔑をした目で私を見て

「もう・・男はこれだから信用出来ないのね。・・男って皆、不潔ね!」

「おいおい・・どう言う意味だよ。・・旦那が浮気でもしたのかい?」

笑いながら聞くと

「旦那は安田さんと違って娼婦なんて買わないもの・・超真面目人間よ」

妙な笑いを浮かべたのです。

私は彼女が気になりました。

私達の様な特異な夫婦はそうザラに居るはずがないのに・・・彼女の事が気になると『ひょっとして彼女の旦那は私と同じ寝取られ願望を持っているのかも分からない?』そんな風に考えてしまったのです。

そんな事を考えると彼女が妻と同じ種類の女で有って欲しく

「そんな真面目な旦那なら、牧野さんと浮気をして見つかれば大変な事になるな!」

ちょっと鎌を掛けてみたのです。

「当たり前でしょう。旦那は嫉妬深いから、即、離婚されるわよ。・・・安田さんこそ奥さんが浮気をすればどうなのよ?」

そう言って笑ったが、彼女のその答えは自然で私達夫婦の様な異質性を感じないのです。

私は一瞬、『自分は寝取られ願望を持っていて妻は愛人をしているよ。・・それにタトウでその愛人の名前を腰に彫っているし・・複数の男達にも抱かれている。』そう言ってやりたい衝動に駆られたが

「難しい質問だな?・・俺より良い男なら許してやるかも分からないな?」

そんな風に笑いながら答えると

「ふ~ん。それが本当なら、安田さんって理解の有る旦那さんなのね?」

そんな事を言うのです。

私はウィスキーの水割りを飲みながら、彼女をどの様に口説いて誘惑しようか考えていたら時刻が気になり、時計を見るとまだ午後8時半を過ぎたばかりでそんなに遅い時間ではないのです。

まだ時間が早い事に変な期待感を持ち

「もう8時半だよ。・・帰らなくても良いのかい?」

ちょっと彼女の心を確かめてみました。

「私は大丈夫よ!・・旦那は単身赴任で博多に居るし・・私、子供が居ないから・・」

そんな風に答えたのです。

そんな風に答えられると彼女の事が益々気になり改めて彼女を見ました。

彼女は妻と同じ様に黒髪をセミロングに伸ばし、丈の長い茶系の地味なワンピースを着て薄いピンクのカーデガンを羽織っていました。

体型は妻に比べると細目で、胸の膨らみは小さいが、ブラウスの胸の開きは狭く、ボタンは上まできっちりと留め、化粧は薄くオレンジ系のリップを引いた唇には品格が有り、イヤリングも付けず、爪にも派手なネイルを塗らず、妻とは違って男に隙を見せない女に見えるのです。

そんな風に彼女を観察し色々な事を考えていると、それでも妻と彼女がダブって来て『彼女だって男に興味が有るはずだ。・・あの微妙な言い方は誘惑をすれば乗って来るかも分からない?』そんな勝手な解釈が頭の中を過ぎったのです。

そんなことを考えていると気分が高揚して喉が渇き、ウィスキーの水割りを一口飲んで喉の渇きを癒しました。

気分が高揚するまでは彼女の腕や体が時々触れても何も感じなかったのに、そんな事を意識しだすと、何気なく触れる彼女の体の感触や匂いに興奮を覚えたのです。

私はウィスキーの水割りを作る振りをして、彼女の前に置いているウィスキーの瓶を取る時、体を彼女に近づけ、偶然を装って膝で彼女の太ももに触ると柔らかな女の肉体の感触が伝わって来ました。

私はしばらく膝を太ももに当てたままにしていたが、彼女は何も言いませんでした。

身持ちの堅そうな彼女を口説く事を躊躇して迷っていたのに、彼女の太ももに当てた膝に伝わって来る女の感触で妙に興奮し、どうしても彼女を口説いてみたくなったのです。

それでもまだ迷いが有り10分ほど世間話をして午後9時近くになりました。

このスナックバーを出てしまえば、もう彼女とこんな風にして二人が並んで飲む機会は無いだろうと思うとちょっと焦って来て、もう半分ヤケクソで少し酔った振りをして左手を彼女のワンピースの上から恐る恐る太ももにその手を置いたのです。

彼女は一瞬、体を『ピク』と震わせたが何も言わず、私は安堵し益々心が大胆に成り、更に体を近づけ太ももに手を置いたまま

「・・この後、俺に付き合えよ?」

耳元でそう囁いてしまったのです。

「・・・」

彼女は黙って私を見て

「安田さんって紳士だと思っていたのに・・見かけに寄らず遊び人なのね?」

クールな表情で見ながらそう言われたのです。

彼女の目はクールで、私はその行為を咎められていると思い、慌てて太ももに置いた手を引いたが、彼女は少し離れてカウンターに座っている同僚達を見ながら

「・・付き合っても良いけど・・どうやって皆を撒くの?」

妖しい目をしてそう答えたのです。

鉢合わせ
彼女を口説き彼女が承諾すると益々緊張したが、このままここで飲ん時間が経つと彼女が心変わりしそうで心配になり、

「もうそろそろ出ようか?ここを出て彼らと別れたら商店街の交番前で待っているよ」

そんな約束をして、行き違いに成った時の事を考えて携帯電話の番号を交換したのです。

それから15分ほどしてスナックを出ると同僚達からカラオケに誘われたが、私は『用事があるから!』と言って彼らと別れ、彼女は『彼らと少し一緒に行動をして後から待ち合わせ場所に行く。』と打ち合わせをしていたのです。

私は彼女と一旦別れると、彼女を誘ったものの・・本当は軽い後悔をしていました。

ホテルに誘って断られると気まずく会社で合わす顔が無く、誘わなければ『意気地なし!』と思われそうな気がしたのです。

そんな事を色々と考えると、山崎に比べて自分の小心さに自分自身で嫌気が差したが、それでも頭の中にはまだ期待感を持っていました。

私は待ち合わせ場所に向かって歩きながら山崎の事を考えていました。

山崎は私の妻を愛人にして自由自在に扱い、自分のセックススタイルを意のままに仕込んでサドチックに抱き、平気で他人に抱かせ、他人の妻に自分の名前のタトウを彫れる・・そんな彼の図々しさを羨ましく思ったのです。

そんな事を考えながら待ち合わせ場所に行くと、誰かと待ち合わせをしているのか数名の男女が立っていました。

私は待ち合わせをした交番から少し離れた所で彼女を待ったが、今度は妻の事が頭の中を過ぎりました。

妻とは夕食に招待をされて以来会っていないのです。

あの友哉くんとのセックスを盗撮したSDカードを置いて帰ってからもう半月以上が経つのに、マンションには一度も帰って来ていないのです。

電話では時々話し『元気だから心配はしないで・・・!』と妻は言うが、妻の所有権を山崎に渡した以上、会わせて貰えない事は仕方ないが、妻の心が伝わって来ないだけに不安だけが募って来るのです。

時計を見るともう午後10時前に成っていました。

彼女の来るのが遅く・・『携帯電話の着信を見逃したのかも分からない。』・・そんな心配をしながら携帯電話を見ていたら、ワンピースの裾を風でなびかせ、ハイヒールを履いた足で危なげに小走りで来る彼女が見えたのです。

「・・遅くなってごめんなさい?」

彼女が来てくれた事にホッとして、さっき彼女を誘った事を後悔していたが、もう忘れ、この後、ホテルに誘う行程を考えると彼女を抱けるかも分からない妙な期待と緊張を覚えたのです。

妙な期待を覚えたが、いきなり『ホテルに行こう!』なんて言える度胸はなく、時たま会社の接待で使う鮨屋に彼女を誘いました。

鮨屋のカウンターに座って日本酒の熱燗を注文し、ひとまず二人で乾杯をしたのです。

乾杯をして鮨を注文し

「・・牧野さんを口説く勇気が僕に有るなんて自分で自分を見直したよ」

彼女の様子を探る為にそう言って、徳利からお猪口に酒を注いでやると

「安田さんってこんなに口も上手かったの?」

彼女は可笑しそうに笑い

「会社では真面目で仕事一筋の安田さんに、あんな風に口説かれたから驚いたわよ」

そう言ってまた可笑しそうに笑うのです。

私は別に仕事一筋ではないのです。

妻が居ないマンションに帰っても気分が滅入るだけだから、ついつい会社に残っているだけなのです。

そんな事を思っていると、今度は彼女が酒を注いでくれながら

「私を誘ったりして・・奥さんにばれれば大変よ?」

そんな風に聞いて来たから、私はまた『妻は愛人をして今は別居している。』と告白をしたい衝動に駆られたが

「大丈夫だよ。・・・君こそ旦那は大丈夫かい?」

そう聞いてみたのです。

「夫は単身赴任って言ったでしょう?・・彼は博多の方が私と居るより居心地が良いのじゃあない?」

そう言って苦笑をしたのです。

私は彼女のその言葉で彼女の夫婦間の問題を察したが、それには触れず何も聞かずにいました。

彼女は酒に強く、その上、酔うと懐っこく話し好きに成るみたいなのなのです。

彼女と色々な話をして、今まで知らなかった彼女の私生活の一部を知り、また違った一面が見えると彼女に今まで感じなかった親しみを感じました。

親しみを感じるともっと彼女の事が知りたくて

「なあ?・・牧野さんの旦那って・・どんな男だい?」

私も酔っていたからプライベートな事を聞くと

「どんな男って?」

私の質問の意味が分からなかったのか、聞き返してきたから

「牧野さんが抱かれてみたい男のタイプが知りたかっただけだよ。女って一般的に筋肉隆々のマッチョが好きなんだろう?・・・旦那もそんな男かと思って聞いただけだよ」

「嫌~ね。・・・」

彼女は右手で私を叩く振りをして

「私が抱かれてみたい男のタイプねぇ~・・・?」

ちょっと妖しい表情で考える振りをして

「私の好きな男のタイプは・・安田さんみたいな男かな?・・頼りなさそうで私が守って上げなくちゃ~って思わせられる男が・・私好きなのよ!」

彼女は笑いながら言ったが、結婚前に妻から同じ事を言われたのを思い出し苦笑してしまったのです。

彼女は夫の事を余り話したがらなかったが、それでも彼女は『男は目を離すと何をするか分からない。』と単身赴任で博多に行っている亭主の愚痴を言い、半ば諦めの気持ちを持っていると言ったのです。

もっと彼女の事について知りたがったが、もう午後11時近くに成っていました。

もうそろそろここを出て『ホテルに誘おうか。』そんな思いが頭の中に浮かんでいたら、肩をポンポンと叩かれたのです。

『こんな所で誰だろう?』と訝しく思って振り向くと山崎が立って居て、店の奥に有る座敷の部屋から妻と中年の男が出て来たのです。

私は牧野さんの手前冷静を繕ったが、狼狽し冷や汗が出ました。

「安田さん・・久しぶりですね?」

山崎は『お前もやるな!』そんな意味を含んだ目で見て話し掛けて来たのです。

「あっ!・・お久し振りです。・・・」

私はそう言ったものの後の声が出ず、妻を見ると表情は硬く睨んで来ました。

私がこんな時間に女連れでここに居る事に妻は怒っていると感じました。

「・・・」

私は一瞬、弁解をしようと思ったが、牧野さんから見ればこんな時間にこんな所で会った女に弁解をするなんておかしいし、妻には後からまた電話で上手く話せば良いと思ったから黙っていたのです。

妻も黙って私をジッと睨んだままでいました。

「ちょっと後で・・」

山崎がそんな不可解な言葉を掛けて3人は外に出て行ったのです。

三人が外に出ると

「・・知り合い?・・綺麗な人ね?」

彼女は女の事を聞いて来たから

「話し掛けて来た男の奥さんだよ」

そう言って誤魔化したが

「あの人・・安田さんをずっと睨んでいたわよ?」

疑い深そうな目で私を見たのです。

私達もここを出ようと言い、彼女が外に出て私が会計をしていると、山崎だけが店に戻って来きました。

私に近付いて来て肩を抱き

「どうしても麻衣子を抱きたいという男が居てね・・またSDカードで差し上げますよ」

耳元でそう囁き、店の奥に行き座敷の部屋に消えたのです。

私は山崎のその言葉で全ての事を察したのです。

『妻は一緒に出て行った中年の男とホテルに行った。』と思うと、妻と一緒に出て行った男が気に成りその容姿を思い出そうとしました。

その男は恰幅が良かった気がし・・年齢は50才を越えている様に見えたが・・腹が出ていた様な気がするし、頭も禿げていたと思うのだがそんなに良く覚えていないのです。

そんな事なら『その男の風貌をもっと良く見ておくのだった。』と後悔したが、今から妻が新たな男に抱かれると思うと異様でマゾチックな興奮が体の奥から湧いて来たのです。

こんな新たなマゾチックな興奮を感じたのは久しぶりで、マゾチックな興奮が体の奥から湧き起こって来ると何故か気持ちが大胆になり、隣に居る牧野さんをどうしても抱きたく成り店の外に出ると、私を待っていた彼女に半ばヤケクソで

「なあ!・・ホテルに行こうよ?」

そんな言葉がすんなりと口から出たのです。

浮気
私は・・鮨屋から妻と一緒に出て行った中年男の風貌を思い出そうとしたが、ハッキリとは思い出す事は出来ず、山崎が『どうしても麻衣子を抱きたいという男が居てね。』と言った言葉と『・・またSDカードで差し上げますよ。』と言った二つの言葉が脳裏に浮かび、その言葉を頭の中で考えていました。

山崎は妻を友人や知り合いの男に引き合わせ、顔見世をして愛人にしている麻衣子を抱かせている様に疑い・・『SDカードを差し上げます。』・・と、私を卑下する様に言ったが・・『今から妻はどこのホテルに行くのだろう?』・・『ホテルに入った男との情事をどんな風にして撮影するのだろうか?』・・そんな疑問も頭の中には浮かんでいたのです。

それでも妻と出くわしたのが突然の事で嫉妬は起こらず、むしろ妻が久しぶりに新たな男に抱かれる事にマゾチックな興奮を覚えたのです。

そのマゾチックな興奮で気分が昂ぶり、半ばヤケクソで牧野さんをホテルに誘うと彼女は予想をしていた筈なのにちょっと狼狽しこわばった表情で私を見たが、それでも歩き出すと黙って付いて来ました。

この鮨屋の近くにもラブホテルは有るが、妻がさっき一緒に出て行った男とそのホテルに行っている様な気がし、少し離れたホテルに行こうと思ったのです。

鮨屋を出てシャッターが下り照明の消えた商店街を横切り、薄暗い裏通りに入ると、牧野さんは不安そうに体を寄せて来て甘える様に腕にしがみ付いて来たのです。

腕を組んでしがみ付かれると乳房が上腕に当たり、柔らかいその感触と生温かい体温がワンピースの布を介して伝わって来ると、彼女に対する性的な期待で益々気分が昂ぶって来ました。

そのラブホテルは商店街に面した喫茶店の裏側にあり、玄関は派手なネオンに照らされ、彼女はその派手な照明を見るとちょっと怖気づき尻込みをしたが、私は彼女の肩を抱き強引に押してホテルの中に入ったのです。

それでもホテルに入り間接照明の淡いピンクの灯りに照らされた部屋に入ると、彼女は諦め度胸が付いたのか、部屋の中央に置いて有る丸いベッドと・・バスタブと洋式便器を並べて置いて有るガラス張りでシースルの浴室を物珍しく妖しげな表情をして見ていました。

彼女だってラブホテルくらいは来た事が有るだろうが、物珍しく見ていたから

「こんなホテルに来るのは初めてかい?」

彼女の腕を掴んで引き寄せながら聞くと

「・・・」

無言で頷きました。

私は彼女を抱き締めました。

強く抱き締めると華奢な体は折れそうで・・妻とはまた違う温かくて柔らかい肉体の感触が伝わって来たのです。

キスをすると唇を半開きにして応えてくれ舌を挿しいれると舌を絡ませて来たが、細い唇の感触は柔らかく、舌の動きは控えめで、吐息にはアルコールの匂いに混じってほんのりと甘味な匂いが漂ってきました。

私はキスをしながらワンピースの背中のホックを外し、ジッパーを下ろすと

「・・ちょっと待って・・自分で脱ぐから・・・」

彼女は恥ずかしそうに言ったのです。

私もネクタイを外し、服を脱ぎながら彼女が服を脱ぐその姿を見ていました。

ワンピースを脱ぎスリップ姿になり、照れくさそうにして後ろを向いてブラジャーを外す姿は・・細身だから妻の様な肉食系女のエロチシズムは感じず、スリップから透けて見える形の良い尻と細い綺麗な足が美しく、その姿から気品のある色気が漂って来たのです。

私はついつい彼女を妻と比較してしまうが、本当はさっき鮨屋で会った妻の怒って睨んで来た表情が頭の中にこびり付き、どうしても頭から離れなく成っていたのです。

妻が山崎と付き合い始めた頃、『絶対に浮気はしないでね。浮気をすれば離婚だからね。』と・・謙虚に言っていたが、それは自分が夫以外の男に抱かれる負い目から、私の浮気と夫の心変わりが心配で言っていたと思うのです。

だが山崎の愛人に徹してからはもう私に対して負い目を感じている風では無く、山崎のセックスを堪能し、山崎と一緒に上から目線で私を見て、堂々と男達に抱かれもうそれを隠そうとしないのです。

その癖に・・私の浮気だけは『絶対に許さない!』と言って警戒をしているのです。

だから妻に彼女との浮気がばれると本気で離婚をされるかも分からないのです。

そんな心配をしながら『妻にどの様な弁解をしようか?』そんな事を考え、もう一方では『どんな風にして淫らに彼女を抱いてやろうか?』そんな二つの思いを頭の中で巡らしていたのです。

一緒にシャワーを浴び、全裸の彼女を改めて見ました。

服の上からは小振りに見える乳房も、服を脱ぐと細身の体には大きく見え、妻と比べて乳房が小振りだからか、薄いピンクの小さな乳首がツンと上を向いて形が良く、後ろから両手で掴むと、両手にはちょっと収まり切れない大きさで、その感触は滑々として張りが有るのです。

その肌も色白できめ細かく、腰はくびれ、こんもりと盛り上がった尻を撫でながら首筋に唇を這わすと、その襟足から甘ったるい女の匂いが漂って来たのです。

二人でシャワーを浴び彼女に触れ、その肉体を十分に堪能した後、ベッドに入ると

「誘われると直ぐホテルに来るなんて・・私って淫乱で堕ちた女なのね?」

そんな事を言い、何かを求める様に彼女の方から抱き付いて来たのです。

私はその彼女の行為はセックスに飢えている行為だけではなく、自分の行動に酔っている様に感じたし、彼女から『・・私って淫乱な堕ちた女なのね?』そんな言葉を聞くと、以前に妻が『私は堕落願望を持っている。』と言った事を思い出していたのです。

そんな事を色々と考えていると

「安田さんはこんな事に慣れているわね?・・ここには誰かと良く来るのでしょう?」

ちょっと疑い深かい目をして聞いて来たのです。

このホテルに来たのは妻と新婚の頃に数回来た事が有るだけで、もちろん、他の女と来た事は一度も無かったが、山崎と妻の情事を見て色々と学習していたから、たぶん彼女には私が女の扱いに慣れている様に見えたと思うのです。

私は彼女も妻と同じで・・娼婦願望や堕落願望を持っていると疑い

「さっきスナックで話しただろう?・・時々、娼婦を買ってこのホテルに来るんだよ!」

冗談らしく笑いながら話すと

「もう!不潔ね。・・真面目そうな安田さんが?・・人って見掛けによらないわね!」

本気で信じたのかどうか分からないが?・・私を軽蔑し蔑む表情を作って笑ったのです。

それでも普段は堅物の彼女がそんな会話に乗って来た事に安堵し、形の良い左右の乳房を交互に揉みながら

「週刊誌で読んだが・・・女って誰も娼婦に堕ちたい堕落願望を持っているらしいな?」

と前置きをして

「牧野さんも娼婦願望を持っているのかい?」

耳元で囁く様にして聞くと

「・・・」

彼女は何も答えなかったが、一瞬、体をピクンと震わせた様な気がしたのです。

私はそんな彼女を見ていると・・山崎が妻を抱く時、必ず言葉責めで妻の気分を昂ぶらせている事を思い出していました。

「もし牧野さんが娼婦なら、俺は毎晩買って・・破産するまで抱くのになぁ~・・」

山崎の言葉責めを思い出しながら冗談らしく言うと

「・・・」

どう答えて良いか分からない様子で、彼女は黙って妖しい表情をしていました。

私は妖しい表情をした彼女を益々怪しく思い、今度はどんな風な『言葉責め』で彼女の気持ちを昂ぶらせてやろうかと考えていたら

「鮨屋さんで会った女の人・・奥さんでしょう?」

彼女が突然問うて来たのです。

「・・・」

私は妻の事を突然聞かれ狼狽しました。

「違うよ!・・・彼女は声を掛けて来た男の奥さんだよ」

また嘘を付いたが

「私、安田さんが奥さんと一緒のところを見た事が有るの!・・綺麗な奥さんだから印象に残って覚えていたのよ。・・それに彼女から嫉妬の目をして睨まれたもの・・・」

疑い深そうな口調で笑いながら言うのです。

鮨屋で会った女が私の妻だと感づいているのに、ホテルに付いてくる彼女に小悪女的な女を感じたが、もう面倒くさくなり、また・・『俺の願望で妻は愛人をしている。』・・そんな自堕落な事を言いたくなったが

「牧野さんの言う通りさっきの女は女房だよ。・・俺達夫婦はお互いに何事にも干渉しない主義なんだ」

思い直して、そう言って誤魔化したのです。

「ふ~ん。本当にお互いに干渉せず、理解をし合える夫婦もいるんだぁ~?・・もし奥さんが浮気をしたらって・・考えないの?・・もし浮気をしても嫉妬はしないの・・?」

たぶん彼女は自分達夫婦の事を重ねて考えていると思ったから

「もし女房が浮気をしても嫉妬はしないと思うよ。・・相思相愛だよ」

「へ~ぇ!・・それなら反対に私との浮気がばれても奥さんは許してくれるの?」

「・・だから、俺達夫婦はお互いに何事にも干渉しないと言っただろう?」

いつも妻から離婚を言い出されないかハラハラしている癖に、またそんな嘘を付き、このまま話しているとボロが出ると思ったし、牧野さんは私が話した夫婦の関係を疑っている様で秘密を感づかれそうに思ったから

「それより単身赴任の旦那・・向こうで女でも出来たのかい?」

今度は話をそちらに振ったのです。

彼女は私の秘密を聞いたからか口が軽くなり

「・・・半年ほど前かな?・・突然、博多のマンションに行ったら女の化粧品と歯ブラシ、それに下着が置いて有ったのよ。・・それまでにも色々と有ってね。私、夫に女が居ると知っても嫉妬をしなかったの・・もう旦那との夫婦関係は醒めているのよ」

そう言って苦笑して

「だからって・・・安田さんとホテルに来た訳ではないのよ!」

慌ててそう弁解をしたのです。

人妻
牧野さんは・・私とホテルに来たのは『夫婦の不仲が理由では無い。』・・と言ったが、彼女と色々な事を話し夫婦の秘密を知ると、彼女が私の誘惑に乗った理由の中には旦那の単身赴任や夫婦関係が醒めた事も要因の一つだと感じたのです。

だが私はそれには触れず、彼女を抱き締めキスをすると、山崎に抱かれ悶えている妻の痴態が頭に浮かんで来ました。

寝取られ男でマゾヒストの私は、山崎に抱かれる妻の姿をレコーダーで聴いて想像したり、見たり、思い浮かべて興奮し快感を享受していたのに、他人の妻を誘惑してホテルのベッドで抱き合うと、妻を寝取られるマゾチックな興奮とは反対の・・人妻を寝取るサドチックな興奮を初めて実感したのです。

人妻を寝取る行為は刺激的でこうしてベッドの中で彼女を抱いていると、まだ会った事の無い彼女の亭主に対して妙な優越感を覚えました。

牧野さんの旦那が単身赴任をして二人は別居しているから、彼女さえ黙っていれば旦那にばれる事もなくトラブルに成る事は無いと思うと、その安心感と優越感で・・彼女にどんな過激な行為をしても許される気分になったのです。

そんな気がすると山崎が妻に対して次々に加虐的なセックスをエスカレートさせ、その行為に亭主が興奮しもっと過激な行為を望んでいる事を知ると、妻の肉体に自分の名前とバラのタトウを彫り、平気で他人に抱かせる感覚が少しだけ分かる様な気がしたのです。

そんな加虐的な気分で牧野さんの首筋に唇を這わすと、彼女は体をちょっと反らし

「ぁぁぁ~~~」

か細い喘ぎを発しました。

首筋に唇を這わせた後、乳房を強く掴んで異様に歪んだ膨らみを強く吸い、唇の形をした紅い鮮明な痣を二つ付け、腹と内股にもキスマークを付けたのです。

彼女の白い肌に付けたキスマークを見ると、妻が山崎と付き合い『夫は寝取られ願望を持っている。』と告白をさせた夜、山崎に抱かれた妻の事を思い出していました。

あの夜、妻の体には首筋と乳房・・それに腹に鮮明なキスマークを付けられ、そのキスマークを見た私は『妻を抱いた痕跡を私に見せつけ様としている。』と勘ぐり、強烈な嫉妬を覚えたのを思い出していました。

他人の妻の肌に自分で付けたキスマークを見ると、彼女を手に入れ自分の女に成った様な錯覚をし、もし彼女の亭主が・・寝取られ願望を持つマゾヒストなら・・私だってその女房を寝取った証にキスマークを付け、亭主のマゾチックな願望を彼女に施し、女房を寝取った自分の存在を誇示したい気分に成るだろうと思ったのです。

私はそんな事を色々と考えながら、今夜は山崎が妻に行うセックススタイルを真似てやろうと思いました。

中途半端に掛かっていた上布団を全部剥ぎ、彼女の上に乗ってキスをして乳房から腹に唇を這わせた後、両手で彼女の膝を折って持ち、両足を開いて股間に顔を埋めると

「・・嫌!・・それは嫌!・・・あっ・・あああ~~~~」

体を反らせ・・甲高い喘ぎを発しました。

私が股間に顔を埋め舌を割れ目に沿って這わせ、蕾を弄ぶと、舌の動きに合わせて彼女は腹を小刻みに震わせ、私の頭を持って体をくねらせ喘ぎながら悶えていました。

そんな彼女を見ていると益々気分が加虐的に昂ぶって来て、山崎に縛られた妻の悶えている姿が頭に浮かび

「・・・縛ってやろうか?」

そんな過激な事を言ってしまったのです。

彼女は何も答えずにいました。

私は気持ちが加虐的に昂ぶっていたのと、彼女が拒否しなかったから聞き入れてくれたと思い、ベッドから出てクローゼットに吊るしたネクタイとバスローブの帯を二本取り、ベッドに戻り

「縛ってやるからうつ伏せに寝ろよ!」

そう命令すると、彼女は戸惑う風もなく自らうつ伏せになったのです。

私はうつ伏せに寝た彼女の両手首を背中で重ね、ネクタイでその手首をきつく縛った後、一本のバスローブの帯で乳房の周りを縛り、もう一本の帯を首に軽く巻き、ネクタイで縛った手首と首を繋いで固定をしたのです。

縛った彼女を抱き起こし

「今までに縛られた事はあるのかい?」

耳元で喋ると

「・・・」

無言で首を左右に振ったが、その表情は上気して妖しい目で見つめて来ました。

私は彼女が縛られて感じていると思いました。

「金を払って買った娼婦でもなかなか縛らせてくれないよ。・・・縛られて感じているのだろう?」

加虐的で屈辱的に言うと

「・・・」

彼女は無言で顔を横に逸らせたのです。

私はまた彼女にキスをして唇を弄び・・首筋から乳房・・乳房から腹へと唇を這わせながら股間を指で弄ぶと、

「あっ・・うんんんん~~~・・ああああ~~~」

彼女は縛られた体をもどかしそうにくねらせて喘ぎました。

私は言葉遊びでもっと気分を昂ぶらせてやろうと

「美人でこんなに綺麗で良い体をしている牧野さんを縛れば、どんな男でも興奮して直ぐに勃起するよ」

卑猥な事を言うと

「安田さんは女を縛れば興奮をするの?」

逆にそう聞き返され・・『それは変態よ!』・・と言われている様で一瞬言葉に詰まったが

「そらぁ~・・縛る女にもよるよ」

そんな言葉しか思い立たず、慌ててそう言ってしまったのです。

彼女は縛られている癖に

「私より娼婦を縛る方が興奮するのでしょう?・・奥さんとも縛ってするの?」

醒めた声で皮肉ぽい口調でそんな事を聞いて来るのです。

私は妻を数回縛ってみた事は有るのです。

だが山崎に縛られバイブレーターやペニスで苦しそうに悶える妻の姿には興奮をするのに、妻を縛っても私自身そんなに興奮はしないのです。

そんな私の心中を見透かされている様に醒めた声でそんな事を言われると、自分の行為が恥ずかしくて馬鹿らしくなり

「おい・おい!・・皮肉を言うなよ。縛られている癖にもっと感じてくれよ」

今度は私が照れくさくなって、茶化した口調で言うと

「私を縛って興奮するなら・・我慢するから良いのよ?」

そんな風に言って笑ったのです。

彼女は私と同じでこんな雰囲気に慣れていないと思ったが、『今までそんなに親しく無かった牧野さんと酒を飲みながら話し、こうしてホテルに来て全裸で抱き合っただけで、何か心が通じ合うものが出来た。』そんな風に感じたのです。

私は手首を縛ったネクタイと上半身それに首に掛けたバスローブの帯を解こうかと思ったが、テーブルの上に置いてあるパンフレットにバイブレーターを販売していると書いて有るのを思い出し

「バイブレーターは経験した事はあるかい?・・何なら体験をしてみるかい?」

笑いながらそう聞いてみたのです。

「・・・!」

彼女は笑って何も言わないから、私はパンフレットに書いてある番号に電話をして、どんなバイブを買うか迷ったが、妻が強烈に悶えていた按摩形のバイブを購入しました。

バイブを購入すると私はサドチックな期待感に浸りながら、縛った彼女を改めて抱き起こし、股間に指を当て弄りながら左手で乳房を握ってキスをすると、彼女は異様な行為に興奮したのか

「うっ・・あううっ・・あううううう~~~~ん」

体をちょっと反らせ低い波長の長い喘ぎを発したのです。

しばらく股間を弄った後、彼女を仰向けに寝かせました。

バイブレーターのスイッチを入れ、彼女の足をちょっと開かせ、腹から太ももの内側にバイブレーターの頭を当てて滑らすと

「もう!・・くすぐったいわよ!」

笑いながら体を折って逃げようとしたが、強引に股間の蕾辺りにバイブを当てると

「・・・おうっ・・!」

低く唸った後、一瞬体の動きを止め、・・縛った上半身をピックンと震わせ

「嫌!・・何?・・嫌!・嫌!・嫌!・・きつい!」

自分が想像していた以上の快感に見舞われたのか、体を捻って逃げようとしたのです。

私は捻って逃げようとした上半身を押さえつけ、強引にバイブを蕾に押し当てると

「あっ・おううう~ん・感じちゃう!・感じちゃう!・・嫌!・嫌!・感じちゃう!」

縛られた体を後ろに大きく反らせ、頭を左右に振り、体を小刻みに震わせ始めたのです。

「今夜は・・何度も失神させてやるよ!」

反らせた体を片手で抱いて支えながら耳元でサドチックに囁き、バイブの振動をちょっと強めると

「あっ・あうう~ああ~ん・・あうううううう~~・・嫌!・頭が変に成っちゃうの!」

今まで醒めていたのに、彼女は体を震わせ甲高い喘ぎを発したのです。

体を震わせながら悶える彼女の首筋に唇を這わせながら乳房を握ると、首筋も乳房も薄い汗でヌルッとした感触がして生温かく感じ、彼女の肉体はもう軽く発汗していました。

彼女は直ぐにアクメに達すると思いました。

「我慢せずに・・いけよ。・・・いけ!」

更にバイブを強く押し付けながら強い口調で命令すると

「・・・うっ・うっ・うっ・うっ・ううううう~~~~~」

反らせた体を大きく震わせ、低く唸りながらアクメに達したのです。

寝取り
股間にバイブを当てると、牧野さんは縛った上半身を大きく反らせ、眉間に皺を寄せ、体を震わせながら苦しそうな表情で低く唸りながらアクメに達したのです。

アクメに達した彼女の股間からバイブを外すと全身の力が抜けたのか、大きく反らせた体をベッドに落としグッタリとしたが、バイブの振動が強烈で感じ過ぎたのか眉間に皺を寄せたまま上半身をまだ小刻みに震わせていました。

私は小刻みに震える上半身を抱き締め、だらしなく開いた唇に唇を合わせると、唇から垂れる唾液が甘ったるく感じ、なぜか?・・その唾液の感触に妻から教えて貰った山崎の性癖を思い出していました。

以前・・妻は私を仰向けに寝かせて跨いで座り、口に口を近づけて来て口内に溜めた唾液を垂らして飲ませて来た・・あの行為を思い出し、『もしも彼女にそんな行為をさせると、どう応じて来るのだろうか?』そんな妙な事が頭に浮かんだのです。

「・・すごい!・・こんなに感じたのは初めて・・・!」

彼女は強張った表情を緩め、潤んだ目で見つめて来ました。

「アクメは初めてかい?」

そう聞くと

「分からないの?でも一瞬、記憶が飛んだみたい。・・これがアクメって言うのかな?」

恥ずかしそうにそう応えたのです。

「・・・今度はバイブで数回続けていかせてやるよ」

ちょっとサドチックな口調で言い

「牧野さんは縛られた事は無いのかい?・・・縛られるとまた違った気分に成って興奮するだろう?」

自分だって山崎に妻が縛られ、それを真似て妻を数回縛った事が有るだけなのに、彼女に対してセックスに関してベテランと思わせ、大きく見せようとしている自分自身に苦笑したのです。

「私だって縛られる行為くらいは知っているわよ。旦那はこんな事に興味が無いから本当に初めてよ・・・」

彼女は恥ずかしそうに言ったが、自分の痴態を私に晒した事で・・また二人の親しみがちょっと増した様に感じたのです。

私はこのままバイブで数回いかせてやろうと思ったが、彼女をいつまでも縛ったままにして置く訳にもいかず、内心では妻以外の女を一度縛って抱いてみたいと思っていたから、彼女の上半身を抱き起こしキスをして、乳房を握って首筋に唇を這わせた後、彼女を仰向けに寝かせると

「お願いだから中には出さないでね!」

彼女は私の次の行動を察し、妊娠が気に成るのかそんな風に言ったのです。

「・・・」

彼女のその言葉に・・私は答えず黙っていました。

私は高校生の時に出た高熱で精巣炎に罹り乏精子症で精子が少なく、中出しをしても彼女を孕ませる確率は極めて低いのです。

私は仰向けに寝かせた彼女の膝を折って足を開き、股間にもう一度顔を埋め、舌を蕾みに当てて弄ぶと彼女はまた腹を小刻みに震わせ

「・・嫌!・・あっ・うう~~~~ん・・あああうう~~~~ん」

もどかしそうな喘ぎを発して縛った上半身をくねらせました。

しばらく舌で股間の割れ目を弄び、今度はまだ半立ちのペニスを彼女の口に近づけ

「・・咥えろよ!」

命令口調で言うと、彼女は形の良い唇を大きく開けて素直にペニスを咥えて来ました。

咥えられたペニスの感触は・・豪快に咥えペニスをしゃぶって弄ぶ妻の感触とは随分違っていました。

彼女はペニスを咥え申し訳程度に舌を動かし亀頭に絡めて来たが、亀頭から口内の生温かい感触が伝わって来て、その感触から妻以外の女を感じペニスは直ぐに勃起したのです。

私はペニスを咥えた彼女の顔を見ていました。

セミロングの髪を乱し、軽く目を閉じ、ペニスを咥えたその表情が何とも言えないほどに淫らで愛らしく見えたのです。

私は半ば強引にペニスを口の奥に挿し込むと、顔を歪め、咽を鳴らして嫌がったが、頭を押さえ何度も喉の奥までペニスを挿しこみ弄んだ後、今度は彼女の膝を立てて足を大きく開き、足の間に下半身を入れペニスを股間に宛がうと、上気した表情で私をチラッと見て顔を横に逸らせました。

私は両手で乳房を掴んだまま勃起したペニスで割れ目を探り、ゆっくりとペニスを体内に挿し込むと

「あっあっあっ・・ああああ~~~~」

低い喘ぎを上げたのです。

ペニスを入れたその感触は厚い肉片の感触の妻とはまた違って、生温かく湿った薄い肉片がペニスに絡み付いて来る様に感じました。

私は彼女の表情を見ながらゆっくりと腰を動かすと、目を閉じ、眉間に寄せた皺を深くして頭を反らせ、唇を半開きにして

「あうっう~~~~~ん・・うっう~~~~~ん・・うっう~~~~~ん・・」

低い波長の長い喘ぎを発しました。

腰の動きを速めると

「あっ・良い!・・こんなの久し振り!・・あっううう~ぅ・・あっううう~ぅ・・」

縛った上半身をもどかしそうにくねらせ喘ぎながら悶え始めたが・・すすり泣く・・そんな喘ぎを発し続けたのです。

今度は彼女の上に覆いかぶさり、縛った体を抱き締め・・腰を動かしながら

「チ×ポ・・俺と旦那どちらが太い?」

妻に誰もが聞く定番の言葉を牧野さんに聞いてしまって苦笑したが

「あっ・・安田さん!・・安田さん!・・あっううう~ぅ・・あっううう~ぅ・・」

彼女の口から私の名前を聞いて彼女を寝取った実感が湧いたのです。

「俺と旦那、どっちのチ×ポが・・気持ちが良い?」

この言葉も誰もが妻に聞く事だが

「あっううう~ぅ・・あっううう~ぅ・・安田さんの方が・・気持ちが良いの!」

その言葉を聞くと、また旦那に対して彼女を寝取った優越感を覚えました。

彼女の旦那に優越感を覚えると気持ちが少しサドチックに成り、発汗してネットリとしている首筋に唇を当て、その肌を強く吸ってキスマークを付け

「・・なあ?・・中出しをしても良いだろう?」

腰の動きを速くして耳元で囁くと

「ダメ!・・ダメ・・」

そう拒否をしたが、縛られた体をくねらせながら

「あっ・ああああ~~~あっああ・・あっああ・・あっああ・・あっああ・・」

腰の動きに合わせて喘ぎ始めたのです。

私は上半身を起こし、両手で乳房を強く掴んで猛烈に腰を動かし

「中に出しても良いだろう?」

もう一度聞くと

「・・・」

無言で首を縦に振り

「・あう・あう・あう・・変に成る!・・頭が変に成る!・・体が溶けてしまいそう!・・あう・あう・ううううう~~~~」

喘ぎながら上半身を反らせ、体を大きく震わせながらアクメに達したのです。

私が今まで女を抱いたのは妻を含めて三人だがアクメに達したのは妻だけで、それも山崎に抱かれた後の異様な雰囲気の中だったから・・牧野さんが私のセックスでアクメに達する姿を見て感動を覚えたのです。

感動を覚えると前触れもなくペニスが震え始め、突然射精前の快感が訪れ、その快感に堪える事が出来ず、上半身を縛ってもどかしそうに体をくねらす彼女に思わず抱きつき、体の中に射精をしたが彼女はペニスの震えに合わせ

「あっあああああ~~~~ん」

もう一度、長い波長の喘ぎを発しました。

彼女の体内に射精を終えるとあの気だるい快感がしばらく残り、その快感も消えるとなぜか心に小さな穴が出来、牧野さんを抱いた事に軽い後悔を覚えたのです。

「我慢出来なくて・・・ごめんよ!」

牧野さんの体中に射精をした事を詫びたが

「・・・」

彼女は無言で首を左右に振ったのです。

私は牧野さんとのセックスに軽い後悔を覚え、無意識の内に妻とのセックスを比較していました。

やはり私はマゾヒストなのです。

私には山崎の様なサドチックなセックスは似合わず、牧野さんの様な清潔感のあるセックスよりも、妻が男に抱かれ精液を体内に放出された不潔な肉体から得られるマゾチックなセックスの方が興奮と快感が得られ、妻とのセックスには安心感があるのです。

そんな事を考えていると妻の事が気になって来ました。

たぶん今頃、妻は鮨屋から一緒に出て行った男に抱かれ、野獣の様なヨガリ声を発して悶えながら体内に男の精液を放出されている様な気がしたのです。

そんな事を考えながら牧野さんを縛ったネクタイとバスローブの帯を解くと、彼女はシャワーを浴びに浴室に行きました。

私はベッドに横になってガラス越しに浴室を見ていると、彼女はガラスの向こうからちょっと戸惑い恥ずかしそうな表情で洋式便所に座ったが、セックスを終えた後、全裸で洋式便器を跨いで座る彼女を見てもそんなに違和感を覚えず、その行為に益々親密感を覚えたのです。

彼女はシャワーを浴びてベッドに戻るとバックから携帯電話を取り出し

「もう午前一時よ。奥さん・・大丈夫?・・私との事ばれない?」

心配そうに聞いて来たのです。

私はさっき携帯電話の着信記録を見て、妻から探りのメールも電話も掛かって来ていない事を確認していたから

「大丈夫だよ!・・」

そう言ったが、妻の怒った顔を思い出していました。

牧野さんはしきりに妻の心配をしていたが

「・・・今頃、奥さんも浮気をしているのじゃあない?・・安田さん夫婦はお互いに干渉をしない主義なのでしょう?・・さっきの男の人は彼氏?」

笑いながら疑い深そうに言い、探りを入れてきたのです。

『俺は寝取られ男で妻は愛人をしているよ!』と、また私の秘密をばらしたい気分になったが、さすがにそんな事は言えるはずが無く

「・・さっきの男?ああ!会社の同僚だと思うよ。・・妻は酒が好きで同僚とよく飲み歩いてカラオケに行っているよ」

そう言って誤魔化したのです。

彼女に何かを感づかれているとは思ったが、これ以上聞かれるのが億劫で話すのが面倒になり

「またバイブを使っていかせてやろうか?」

ベッドに置いて有ったバイブを取ると

「・・・もっと気持ち良くして!」

そう言って彼女は抱きついて来たのです。

弁解
牧野さんとホテルに行き肉体関係を持ち、その後で携帯電話の番号とメールアドレスを交換すると、これまでの同僚との関係とは違う特別な男女の親しみが出来、会社で会うと彼女は妖しい笑顔を向けて来てすれ違いざまに体に軽く触れて来る事が有るのです。

だが今、問題なのは妻なのです。

あの夜、鮨屋で鉢合わせをして牧野さんと一緒のところを見られ、怒って睨んで来たから妻の様子を探ろうと次の日から電話をしても留守電に切り替わり、言い訳のメールを送っても返事が返って来ないのです。

やはり妻は牧野さんとの関係を疑い怒っているのです。

私は『彼女は同僚で・・同僚以外の何者でもない!』と弁明するために嘘と言い訳をあれこれと考えていました。

それにあの夜、鮨屋から妻と一緒に出て行った中年の男も気に成っていたし・・『どうしても麻衣子を抱きたいという男が居てね。・・またSDカードで差し上げますよ。』・・そう山崎から耳打ちされたその言葉が頭から離れずにいたのです。

そんな事を色々と考え悶々とした日々が続いていたが、あれから一週間が経った金曜日、定時で仕事が終わり会社を出て妻に電話を掛けると、どうした事か直ぐに出て

「何か用?」

怒ったつんけんどんな口調で

「私に申し開きが有るのなら聞いて上げても良いわよ?」

続けてそう言ったのです。

その妻の口調からやはり怒っていると感じたが、夕食に誘うと『今、仕事が終わり会社を出るところだから良いわよ。』と簡単に応じてくれ、駅前で待ち合わせをして港にある高層タワーのレストランに行ったのです。

そのレストランは港が一望出来、カップルには人気の店だが夕食にはちょっと時間が早くまだ空いていて港が見える窓際の席に座れたのです。

妻とはあの鮨屋で会ったのは偶然で、妻を誘ってこうしてテーブルに向かい合って座るのは久し振りだが、妻に会う間隔が長く成ると自分の知っている妻の匂いが段々と薄れ、益々山崎の色に染められ、自分の妻なのに向かい合って座っていると遠慮がちでくすぐったい妙な雰囲気を感じてしまうのです。

妻は会社帰りだから化粧は薄く地味な服を着ているから清楚に見えるが、白いブラウスの胸で盛り上がった乳房の動きは妖しく、スカートからはみ出た白い太ももがチラチラ見え、久しぶりに見る豊満で美しい妻の体が眩しく見えたのです。

ウエイトレスが注文を取りに来てテーブルから去ると

「・・・」

妻が視線を逸らさず無言でジッと見詰めて来たから、その場の空気が重ったるく、突き刺さるその視線に耐えられず、ウエイトレスが置いて行ったグラスの水を一口飲み

「麻衣子はちょっと太ったのかい?」

他所事を言うと

「・・・あの女は誰よ?」

怒った口調で聞いて来たのです。

「彼女は会社の同僚だよ。あの日は部長の歓送迎会が有って・・二次会が終わって偶然彼女と二人になったから鮨屋に誘っただけだよ」

スナックに行った事は隠し、今まで考えていた通りに弁解をすると

「その後、ホテルに行ったのでしょう?」

そう確信的に聞いて来たのです。

私は一瞬、ホテルに入るところを見られたのかと思ったが

「ホテルなんて行くはずが無いだろう?・・彼女は鮨屋から電話をして、旦那が車で近くまで迎えに来ていたのだよ!」

そんな嘘を思いついたのです。

「ふ~ん?・・怪しいわね。私は家に電話をしたのよ。それも三回も・・・」

今度は妙な笑みを浮かべ、私を試す様な目でジッと見つめて来たのです。

私はそれ位の事は考えていて家の電話の着信履歴も調べ、誰からも着信が無かったのを確認していたから

「鎌を掛けてもダメだよ。・・・本当に彼女とは何でも無いよ」

そう言って笑ったのです。

妻はまだ半信半疑で疑っている様だったが

「本当?・・絶対に浮気だけはしないでね。・・約束してよ」

もう妻の身も心も山崎に奪われ、妻だって夫の私を蔑ろにしている癖に、私にはその言葉がちょっと白々しく聞こえたが、それでも私の事を心配する妻を嬉しく感じたのです。

ウエイトレスが注文をした夕食を持って来てちょっと会話は途切れ、ウエイトレスがテーブルを去ると

「鮨屋で会った男は誰だい?・・麻衣子こそあの男とホテルに行ったのだろう?」

ブラウスの胸で盛り上がった乳房を見ながら聞くと

「ああ!あの人・・・マンションから国道を東に行くと、池の近くに整形外科が在るでしょう?・・そこの尾崎先生よ」

私は池の傍にある尾崎整形外科医院の建物を頭に浮かべながら

「あの夜、その先生と寝たのかい?」

そう聞くと

「・・・うん」

悪びれる風も無くそう答えたのです。

私は妻のその答えを聞き、おぼろげに覚えている男に妻が抱かれる情景が頭に浮かび嫉妬を覚えたが・・なぜか?あの夜、牧野さんを抱いたホテルでの情景が同時に頭に浮かんで来たのです。

・ ・・あの夜ホテルで・・・

牧野さんを抱き体の中に射精をした後、シャワーを浴びてしばらく話し、二度目のバイブを使おうとすると、彼女は『・・・もっと気持ちよくして!』と言い、恥ずかしそうに抱き付いて来たのです。

私は彼女を仰向けに寝かせ

『今度はバイブで・・失神させてやるよ!』

サドチックに言い、小振りの乳房を握ってバイブを股間に当てようとすると

『嫌!・くすぐったくて変な感じ!・・イヤ~ン・ウフッ・フウフフフフッ~~~ン』

強烈で感じ過ぎてくすぐったいのか、バイブを両手で掴んで拒み、妙な笑い声を上げて体を捻って逃げたのです。

私は彼女の手を封じる為に、もう一度ネクタイで両手を後ろ手にきつく縛り、強引にバイブを股間に当てると彼女はバイブの振動に直ぐ反応し、体を反らし、両足をつっぱって腰を持ち上げ、体を震わせながら

『嫌!・・すごい!・・嫌!・嫌!・感じちゃうの・・・止めて!』

バイブから逃げようとしたが、私は腹を抱えて押さえつけバイブを股間に強く当て

『我慢せずに・・思い切ってヨガってみろよ!』

妻のヨガリ声を頭に浮かべていたら

『うおっ・・うおおおお~~~すごい!・すごい!・・・おっ・うおおおお~~~~~。』

妻とはまた違う・・獣の様な叫びを発したのです。

彼女は連続したバイブの快感に反らせた体を震わせ、だらしなく唇を開いて涎を垂らし、苦悶と恍惚の表情を交互に浮かべ、獣の様に叫びながら数回続けてアクメに達しました。

彼女が数回アクメに達するとバイブを止め、グッタリとした彼女の両手を縛ったままうつ伏せに寝かせ、腰に手を回して尻を上げ、両手で腰を持って後ろからペニスを突き刺すと、甲高いヨガリ声を発したが、私はサドチックな気持ちで腰を動かし続け、ヨガリ悶える彼女の体の中に二度目の射精をしたのです。

そんな事を思い出しながら、その尾崎と言う医者に抱かれた妻の事も想像すると、妻に対して異様な被虐的な興奮を感じ・・牧野さんには加虐的な興奮を感じるが、妻から発散するマゾチックな威圧感の有るオーラの方が私には合っていてマゾチックな興奮になぜか安心感が有るのです。

そんな事を思いながら妻を見ると、妻は窓から外を見ながら

「彼・・女が居るのよ!」

その口調は寂しそうで嫉妬が含んでいました。

私は妻と京都にドライブに行った時に妻の様子がおかしく思い、山崎と会って話すと『浮気がばれて喧嘩をした。』と聞いていたから、山崎に女が居る事にそんなに驚かなかったし、女好きの山崎の事だから女を作るのは当然だと思ったが、『山崎に女が居る。』と言って寂しそうにして嫉妬をしている妻に・・私は強烈な嫉妬を感じたのです。

「・・その女に嫉妬をしているのかい?」

無理に笑いを作って聞くと

「・・・」

妙な笑いを浮かべて力なく頷いたのです。

私はその妻の態度にまた嫉妬をしたが

「何かい?それで・・山崎さんに冷たくされるのか?」

今度は妻の心配をしながら、心を探ると

「ううん!」

と言って首を横に振り

「・・反対よ。私の機嫌を取って来くるし・・益々私を束縛しようとするの」

そう言って苦笑をし

「それに彼、最近、嫉妬深いのよ」

苦笑しながら妙な事を言ったのです。

山崎は麻衣子を平気で男に抱かせる癖に嫉妬深いとは不思議だが、妻は『自分が山崎に内緒で男に会っていると疑われる事が有る。』と言い、『束縛するのは誰とでも直ぐに寝る希少な女を離したくないのでしょう?』と言って自虐的な笑いを浮かべたのです。

山崎が妻に対して嫉妬深く成ったと言う事は・・『山崎は女が出来たが、女と妻を天秤に掛け、妻の方を愛していると感じたのでは?』・・そう疑ってしまったのです。

だが妻の言う事が本当なら、ヤクザが情婦を逃がさないための態度にも見え、『山崎は妻をもう手放す気はないだろう!』そんな思いが頭を過ぎると、心がざわめき何とも言えない騒擾感を覚えたのです。

その騒擾感は強烈で・・妻が私に何かを告白している様に感じ

「まさか!・・俺と離婚って事ではないだろうな?」

心配に成って聞くと

「・・・」

無言で笑いながら首を横に振ったが、その妻の仕草にどうも怪しいものを感じ益々不安に成ってしまったのです。

食事を終え・・コーヒーを飲みながら

「なあ?さっきの話しだけど・・本当に俺と別れるって話を山崎さんとはしていないだろうな?正直に話せよ!」

不安になってもう一度聞くと

「そんな話はしないわよ。・・・でも・・最近、嫉妬深くて私を束縛するって言ったでしょう!・・俺の愛人で一生側に居て欲しいって言うのよ」

そう言って妖しい表情で見つめて来て

「一生愛人って何なのよね?・・私をバカにしているでしょう?」

今度は苦笑をしたのです。

私は妻のその態度を見て、妻は『愛人で一生束縛されるのは嫌だが、奥さんなら・・・!』と言っている風に聞こえ

「おいおい・・冗談だろう?それで麻衣子は何て答えたのだい?」

そう聞くと

「・・・大丈夫!・彼は遊びよ」

いつもと同じ事を言って笑ったのです。

私は妻と山崎の間で私の知らない何かが起き、何かが動いている気がして強烈な不安に襲われ

「・・・」

不安な気持ちで妻を見ながら次の言葉を探していたら、妻の携帯に着信があったのです。

妻がバックから携帯電話を取って画面を見て

「山崎さんから・・・!」

電話を持って慌てた様にしてフロアーから廊下に出て行ったのです。

幻想的な妻
妻は山崎から電話が掛かると、私と話しているのに慌ててバックの中から携帯電話を取り廊下に出て行ったが、山崎から掛かった電話の対応を見ると、妻は山崎から束縛された上に監視をされていると感じ・・妻の心の中から私の影がもう薄れている様に感じ何とも言えない寂しさを感じたのです。

その寂しさは居ても立っても居られないほど強烈で、さっき妻が話した・・『俺の愛人で一生、側に居て欲しいって言うのよ。』・・『一生、愛人って何なのよね?私をバカにしているでしょう?』・・妻が何気なく言ったあの屈辱的な言葉を思い出していました。

ガラスの壁の間から外を見ると、妻はレストランの入り口を出た廊下の端でちょっと体を前屈みにして電話で話していました。

そんな妻から私は蔑ろにされていると感じ、山崎に妻を奪われてしまった絶望感と不安感で心の中に大きな穴が開き、強烈な嫉妬を覚えたのです。

だが、マゾヒストの寝取られ男の悲しい性か・・嫉妬が強烈で有れば有る程、被虐的な気分に陥り・・『山崎に束縛された妻をどうする事もままならない。』・・あのもどかしいマゾチックな興奮が強烈な渦となって体の奥から湧き上がって来るのです。

そのマゾチックな興奮は『妻を奪われても構わない!妻を奪って束縛して山崎が自由に調教し、もっと淫乱な女に堕としてから返して欲しい。』妻と山崎の関係に妥協をしてしまう思いが一瞬頭の中を過ぎったのです。

私はそんな思いに駆られていたが、テーブルの上に置かれた妻のバックがどうしても気に成っていました。

私は今まで妻のバックの中身なんて気にも留めた事が無かったのに、そのバックの中に重大な秘密が隠されている様な気がしたのです。

妻を見るとまだ廊下で電話をしている姿が見えたから、思い切ってそのバックを取って中を盗み見したのです。

バックを開いて中を覗くと、中には化粧品のポーチや財布それに手帳と封筒、小物等が綺麗に並べて収められていました。

バックの両サイドにはジッパーの付いたポケットが有り、一つを開くと空で、もう一方のポケットには金色の四角い小袋が数個入っていました。

その小袋を取り出して見ると直ぐコンドームだと分かり、私は見てはいけない物を見てしまった気がして慌ててコンドームを仕舞いジッパーを閉めたが、そのコンドームに私の心は揺らいだのです。

心が揺らいでいるのに今度は何故かバックの中の手帳が気になりました。

手帳を開くと綺麗な細かい字で予定や行動を書いていました。

牧野さんと鮨屋で鉢合わせをした先週の金曜日の欄を見ました。

その欄には『尾崎先生』と書かれ・・一昨日の水曜日の欄には『遠山社長』・・1ヶ月前のページに『友哉くん』の名前が記入されていたのです。

更に過去に遡って手帳を開くと2ヶ月前のページの中に『尾崎先生』の名前が3回書かれ急いで他のページも捲ると3ケ月と4ケ月前に田島さんの名前が1度づつ書かれ、それ以外には名前は書かれていませんでした。

もう電話を終えた妻が帰って来そうな気がし、急いで手帳をバックの元の位置に返し、バックをテーブルの元の所に置くと心の中に妙なざわめきが起こって来ました。

心の中のざわめきの原因はバックの中のコンドームと男達の名前が重ったからだが、私はその心のざわめきを治める為にコーヒを一口飲み込みました。

普通の人妻がバックの中にコンドームを忍ばせる事は考えられないが、手帳に書かれていた男の名前の中に『田島さん』と『友哉くん』と言う名前が有り、あの夜、尾崎先生とホテルに行ったと聞いたから、手帳に書かれた男達とコンドームを結び付けたのです。

私は手帳に書かれていた名前を思い浮かべながら頭の整理をしてみました。

妻の口から『田島さん』と寝た事は聞いていたし、その息子の友哉くんとのセックスはビデオで観たが、遠山と言う名前は初めてで、彼らと妻との出会いは『田島』以外は皆、妻が腰に紅いバラのタトウを彫った後の様な気がしました。

私は手帳に書かれた名前を思い出し、今度は頭の中で時系列的に並べてみました。

4~3ヶ月前『田島』『田島』・・2ヶ月前『尾崎』複数回・・先月『友哉』・・今月『尾崎』『遠山』そんな風に並ぶのです。

多分、妻は腰にバラのタトウを彫った前後から田島親子を含めて4人の男と寝て、尾崎先生は複数回、二日前に遠山から初めて妻が抱かれた様な気がしたのです。

手帳に書かれた男達の名前を思い浮かべ色々な事を考えていたら

「・・・ごめんなさい」

テーブルに戻って来た妻が携帯電話をバックに仕舞い

「用事が出来ちゃった・・・」

椅子に座りながら、携帯電話を仕舞ったバックを隣の椅子に置き、ちょっと冷めたコーヒーを一口飲んだのです。

「用事って・・山崎さんからの電話だろう?・・何だい?」

「・・・」

妻は一瞬、言葉に詰まって私を見たが

「・・・飲みに誘われたのよ」

苦笑しながらちょっと億劫そうな表情をしたのです。

山崎が妻を飲みに誘ってもそんな言い方をするはずが無いから、また山崎が妻を誰かに抱かせようとしていると思い

「尾崎先生に誘われたのかい?」

尾崎先生の名前を使って暗に『誰かに抱かれるのか?』と仄めかして聞くと

「・・・」

苦笑して首を横に振ったのです。

私はその態度で・・今の山崎からの電話は『誰か男と寝ろ!』と説得の電話で、それも尾崎先生以外の男で『・・遠山って男か?・・』そう聞きたい衝動に駆られたが我慢をしたのです。

レストランの壁に掛かった時計は午後6時半を指し、外はもう薄暗く、窓から見る港には数隻の船が停泊し、港には出入りする船の灯りが行き交い、沖合いには赤い左舷灯を見せて航行している大型船が見えるのです。

「なあ?・・本当の事を話してみろよ。誰かにホテルへ誘われたのだろう?」

少し、確信的な口調で聞くと

「・・・」

首を左右に振り

「遠山建設って会社の社長さんから飲みに誘われただけよ・・・」

笑いながら言ったが妻は嘘を付いていると思いました。

さっき盗み見した手帳の一昨日の欄に書かれた『遠山社長』の名前と、バックのサイドポケットに入っていたコンドームが頭に浮かんで来たのです。

妻が言った遠山建設は地元の建設会社では大きい方で建売住宅の建設と販売で有名だが、確か遠山社長は二代目でまだ40歳過ぎだったと思うのです。

「麻衣子は医者や社長と知り合いで顔が広いのだなぁ?」

ちょっと皮肉を言ってやり

「この間、鮨屋で会った尾崎先生って何才くらいだい?」

そう言って聞くと

「51才って聞いたけど・・・?」

そう答え、冷めたコーヒーを飲み干したのです。

私は一週間前に妻を抱いた尾崎の風貌を思い出しながら、悪ぶれる風も無く平然と答える妻を改めて見ると目が合い、妻は慌てて視線を逸らしたのです。

「・・・」「・・・」

沈黙が続きました。

私は港の夜景を背景にした妻を見ると幻想的に見え、山崎の愛人に成った頃に山崎から渡された妻のスリップ姿の写真と・・『自分は堕落願望を持っていて、その堕落願望は娼婦の様に見知らずの男に抱かれてみたい感覚だ。』・・そう告白した妻を思い出すと、妻のその願望を今、山崎が実践に向けて調教していると疑ってしまったのです。

沈黙に妻が耐えられなくなったのか、

「・・・」

何かを言いたそうな目で私を見たのです。

私はその時、娼婦の様に見知らずの男に抱かれてみたい堕落願望を持っている妻の事を考えていたからか、・・山崎の命令で娼婦の様にどんな男とでも寝る癖に夫の自分とは寝ようとしない妻に・・腹が立ち

「なあ?・・また男と寝るのだろう?・・たまには俺にもヤラセてくれよ?」

言葉が言葉だけに回りを見渡し、卑猥な言葉でそう言ってしまったのです。

「・・・」

妻は表情を硬くして無言で見つめて来ました。

妻はしばらく考えていたが

「彼・・・来週はずっと出張して居ないから・・やらせて上げるから連絡しなさい」

そう言って淋しそうな表情をしたのです。

私は妻に屈辱な事を言って後悔し謝ろうと思ったが、その場の雰囲気が気まずく成り、妻はもうその雰囲気に耐えられなくなったのか

「もう行くわね。・・あっ!そうそう彼から封筒を預かっているわ!」

さっき盗み見をしたバックの中の封筒を取り出して渡してくれたのです。

胸騒ぎ
高層タワーのレストランを出ると外はもう暗く、街灯に照らされる道路を駅まで妻と一緒に歩いたが、レストランで妻の態度に腹を立て『・・また男と寝るのだろう?たまには俺にもヤラセてくれよ!』

・・・妻に言った屈辱的な言葉を謝ろうと思ったが、声を掛ける切っ掛けが出来ずにいたのです。

駅前の歩道の信号が青から赤に変わり、隣に並んで立ち止まった妻に

「さっきは、侮辱的な事を言ってごめんよ」

そう声を掛けて謝ると

「構わないわ・・本当の事だから・・・最近、彼、仕事が忙しいから余り来ないのよ・・・!」

私を見ず皮肉交じりの口調でそう答えたのです。

妻のその態度を気遣うと60秒足らずの赤信号が長く感じました。

青信号で歩道を渡りそこで妻と別れると、妻は紺色のスカートにベージュのハーフコートを着てハイヒールを履いた足で小走りでタクシー乗り場に向ったが、その後ろ姿が小さくて淋しそうに見え、妻の姿が見えなくなると肌寒い風に虚しさが込み上げて来たのです。

その空しさに襲われながら妻から受け取った封筒を見ると、中にはSDカードが一枚入っていました。

そのSDカードには山崎があの日、鮨屋で『どうしても麻衣子を抱きたいと言う男が居てね。』肩を抱いて囁いて来た・・その男と妻との映像だと思いました。

SDカードを早く観たい衝動に駆られていたが、反面、こんなに落ち込んだ気分で誰も居ない薄暗い部屋に帰るのが恐くなり酒でも飲んで気晴をしてから帰ろうと思ったのです。

商店街を少し歩き路地裏にある焼き鳥屋に入りました。

今日は金曜日だから仕事帰りのサラリーマンで混雑し、ちょっと窮屈なカウンターに座って焼き鳥で焼酎の湯割を飲んだが、妻の姿が次々に頭の中に浮かんで来て酔う事が出来ずにいたのです。

その妻の姿はさっき盗み見した手帳に書かれていた男達の名前と重なり、男達に淫らに抱かれる妻の姿ばかりが浮かんで来るのです。

それでも一時間近く飲むとさすがに少し酔い、外に出ると雨が降っていました。

酒に酔い虚しい気分がちょっと薄れていたのに、その雨でまた心が虚しくて寂しくなり人恋しくなってしまったのです。

時計を見るとまだ午後8時前で・・頭の中に牧野さんの姿が浮かんで来ました。

だがあれからまだ一週間しか経たず、彼女に・・『体が目的で誘って来た。』・・と思われるのが嫌で誘うのを迷い、『娼婦でも買って気晴らしでもしようか?』そんな風にも思ったが、人恋しい淋しさに負け彼女に電話を掛けてしまったのです。

電話を掛けると彼女は直ぐに出ました。

「もしもし・・安田だけど・・・電話、迷惑じゃあ無かったかい?」

そう話を切り出すと

「・・どうしたの?・・迷惑じゃあないわよ」

ハキハキとした弾んだ声が聞こえて来ました。

「今、一人で飲んでいるんだ。・・良かったら飲みに出て来ないかい?」

そう言って誘うと

「良いわよ。・・どこに行けば良い?」

彼女は簡単に誘いに応じてくれたのです。

商店街の入り口のドーム下で雨を避けながら待っていると、20分ほどして彼女は傘を差して現れたが、膝上の少し短いスカートに赤いジャンパー風のコートを着て、化粧が濃く、髪を後ろで束ね、いつも会社の往き帰りで見る地味な彼女とはまた違って見えました。

彼女とどこに行こうか迷ったが

「カラオケバーにでも行かないか?」

彼女を近くのカラオケバーに誘いました。

カラオケバーと言っても、ただ店の隅にステージを置いているだけで、カラオケが歌える普通のスナックとそんなには変わらず、以前、友人と二~三度来た事が有りそんなに馴染みの有る店ではないのです。

エレベーターを上がって5階に行き、その店のドアを開けると耳をつんざくスピーカーからの歌声が聞こえ、店内はアベックや女連れのグループでどの席も一杯で、カウンターの端に空いていた席に二人で座りました。

カウンターに座ると彼女が肩に手を置き、口を耳に近づけて来て

「安田さんがこんな店を知っているなんて以外ね!・・よく来るの?」

そう聞いて来たから・・『二~三度来ただけだよ。』・・私も彼女の耳に口を近づけそう答えたが、彼女の耳に口を近づけると甘い香水の香りが漂って来て、首筋の白いきめ細かい肌が眩しく興奮しムラッとしてしまったのです。

カラオケの音で話が聞き取り難く話し辛かったが、人恋しかった私には彼女と酒を飲み、カラオケを歌って話をするとちょっと気が晴れ、妻の事を少し忘れると、一週間前にラブホテルで彼女を抱いた情景を思い出してしまったのです。

彼女の肉体を意識し始めると、彼女が喋る唇の妖しい動きや、こんもりと盛り上がった胸の膨らみ、それにスカートから出た太ももが気に成りついついそこに視線を向けてしまうのです。

彼女はカクテルを数杯飲んで酔ったのか、顔を朱色に染め、私がタバコを吸おうとするとライターを取り

「・・・点けて上げる!」

妖しい口調で言い、体を寄せ乳房を腕に押し付けながら火を点け、膝を足に意識的に当てて来て、彼女が私を誘っている事は分かっていました。

私はそんな彼女の太ももに手を置き軽く撫で彼女の誘いに応えたが、心の中には妻の姿がチラチラと浮かび、バックに忍ばせていたコンドームと手帳の男達の名前がどうしても忘れられずにいたのです。

カラオケバーを出るともう雨は止んでいました。

私はこれからの事を考え迷っていたら、彼女から腕を組んで来て

「もう一軒・・どこかに連れていってよ」

そう誘われたのです。

彼女のその誘いの言葉が何を意味するかは分かっていたが、その時、また駅前で別れた妻の寂しそうな後姿が頭の中に浮かんでいたのです。

そんな妻の姿が頭の中に浮かぶと、今夜、牧野さんをホテルに誘う事が億劫に成って来たし、別れ際に妻が言った『・・・最近、彼、仕事が忙しいから余り来ないのよ!』その言葉に妙な胸騒ぎがしたのです。

結局、牧野さんとは近くでラーメンを食べて別れ、タクシーで彼女を送ってマンションに帰ると午後10時半を過ぎていました。

照明の消えた暗くて寒い部屋に帰るとやはり寂しく、牧野さんとホテルに行かなかった事を後悔したが、湯船に熱めの湯を落としてゆっくりと風呂に入ると、その寂しさも少し薄らぎ、アルコールも少し抜け、気持ちが落ち着くと妻が別れ際に渡してくれたSDカードが気に成って来たのです。

風呂から出ると暖房の設定温度をちょっと下げ、キッチンで水を飲み、もう一度心を落ち着かせてから、SDカードをビデオカメラにセットして大型の液晶テレビに繋いで映してみました。

再生ボタンを押すと部屋の中央に置かれたベッドが映ったが、その部屋は妻が愛人をしているマンションの部屋で、以前に友哉くんの筆下ろしをした場面を盗撮した画像のアングルと良く似ていました。

四倍速でしばらく早送りをすると画面に妻が映ったから、少し巻き戻しして部屋に妻が現れたところから再生をしました。

妻は部屋に入るとセーターとブラウスを脱ぎ、スカートを取ってパンティとブラジャー姿になると、鏡の前でネックレスとイヤリングを外して全裸に成り、バスタオルを胸から巻いて、セミロングの髪を後ろで束ねて画面から消えたのです。

たぶん妻がジャワーを浴びに行ったと思ったからしばらく早送りをすると・・胸からバスタオルを巻いた妻と、腰にバスタオルを巻いた男が画面に映りだされたのです。

私は画面下に表示された日付と時刻を改めて見ました。

日付を見ると10月23日(WED)時刻は23時45分を示し、妻のバックの中の手帳に書かれていた日付が頭の中に浮かんで来て・・一昨日の水曜日の欄に書かれた『遠山社長』の名前が頭に浮かんで来ました。

私はまたあの日、鮨屋で山崎が言った『どうしても麻衣子を抱きたいと言う男が居てね・・・』その言葉も思い出し・・その『麻衣子を抱きたい男。』は遠山だと確信したのです。

私はテレビ画面に映った男を改めて見ました。

背が高く大柄で上腕と胸の筋肉が盛り上がって見え、建築会社の社長らしく髪は五分刈りで日焼けをしていたが、精悍な顔立ちの山崎とは対照的にどちらかといえば粗雑そうな唇の厚い醜男に見えたのです。

その男はベッドの横で妻を抱き締めキスをしたが、妻の動きはぎこちなくその男のキスを嫌がっている様に感じたのです。

男は一方的に妻に抱きついてキスをしていたが、妻のバスタオルを取り二人が全裸に成ると、男は妻をベッドにうつ伏せに寝かせ、無言で腰のタトウを撫でながら見ていました。

私はその男の事を勝手に想像すると、その行為に異様な興奮を覚えました。

たぶん男は妻の体に彫られたタトウを見て・・『人妻の癖に愛人をして山崎の名前を彫らせた私の妻を娼婦以下の淫乱女だと思っている。』そう思っていると考えると、男はサデストで妻を淫らに加虐的に扱いそうな気がしたのです。

男はしばらく腰のタトウを見ながら、妻の背中や尻それに足を右手で撫でていたが、

「チ×ポを咥えろよ!」

男は妻を抱きかかえながら仰向けに寝ると、妻は転げる様にして体を起こし、男の傍に座るとそのペニスを握り戸惑うことなく無造作に口に咥えたのです。

「なあ?・・俺と山崎・・どっちのチ×ポが太い?」

この男も誰もが聞く定番な事を聞いたが、夫の私と比較をせずに山崎と比較をした事に対して一瞬、不思議に思ったが、『・・今、妻は山崎の持ち物だから・・』そう思い直すと納得したが、男のその言葉に強烈な嫉妬と被虐的な興奮が沸き起こって来たのです。

「・・・」

妻は何も答えずにペニスを咥え、頭を上下に動かしていました。

男はそれ以上は何も聞かず、上半身を起こし、ペニスを咥えた妻の髪を掴んで頭を上下に動かし始めたのです。

私は妻を乱暴に扱う男のその行為を見て興奮し画面に見入っていたら、玄関でロックを外す音がし、戸が閉まる大きな音がしたのです。

この部屋の鍵を持っているのは妻しかいないから、慌ててビデオをテレビ画面に切り替えカメラをラックの下に隠し、時計を見るともう午前0時近くに成っていました。

玄関に行くと、酒に酔った妻が体を左右にフラフラさせながら立っていて、目が合うと

「私と・・ヤ・リ・タ・イのでしょう?」

呂律が怪しく、妖しい目をして睨んで来て・・私の腕に倒れ込んで来たから、その妻を抱きかかえると豊満な肉体が熱っぽく感じ、その肉体からソープの臭いと男の臭いが漂って来たのです。

わだかまり
午前0時頃、酔って帰って来た妻を居間まで連れて行き、ソファに座らせ、キッチンでグラスに水を注いで渡してやると、妻はその水を半分ほど飲み

「・・今日は浮気をせずに・・まじめに家に居たのねぇ~?」

呂律の怪しい口調で皮肉を言って、ふざけた仕草で抱きついて来たのです。

「おい!おい!・・しっかりしろよ!」

手に持ったグラスを取ってテーブルに置き、抱きついて来た妻を抱き締め、久し振りに豊満な肉体の感触を味いながらキスをしようとしたら

「ダメでしょう?・・山崎さんに無断で・・私を抱いたりしちゃあ!」

冗談らしく笑いながら言って顔を背けたが、妻は酔っていても寝取られ男でマゾヒストの私を興奮させる仕草や言葉を知っているのです。

事実、私はその妻の言葉で嫉妬し胸が締め付けられ苦しくなったのに、反面、妙なマゾチックな興奮が体の奥に沸き起こっていたのです。

スカートが捲くれ、だらしなく足を開いて座っている妻を離し

「遠山って男と今まで飲んでいたのかい?・・ホテルにも行ったのだろう?」

コートを脱がせてやると、妻はソファに深く持たれ

「・・うん。ホテルに行って・・その後・・そこで飲んでいたのよ・・」

悪びれる風も無く答えたのです。

私は『ホテルに行って・・』と妻からその言葉を聞くと、さっき観たビデオの中で・・妻をうつ伏せに寝かせ、腰に彫られたバラのタトウを撫でながら無言で見ていた遠山の体格と風貌を思い出し、彼に抱かれた妻の肉体がとてつもなく不潔に感じました。

遠山に抱かれた妻が不潔に感じると、今現在、妻は・・山崎・尾崎・遠山・・三人の男達に同時進行で抱かれている事が頭に浮かび

「尾崎先生にも時々会っているのかい?」

バックの中の手帳に書かれていた『尾崎先生』と鮨屋で会ったと彼の風貌を思い出しながら聞くと

「うん・・会っているわ・・・時々ね」

酔っているからか、また悪びれる風も無く答えたのです。

私はそんな妻を見て、遠山がビデオの中でペニスを咥えた妻の髪を掴み頭を上下に動かす映像を思い出し、彼らと山崎の関係が気に成り

「なあ?・・その、遠山、尾崎って、一体、山崎さんの何なんだい?」

「彼ら・・超!女好きの・・悪友じゃあないの?」

笑いながら答え

「尾崎先生の家・・3年ほど前に山崎工務店が請け負い、遠山建設が建てたって言っていたわよ。・・それ以来の付き合いらしいけど・・・」

余り詳しくは知らないと言い

「私・・遠山って奴は嫌いなの!・・私を見下し・・粗雑で乱暴なんだもの・・」

そう言って妙な笑いを浮かべたのです。

「・・そんなに嫌ならホテルに行かなければ良いだろう?」

そう聞いてみたのです。

妻は妖しい表情をして

「・・男達と寝れば亭主が喜ぶぞ!って山崎さんが言うんだもの・・・あなたは私が男と寝れば興奮するしね!」

私を茶化し、心を弄ぶ様に言ったのです。

私は妻の言葉に苦笑させられたが、酒に酔っている妻は今なら口が軽くどんな事でも喋りそうな気がし

「なあ麻衣子?・・ここには山崎さんに内緒で来たのだろう?」

屈辱的だがそう聞くと

「そうよ。な・い・しょ・で来たの!」

呂律の怪しい口調で言ったのです。

妻に対する山崎と私との関係はもう随分前から主従関係が逆転し、もう完全に妻は彼に従属し・・妻を奪われてしまいそうな雰囲気だから、妻のその言い方に危ういものを感じ

「もし見つかれば大変な事に成るのじゃあないのか?」

思わず自分で自分を卑下する様なバカな事を聞いてしまったのです。

「・・・う~ん。見つかれば?・・・怒って離婚しろと言われるかもよ?」

妻だって今の自分の主人が誰か分かっているから、無意識に口から出たのだと思うが・・酔っていてもさすがに今の言葉は拙いと思ったのか

「冗談よ冗談!・・以前に冗談でそんな約束じみた事を言っただけよ」

狼狽気味に慌てて否定をしたのです。

妻は山崎に試され・・許可無く私に会う事を禁じられている事は知っていたし、酔っているからその言葉は本心だと感じ、『・・離婚しろと言われるかもよ?』その言葉に背筋が寒くなったのです。

背筋に戦慄が走ると怖くなって

「おい!おい!お願いだから・・冗談でも離婚なんて物騒な事は言わないでくれよ」

慌ててそう言ってしまったのです。

「だ・い・じょうぶ。彼は遊びよ・・それに、今、彼は出張で居ないから・・・」

私を安心させようと『彼は遊びだ』といつもと同じ事を言ったが、その言葉はそんな言葉で私の心が治まる問題では無く、私の心の中には・・『大きなわだかまり』・・が出来てしまったのです。

「山崎さんは遊びでも・・麻衣子は彼に夢中に成っているのだろう?」

やんわりとだが、ちょっと食い下がって聞き

「本当の事を言っても別に構わないよ!・・俺は麻衣子が彼に夢中に成ればなるほど興奮するのを知っているだろう?」

私の性癖を引き合いに出して鎌を掛けてみたのです。

「・・・フ~~ウ」

妻は深く息を吸って吐き出し

「・・・」

妖しい目で私を見ながら何かを考えていました。

「本当は山崎さんから聞いて知っているんだ。・・・麻衣子の方から妻にして欲しいと言ったのだろう?」

今まで怖くて聞けなかったが、嘘を含め、鎌を掛けて聞いてみたのです。

妻は一瞬、驚いた表情をしたが

「・・・えっ!・・うっ・うん」

あやふやな返事をして狼狽したのです。

「正直に言えよ!・・言ったのだろう?」

今度は確信的に聞くと

「彼に『私を妻にしてくれる?』って聞いた事は有るわよ。・・それはただ単に言葉の綾よ綾!・・話の流れでそう聞いただけなのよ」

ちょっと弁解をして

「でも、彼は・・男と直ぐ寝る私を奥さんにする気はないみたい・・・」

呂律の怪しい口調でそう白状したのです。

「フゥ~~~」

またため息をつき

「・・愛人でなら、俺がお前を飼って面倒見てやるって言うのよ」

笑いながら私を見詰めて

「彼が・・私を・・飼うって・・そんな言い方って私をバカにしているでしょう?」

怒っている仕草をしたが、本気で怒っている風では無いのです。

妖しい目で私を見て

「・・・最初、彼と寝たのはあなたの願望を叶えて上げたかったし、私だって浮気願望が有ったから彼と寝たのよ!・・・最初は嫌でも・・女って肉体関係を持ち続けると・・その男に結構弱いのよねぇ~・・・」

自虐的で微妙な言い回しをしたのです。

その中途半端な妻の答えに益々苛立ち、心の中でわだかまりが取れず苦しくなり

「俺と山崎・・どっちを愛しているんだ!・・もう良いから正直に話せよ!」

強い口調で聞くと・・妻は深く息を吸い

「あなたと山崎さんのどちらを愛しているか?って聞かれても、そんな事・・簡単に答えられる問題じゃあないわよ」

逃げる様に答えたが

「・・良いから早く言えよ!」

もう一度強い口調で聞いたのです。

「どうしてもって言うなら言うわよ!・・言って良いの?・・本当に?・・」

軽く息を吸い

「今はね!・・・彼の方を愛しているわよ。嫌いなら愛人なんて続けられないでしょう?」

妖しい目で見ながら・・今度はハッキリとした口調で言ったのです。

本当は嘘でも否定をして欲しかったのに、酔った妻にその時だけハッキリと言われるとショックを受け

「もし・・もしも、誰とでも寝る女でも妻にしてやると言えばどうするんだよ?」

また心に騒擾感が起こってそう聞かずに居られなかったのです。

「もう何度も言っているじゃあない!・・彼は私を妻にする気なんて無いわよ!・・私があなたの妻で居た方が、彼にとっては遊び勝手が良い女じゃあないの?」

苦笑しながら言ったのです。

それでも私はまだ納得出来ずに

「もし・・もしもの場合を話してみろよ?」

そう聞くと

「もし・・もしもの場合?・・もし、彼が私を妻にしてやるといえばねぇ~?・・・その時はあなたは私を諦めてくれるの?・・・くれないの?」

そう言って私を茶化し、笑いながら微妙に言葉を濁して逃げたのです。

妻は私が『マゾヒストの寝取られ男』で、絶対に別れると言わない事を確信しているからか、『自分は彼の方を愛している。』そう言って居直り、『寝取られ男の妻の方が山崎は遊び勝手が良い。』そうも言ったが、『・・私を諦めてくれるの?・・くれないの?』そう茶化したが、それは・・『もう私の事は諦めて!』・・そう言っている風に聞こえたのです。

酔っていても妻の口からそんな事を聞くと、妻に対する私の立ち位置が分からなくなり、強烈な不安と騒擾感それに嫉妬が起り、居ても立ってもいられない程に不安なのに、私の心の中にはいつもの様に・・もっと妻を束縛して・・私が妻を自由に出来ない・・あのもどかしいマゾチックな興奮を・・もっともっと与えて欲しいと思ってしまうのです。

正常な夫婦から見ればこんな不思議な会話は想像も出来ないと思うのです。

それに、もし冗談であっても妻がそんな事を夫に話したとしたら、夫は逆上して暴力沙汰や刃傷沙汰にまで成る話なのに、寝取られ男のマゾヒストの私にとってはこの場に及んでも、自分が哀れで自己嫌悪に陥っていても、妻の話しや態度にマゾチックに興奮させられてしまうのです。

酔った妻と色々な話をし、色々な事を考えていたらソファで妻が寝息を立てて寝てしまい、時計を見るともう午前1時近くに成っていました。

私は妻を抱えて寝室まで連れて行きベッドに寝かせると、スカートが捲くれ、白い肌の太ももが露出してパンティが見え、セーターの盛り上がった胸が息をする度に妖しく揺れると妻に異質のエロチズムを感じ、妙な興奮が湧き起こって来たのです。

カウントダウン
妻と二人で色々と話をしていたら酔った妻が寝てしまい、寝室に連れて行ってベッドに寝かせるとスカートが捲くれて白い肌の太ももが見え、セーターの胸で盛り上がった乳房が妖しく揺れると、妻に異質のエロチズムを感じ欲情してしまったのです。

その欲情は今までのものとはまた違い、私はその欲情に負け、仰向けに寝ている妻を抱えて上半身を起こし、セーターを脱がせ、胸のボタンを外してブラウスを脱がせてスカートも取ったが妻は全く気付かず、ブラジャーを外しパンティを取ってスリップ姿にしてもまだ寝息を立てていました。

私は酒に酔い両手を少し広げ、スリップ姿で仰向けに寝ている妻を見ました。

男好きがする豊満で白い肌の官能的な肉体に男達が群がって来るのは、私が今、妻に感じたこの異質のエロチズムのためだと思い、その異質のエロチズムは男達を魅惑する妻の娼婦性に有ると感じたのです。

私とは正反対の加虐的な性癖を持つ山崎は・・男好きでセックス好きな妻の性格と、堕落願望や娼婦願望の性癖を早くから見抜き、そんな妻を調教し、遊び半分で男達に抱かせていると思ったのです。

妻を抱く男達はだれも皆、娼婦を買ったり、時間と金を掛けてホステスを口説くより、誰とでも直ぐに寝る官能的な肉体を持った人妻を手軽に娼婦感覚で抱く方が良いに決まっているのです。

そんな風に色々な事を想像し色々な事を考えても、妻を娼婦感覚で抱く男達に怒りは感じず、私はむしろ異様にマゾチックに興奮してしまうのです。

そんな色々な思いに駆られていると、妻の肉体に群がる男達の名前が次々に頭の中に浮かんで来ました。

その男達を一人づつ時系列的に思い浮かべると、スリップ姿のまま仰向けに寝ている妻の形の良い唇・・淫らに盛り上がった乳房・・それにくびれた腹・・股間に生えた薄い恥毛の丘、ちょっと太目の白い肌の太ももを淫らな気持ちで見てしまっていたのです。

妻を抱いた男達は誰もがこの唇にキスをして、この唇でペニスを咥えさせていると思うと私だけが除け者にされている様に感じ、私も彼らと同じ様にちょっと開いた形の良い唇に口を近づけるとその吐息から強いアルコールの匂いがし、唇をそっと重ねると、その唇は湿って柔らかでねっとりとして温かく感じました。

今度はキスをしながら右手でスリップの上から乳房を握って揉んでみました。

その乳房も男達に唇を這わされ、淫らな手で強く揉まれて弄ばれているからか、以前より柔らかく更に大きく成っている様に感じ、その乳房を強く握ると男達の手の動きが伝わって来るのです。

今度はさっきまで遠山に抱かれていた肉体をもう一度、首筋から乳房、腹から太ももまで撫でると、遠山の唇で舐め回された妻の肉体がとてつもなく不潔に感じるのに、ちょっと冷たく滑々した肌の感触に触れるとその不潔さにも興奮させられてしまうのです。

今度はゆっくりと妻を抱きかかえうつ伏せにしました。

うつ伏せにしてスリップを腰まで捲り、腰に彫られたタトウを指でゆっくりと撫でると、もうタトウは肌に馴染んで凹凸は無く、紅い花弁と青い数枚の葉の色が白い肌に鮮明に浮かんで見えるのです。

私はその青い葉の中に黒い枠で囲まれ『kenzi』と彫られた山崎の名前を見ました。

自分の愛する妻の肌に彫られた他人の男の名前を指で撫でると、やはりタトウを彫らせた事を後悔したが、妙な事に心の奥では妻の体を通り過ぎる男達の痕跡も併せてこの肌に残して置きたい願望も起こって来たのです。

私はそのバラの刺青を見ると複雑な気分に成り、妻が愛人に成った今までの出来事が頭の中に走馬灯の様に浮かんで来ました。

妻が山崎と付き合い、愛人に成り、心が急激に山崎に傾いて行ったのはこのタトウのせいだと思ったし、山崎に言われるままに男達と寝るのもこのタトウに原因があると私は考えていたのです。

このタトウのせいで妻は身も心も山崎に捧げ始め、反対に私からは離れて行ったが、あの頃から二人の別れの『カウントダウン』が始っている事くらい・・私はもう気付いていたのです。

山崎はどんな淫らな命令にでも素直に従う美人で豊満な体を持つ妻を手放す気は無いと思うし、妻だって山崎にぞっこん惚れ込み身も心も捧げていれば、山崎に妻を奪い取られるのはもう時間の問題だと分かるのに、私は怖くてそれを口に出すのを避けていただけなのです。

私は・・『自分が寝取られ男でマゾヒストだ!』・・と自分の性癖を理由に弁解し、その怖さから逃げていたが・・まだ頭の奥には『山崎に捨てられボロボロに成った妻が私の元に戻って来てくれる。』そんなシナリオを妄想してまだ興奮している自分が居るのです。

私は妻をもう一度仰向けに寝かせました。

仰向けに寝かせてキスをすると、山崎に加虐的に抱かれ、体をくねらせ苦しそうな表情をして悶える妻の姿が頭の中に浮かんで来て、嫉妬を覚え、いつもの様にマゾチックな興奮が起こりペニスが勃起してしまったのです。

私はもう堪らず、仰向けに寝かせた妻の膝を折って両足を開き、下半身をその両足の間に入れると

「うっ・・う~ん」

妻は一瞬、喉をならせて息を吐いたが、また軽い寝息を立て始めたのです。

私は上半身を立て、右手で勃起したペニスを握って男達のペニスで何度も貫かれた股間の入り口に当てると、ゆっくりと慎重に妻の体内に挿し込んだのです。

久し振りにペニスに感じる妻の感触は『ヌルッ』としていて娼婦の様な不潔感と、酒に酔って寝ている山崎の愛人を無理矢理に犯している感じで妙な感覚が入り混じり、亀頭にはちょっと冷たい遠山の精液の残滓がネットリと絡んで来て、身震いがするほどの不潔感を覚えたのです。

だが私はそんな不潔感は嫌いではなく、むしろそんな不潔感に異様な興奮が起こってしまうのです。

さすがにペニスを体に挿しこむと

「うっ・・うう~~~ん」

妻が軽く唸って目を覚ましました。

目を覚ました妻は

「・・誰?・・・けんじさん」

山崎の名前を呼んだが、私だと知ると

『ダメ!・・止めて!』

そう言いながら抵抗し拒否したのです。

だがその抵抗は上半身をちょっと捻り、両手で私の胸を軽く押して遮っただけだが、自分のペニスを挿しこんでいる妻が山崎の名前を呼び『ダメ!・・止めて!』と言いながら抵抗した事に腹が立ったのです。

今夜は妻との別れが現実的に思え心に騒擾感が起こっていたからか、その妻の態度に強烈な怒りが込み上げて来て、思わず妻の頬を力一杯平手で殴ってしまったのです。

私がもう一度殴ろうと手を上げると、妻は首を竦め逃れようと両手で頭を抱え

「彼・・私があなたに抱かれると嫉妬して気が狂いそうに成るから、あなたには抱かれないでくれって頼むのよ。・・」

そう言いながら怯える目で私を見たのです。

私は妻の仕草とその怯える目を見て我に返り振り上げていた手を下ろしたが、私はその妻の言葉を聞いて、あのサドヒストの山崎には似合わない言葉だと思い、その山崎の頼みを忠実に聞く妻にショックを受け、勃起していたペニスが萎えてしまったのです。

翌朝、妻は九時近くまで寝ていました。

シャワーを浴びた妻は下着とブラウスは家に置いてある物を着て、昨夜と同じスカートとセーターを着ていたが、二日酔いでまだ頭が痛いのか辛そうにして頭を押さえながらキッチンのテーブルに座ったのです。

私が蛇口から水をグラスに注いで差し出すと、それを受け取り一口飲んで

「昨夜はごめんね。夜中に押しかけて来て・・・!」

そんな他人行儀な謝り方をしたのです。

昨夜、抱こうとしていた妻が山崎の名前を呼び、私だと分かると嫌がって抵抗し拒否したからカッとなり、思わず妻の頬を平手で殴ったが、その行為が気まずく、殴った事に負い目を感じながらコーヒーメーカにたてていたコーヒーをマグカップ注いでやりながら

「昨夜は・・殴ってごめんよ」

そう謝ると

「・・・」

無言で首を左右に振ってマグカップを受け取ったのです。

私は妻を殴ったのはもちろん、人を殴ったのも生まれて初めてで、マゾヒストで気弱な私の暴力に妻の方が驚いた様で、妻だって昨夜の出来事は気まずいのか横目で私をチラチラ見るだけで何も言わずいました。

「・・・」「・・・」

二人の沈黙が続きました。

私は沈黙が続くと苦しくなり

「・・朝帰りをして・・山崎さんは大丈夫なのかい?」

また自分を卑下し、妻の機嫌を取る様な聞き方をしてしまったのです。

「・・・」

妻は無言で首を縦に振り

「昨夜?・・ごめんね。・・あなたを侮辱する様な事をして・・・」

そう言って謝り

「私・・他に・・何か言っていた?」

酒に酔って無意識に自分が喋った言葉を心配しているのです。

昨夜、妻を殴ってしまって居間のソファで寝たが、なかなか眠る事が出来ずに妻が喋った言葉が頭に浮かび色々な事を一晩中考えていました。

『彼・・私があなたに抱かれると嫉妬して気が狂いそうに成るから、あなたには抱かれないでくれって頼むのよ。・・』その言葉を何度も思い返えしていました。

あのサディストの山崎には到底似合わない言葉だが、私は今まで・・『山崎は粗雑で加虐的な性格だ。』・・と思っていたが、それは思い違いで本当は女には繊細で、ベッドの中で妻を抱きながら愛の言葉を囁き、妻の心を引き寄せていた様な気がしたのです。

昨夜のそんな事を思い出しながら

「麻衣子は・・俺より山崎さんを愛していると言っていたよ」

そう言って妻を見ると、俯いて何も言わないでいました。

私はその態度を見ると妻がそれを肯定している様に見え、胸が締め付けられる様に苦しく成って来たのです。

本当は昨夜、妻との事を一晩中考え、私の心の中には・・『山崎に妻を奪われるのはもう仕方がない!』・・そんな諦めの気持ちが起こっていたが、絶対に離婚だけは認めたくなく

「俺は麻衣子とは絶対に離婚はしないよ!」

強い口調で言い

「でも・・麻衣子が彼を愛しているのなら仕方がないよ。・・俺は麻衣子をいつまでも待っているから・・彼に飽きられたら俺の所に戻って来いよ!」

そう言ってしまうと大きなため息が出ました。

妻に自分の心を伝えると、心のつかえが取れ、心の中に出来ていたあの『わだかまり』も消えたのに、急に心の中が空っぽに成ってしまった気がしたのです。

妻は私からその言葉を聞くとは思っていなかったのか、驚いた表情で私を見詰め

「・・・」

黙って何かを考えていたが

「私・・本当はまだ彼とあなたの事を・・心の中でどう整理をすれば良いか分からないのよ。・・だからその返事は・・もう少し考えた後にさせて!」

マグカップを持ったままゆっくりと答えたが、その時の妻の姿が淋しそうに見えたのです。

究極の寝取られ
クリスマスイブの夜、仕事が終わって飲みに誘われたが、同僚達と酒を飲みに行く気には成れず、飲み会を断ってマンションに帰って来たが、まだ午後6時を過ぎたばかりなのに部屋は暗くて凍えるように寒く、その暗い空間に耐えられず慌てて電灯を点けたのです。

エアコンのスイッチを入れキッチンのテーブルの椅子に座ると、いつもの様に妻の事が頭に浮かび、淋しさが込上げ、胸が締め付けられる様に苦しくなるのです。

こんな事態に陥ったのは私の寝取られと言う変態的な願望の所為で、自分を恨み、山崎に妻を抱かせた事を後悔し、山崎に対して逆恨みさえ感じてしまうのです。

妻が酔って帰って来たのは10月の末頃だったから・・もう二ヶ月近く経つが、妻とは一度も会っていないし、電話を掛けても出ない事が多く、出てもぎこちない曖昧な会話が返って来るだけなのです。

あの日の朝、『・・俺は麻衣子をいつまでも待っているから・・彼に飽きられたら俺の所に戻って来いよ!』・・感傷的な気分に成ってそう言ってしまったが、妻は『心の整理をしたいから、もう少し考えたい・・』と言ったのです。

妻の頭の中には『離婚』と言う言葉が浮かんでいるのは分かっていたが、まだ返事は返って来てはいないから、それだけがまだ私と妻の関係を結ぶ脆くて細い望みの糸だと思っているのです。

あれ以来、色々な妻の情景を想像し、妄想が頭の中を駆け巡っているのです。

たぶん、愛する山崎の食事を作るために買い物をしたり・・たぶん、山崎から愛を込めた濃厚なセックスを受け・・たぶん、山崎の愛情に包まれた日常生活を送っている・・全ての想いに『たぶん』を付けて妻の事を想像してしまい、心が揺れもう居ても立っても居られないほどの騒擾感と強烈な嫉妬に襲われてしまうのです。

強烈な嫉妬に襲われると、妻が囲われているマンションに強引に押しかけて行き、自分の心の内を打ち明け・・『今まで全ての事を取り消して欲しい。』・・妻と山崎の二人に頭を下げて頼みたい衝動に駆られるが『当然、二人に拒否をされるだろう!』そんな思いが浮かび落胆してしまうのです。

私はもう精魂尽き果て、心も折れ、疲れ果ててしまいました。

たぶん今精神内科で診察を受けると、妄想性障害か統合性失調あるいは強度の鬱病と診断されるはずなのです。

だが不思議なのです。

私の心の中の状況は刻一刻と変わり、妻の事を想いこんなに後悔や嫉妬で苦しんでいるのに、妻が山崎に抱かれるシーンを思い出し、妻がその白い肉体をくねらせ気持ち良さそうに悶えている姿が頭に浮かぶと、私の心の深層にはこの場に及んでもまだあの奇妙な『寝取られ男』特有の・・あのもどかしいマゾチックな興奮が渦巻き始めるのです。

妻は去年のクリスマスイブに山崎と初めてデートをし、その夜に肉体関係を持って付き合い始めたから二人の関係は丁度一年が経つが、あの日の事は鮮明に覚えているのです。

山崎に初めて抱かれて帰って来た妻を見た時、・・とうとう他人に妻を抱かれてしまった事に後悔したのに・・体の奥から沸き起こって来たあの異様なマゾチックな興奮を初めて経験し、麻薬の様なその快感がどうしても忘れられないのです。

その異様な興奮は強烈でもう堪らず、嫌がる妻を無理やり抱いたが、その時の妻の肉体の感触や温もりそれに肌の臭いまで鮮明に憶えているのです。

そんな事を思い悩んでいたら携帯電話に着信が有ったのです。

今頃電話が掛かって来るのは牧野さんしかいないから、クリスマスイブだから食事の誘いだろうか?・・と思いながら携帯電話を見ると、思いもよらず妻の名前が液晶画面に表示されていました。

液晶画面に表示された『麻衣子』の名前を見ると、胸の鼓動が高まり、恐怖心で胸が締め付けられて痛くなり、電話に出る事がどうしても出来ずにいたのです。

だがその電話の呼び出しはしつこく何時までも鳴り続けていました。

私はその呼び出しのしつこさに・・妻から重大な話が有りそうな予感がし・・意を決して電話に出たのです。

「もしもし・・・」

「・・・」

電話に出ても返事が無く

「麻衣子だろう?・・久しぶりだな!・・・元気にしていたかい?」

私の方から無理に明るく振舞ってそう問いかけると

「・・うん」

短い返事を返して来て

「・・・話が有るんだけど・・どこかで会えない?」

元気の無い沈んだ声でそう言って来たのです。

午後7時に少し遅れて妻と約束をした港の近くのホテルの喫茶室に行くと、妻はもう先に来て窓際のテーブルに座って待っていました。

「・・久し振りだな?」

自分の不安な気持ちを隠そうと明るく振舞ったつもりだが、妻は何かを思いつめた表情をしていて目が合うと気まずそうな笑みを浮かべて来ました。

私はその妻の様子と仕草を怪しく思い『別れの宣告』を聞かされるのではないかと不安に成り、足が竦みそうになったが

「何か話しが有るって?・・・何だい?」

妻の向かいの椅子に座りながら聞いたのです。

「・・・」

妻は何かを言いたそうにしたが、なかなか言い出せないのかモジモジしていたら、ウエイトレスが注文を取りに来ました。

私は妻を見ました。

たった二ヶ月ほど見ない間に少し太った様な気がし、長袖の裾の長い落ち着いた柄のブランド品のワンピースに厚めのカーデガンを羽織っている姿はちょっと裕福な身持ちの固い美人の人妻に見え、こんな妻を手放してしまう自分の馬鹿さ加減にどうしようもない騒擾感を覚え、自分で自分に怒りが湧いて来たのです。

ウエイトレスが注文を取って席を離れたから、グラスの水を一口飲み、気を落ち着かせ

「・・・話って何だい?」

無理に笑いを作り、思い切ってもう一度聞くと

「・・・」

妻は無言でジッと私を見詰めて来ました。

見る目が何かを哀れむ様に見えたから、もう離婚話だと思って観念し

「・・・離婚話だろう?・・早く話せよ!」

妻の答えを聞くのが怖かったが、その言葉を待っているともう神経が壊れてしまいそうで苦しくなって私の方から聞いてしまったのです。

「・・・」

妻が首を左右に振り

「・・・子供が出来ちゃったの」

そう言ったのです。

「・・・!」

私は一瞬、言葉に詰まったが、妻の言葉を聞き絶望感が湧き起こって来ました。

妻が山崎の子を孕めば・・『自分の子供を孕んだ女を山崎は絶対に離しはしない。』・・と思っていたから、私にとっては妻が山崎の子供を孕む事が一番怖かったのです。

頭の中では瞬間的に色々な事を思い浮かべ、本当は重大な事で夫婦破滅の瞬間なのに心の中で何かが壊れ、妻が山崎に子供を孕まされた事に強烈なマゾチックな興奮が体の奥から湧いて来たのです。

私は今まで・・妻が誰かに子供を孕まされる『究極の寝取られ』を妄想して願望し、それを想像してマゾチックな興奮に浸っていたのです。

山崎と付き合い愛人になればその延長線上に『妊娠』が有る事は分かっていました。

だが『山崎の子供を孕めば妻をもう完全に奪い取られ、私達の夫婦関係は破滅する。』と感じていたから私の妄想と願望の中では妻を孕ます男を山崎以外の架空の男で妄想していたと思うのです。

そんな思いに駆られながら

「子供が出来たって?・・山崎さんは何て言っているのだ?」

そう聞いたが・・私はもう力が出ませんでした。

「・・・」

妻はまた黙って私を見たのです。

「・・・山崎さんは・・何って言っているんだ?」

山崎に孕まされた恐怖心で声を荒立て、もう一度聞きました。

妻はまだ私を見詰めていたが

「山崎さんの子供では無いの!・・だから堕ろせって言うの!」

「・・・?」

私はその言葉を疑いました。

だが考えてみれば山崎以外に4人の男達と関係を持っているし、それ以外にも抱かれた男がいるかも分からないのです。

一瞬、頭の中で神経が複雑に交差したが・・山崎の子供で無い事に安堵し、心の中に一筋の光明が差し込んだ様に感じました。

「それなら誰の子だよ?」

そう聞くと

「はっきりとは分からないのよ!」

ちょっと居直り気味に言ったのです。

「・・・」

私はその妻の言葉を聞くとまた色々な事が頭なのかを巡りました。

『田島と寝たのはもう随分前の事だし、18才の友哉くんとは3ヶ月以上前の事だ。・・山崎には頻繁に抱かれるが避妊具は使っていない。・・尾崎先生や遠山とは避妊具は使ったのだろうか?』そんな事が頭の中を巡ったのです。

「どう言う事か説明をしてみろよ?・・山崎さん以外とは避妊をしていたのだろう?」

そう聞いたものの、2ヶ月ほど前に遠山に抱かれ酔って帰って来た妻の体にペニスを挿した時、体の中に精液の残滓を感じたのを思い出していました。

私は色々な事を頭の中で思い浮かべていたら

「・・・山崎さんは・・避妊手術をしていたのよ」

大きなため息をついて周りを見渡し小声で説明を始めたが、私の心はまだ整理が出来ずにいました。

「山崎さん・・避妊手術をしていたって・・・?」

その妻の言葉を聞くと、今度は複雑な気持ちに成りました。

「私も今まで知らなかったのよ」

妻の話を聞いて私は頭の中が混乱していたが

「自分の子じゃあないから逃げているのよ。・・それに妊娠したのはお前の責任だ!・・だから堕ろせ!・・堕ろさないのなら別れるから勝手に産めって言うのよ」

妻は不安そうに言ったのです。

私はもちろん山崎が避妊手術をしている事を始めて知ったが、山崎にとっても避妊手術をしていただけに愛人の妊娠は想定外の出来事で困惑していると思ったのです。

だが私は妻が孕んだ子が山崎の子でないと知ると何故か安心し・・安心すると男達が妻を抱いた情景を思い出し、その情景を思い出すと男達は遊び半分で妻を孕まそうとしたのでは無いかと疑ってしまい、そう疑うと『究極の寝取られ』と言う言葉をまた思い出し、妻が淫らな女に見え、妙な事に妻の喋る唇の動きが淫らに見え始めたのです。

「私、不覚だったのよ。山崎さん以外の人は危険日はコンドームを付け、ピルも飲んで妊娠には気を付けていたのよ。たけど皆・・コンドームは嫌がって・無理やりに・・・」

そう弁解したが・・『ねえ?どうすれば良い?』・・そんな助けを求める目を向けて来たのです。

その目は私に縋っている様な目に見え、妻はこのアブノーマルな行為で孕んだ子を産みたいと思っていると感じたのです。

「子供には罪は無いよ!」

はっきりとした口調で言ったら、妻の表情が一瞬明るくなった気がしたのです。

奪回
私は妻の妊娠に対して頭の中で色々な思いが巡り、妻から助けを求める目で見られると『子供に罪は無いよ!』と言ったが、もしこれが山崎の子だったとしたら・・『私はまた違った見方をし、違った感情が起こって別の事を言っていたかも分からない。』・・自分自身にそんな疑問が起こってしまったのです。

そんな疑問が頭の中に浮かぶと『私、不覚だったのよ。山崎さん以外の人は危険日はコンドームを付け・・』その言葉を思い出しました。

私は妻が今まで妊娠をしなかったから、山崎とも妊娠には気を付けていると思っていたが、その『山崎さん以外・・』と言った言葉の中から、妻は意図的に山崎には避妊をせずに抱かれていたと疑いショックで嫉妬を覚えたのです。

ショックで嫉妬を覚えるとちょっと腹が立ち、コーヒーを一口飲んで妻を見たが・・彼女は妊娠に気付いた時、山崎の子だと信じ喜びを覚えた様な気がし・・今度は山崎が避妊をしているのを知ると一転して困惑して狼狽した・・二つの妻の姿が頭に思い浮かんで来たのです。

私は困惑した妻の姿が頭に浮かぶと・・本当に一瞬の事だが・・山崎に身も心も捧げ私を裏切った妻にしっぺ返しに似た気持ちを持ってしまったのです。

山崎の子供で無かった事に『ざまを見ろ!』そんな気持ちを感じてしまった自分に狼狽し、また思考回路が混線しどう考えれば良いのか分からなくなって来たのです。

そんな事を考えると苦しく成ったが、私も妻も重大な岐路に立っている事は確かだし、こんな事態を招いた責任は山崎にもその一端は有ると考えると苦しさが少し取れ、今度は山崎の事が気に成って来たのです。

山崎だって自分の愛人を他の男に抱かせ、妊娠したからといって『お前の責任だ!・・だから堕ろせ!・・別れるから勝手に産め・・・』そんな単純な話をした訳では無いと思ったし、彼だって私とはまた違う苦悩を感じていると思ったのです。

そう思うと妻の今までの話しには、山崎との話で前後の会話が抜け、妻が主観的に話している・・私はそう感じたから

「この事について山崎さんとは十分に話し合ったのだろう?・・何をどう言う風に話し合ったのだい?」

そう聞き、コーヒーを一口飲んだのです。

「・・・」

妻もコーヒーを飲みながら私をジッと見詰め、何かを考えていたが

「色々と話しはしたわよ。・・でも結局、彼は堕ろせって言うのよ・・本当よ!。・・それに『旦那だって産めとは絶対に言わないよ。』・・山崎さんはそう言ったのよ・・」

また私を見詰めたが、今度は不安そうな表情をしたのです。

「だから・・・山崎さんが俺に相談しろと言ったのかい?」

そう聞くと

「・・・」

妻は無言で頷いたのです。

私は妻の話を聞いて・・『山崎は妻が子供を堕ろす事を前提に話し・・妻は子供を堕ろす事に躊躇している。』・・・『山崎から見れば常識的には私が産めとは言わないだろうから、旦那の気持ちを確かめさせ子供を堕ろす決心をさせたい・・』・・そんな風に思っているのでは無いかと想像して疑ったのです。

そう疑い色々と考えると、『子供を堕ろしたら妻は永久に私の元には帰って来ない!・・・だが、産むとしたら妻は山崎と別れるしかない!』そんな思いが浮かんで頭の中で巡ったのです。

そんな思いが頭に浮かぶと、妻を山崎から奪い返すチャンスは今しか無い様な気がして

「麻衣子は産みたいのだろう?・・堕ろすともう永久に子供を産む機会は来ないぞ!」

そんな変な言い方で妊娠を肯定してしまったのです。

「・・・」

妻はまだ私をジッと見詰めていたが何も言いませんでした。

妻が何も言わないと会話が続かず

「いつ妊娠に気付いたのだ?」

ちょっと話の流れから逸れた事を聞いてしまったのです。

「・・生理が来なくて・・一週間くらい前、医者に行ったのよ・・」

そう答えたのです。

私は妊娠についての知識は無いが、一週間前に気付いたのなら、その一ヶ月ほど前から関係が有った男の子供だって事くらいは分かるから

「麻衣子だって誰の子供か心当たりが有るだろう?」

そう聞くと

「・・・」

ちょっと窓から外を見て何かを考え

「山崎さんが避妊をしているのなら・・尾崎さんか遠山さんのどちらかよ?」

妻は妖しい目で気まずそうに私を見たが、居直った口調でそう答えたのです。

妊娠に心当たりの有る男達はレコーダーで盗聴したりビデオカメラで盗撮したビデオを観て、間接的にだが妻を抱いた行為を知っている男ばかりだったが、妻の妊娠は・・妻が3人の男の欲望を同時進行で受け入れる非道徳的な行為に対し、神様から罰を与えられた様な気がしたが、妻は何となく誰の子供かは分かっているのではないかと疑ったのです。

「麻衣子はその子をどうしたい?」

思い切ってそう聞いてみました。

「・・・」

ちょっと上目遣いで不安そうな表情でジッと私を見詰め

「・・・堕ろすのは可哀想よ!」

小さい声でそう答えたのです。

「じゃあ産めば良いじゃあないか?」

妻が山崎と妊娠の板挟みで悩んでいるのを分かっていて、ちょっと意地悪に皮肉を込めてそう言ったのです。

「・・・でも、山崎さんが・・」

そう言って妻は首を左右に振ったのです。

私はこの場に及んでも妻の煮え切らない態度にイライラして腹が立ったが、妻だって妊娠と言う思わぬ事態に遭遇し、藁にも縋りたい心境に陥っているのです。

妻は妊娠した事に困惑し堕ろす事を躊躇しているが、『子供を産め!』と言って背中を押して欲しいと思っている事は分かっていたし、これまで愛人関係になってからある意味、私を裏切っていたから私に頼り辛いのだという事も分かっていたのです。

私は色々な事を考え、本当はもう心の中で結論は出していたのです。

こんな事態に陥ったのは私の責任だし、私は精子の数が少なく妻を孕ませる可能性は低いから、非道徳的な行為で孕んだ子でも、妻が産んだ子なら自分の子として育てられると思っていたから

「・・産めよ!・・・麻衣子の子供は俺の子供だよ。・・黙っていれば誰にもばれないし、戸籍上は何の問題も無いだろう!」

自分の思いを強い口調でハッキリと告げ、逃げ道を作ってやると、妻は私の言葉を聞くと、安堵した表情で私を見ながら大きなため息をついたのです。

「麻衣子は山崎さんとはもう十分に遊んだだろう?もうそろそろ戻って来いよ!」

そう妻を説得したのです。

たぶん妻だって一番気に成っている事だと思ったし、山崎だって妻が他人の子供を孕んで産むとなれば、もう愛人として囲う訳にはいかないだろうと思ったのです。

「山崎さんに妊娠したと話し、産みたいと言ったら、急に冷たくなったの・・!」

妻はちょっと考えて話し、今度は私に甘える様な仕草で涙を流しながら私を見たのです。

山崎にすればこんな美人で妖艶な肉体を持ち、紅いバラの花と自分の名前を彫った希少な人妻をそう簡単に手放したくないだろうが、子供を堕ろすなら兎も角、他の男の子供を孕んで産もうとする愛人の取り扱いに困っていると思ったのです。

「子供を産むなら・・もう山崎さんとは別れるしかないだろう?」

そう聞くと

「子供を産むとなったら、このままって訳にはいかないけど・・・」

そう言って語尾を濁したが、妻のその言い方はまだ『山崎とは別れたく無い。』・・そう思っていると感じました。

翌日・・・

妻の事をこのままにして置くわけにはいかず、山崎にはどうせ一度は会って話をしなくてはいけないのなら早い方が良いと思い、会社の昼休みに山崎の携帯に電話を掛けると、山崎も同じ思いだったのか、昨日妻と会ったホテルのバーで会う事に成ったのです。

私は約束をした午後8時少し前にホテルのバーに行き、エレベーター前のフロアーのソファに座って待っていると、山崎は妻を連れ10分ほど遅れて来ました。

本当は山崎と二人で話したかったのに妻の姿を見て困惑したが、バーに入って山崎と向かい合ってテーブルに座ると、妻はロングコートを脱ぎ、ちょっと戸惑った様に私を見て山崎の隣の椅子に座ったが、二人の雰囲気は何の違和感もなく自然で少し歳の離れた仲の良い夫婦に見え、私は強烈な嫉妬を覚えました。

妻はセミロングの髪をちょっと乱し、赤色のスカートを穿き白のブラウスの上に薄いピンクのセーターを着た姿は・・女優の井川遥・・に似て清楚で垢抜けし、まさか非道徳的な行為で子供を孕んでいる女には見えませんでした。

妻が足を組むとスカートが少しずり上がり白くてちょっと太目の太ももが見えると、ついついその太ももが気になり視線を向けてしまったのです。

私がそんな気持ちで妻を見ていると

「安田さん。今回の事は本当に申し訳ない」

自分が抱かせた男の子供を孕んでしまった事を、テーブルに両手を着いて頭を下げて謝って来たのです。

「・・・!」

私はこの場に臨む前に色々な事を想定し、言葉を考え、場合によっては対決も覚悟していたのに、先制してこんな風にして謝られると何も言う事が出来ず

「謝らないで下さい。山崎さんだけの責任ではではありません」

そう言って妻を見たら目が合って、気まずそうにして視線を逸らせました。

昨日、妻と色々と話し合ったが、結局、二人の結論は『子供は産む。』・・・だが『山崎さんとは別れるのは・・・?』とその部分があやふやで終わったのです。

それでも妻と十分に話し合って『子供は産む!』と決めたから、妻の気持ちが変っていないか心配で、妻を見て『・・・』無言で頷くと、妻も『・・・』無言で頷き返して来たのです。

私は妻の気持ちを確かめ、二人の気持ちを山崎に旨く話そうと思ったが、何せ話がアブノーマルな事だから取掛かりの言葉が見つからず、言葉を探していたらウエイターがトレイにブランディを乗せて持って来たのです。

ウエイターが来たのは幸いでした。

間が出来、私はその間に思考を一旦リセットが出来、ブランディとグラスそれにポット一杯に盛った氷をテーブルに置いてウエイターが去ると

「麻衣子の妊娠の事で率直に話し合いたいのですが?」

山崎の貫禄の重圧に耐えながら単刀直入にそう聞けたのです。

「・・・」

山崎は頷き

「麻衣子から聞いたでしょう?私には別れた妻との間に三人の娘が居るのです。別れるとは思っていなかったし、もう子供は要らないと思って避妊手術をしたのです」

山崎はそう言って『自分が孕ませたのでは無い。』とハッキリ否定をしました。

私は山崎に三人の娘が居る事は初めて知ったが

「・・・」

深く息を吸って吐き出し

「麻衣子は子供を産みたいと言っています!・・産ませてやってくれませんか?」

山崎の貫禄に負け、従属的な妙な聞き方になったが話の核心に触れると

「・・・」

山崎は私を見ながら頷いたが何も話しませんでした。

私は妻が気になりました。

神にも逆らう非道徳的なセックスで孕んだ子供の相談を、夫と愛人が話し合っている事にやはりバツが悪いのか、俯き加減でハミカミながらグラスを二つ並べてブランディを注いでいました。

「昨日、麻衣子と話し・・私の子として産んで欲しいと頼みました」

私はハッキリと言い山崎を見ると私を見詰め返して来たが、あの傲慢な山崎の目から嫉妬の光が放たれている様に感じたのです。

「・・・」

山崎はちょっと何かを考えていたが

「私も責任が有ります。これからは色々と力になりますので何でも仰って下さい」

愛人の妊娠と言う責任が軽くなり安心したのか、表情を崩し、今までに発した事の無い丁寧な口調でそう答えたのです。

故郷
私と山崎が麻衣子の事で話し合った日から2日後

『母がたまには正月に二人で帰って来なさい!って言うから里帰りをしない?』

妻からそんな電話が掛って来たのです。

その誘いが急だった事と年末の高速道路の混雑、それに妊娠というアクシデントが有った直ぐに妻の両親に会う事を考えると億劫だったが、妻が里帰りを誘って来た事は何か考えが有っての事だろうと思ったのです。

それに・・『実家に帰る前に近くの温泉で一泊しようよ?』と誘われた事に心が揺れたし、車の中は開放的でまた違った気分で色々な話が出来ると思い、年末の休みに入った28日の朝、山崎から買って貰った赤いプリウスで妻の実家がある九州に向けて出発しました。

助手席に座った妻はグレイを基調にした花柄のシックなワンピースを着て、セミロングの髪を後ろで束ね、シルバーのネックレスとイヤリングを付け、唇には紅いリップを引き、爪には唇と同じ紅いマニュキヤを塗り、山崎好みのあの甘い香りがする香水の匂いをさせていました。

あの甘い香りを妻の体から嗅ぐと、その肉体から山崎の体臭が匂って来る様な妙な錯覚を覚えたが、妻は妊娠と言うアクシデントで半年間の悦楽的で倒錯の愛人生活から現実の生活に戻って来ようとしているからか、惑い気味で、私と二人切りの車内の空気にちょっとばつが悪そうにしていました。

私は高速道路のIC近くのコンビニに車を入れ、二人分のお茶やコーヒーを買って高速道路に乗ったが、時々、妻とは取り留めの無い会話を交わし・・頭の中では、数日前の妻との話しや、ホテルのバーで山崎と話し合った事を思い返していました。

私は妻と二人で色々と話し合って・・『子供は産む。』・・と決めたが、山崎有っての妻だから、その後の事は二人だけでは決められず、結局、話はあやふやで終わっていたのです。

翌日、ホテルのバーで山崎と会い・・『私の子として産む事にした・・』・・山崎にそう告げると・・『私にも責任が有るので・・これからは色々と力になる。』・・そう言って山崎は安堵した表情をしたが、彼も愛人の妊娠に苦悩していたと思うのです。

あの話し合いの場では山崎は口数が少なかったが、それでも妻に関して色々な話をし、酒の酔いが回ると、『麻衣子の妊娠を申し訳なく思っている。』と再び詫び・・『本当は麻衣子に子供は堕ろせ!と説得をした。』と言ったのです。

だが、『麻衣子は・・「堕ろすのは可哀想だ」の一点張りで、麻衣子に負けた。』そう言ったが、山崎だって自分の損得を考え、心の中で色々な攻防をしながら麻衣子をもうしばらくは自分の愛人にして遊びたいと考えていたと思うのです。

私は私なりに妻の事を想い

『麻衣子の子供は俺の子供だよ。・・黙っていれば誰にもばれないし、戸籍上は何の問題も無いだろう!』・・・『山崎さんとはもう十分に遊んだだろう?・・もうそろそろ戻って来いよ!』そう言って妻を説得したのです。

私の奇妙な性癖で自分のアブノーマルな欲望を満たすために、妻を山崎に抱かせて私なりに遊んで興奮していたのは事実だから、例え妊娠と言う思いがけない事が有っても、それに付け込んで妻を取り返そうとした私に対して『自分は利用された!』と、山崎に思われても仕方が無いのです。

それにちょっとヤクザぽい山崎が『他人の妻であっても自分の女を奪われる。』そう思って激怒し、暴力沙汰や金銭問題になってもおかしくない話なのに『麻衣子とは十分に遊ばせて貰ったし、安田さんにお返ししますよ!』少し酔っていたが何も問わず妻を返してくれた事に感謝しているのです。

そんな事を考えていると車はもう瀬戸大橋の上を走り、妻はハイヒールを脱いで足を組み眼下に広がる海を見ていました。

妻だって色々な事を考えていたと思うのです。

数日前、妻だって私と山崎を天秤に掛け損得を考えていただろうし、妻の頭の中には『子供は産む!だが山崎とは別れたくは無い!』・・・『子供を産んで山崎とも私とも別れる。』そんな色々な事を思い、色々な選択肢も考えていたと思うのです。

本当のところは妻の本心は分からず仕舞いだが、『年が明けマンションの整理が終われば私の元へ帰って来る。』と約束をしたのです。

そんな事を色々と考えると私の気持はまだ複雑で、妻の本心を確かめるのが怖かったが、ともかく妻が私の元へ戻って来てくれる事に安堵していました。

そんな事を考えながら妻を見ると、妻は私の視線に何かを感じたのか

「コーヒーを飲む?・・開けて上げようか?」

そう言って缶コーヒーのキャップを開けながら

「私の今までの事・・・怒っている?」

心配そうに聞いて来たのです。

妻のその聞き方は・・私を裏切ろうとした事を謝っている様に感じたから

「俺が麻衣子を怒る訳が無いだろう?・・何が有っても愛しているし、その子を産めば俺が守ってやるよ!」

ちょっと気障に言いながら缶コーヒーを受け取ると、私の手にコーヒー缶を握った妻の指が触れ、その指の妙な感触に一瞬、『ドキッ』とさせられたのです。

私はコーヒーを一口飲んで運転席横のカップホルダーに缶を置き、妻が組んだ足の太ももに左手を置くと

「・・・」

妻は無言で手を重ねて握って来たのです。

私は今までの色々な事で妻に対して心の中で何かがつかえ・・わだかまりが有り、車内の雰囲気をぎこちなく感じていたが、私が太ももに置いた手を妻が握り返して来ると、その行為は・・私に許しを請うている妻の心が伝わって来る様で・・私の心の中のわだかまりがちょっと取れた様な気がしたのです。

私の心のわだかまりが少し取れると車の中のぎこちなさを余り気に成らなくなり、瀬戸大橋を渡って山陽道を走り宮島SAに着く頃には二人の会話も弾み、元の夫婦らしい雰囲気に戻った気がしたのです。

山陽道から中国道を経て九州道の熊本ICで下り、南阿蘇の観光ホテルに着くともう午後6時を過ぎていました。

予約したホテルに入ると、先ず大浴場の温泉と露天風呂に行くのだが、妻は腰に彫ったタトウを気にして大浴場を避けたため、浴衣に着替えて先に夕食を食べ、その後、二人で部屋付の内湯に入ったのです。

妻とこうして浴室に入るのは久し振りで、妻の裸体は妊娠の兆候で少し太った気がするが、それでもその肌は白く、肉体は妖艶で、乳房は大きく盛り上がり、湯に濡れた真紅のバラの刺青が滑々として透き通る白い肌に浮き上がって見えたのです。

妻は山崎と別れて私の元に戻って来てくれるが・・あの『寝取られ願望』はまだ私の心の奥では燻ぶっていて、私はそんな妻の裸体を見ると、妻が山崎と別れる事が残念で騒擾感を覚えていたのです。

本当は私の心の奥には・・『妻はもう少し山崎の愛人として束縛され、山崎は妻をもっともっと色々な男に抱かせ、妻は身も心もズタズタに成って娼婦の様に堕ちて私の元に帰って来る。』・・そんなシナリオを想像をして興奮していたのに、半年余りで愛人を解消した妻にちょっと不満を覚えるところもあったのです。

私は湯船に浸りながらそんな事を考え、髪を洗っている妻の姿を眺めていました。

妻はバスチエアに座って大きく足を開いて俯き・・両手で髪をシャンプーすると、その手の動きに併せて垂れた乳房が上下左右に妖しく揺れ、私は湯船から手を伸ばし、妖しく揺れる乳房を掴んでみました。

乳房を握ると妻は一瞬体を強張らせ

「もう!・・・悪戯はダメよ!」

シャンプーをしたまま怒った口調で咎める様に言ったが

「・・・」

乳房を掴んだ手を動かしても何も言わず本気で咎めている風ではありませんでした。

私はその乳房を強く握って弄びながら

「山崎さんに未練は有るのだろう?」

そう聞き

「麻衣子は山崎さんの愛人に成って良い女になったよ!・・山崎さんに仕込まれた肉体も魅力的でそのタトウは良く似合っているし・・麻衣子が淫乱な娼婦の様に成って戻って来た事に興奮するよ!」

心の奥で燻ぶっていた『寝取られ願望』の為にそんな屈辱的で心残りな事を言ってしまったが

「・・・」

妻は無言でシャンプーを続けていました。

温泉から出て妻が浴衣姿で鏡台の前に座りました。

妻がセミロングの髪をドライヤーで乾かして梳かし、ナイトクリームを塗るのを私は布団に寝転んで眺めていました。

こんな妻の姿を見るのも久しぶりで、妻は山崎と過ごしたマンションでも風呂上りには山崎の前でこんな風に髪を乾かし、化粧をしていたのかと思うとちょっと嫉妬を感じ、また色々な事が脳裏に浮かんだが、この妻の肉体から男の影が消えてしまうと思うとちょっと寂しい気もしたのです。

妻がナイトクリームを塗り終え、座卓の上に置いてあるお茶を入れながら

「明日・・・子供の事を母に言っても良いでしょう?」

遠慮気味な口調で聞いて来たのです。

たぶん、妻は非道徳的な行為で孕んだ子を産む決意を、後に引かない様にする為に母親に妊娠の事実を告げようとしていると思ったから

「ああ!・・もちろん告げようよ!・・・お義母さんは喜ぶだろうな!」

複雑な気分で答えると妻は安心した表情をし

「こんな事に成って本当にごめんね!」

そう妻が謝って来たのです。

私はそんな妻が愛しくなり腕を取って引き寄せキスをすると、一瞬、戸惑った様にして体を倒して来たが、その態度はまだ山崎を意識しているのかお座成りで、妻の肉体からはまだ山崎の感触が感じ取れたのです。

私はその夜、久しぶりに妻を抱きました。

だが妻を抱いても山崎の愛人で無くなろうとしているためか、あのマゾチックな興奮を覚えず、むしろ山崎の影が消えた妻の肉体に違和感を感じてしまったのです。

私は妻を抱きながら・・もう妻の肉体から以前の様な強烈な興奮と快感を得られない様な気がしたが、反面、そんな彼女の肉体に妙な新鮮さを感じてしまったのです。

麻希
妻は去年の6月に女の子を出産しました。

30才を過ぎてからの出産でそれも早産だったから心配していたが元気に生まれ、私はその子に麻衣子から名前の一字を取って『麻希』と名付けました。

麻希が産まれると親達が『賢一にも麻衣子にも似て・・可愛い子だ。』そう言って喜んでいる姿を見ると、親達を騙し裏切っている事に心が痛みました。

妻は他人の子を孕み、お腹の中で子供が育っていく過程では色々な事を考え不安だったと思うのです。

だから私は『この子は俺の子だよ!』と何度も妻に言い聞かせ・・私の揺ぎ無い気持ちを伝えていたのです。

それでも私がいくら自分の気持ちを伝えても『他人の子供を孕んだ。』という事実は覆せないし、妻が他人と非道徳で悦楽的なセックスで孕んだ子供を・・夫が承知の上で出産する・・こんな神をも恐れぬ行為に妻の心が揺れない訳がないのです。

私だって『俺の子として産んでくれよ!』と言ったものの、妻が他人の子供を産む事に、時々・・心の奥で小さな騒擾感が起こりその度に不安を感じていたが、生まれた子供を見ると何とも言えない程に可愛く、私の不安は杞憂に終わりました。

その麻希もすくすくと育ち、この日記を投稿し始めた3月にはもう8ヶ月に成り、今こうしてこの日記を書いている今、麻希は1才4ヶ月を過ぎました。

私は妻が妊娠をして山崎のマンションから私の元に戻ると、その空間が何とも言えないほどに温かく感じ、嬉しくて天にも昇る気持ちに成っていたのに・・妻が私の元に戻りママに成って平凡な妻に戻ると、私は平凡な妻に物足りなさを感じ始めたのです。

私の頭の中には山崎と妻との強烈だった愛人関係が刷り込まれていて、その上、根っからのマゾヒストだから『寝取られ願望』からもう逃れる事が出来ないのです。

出産後の妻の体が元に戻り彼女を抱き始めると、またあの『寝取られ願望』が湧き起こって来たのです。・・・と言うより、本当はもう妻が山崎と別れた時点から、心の奥にはもう新たな寝取られ願望が起こっていたのかも分かりません。

妻は半年ほど産休を取っていたが、勤務時間が短い契約社員に身分を替え、1月の中頃から麻希を近くの託児所に預けて職場に復帰したのです。

仕事に復帰すると丹念に化粧をして服装にも気を使うから、山崎の愛人をしていた頃の妖艶な妻に戻った様な気がしたし、妻にあの頃の華びやかさが戻って来ると、妻も山崎との愛人生活を思い出し、彼女自身も私とのセックスや平凡な生活に物足りなさを感じている様な気がしました。

そんな思いを感じながら・・妻が職場に復帰して暫らくして

「なあ!そろそろ・・だれか男を探してみろよ!・・良い男は居ないのか?」

山崎や男達にペニスを突き刺され、苦しそうな表情をして甲高い喘ぎを発し、白い肉体をくねらせて悶えている妻の姿を思い浮かべ・・ベッドの中で妻を抱きながらそう話を切り出してみました。

妻は私が説得を始める事は予想していたらしく

「多分・・もうそろそろ言って来る頃だと思っていたわよ!・・あなたの態度を見ていれば分かるわよ!」

そう言って笑い

「そんな人は・居・な・い・わ・よ!」

一言・一言・強調して言ったが、その言い方は返って怪しく感じ、その口調は否定的には聞こえなかったのです。

私は妻がまだ山崎の事を想っている事が分かっていたから

「山崎さんに・・また抱かれてみたくはないか?」

話しを飛躍させ山崎の名前をちらつかせると

「・・・!」

妻は体をピクンと震わせ

「・・そんな事は思っていないわよ・・!」

強く拒否をせず、目から放つ妖しい光を見逃しませんでした。

妻の男好きな性格やアブノーマルなセックス好きな肉体が、そう簡単に道徳的で貞淑な女に変わるはずが無く、私の言葉が悪魔の囁きに聞こえ、麻薬の様な男に抱かれた時の快感と興奮を思い出したと思うのです。

「何なら?・・山崎さんみたいな男を見つけろよ?」

そう畳み掛けると

「・・・」

妖しい表情をして私を見詰めていました。

妻が山崎と付き合って、私は色々な事を学びました。

妻が愛人に成り束縛され・・妻を自由に抱けないあのもどかしい異様な興奮と快感をもう一度味わってみたいが、寝取られ願望という妙な性癖の遊びの延長線上で、妻を遊び相手の男に奪われて仕舞えば元も子もない事を悟らされたのです。

妻には麻希が居るから・・もう男に束縛される愛人関係を望む事は出来ないが・・『次に妻を抱かせる相手は独身者は止めて既婚者の安全な男にしよう。』・・安全な男なんて居るはずが無いのに、自分勝手な思いだけで安全対策を頭の中で考えていたのです。

私はその日から、今まで妻を抱いた男達を頭に思い浮かべ、『妻を寝取られるあのマゾチックな興奮』・・を思い浮べながらまた説得を始めました。

説得を始めても都合よく簡単に男を見つけられるはずは無いのに、説得を始めて一ヶ月ほど経った頃

「なあ?・・また誰か男と寝てくれよ?・・会社に良い男は居ないのかい?」

ベッドの中で妻を抱きながら、いつもの様にお座なりな説得を始めると

「・・・」

妻はモジモジと言い難そうにした後

「・・今日・・会社で山崎さんに会ったのよ!」

『山崎さんに会った。』と聞いて

「山崎さんに誘われたのか?」

私は身構えながらそう聞いていました。

妻は首を左右に振って

「違うわよ!・・仕事で会社に来ていただけよ」

そう言い

「山崎さんがね・・尾崎先生が私を食事に誘いたがっている!・・て言うのよ!」

今度は妖しい目で私を見ながら言ったのです。

『尾崎先生』と聞いて麻希の出生の秘密を思い出し複雑な気分に成ったが

「それで麻衣子は断ったのかい?」

そう聞くと

「どうしようかなぁ~?」

私をからかい、おどけた様に言ったが、私は期待感を持ってしまったのです。

尾崎先生が妻を誘って来た事に期待感を持ってしまい、妻が山崎から誘われなかった事に安堵していたのに

「山崎さんも・・麻衣子を誘って来ないなんて薄情だな!」

不思議な事に妻を誘って来ない山崎を薄情に感じ軽い怒りを覚えてしまったのです。

私はそんな気持ちに成って妻を見ると

「・・彼、以前付き合っていた彼女とまだ続いているみたいよ」

妻はちょっと淋しそうな表情で言ったのです。

寝取られ男でマゾヒストの私の心は複雑で・・妻から『山崎が妻以外の女とまだ付き合いが続いている!』と聞くと、私はこの場に及んで、妊娠というアクシデントが有ったとは言え、山崎が妻を選ばず他の女を選んだ事に軽い嫉妬さえ感じてしまったのです。

そんな心を刺激する色々な事が有ったが、それから私は『尾崎』と言う具体的な名前を用いて説得を続けていると、3月中頃、仕事中に妻からメールが送られて来たのです。

妻は仕事中には電話やメールは滅多に来ないから、訝しく思いながらメールを開くと『尾崎先生から電話が有ってね。夕食に誘われたの・・本当に行っても良い?』そんな文面のメールでした。

妻からのメールは・・私の許しを得るため・・と言うより、私が『了解』の返信を返すと、『麻希の子守をお願いね。』そんなメールが直ぐに返って来たから、尾崎先生と会っている間の麻希の子守の相談の様な気がしたのです。

その日は定時で仕事を止めてマンションに帰ると、もう妻は託児所から麻希を連れて帰宅していて外出の準備をしていました。

妻は・・シックなスカートにブラウスの上に赤いセーターを着て・・シルバーのイヤリングを付け・・丹念に化粧をしていました。

妻の服装が山崎好みの男を挑発する服装ではなく、化粧も薄くシックで落ち着いた服装だからか、かえって私はそんな妻が眩しく見えてしまったのです。

私は今から出かける妻を見ると・・『今から男と食事をし、その後、ホテルに行くかも分からない。』・・そんな事を思いながら無邪気に遊ぶ娘を見ると心が痛んだが、それでも妻が出かける前に妻を抱き締め

「・・必ず・・抱かれて来いよ!」

そう耳元で囁いたが、そんなに心が乱れる事もなく抵抗は感じませんでした。

私は妻が出かけた後、麻希に夕食を食べさせ、風呂にいれて寝かし付けるともう午後9時近くに成っていました。

妻には『・・時々、経過報告の電話を入れろよ!』そう言っていたのに、とうとう電話は掛からず仕舞いだったが、妻が初めて山崎に会った時の様な自己嫌悪や後悔、それに嫉妬や不安は怒らず、妻の帰りを待つ間冷静でいられたのです。

その夜、妻は午前0時を過ぎて帰って来ました。

久しぶりに男に抱かれて帰って来た妻は

「麻希は寝たの?」

さすがにバツが悪そうに余所事を言って私を見たが・・その態度は平然として落ち着き、後悔や罪悪感を覚えている風には見えませんでした。

私は今夜会った尾崎先生との出来事を妻に時系列的に話させ、ホテルの情景を詳しく聞いた後で妻を抱きました。

妻を抱くと、久しぶりに豊満な肉体の白い肌から男の匂いを嗅ぎ、大きな乳房からは男の手の動きを感じ、男に抱かれた不潔な肉体に興奮したが、妻を抱くと『腰に彫られた紅いバラの花と山崎の名前』がどうしても目に映ってしまうのです。

その紅いバラのタトウが目に映ると山崎の事を思い出し、彼に抱かれ甲高い喘ぎを発しながら悶え狂う妻の姿が頭に浮かんで来て、妻の肉体には山崎の残滓がまだ色濃く残っている事を思い知らされたのです。

多分、尾崎先生が妻を抱いても、その肉体に彫られたバラのタトウから山崎の痕跡を見ると思うし、妻だって山崎の愛人だった延長線上の様な気持で尾崎先生に抱かれた様な気がしたのです。

そんな風にまだ山崎の残像が現れ色々な思いが浮かんでいたが、妻はその日から尾崎先生と付き合い始めたのです。

私は・・『尾崎先生も麻衣子が夫公認で遊んでいる事を知っているから、山崎の様に妻を自由に呼び出し、サドチックに抱くはずだ。』・・と思っていたが、私の思いとは違って妻を誘って来るのは月に1~2回程度と控えめなのです。

私はそれまで尾崎先生に対して『山崎と同じ遊び人だ!』そんなイメージを持っていたが、妻から彼の話を聞くと、平日は診察で夜まで忙しく、休みは医療技術の習得の為の講習や勉強をして医者は多忙な生活を送っている事を知りました。

それでも妻は麻希を育て・・尾崎先生と上手に付き合い、抱かれる回数が増えて来ると、妻から生活感が少しずつ抜け始めている様な気がしたのです。

そう感じながら妻を抱くとまた違って感じ、その肉体からは山崎の匂いに混じって尾崎先生の匂いを感じる様に成ったのです。

妻が尾崎先生と付きい始めて半年余りが経つ今、妻と尾崎先生の付き合いもルール化し次第に型に嵌まって来たが、妻が尾崎先生を気に入っているのはその態度を見れば分かるが、私は尾崎先生をちょっと不満に思っているのです。

もっと妻を加虐的に扱って私のマゾチックな性癖を満足させて欲しいのです。

だから私は今、私の願望を妻に教え、妻の口から私の願望を彼に伝え、二人の関係に私も参加して、今度も妻の肉体は尾崎先生主体で共有したいと思っているのです。