妻40歳が友人の身代わりに自分の体を若者に

私は現在38歳の会社員で、妻は3つ上の40歳で(来月で41)有紀といいます。

妻と知り合ったのはおよそ4年前で当時、私の会社に派遣として来ていました。

仕事のことでちょこちょこ話すうちに仲良くなって。

という感じでしたが、実のところ私から仲良くしたいなぁと思っていたわけではありませんでした。

というのも妻は歳の割にはキレイなのですが、パッと見遊んでそうな感じで・・・私がそういうタイプを苦手に思っていたのと子供はいませんでしたが妻はバツ1だったのです。

ちなみに妻のことを周りの人は泪(ルイ)姉さんって呼ぶんですが、これは当時の上司がつけた仇名で、キャッツアイという昔の漫画に出てくるキャラクターの雰囲気が妻が似ていたからなんです(あくまで雰囲気が、ですよ)—–

しかし実際のところ、性格的にもちょっとキツめで親分肌といいますか、引っ張るタイプの人で本当に姉さんなんですよね(笑)

ですから、この人とは距離置いた方がいいのかもって思ったこともありました。

私のほうが年下ですし、控えめで地味なタイプと私とでは性格的にも合わないんじゃないの?って思ったんですね。

しかし、何度か会社内での飲み会やらカラオケで接するうちに少しづつお互いを知り、また妻(と会社の同僚)からのプッシュもあってお付き合いするようになり、2年前に籍を入れました。

それからはごく普通の家庭として仲良く暮らしていたのですが・・・今年に入って嵐のような事態に見舞われたのです。

ことの起こりは1年前に遡ります。

それまでは一緒に働いていたのですが給与など待遇面で今の会社より良いところが見つかったので、妻だけ別の会社に勤めることになったんです。

といっても会社への距離なども前のところとさほど変わらないし、、、一緒にいる時間が減るのがちょっと寂しかったけど(笑)家のことを考えてのことなので私も納得して送り出しました。

勤めだして3ヶ月も経つと妻も職場に馴染んでいったのでしょう。

会話の中で新しい友人の名が頻繁に出るようになったのです。

その中でも特に名前が挙がるのが24歳の彩ちゃんという女性でした。

仲良くなったきっかけは笑いのツボが二人とも一緒だったとかで、家の中でもことあるごとに彼女のことを話すんです。

その時の妻はとても楽しそうで、よっぽど仲いいんだなぁって微笑ましく思ってました。

実際にそのあと、何度か家にも遊びに来てくれたのですが、見た目もキレイで、、、まあ妻同様ちょっと派手目なのですが(笑)好感のもてる楽しい子という印象でした。

ただ、妻に言わせると新しい物が好きで好奇心旺盛。

でも人見知りが激しくあなた同様大人しすぎるところがあるから、そこがちょっとねぇ・・とのことで、

見た目は派手だけど引っ込み思案の妹、みたいに妻は彩ちゃんを受け止めていました。

二人はそれ以降もカラオケなどに遊びに行っていたのですが・・・7月に入った頃でしょうか。

ある時、妻から彩ちゃんとクラブに行きたいんだけど行っていいかな?と聞かれました。

なんでも「最近オープンしたところがあって、彩ちゃんが行ってみたいけど一人ではちょっと・・・って言うからあたしが一緒に付いてってあげようかなって思って」

と言うのです。

「トランスとかじゃなくってヒップホップらしいんだけど結構センスがいいとこみたいで」

とかなんとか。

そういうのに奥手な私にはチンプンカンプンなことを言われたのですが、

要するに安全な場所だし、変な男にも着いていかない。

遅くてならないようにちゃんと帰るからそこで遊んできていい?ということでした。

私と付き合いだしてからはデートする場所でもなんでも私に合わせてくれていた妻ですが、本当のところ私とは正反対の夜遊び大好き人間です(バブル世代ですからね)

前の夫ともそういう場所で知り合ったと言っていたし、まあ妻としても久々に楽しみたかったのでしょうね。

私の仕事が春先からずっと忙しく、GW中もどこにも連れて行ってあげることが出来ず申し訳なく思っていた、というのもあって約束を守るということを条件に了承しました。

当日は19時頃に「今から行ってきま~す」

23時半ぐらいには「楽しかったよ~今から彩ちゃんの車で帰りま~す」

というメールがあり、日付が変わってちょっとしてからぐらいですかね?

酔ってましたけど彩ちゃんと一緒に無事に帰ってきました。

二人ともよそ行きな格好して、なんとなく独身時代の妻を思い出しましたが楽しかったのでしょう。

終始笑顔でした。

一方、アルコールが入っていないせいか、彩ちゃんはいつもと変わらないように見えたのでちょっと気になりましたが「彩ちゃん、楽しめた?」

と聞くと

「楽しめましたよー泪姉さんノリノリだったから(笑)」

と笑顔で応えてくれたので、なんだか私もホッとしたりして。

コーヒーを飲みながらその日の様子を聞き、彩ちゃんを見送りました。

よほど楽しかったのでしょうね、それからも何回か二人は週末にクラブへと繰り出しました。

もちろん、その度に私の了承は取っていましたよ。

でも帰宅するのはだいたいいつも同じ0時前後で、たまに遅くなったりはしましたけどその際も事前にメールで連絡があったので私も安心して送り出していました。

クラブに行く際は彩ちゃんが運転を担当していたこともあり、彼女は常にシラフだったというのも要因のひとつです。

ところが・・・8月あたまの金曜日に異変が起こりました。

その夜、外で食事を取ったあと帰宅し、コンビニで買った酒をあおりながらバラエティーを見てバカ笑いしつつ妻の帰宅を待っていました。

ところが。

0時を回り1時を過ぎても帰ってくる気配はおろか、メールすらありません。

そのあと風呂に入って2時を回りましたが、それでも音沙汰無し。

なにやってんだ?とは思ったのですが・・・彩ちゃんもいることだし、そのうち帰ってくるだろう。

と床につきました。

が・・・翌朝、目が覚めた私は寝ぼけ眼でフラフラとリビングに行くのですが・・妻はいまだ帰ってきていません。

携帯を見ても何も来ておらず、さすがに心配になってきたので電話しましたがマナーになったままです。

なんかあったのかな?とりあえず彩ちゃんのところへでも連絡して・・・そう思った時、玄関の鍵が回ったのです。

「ごめん・・」

リビングに足を入れた妻は疲れ果てた表情でそう言いました。

「なにやってたの?こんな時間まで・・」

「うん・・・なんか悪酔いしちゃって潰れちゃってた・・・ごめん」

「ごめんってさ。心配させないって約束だったでしょ」

「うん・・・本当に・・ごめんなさい」

「大丈夫なのね。それだったら俺はいいけど」

疲れ果てた妻の顔を見ているうちに元々の性格もあり、腹を立てるよりも心配が先にきてしまいました。

「大丈夫・・だけど休みたいの」

「わかった・・・横になって休んでなよ。今から会社行ってくるけど今日は早く帰るようにするから」

妻は黙って頷くと寝室へ向かいました。

元気のない妻が気にはなりましたが、、、私は一呼吸入れると家を出ました。

仕事が終わり帰宅すると疲れは見えたものの多少元気を取り戻した様子でした。

妻から昨日の夜遅くなったことを謝られましたが、私は妻が無事ならそれで良かったので深くは追求せず、それまでどおりの生活を送ることにしました。

しかし・・・ひとつだけ。

ウチはメールで意思を確認しているのですが、その夜、エッチしたいメールを送ると断られたのです。

「ちょっと疲れがひどくて・・・そういう気になれないの・・・ごめん・・」

と。

まあ、疲れてんならしょうがないかとその時は気に留めなかったのですが、、、その2日後も断られ、そして次の日も。

結局、ずっとなしのままでした・・・

そして翌週の木曜の夜に・・・妻がまた彩ちゃんとクラブに行きたいと言い出したのです。

おまけに・・・大きなイベントだからその日は何時に帰れるかわからない、と。

「出来るだけ早く帰るようにするからっ・・」

そんなこと言われてもオッケーすることなんて出来ません。

楽しいのはわかりますが、なぜ今まで時間を守れていたのに急にそんなことを言い出すのか。

彩ちゃんもいるのに。

私にはまったく理解できませんでした。

「時間どおり、ちゃんと帰ってくるっていうのならわかるけど、、、そんなの行かせられない。ダメだよ・・」

エッチはおあずけさせるくせに、自分は亭主を放り出して外で遊びたいなんて。

納得できないよ・・・

お恥ずかしい話ではありますがそういう部分の不満もあったため、私はいつになく強い口調で言ってしまいました。

納得したのか。

私の言葉に妻はうつむいたまま、うなずきます。

「そうだよね。そうだよね。本当ごめん」

しかし・・・

私は弱い男でした。

しょんぼりしている妻を見ていたらなんだか可哀相に感じてしまったのです。

「そんなに行きたいの?・・」

「う、、うん」

「じゃあ、朝までってのはこれが最後って約束できるなら行ってもいいよ・・」

「約束する・・・あなた・・・ありがとう」

しかし、感謝しつつも・・・なんだか妻の顔があまり嬉しくないようにも見え、私はそれがとても気になりました・・・

当日、帰ってもする事のない私は同僚2人と飲みに行き、何年か振りに野郎だけでカラオケを楽しみました(歌が下手なので元々あまり行かないのです・・)

カラオケを出たあと、彼らからキャバクラに誘われましたが、それはちょっとな・・と思い、私は家に帰ることにしました。

時間は・・・23時過ぎ頃ですかね。

この時間まで飲むっていうのが私にとっては今年初だったので、なんとなく浮かれ気分でテクテク歩いていたのですが、

少し食べたりない気もしたので私はファミレスに行くことにしました。

階段を上って店に入ろうとした時です。

見慣れた車が駐車場に止まっているのが目に入りました。

あれ?あれってもしかして???

近づいて見てみれば・・・それは間違いなく彩ちゃんの車でした。

クラブ行ったんじゃないのか?

それともこれから行くのかな?

いやでも、、、行くってメールあったしなぁ。

とりあえず私はファミレスに入ってみることにしました。

係の人が来て席に通されるまでのあいだ辺りを見渡すと・・・角のテーブルに彩ちゃんともう一人女性の姿が見えます。

しかし、もう一人いる女性は妻ではありません。

もっと若い・・・彩ちゃんの同僚のようです。

有紀じゃないのか?

私は用意された席に一旦座ったあと再び席を立ち、彼女の席に行って声をかけました。

「こんばんは」

「か、門倉さん!・・」

彩ちゃんはビックリした表情で私を見つめたあと、同僚の子に私を紹介します。

「ど、どうしたんですか?・・今日は・・」

おかしい。

私は直感的にそう感じました。

どことなく彩ちゃんがうろたえてるように見えたのです(もっとも、そんな事態は想定外だったため、私も動揺してしまいましたが・・・)

「い、いやあ・・・彩ちゃんこそ。今日はウチのとクラブに行くんじゃないの?」

「え???・・」

「ウチのはそう言ってたけど・・違うの?」

「約束はしてないです・・・先週のが最後で・・」

「え?そうなの??」

「ええ・・・あれからはもう・・・ちょっとなんか・・」

そう言う彼女の表情がみるみるうちに曇っていきます。

ますます変です。

「で、でもウチのは彩ちゃんと行くって言ってたよ。○○○○(クラブの名前です)に」

「○○○○ですか!?」

「う、うん・・なんか朝までイベントだって。聞いてなかったの?」

「いや、わたし○○○○はもう・・」

ビックリしました。

そこまで言った彼女の目に涙が浮かんでいるのです。

「わたし・・・わたし・・」

「あ、彩ちゃん?・・・え?な、なに???・・・どうしたの???」

「ご、ごめんなさい・・・本当に・・・ごめんなさい・・」

何が起こったのかわからず、同僚の子と私がオロオロと心配してうろたえる中、彼女は私に頭を下げたまま泣き続けました。

だいたい10分くらいでしょうか・・・彩ちゃんは落ち着きを取り戻すと同僚の子に詫びて彼女を帰らせたあと、私に話したいことがあると言ってきたのですが・・・

いったいなんだろう?・・・私を見た瞬間、彼女は泣きだしたのですから、私に関することなのはわかりますが・・・それ以上は私にはわかりませんでした。

「ひょ、ひょっとして・・・ウチのに関してのこと・・・なのかな?」

「はい・・」

彼女の真剣な表情に不安を感じつつ・・・私は頼んだ食事を取りながら彩ちゃんの言葉に耳を傾けました。

ことの発端は先週、妻が遅く帰ってきた夜の2日前・・・彩ちゃんが新しいクラブを見つけたことに始まります。

それまで通っていたところに飽きてきていたこともあり、彩ちゃんはここどうですか?と妻に持ちかけたのです。

当然、妻はノリ気でオーケーし、二人はそこに向かいました。

私はそういうのに疎いのでよくはわかりませんでしたが、客層とか音の傾向?などはそれまで通っていたところと大差なかったみたいです。

ただ、初めて来た場所だったこともあり二人ともノリノリで楽しんでいたそうです。

そのあと、、ちょっと疲れたのでスツールに腰掛けて二人で飲みながら話していると・・・

『こんばんわぁ・・・ちょっといいスかぁ?』

B系・・って言ってましたが私にはなんとなくしか分かりませんが・・・とにかくそのB系の格好をした今風の男二人組がナンパしに来たのです。

「そういうのってよくあるんですけど、いつも最初私のところに来るんです」

「まあ、彩ちゃん。キレイだからね。若いし」

「いや、泪姉さんの方が全然キレイですよ」

「ないない。ウチのは歳食ってるし、ああいう性格だもん(笑)ナンパするならまず彩ちゃんのとこに行くと思うよ」

「いや、そうじゃなくて。私って大人しく見えるから。押せばどうにかなるって思うみたいなんです。だから私のところに、っていう」

「そうなんだ?」

その日もいつもと同じような感じで話しかけられたそうなのですが・・・

「なんかちょっと、いかついっていうか・・・見た目が怖そうなんですよ・・・私、基本的にB系は全然ダメなんですけど・・彼らはその中でも特にやばそうで・」

「威圧的だったんだ?」

「そうですね・・・それとなんか目つきが・・」

「目つきが?」

「えぇ・・・片方の人だけなんですけど・・・その人の目つきがすんごいいやらしかったんです・・・だから私はダメですって・」

彩ちゃんは現在彼氏を求めていないし、彼らの雰囲気が嫌だったのでやんわりとお断りました。

もちろん男の方も粘りましたが・・・こういう場合、彩ちゃんが困った顔を見せるとすぐに妻が間に入って助けるんだそうです。

それはこの夜も一緒で・・・

「パッて間に入ってくれました。泪姉さん、あの調子ですからね・・・止めなよって!・・その一言でだいたい終わりになるんです」

「だろうね」

「えぇ・・それ以上粘るとしつこい!とか。ひどい時はあっち行け!まで言うんです。それでいつもは終わるんですけど・」

「けど?」

「けど・・・その日は違ってたんです・」

悲しげな声で彼女はそう言いました。

『じゃあ、お姉さん遊ぼうよ!』

彩ちゃんを口説いていた男は止めに入った妻を見ると、くるりと体の向きを変えました。

『な、なに言ってんのよ!?・・・あんたバカじゃないの?』

『うんうん、俺バカ・・・だから遊ぼうよってば!』

『あたしよか若くてキレイな子たくさんいるじゃない!そっち行きなさいよ!』

『いやいや、こういう年上の色気たっぷりなお姉さんに色々教えてもらいたいなー、なぁんて』

『そんなこと言ってもムダっ!ほら、あっち行って!』

それでも男はめげずに妻に話しかけ、とにかく粘ったんだそうです。

最初は取り付くしまもない様子でしたが、男のノリが威圧的な感じではなくお笑いのノリだったこともあり、妻も根負けしたのか呆れた顔をしながらもポツリポツリと会話を続けたようです。

しかし、とにかく粘り強く口説くので彩ちゃんはハラハラしました。

「口説いているのは泪姉さんと話してる人だけで、もう一人の相方みたいな人は私の隣でずっと飲んでるだけだったんですけどね」

「ふーん・・・いくつぐらいなの?その男たちって?」

「正確にはわからないけど・・・たぶん22か3ぐらい。二十歳以上なのは間違いないですね」

「なんで分かるの?・・・二十歳以上って?」

「身分証提示しないとお店に入れないから・・・二十歳未満はアウトなんです」

「なるほど、そういうことか・・・なら、、学生だったのかな?」

「だと思います・・」

ナンパ男の格好は二人とも一緒で、野球帽を斜めに被り、短パンにNBA(の何とかってチーム)のジャージという・・・彩ちゃんいわく、「典型的なB」

だったそうで。

妻を口説いている男はずんぐりむっくりした太った男で、彩ちゃんの隣でひたすら飲んでいる方はメガネをかけていて中肉中背、これといった特徴のない普通の人だったそうです。

「まあでも・・・泪姉さんもあれはないって言ってたんです・・・絶対無理って・・」

「見た目がダメだったってこと?」

「それもありますけど・・・口説いてるデブの人は明らかに体目当てだなっていうのがバレバレだったんで・・」

「なるほどね」

「だから適当にあしらっておしまいだろうなって思っていたんです・・」

彩ちゃんから妻へと矛先を変えたデブな小僧(以下、腹が立つのでそう呼びます)は、しきりに妻に話しかけるようになりました。

『ねぇねぇ、お姉さんたちどこから来たの?』

『マジきれいだよね・・俺が見た中じゃあ今日一番ってカンジぃ~』

『色っぽいしさ・・・俺、色々教わりたいなあ・・・なんて思っちゃったりして・・』

デブな小僧は妻の容姿を褒め称え、とにかく持ち上げますが・・・妻の方はいうと明後日の方向を向いたまま適当に答えるだけで、まるで関心を持たない様子。

「最初のうちは生返事したりしてたんですけど、泪姉さんもだんだんウザくなったんでしょうね。さらっと自分の歳言って・」

『キレイだキレイだ、ってさっきから言ってるけどさ・・・あたし、もう40だから』

『え?・・・ま、マジで??』

『マジよマジ!ほら、わかったらさっさとあっち行きなさい!』

「そう言えば消えると思ったみたいなんですけど・・」

『いやいや全然大丈夫!お姉さんなら全然オッケーイ!』

『はああ??ちょっと、あんた・・・人の話聞いてた?』

『お姉さん40だって言うんでしょ。でも平気!お姉さんなら全然いけるから!』

『あんたは良くてもあたしは良くないの!ほら、早くあっち行けって!』

『い~や、どこにも行きません・・・俺はヘビみたいにしつこいんだ・・お姉さんがオッケーするまで絡みついてやるぅ!』

『なんなのよ、こいつ・・・』

『う~ん・・・怒った顔もセクシー・・・』

『あんたねぇ・・・!』

それでも小僧はその場から離れようとせず、妻の隣に居座って口説き続けました。

『うっさいわねぇ!どっかに行きなさいって!』

『ままま、そう言わずに・・・どの辺住んでのかぐらい聞かせてよ・・ね』

『おことわり・・・』

『んもう・・お姉さん・・・頼みますよ~』

その時点で、デブな小僧はそのほとんどを無視されたりしていましたが・・・それにもめげず、あれやこれやと探るように話しかけ続けます。

それが功をそうしたのか、あるいは彩ちゃんを気遣って険悪な雰囲気にしたくないと妻が思ったのか・・・その両方だと思いますが・・・

妻も時折、デブな小僧の言葉に反応しはじめ徐々に会話が成り立っていくようになりました。

「会話の内容はどういったものだったのかな?」

「クラブの音が大きいから私が聞いた範囲でしかわかりませんけど・・・基本は色々聞いたり、口説く感じでした。二人で遊ぼうよ、とか。あとは・・」

彼女はそこで少し躊躇しましたが私が「エッチな物かな?」と言うとうなずき「そういうのが多かったと思います・・」

彩ちゃんは隣にいる相方の男には一切構わず(というより相方はひたすら飲み続けているだけだったので)チラチラと妻の方を覗き見していました。

『だっからさぁ・・・お姉さん、俺と付き合おうよ。旦那なんか関係ないじゃん!』

『関係あるに決まってるでしょ!大アリよ!だいたい付き合うって・・・あんた、エッチしたいだけじゃない!』

『まあ、俺は正直者だから言うけどさ・・・それはやっぱあるよね。けど、エッチすんのなんて特別なことじゃないし。誰でもやってんじゃん?だからさぁ・・・』

『でも、あんたはイヤ!』

『なぁんで???』

『こんなとこでナンパしてる男なんて絶対イヤよ!・・・それにあんた、あたしの好みじゃないもん。まだガキだし!』

『お姉さん、俺の若さ溢れるパワーをナメてるなぁ~・・・俺に抱かれたらさぁ・・お姉さん、旦那のことなんてどっか行っちゃうぜ・・・』

『よくいうわ!あんた、どんだけ自信満々なのよ!』

そのうち・・・デブな小僧は妻を踊りに誘いはじめました。

二人っきりで踊ろうと。

小僧は妻の腕を引いて誘いますが・・・

妻は口をとがらせて「彩ちゃんがいるから行かない!一人で行きなって!」とその要求を拒みます。

すると小僧は、すっと妻の横につき・・・

『そんなつれないこと言わないで楽しもうよ~』

そう言ってそっと腰に手を回しました。

『ちょっと・・どこ触ってんのよ!』

『え?なに?何のこと??』

『腰に回してるこの手っ!!』

『いいじゃん・・これぐらいぃ~』

『良くない!放してっ!』

「笑いながらごめんごめんって手を離したんですけど、だったら踊ろうよって懲りずに言うんです・・・泪姉さんが断ったら、えぇ何でぇ?って、また腰に手を回してきて・・」

「度胸あるんだね、そいつ・・」

どんな光景だったのかが露骨にわかってしまうため、なんとなく私は苦笑いしてしました。

しかし、彩ちゃんは難しそうな表情でう~んと唸ったあと、

「とにかく諦めない人なんですよ・・・泪姉さんが触んないで!って冷たく言うと離れることは離れるんだけど・・」

『だったら一緒に踊ろうよ』

『だから一人で行ってきなって!あたし、ここで見ててあげるからさぁ~』

デブな小僧はまたも妻の腰に手を回して寄り添い・・・

『じゃあ俺もここにいる!』

『んもぅ~!離れてっ!』

「何回かそういうやり取りが続いたあと、結局・・・泪姉さん、呆れた顔して・・」

『あんたには負けたわ・・・』

『いぇ~い!粘り勝ち~!』

『はぁぁ・・・』

『カップル誕生だね!』

『ふざけんなっての!』

『いやいや、いま流行りの年の差カップル!おまけに美男美女だし!』

『だれが美男・・・ちょっと近寄らないでよ!も~やだ、コイツ!』

しかし、妻を根負けさせたデブな小僧はそれ以降もずっと妻の腰を抱いたまんま居座り続けることになりました。

「それからも泪姉さんの飲んでたお酒を勝手に飲んだり、腰に回した手を下に下ろそうとしたりして怒られてましたけど、その度にへらへら笑って誤魔化しちゃうんです。

何言っても全然気にしないから見てるこっちがヒヤヒヤしちゃって」

「それでも側にはいるんでしょう?取り入るのが上手だったってことなのかな?」

「とにかく笑わせようとするし、おだてまくってたっていうのはありますよね。明らかにナンパのノリだったから泪姉さんがバカウケすることはなかったけど、怒りはじめると・・」

「笑って誤魔化す、と」

彩ちゃんはこくりとうなずき・・・

「憎めないキャラを演じてるって感じでした。デブな面白キャラ。それだけなら良かったんですけど・・」

『ちょ・・・だからくっつくなって言ってんの!』

『い~じゃん、これくらいぃ~!このあと裸の付き合いすることになるんだしさぁ~』

『あんたと裸の付き合いなんてするわけないでしょうがっ!』

目の前で繰り広げられるやり取りに苦笑いしつつも、彩ちゃんは妻がどこかで切れるんじゃないかと心配していました。

しかし、図々しく腰に手を抱き、エロい態度で迫ってくるデブな小僧に対し、怒りは見せるもののアルコールが入っていたことや相手の話術が巧みだったこともあって、

妻は切れる事もなく・・・もちろんノリノリではしゃぎまわっていたわけでもありませんが・・・会話そのものは続いていました。

「それで?」

私の言葉にうながされ彩ちゃんは続けます。

「そのあたりから呼び方も、お姉さんから泪姉さんに変わってきていて・・」

デブな小僧は二人で踊ろうと再三に渡って妻を誘っていましたが、その度に彩ちゃんがいるから行かない。

一人で行けと妻はそれを拒んでいました。

『ひとりで行ってこいって!ほらぁ!シッ!』

妻が犬を追い払うように手を追い払うゼスチャーを見せると・・・

『そりゃねぇよ・・・冷てぇなぁ~』

デブな小僧はしょんぼりした態度で一人で行く素振りを見せますが、二、三歩離れるとその場で踊り始めました。

デブな小僧は笑顔でコミカルな踊りを披露すると・・・

『バっカじゃないの?・・・あんたって男はもう・・・』

妻は大きく両手を広げるゼスチャーを見せ、呆れた顔をしつつも笑ってそう言いました。

『へへへ~!』

デブな小僧はしてやったりという表情で妻のところへ戻ってきます。

『いいのいいの!お姉さんにウケれば何でもいいの!てか、イケてたでしょ?俺イケてたでしょ?』

妻に寄り添い、肩を抱きながらそう言いました。

『はいはい、イケてたイケてた!』

妻が酒を飲みながらそっぽを向いてそう言った瞬間でした・・・

突然、妻の持っていたコップからお酒がバシャっとこぼれ落ちます。

『え?・・・え!?・・・』

いきなり何が起こったのか・・・妻がゆっくりと顔を上にあげると・・・

『へへへ・・・』

その視線の先にニヤつきながら妻を見下ろす小僧の顔がありました。

『え?・・・な、何!?・・・え!??・・』

妻はキョロキョロと辺りを見回し、その時になって気づいたのです。

自分がデブな小僧に肩を引き寄せられ・・・その両腕の中で抱きしめられていることに。

ややあって・・・

『へ?・・・な・・なに?・・・』

きょとんとした表情で見上げる妻とは対照的に・・・小僧は妻を見下ろし笑っているだけです。

『な・・なに?・・・どうしたの?・・・』

妻はよほどビックリしたのでしょう。

自分の腰と背中を抱く小僧の手が思わせぶりに動いているというのに、それに気づいてる様子はまったくありません。

腰に回した手はいまやジーンズに包まれた尻へと到達し・・・遠慮なく触られまくっているというのにポカンと口を開けたままだったのですから。

『ね・・ねぇ・・・』

妻の問いかけに小僧は口を開き・・・

『いやぁ~今夜、この体をお持ち帰りするわけじゃん?だからその前にどんなカンジか確かめとこうって思ってさ!』

悪びれもせずそう言いいました。

そして・・・

『細身でいいカンジだよ!もっかい確かめとこうかな?』

デブな小僧が再び両腕に力を込め、妻を引き寄せると・・・

『ちょ・・ちょ!・・やんっ!』

妻は一瞬だけ流れに逆らいますが、あっという間に小僧の胸に顔を埋めることになってしまいました。

『うぅ~いい匂い~!』

デブな小僧は妻の髪に自分の顔を埋め、その匂いをたっぷりと堪能し・・

『エロかっこいい大人の女ってカンジ!いいねぇ~!』

笑顔でそう言いました。

『な・・なにおだててんのよ・・ば、バァカ・・・っていうか何やってんのよっ!離しなさいっ!!』

ようやく状況を把握した妻はデブな小僧の腕に噛みつきます。

『ちょ・・・ちょっと待て!・・・いてて!・・・痛いって!・・・ご、ごめんなさい~!』

『調子にのってんじゃねぇよっ!デブッ!バ~~カ!!』

妻は小僧を突き飛ばすと悪態をついて距離を置きました。

「安心させるように笑顔を見せるんですけど・・・なんか絶対に裏があるような嫌な笑顔なんです・・・やり方もとんでもなく強引で・・・それを見たときに私、嫌な胸騒ぎを感じたんです・・・いままで泪姉さんにそんなことした人いなかったから・・」

しかし、嫌な胸騒ぎを感じたのは彩ちゃんだけではありません・・・私も同じでした。

それまでは多少余裕もありましたが・・・そのあたりから口に入れる食べ物の味がしなくなっていったのです。

「直感で・・あ、この男マジだ、マジで泪姉さんを狙ってる・・・って思ったんです・・・それで・・」

不安に思った彩ちゃんは妻をトイレに誘いました。

ふたつ返事で了承した妻は絶対戻ってきてよという男の声に生返事をしつつ、人込みを掻き分けてトイレに向かいます。

彩ちゃんはすぐに妻と話したかったのですが妻がトイレに入ってしまったため、化粧直しする子たちに混じって手洗い場で待つことに・・・

「出てきた泪姉さんみたら結構酔ってて・・・まずいなって思いました・・」

『ごめんね・・彩ちゃん、待った?』

『いや、大丈夫です・・・』

『ちょっと酔っちゃってさ・・・あーふ・・・』

『あの泪姉さん・・・』

『ん?・・・なぁに?』

『そろそろ・・・上がりませんか?』

それまでふらふらしていた妻も彩ちゃんの深刻な表情を見ると一変し・・・

『え?・・・どうしたの?なんかあった?楽しくない?・・・そうだよね・・・楽しくないよね・・・あのデブしつこくってさぁ・・・』

『いや・・楽しくないとかじゃなくって・・・泪姉さん、あの二人って怖くないですか?・・・』

『え?そう?・・・ってか、二人って言ってもデブの方だけだけど・・・もう一人空気だし・・・でも怖い・・・のかなぁ?』

『すっごい強引じゃないですか、泪姉さんに対して・・・いままであそこまで強引な人いなかったし・・・なんか私はそれがすっごく気になってて・・・』

『まあねぇ・・・それはたしかにそうだけど・・・でも、うーん・・・たいした事ないと思うけどな、あたしは・・・』

『そう・・・ですか?・・・』

『うん、メールも携番も聞いてきたけど一切教えてないしさ・・・まあ、あんなガキが抱きついてくるなんて思わなかったからそこだけは想定外だったけど・・・でもまあ昔はあんなのばっかだったし、大丈夫だよ・・・』

『泪姉さんがそう言うんなら・・・私は・・・』

『平気、平気!・・・あたし、あんなの全然ッ好みじゃないし、連いていく気なんてサラサラないからさ・・・ってか、ホントっあったま来ちゃうわよね!なにが『この体をお持ち帰りするわけじゃん』よ!誰があんたなんかっ!」

『はははは!そうですよね』

彩ちゃんの笑みを見た妻は「やっと笑ってくれた・」

と言って彩ちゃんに微笑み返します。

『心配してくれてありがとね、彩ちゃん・・・でも、あたしは何があっても大丈夫だし。

仮に何かあってもさ・・あたし、彩ちゃんだけは絶対守るから・・・信頼してよ、ね・・・』

『泪姉さん・・・』

そうは言っても彩ちゃんに心配かけたことを重くみた妻はあと30分したら帰ること。

そしてあの男たちはほっといて二人で楽しく踊ろうと提案しました。

『よく考えたらあいつらに時間取られまくって全然踊ってないからね。

せっかく来たんだしさ・・・楽しくやって帰ろうよ・・・』

妻の言葉に彩ちゃんは笑顔でハイと応えました。

しかし・・・

「見た瞬間、目の前が真っ暗になりました・・」

二人がトイレから出た瞬間・・・突然、横からスッとデブな小僧が現れたのです。

『遅かったじゃぁん!』

デブな小僧は妻の肩を抱くや『泪姉さんだけは逃がさないよ~!』と言いました。

そして・・・

『ちょ・・・ちょっと・・・こら!・・・』

『大事な獲物だもん!・・・逃がしゃしねーって!』

デブな小僧は人込みにまぎれながら強引に妻を連れて行ってしまったのです・・・

彩ちゃんが慌てて戻ると、妻は憮然とした表情で酒をあおっていました。

デブな小僧に対して怒っているのは明らかで何を言ってもまったく反応しません。

よせばいいのにKYな小僧はそれでもちょっかいを出しますが・・・

『なにすんのよっ!触んないでっ!』

と、あからさまに不機嫌な顔をした妻に怒鳴りつけられしまったそうです。

「正直、私も引いちゃうぐらい怒ってて・・・でも安心しました。

これなら泪姉さん大丈夫だって思ったから・・」

彩ちゃんが戻ってきたことに気づいた妻はすぐに『行こう!』と言って彩ちゃんの手を引き、足早に踊っている人の群れへとまぎれこんでいきました。

「あの人たちが見えなくなるぐらいの位置まで行ったんです・・・そうは言っても怖いじゃないですか、やっぱり・・・泪姉さんは気にしてなかったけど私は追ってくるのかな?とも思ったんです。

でも全然そういう気配なかったから良かった~ってホッとしましたね・・」

二人はようやくデブな小僧から解放され、その分を取り戻すかのように楽しみました。

そして・・・

「時計見たら0時ちょっと過ぎぐらいだったんで、そろそろって思って・・」

『泪姉さん、そろそろ・・・』

彩ちゃんは時計を妻に見せ、時間が来たことを知らせました。

『あ、本当だ・・・じゃあ出よっか!』

二人はあれやこれや今夜のことについて話しながら出口へ向かいます。

といってもそのほとんどはデブな小僧についてでしたが・・・

「泪姉さんも最初は『あいつ、本当に頭にくるのよねっ!』って、ずっと文句ばっか言ってたけど、いなくなったっていうのもあって最後は『でも、まあ面白いヤツではあったわね』って言ってました」

「話が面白かったんだろうね。

まあ、おだてられて嬉しかったっていうのもちょっとはあったんだろうけど」

「でも私は・・・男が強引だっただけで泪姉さんが浮かれてたとか、あの男に興味を持ったとかは到底思えなかったんです・・・全然吊り合ってなかったし・・見た目も門倉さんと比べたら全然で・・」

「ははは・・・そうなんだ」

「まあ、人のこと言えるほど私も見た目は良くないから失礼かなとは思うんですけど・・・でも少なくとも泪姉さんと吊り合ってるとはお世辞にも言えないルックスだったんです・・・それが・・」

ごったがえす人の間をぬってエントランスを出ると階段を下り、ちょっと離れた場所にある駐車場へと向かう、その時でした。

『なになに・・・帰るのぉ~?』

はっとして声がした方をおそるおそる振り返ると・・・そこには酔いつぶれた相方を抱えるデブの小僧の姿が・・・

『ヒドイよ、急にいなくなるなんて・・・帰るなら俺らも連れてってよぉ~!』

『行こう、彩ちゃん!』

妻は慌てて彩ちゃんに呼びかけますが・・・

「でも、その瞬間、体が凍りついちゃって・・」

『あ、彩ちゃんっ!』

妻は彩ちゃんの手を無理矢理引っ張ると足早にその場から立ち去ります。

『ちょ・・・ちょっと待ってよ!おーいっ!』

しかし、デブな小僧も酔った相方を引きずるようにして追ってきたのです。

『待ってよ、泪姉さ~んっ!』

『待たねーよ!つうか、いいよ来なくて!もう!』

二人は一目散に駐車場を目指します。

「ゾンビに追い掛け回されてる・・・ホラー映画ですよね、本当に・・」

とはいうものの、酔っていたこともあり妻も全力で走れるほどではありませんでした。

駐車場に到着し、彩ちゃんの車に乗り込む寸前でデブな小僧とその相方に追いつかれてしまいました。

『ふひぃぃ~しんどかった~!ヒドイよ、泪姉さんたちぃ!』

『ったく!』

妻は腕を組んだまま苦々しげにチッと舌打ちしますが、その腰にはまたも小僧の手が回されていました。

「ただ、その時はまだ追いつかれても車に乗っちゃえば何とかなるって思ってたんです・・・それが間違いだったんでした・・」

「どういうこと?」

「クラブの中ならセキュリティーがいるじゃないですか?・・・だから中で解決すれば良かったんです・・・それなのに・・」

『へぇ~これ彩ちゃんの車なんだ?いいねぇ~!』

デブな小僧は妻に寄り添ったまま、言います。

『あんたには関係ないでしょ・・・あたしらいまから帰るし・・』

『あ、そうなんだ・・・奇遇だね、俺らも帰るんだけど・・』

『だったらさっさと帰ればいいじゃない!』

『いや、それがいま足がなくって・・・だからさぁ・・・』

信じられないことに・・・

デブな小僧はこの車で自分の家まで送っていって欲しいと頼んだのです。

相方がベロベロに酔ってるから乗せてって欲しい。

ついでにウチで一緒に遊ぼうと。

しかし、妻はにべもなくこの要求をはねのけました。

『なにバカなこと言ってんのよ!送ってくわけないでしょ!』

『いや、でも・・・俺のツレ、この状態だよ?マジ助けてって!』

『無理無理。

タクシーで帰るか、電車待ちな!』

『そんな冷たいこと言わないでよ、泪姉さん・・・さっきまであんなに仲良くやってたじゃ~ん!』

『仲良くなんてしてないっ!』

『そう言わずに・・・』

『ダメなものはダメ!あたしら別にあんたの家に行きたいなんてこれっぽっちも思ってないから!』

そんな二人の押し問答を彩ちゃんは心配そうに見ていました。

そして・・・

『まったく・・・』

はぁ~と大きく溜息をついたデブな小僧は、すっと妻のそばから離れたのです。

「諦めてくれたんだ。

良かった、これで帰れる・・・そう思った途端でした・・」

突然、デブな小僧が向きを変え、彩ちゃんのそばへと近寄ってきたのです。

デブな小僧は彩ちゃんの手をぐいっと掴むや、顔を寄せ・・・

『じゃあ彩ちゃん・・・一緒にウチに行こうよ!』

「ものすごい力で、ほんと怖くって・・・言葉がでませんでした・・」

『ひっ・・・』

デブな小僧の突然の行為に彩ちゃんは恐怖ですくみ上がってしまいました。

が、それを見た瞬間・・・

『ちょっと何すんのよっ!!!!』

妻は飛びかからんばかりの勢いでデブな小僧に組み付き・・・

『離しなさいよっ!』

デブな小僧の服をぐいぐいと引っ張り、彩ちゃんの手を掴む腕を離させようとします。

しかし・・・

悲しいかな。

どんなに妻が怒り狂っていても男の力には敵いません・・・軽々と振りほどかれてしまいました。

妻はバランスを崩し、倒れかけますが・・・すぐに体勢を整えると再度小僧めがけて立ち向かっていきます。

『離せっ!・・・離せって!・・・このデブっ!!』

が・・・

『うっさいなぁ・・・』

またもデブな小僧にいなされ、妻は尻餅をつくように倒れてしまいます。

それでも鋭い眼光でデブな小僧を睨みつけて言いました。

『そ、その子には手を出さないでよっ!!!!!』

この・・・妻が無意識に言った一言が運命を大きく変えていったのです・・・

デブな小僧は妻をあざ笑うようにヘラヘラと笑っていたのですが、ふと何か思いついたのか、考え込むような顔をしたあと、言いました・・・

『あ?・・・だったらさぁ・・・泪姉さんにならいいってことか?』

『いいって・・・な、何がよ?・・・』

『彩ちゃんじゃなくって・・・泪姉さんになら手を出してもいいんだよな?ってことだよっ!』

『な!?・・・』

『だってそうだろ~?彩ちゃんには手を出すな、ってことは逆に言えば泪姉さんにならオッケーってことじゃん!』

『な、何言ってんのよ・・・それはそういう意味じゃなくって・・・』

『へっへっへ・・・そのエロい体・・・手ぇ出しまくってやんよ!』

デブな小僧は妻の言葉をさえぎるように言うと意味ありげに舌をペロペロと出し、挑発します。

『ば、バカなこと言ってんじゃないわよ!・・が、ガキにくせにっ!』

『あらぁ~?断るのぉ~?』

『あ、当たり前でしょ!誰があんたなんかに・・・』

『ふ~ん・・・あっそ~!だったら・・・彩ちゃんに来てもらうからいいやっ!』

デブな小僧はおもむろに背後から彩ちゃんを抱きしめ・・・

『彩ちゃ~ん・・・ウチ来て一緒に遊ぼっ!』

妻に見せつけるかのように怯える彩ちゃんの頬に頬擦りします。

『や、やめなさいっ!!!彼女から離れてよっ!』

『だったら彩ちゃんの代わりに俺んとこ来いよっ!』

『そ、それは・・・』

「その時、人はいなかったの?離れた場所とはいえ盛り場の駐車場なんだし、誰かしらいたと思うけど」

「何人かはいました・・・けど、酔っ払いが騒いでるぐらいにしか思ってなかったと思います・・・それに丁度ピークの時間だったから・・・面倒なトラブルよりも遊びたいって思うでしょう?・・」

「あぁ、そっか・・」

「でも・・・今から考えればクラブに戻って保護してもらうなり、警察に連絡するなりすれば良かったんです・・・でも私はパニックってて、泪姉さんもアルコールが入ってて・・・二人ともまともな判断が出来なくなってました・・」

その時のことが甦ったのか、彩ちゃんの目に涙が浮かびます。

戸惑いを隠せないでいる妻をデブな小僧はさらに追いこんでいきます。

『彩ちゃ~ん、泪姉ってホント薄情だよねぇ~・・・彩ちゃんのことなんてどうでもいいってさ!』

『そ、そんなこと言ってないでしょっ!』

『じゃあ来いって!身代わりになって一緒に家にも行くって言ってみろよぉ~!』

『そ・・・それ・・・は・・』

『ほれみろ!言えねぇくせにっ!』

妻は苦渋に満ちた表情で前を睨み、その額からは大量の汗がしたたりおちています。

下衆な小僧の目的が自分の体なのは明らかなのですから無理もありません。

このまま小僧の家に行けば・・・いや、家に向かう車中の時点で・・・その体をもてあそばれるのです。

それも無抵抗のまま・・・

しかし妻は・・・

デブな小僧の腕の中で、ひぃっと怯える彩ちゃんに視線を移し・・・そして唇を噛みしめて目を閉じると・・・何かを吹っ切ったかのようにふぅぅっと溜息をついて言いました。

『あ、あたしが・・・身代わりとして・・・あんたの家に行くって約束したら・・・彩ちゃんには手を出さないのね?』

『あぁ、もちろん!俺の狙いは・・言わなくったってわかんだろ?へへへ!』

妻は悲しそうに『そうね・・・』と呟き・・・

『じゃあ約束してっ!絶対に彩ちゃんには手を出さないって!・・・約束してくれたらその代わりに・・・』

『その代わりに?・・・』

『あんたの家にも行くし・・・あたしの体も・・・あんたの好きなように手を出していいわ・・・』

デブな小僧はヒュゥゥゥ!っと口笛を吹いてニヤリと笑うと・・・

『約束は守れよぉ~泪姉ぇ~!』

『覚悟は出来てる・・・そっちこそ守りなさいよ!』

『わかった・・・彩ちゃんには絶対に手ぇ出さない。

約束するよ』

『絶対よ!』

『くでぇなぁ~!わかってんよ~っ!・・・』

小僧はそう言ったあと、妻に向かって手を差し伸べます。

『ほら、来な・・・かわいがってやるから!』

妻がゆっくりと歩を進め、その手を握るとデブな小僧は彩ちゃんを掴んでいた手を離し、同時に苦もなく妻を引き寄せ・・・クラブの時と同様、自分の胸元へと導きます。

『へへへ・・好きにさせてもらうよ、泪姉!・・・お互い生まれたまんまの姿で楽しもうぜ~!』

狙っていた獲物を抱きしめ満面の笑みでそう言う小僧とは対照的に・・・妻は生意気で卑劣なガキに対する怒りに満ちた顔つきで、上を見上げ睨みつけています。

『卑怯者・・・あたしはあんたを絶対に許さないから・・・』

しかし、小僧の耳には強がる妻など言葉など入っていませんでした。

『これが40女のケツか・・・肉づきいいわ~っ!たまんねぇ~!』

小僧は両手を妻の後ろへと回し・・・その豊かな尻肉を揉みまくることに夢中になっていたのですから・・・

『まあ一応・・・あぶない物持ってないか、確認させてもらうんで』

小僧は妻を後ろ向きにすると彩ちゃんの車に手をつかせ、そのまま身体検査を始めます。

むろん、それが身体検査などでないのは明らかです。

デブな小僧は肩から胸、腰、尻から股にかけてを撫でまわしていきます。

『泪姉・・・マジで熟れ熟れな体してんね・・・へへへ・・』

『覚えてなさいよ・・・』

妻は後ろ向きのまま、悔しそうに呟きますが・・・後ろから抱きしめられてしまいます。

『本当に気が強いよな~・・・まあ、んなこと言っててもさ~・・・あとちょっとしたら俺の下でアンアン言うようになるんだけどね~!』

デブな小僧は優しさの欠片もないかのように妻の胸をぐいぐいと揉みしだいてそう言いました。

そして・・・0時半を回った頃、彩ちゃんの車はデブな小僧の家へ向け出発しました。

運転席に彩ちゃん、助手席に酔いつぶれた相方の男。

そして後部座席に妻とデブな小僧の4人です。

彩ちゃんはナビをチェックしつつチラチラとルームミラーで後ろの様子を窺っていました。

「後ろの席だけ空気が違うんです。

私は男の声が聞こえる度にどうしよう、どうしようって。

そのことしか頭に浮かんで来なくって」

妻は足を組み、隣に寄り添うデブな小僧を無視するかのようにほおづえをついたまま窓の外を眺めていましたが・・・

デブな小僧はまったく気にすることなく、車内でも妻を好き勝手に扱いはじめました。

『いい匂い・・・たまんねぇ~!』

妻の髪に顔を埋めて匂いを嗅ぎ、やがて・・・

妻のTシャツの襟首を引っ張り・・・Tシャツの中を無遠慮に覗きます。

『苺柄かよ!・・・泪姉って歳の割にはかわいいブラしてんだね・・・これってもしかして勝負下着?・・へっへへ・・・』

それでも妻は窓の外を眺めたままの姿勢を崩しませんでしたが、小僧は空いている反対側の手を取ると挑発するかのように指を一本一本舐めまわし・・・

二の腕にキスの雨を降らせます。

そして、妻の腕を高く上げるとTシャツの隙間から見える腋の下を覗き・・・

『へぇ~・・・やっぱ四十代だけあってキレイにしてんだね・・・あれ?・・・けどちょっと、汗ばんでるよ!・・・』

小僧はTシャツをめくり、妻の腋の下をあらわにすると・・・わざとらしく匂いを嗅ぎ、そこに舌を這わせます。

それまで無表情だった妻がビクっと反応すると、小僧はことさら音を立てて舐めたり吸ったりしはじめました・・・

妻の顔が徐々に・・何かに耐えるような苦しげな物と嫌悪感が入り混じった物へと変わっていきます。

そんな妻の顔を見る度に彩ちゃんは胸が痛みました・・・

「泪姉さん・・・あちこち触られたりして・・・そのうち頬ずりされだしたです・・それでも無視してたんですが・・」

『ん~泪姉・・・たまんねぇ・・』

デブな小僧は妻に頬ずりしながら言います。

そして妻の顔をベロリと舐めたあとに妻の顎をつかむと・・・

『けど・・いつまでもそんなマグロみたいな態度してたらダメだよ~もっと仲良くなろうぜ・・』

デブな小僧は妻の額に自分の額をくっつけました。

『さ、ほら・・・キスしようぜ・・・』

小僧は舌を出して妻の唇をペロリと舐めます。

『ほら舌だせって・・・好きにしていいって言ったでしょ?』

小僧はさらに妻の下唇を噛みながら・・・

『彩ちゃんに手を出さないって約束したんだからさ~ベロチューさせろって・・ほら早く・・』

『・・・』

妻がゆっくりと舌をだすと小僧は微笑みながら・・・

『そうそう・・』

妻の腰と後頭部をがっちり抱き・・・濃厚なキスをはじめました。

『ん・・・んん・・』

荒い鼻息と・・舌と舌とが絡み合う音が交じり合って車内に響き渡ります。

『もっと舌絡ませろって・・・』『俺の唾、飲めよ・・・』

妻は小僧に命ぜられるまま、キスをし続け・・・数分にも渡って、その唇を小僧に貪られました。

『ん・・・んぐっ!』

『いいじゃんいいじゃん!・・俺ら恋人同士って感じじゃね!』

『んあぁ・・・んんっ!・・・』

小僧は妻の頭をがっちりと掴んでいた片手を胸元へと移動し、Tシャツ越しに遠慮なく胸を揉みはじめます。

『デカくはないけど、いい揉み心地・・・へへへ』

妻は自分の現在の状態を直視できず、うつむいていましたが、デブな小僧に『こっち見ろよ・・・俺を見ろって・・・』と言われ、悲しそうに顔をあげます。

小僧は妻に見せつけるように胸を揉みしだき・・・いまやその手はTシャツの中へと潜り込んでいました。

『泪姉の体・・・好きにさせてもらってるよ・・こうやって若い男にエッチなことしてもらいたかったんでしょう?・・・本当はさ・・・』

「それで・・ウチのは何て言ったの?」

「『Hなことしたかった』って・・・言わされてました」

「そっか・・・俺に関しては何か言ってなかった?」

「いや・・・門倉さんに関しては特に・・」

「本当かな?・・・俺にはそうは思えないけど・・・何か言わされてたでしょう?」

「・・」

「彩ちゃんっ!」

私が強い口調でそう言うと彼女はハッとしたようになって、

「は、はい!・・・男が・・・だ、旦那じゃ満足させてもらえないんだろう?って・・・言ってました・・」

申し訳なさそうにそう言いました。

「・・」

「歳の行ったオヤジじゃ満たしてもらえないよな?だから、クラブで男漁ってたんだろ?って・・」

その言葉を聞いた瞬間、私の全身を怒りが貫きます。

「泪姉さん・・・『満足させてもらえてない』って・・・でっ・・でもそれはっ!・・る、泪姉さんの本心ではなくって・・」

「わかってる・・わかってるよ・・」

「・・」

私のピリピリした雰囲気が伝わり、彩ちゃんは申し訳無さそうにうつむいてします。

しかし、悪いのは彼女ではありません。

それに全部話してくれと言ったのは私です。

「わかってるんだ・・・しょうがなかったいうのはね・・」

「はい・・」

私は彼女に謝り、続きをうながします。

「それで・・・妻は何て言ったの?・・・正直に教えて・」

「は、はい・・・『男を漁りに来てた・・・』って言わされたんです・・・『満たしてもらえてなかったから若い男を漁り、いい男がいればセックスしたかった・・・』って・・」

『あぁ、そう・・・ダンナにエッチ方面、満たしてもらえてなかったんだね・・・』

デブな小僧はその手を妻のTシャツの下でうごめかせながら聞きます。

『え、えぇ・・・そう・・・あぁっ!・・・』

『エッチなことしたかったんでしょう?・・・ハッキリ言ってみな・・・』

『あぁ・・・え、エッチなことしたかったぁ・・・あぁ!・・・』

小僧はニヤリと笑うとまたも妻と唇を重ねあわせます。

そして・・・

『じゃあ俺なんかピッタリだったカンジだ?若くていい男だもんね』

『・・・』

『何か言えよ・・・泪姉・・』

『ぅ・・あぁ・・・』

しかし、妻は首を横に振ってデブな小僧に同意しません。

『あぁん?・・違うってのお??・・・』

従わなかったのが気に入らないのか、小僧は妻の胸を力いっぱい掴んで乱暴に扱います。

それは・・・傍から見てても相当な力の入れ具合だったようです。

『ぁ!・・あ、、あぅぅ!・・・や、やめっ・・・あぁぁ!・・・』

それでも妻は首を横に振って認めようとしませんでした。

「泪姉さん、それだけは認めたくなかったんだと思います・・・酔ってはいたけど理性はあったから・・・でも・」

『ふ~ん・・・あっそ・・・』

小僧は胸を揉む手を緩めると体を前にずらし妻と密着します。

そして、片手を下に伸ばすとカチャカチャと妻のジーパンのベルトを緩め、ボタンを外すしました・・・

『ならさぁ・・・確かめてみようぜ・・・』

デブな小僧は妻のジーンズの中へと手を入れようとしますが・・・

『だ、ダメ・・・』

妻は小僧の手首を掴み、ギリギリのところで侵入を阻止します。

『や・・・やめて・・・そこは・・い、嫌・・・』

『なんでよ?・・・好きにしていいんだべ?・・・自分で言ったじゃん・・・』

妻は首を振り、『ダメ・・ダメ・・』と拒みますが、完全に火の突いた小僧の勢いを止めることはできませんでした。

じりじりと小僧の手はジーパンの中に侵入していってしまいます・・・

『おっ!ジョリって来た!・・・泪姉のマン毛にタ~ッチ!』

『や・・・やめてぇ・・・』

『ここまで来てやめられるかってぇの・・よしっ・・もうちょい・・おっ?・・・おぉ?・・・』

『やぁぁ・・・』

『来たぁぁ!・・・え?・・・マジか、これ?』

『ぁぁああぁ・・・』

『・・・うぉ!・・・マジだ!・・・すっげえぇ・・・』

小僧はまるで宝くじでも当ったかのように大騒ぎで喜ぶとジーパンの中から手を引き、妻の前にかざしました。

『見てよ、これ・・・大・洪・水っ!・・・』

『ああっ!・・・』

妻は顔を背け、目を閉じることでそれを見ることを拒みましたが、小僧がかまわず続けます。

『うはぁ!・・・マジでパンツびっしょりじゃん!・・・てか、あの程度の愛撫でこんなになんの?・・・俺、こんなの初めてなんだけど・・・泪姉って・・ガチで淫乱?・」

『ち、違っ・・・』

『いや、そうだって!・・ちょっと、もっかい・・・』

『い、いやぁ!・・・さ、触んない・・・あぁ!』

妻が止めるのもかまわず、小僧は再び妻のジーパンの中へと手を入れます。

『うぅわ、ほんとグッショグッショ・・・マジすごいわ!・・・まぁだ完全に指入れてないのに・・・マジか?・・』

『や、やめっ・・・っあぁ!・・・』

どうあがいても侵入してしまった手を排除することなど出来ないのに・・・それでも妻は必死に両手で小僧の手を押さえてやめさせようとします。

しかし・・・

『おぉ!すげすげ!・・・また溢れてきた!・・・ほらほら、くちゅくちゅいってるって!・・・』

『も、もうよし・・・ひぁぁ!・・・』

子供が新しい玩具を手に入れた時のように妻はデブな小僧にもてあそばれてはじめたのです・・・

『目的地マデ、オヨソ20プン、デス!』

車内の異常な雰囲気にまったくそぐわない無機質なナビの声がそう告げますが、デブな小僧の耳には当然そんなものは聞こえていません。

小僧は背もたれに寄りかかる妻にぴったりと寄り添ってその肩を抱き、もう片方の手をパンティーの中へと這わせていました。

しかし、指先の動きはさきほどまでの激しい調子ではなく、ソフトな物へと変わっていました。

『こんなに溢れさせて・・・よっぽどエッチなことしたかったんだね・・・』

小僧は円を描くように指先を動かしながら囁きます。

『はぁぁ・・・ふっ・・・あぁ・・・』

『もっといじって欲しいっしょ?・・・ハッキリ言ってみ・・・スケベな泪姉・・』

『ぁああ・・・そ、そんなこと言わないで・・・』

『ふへへ・・・とかなんとか言ってもうエロエロじゃん・・・その気になってんだろ?・・・ほら、チュー・・』

デブな小僧は妻の顔を横に向かせると舌を出して催促し、またも妻の唇を味わいます。

『ん、んぐぅ!!・・・んんんっ!・・・ふぁぁ・・・んはぁ・・・』

そして・・・

『泪姉ってさ・・・どこ住んでるの?』

『はぁぁ・・・○○市・・・』

『へぇ、そうなんだ・・・じゃあ、名字は?』

『か、門倉・・・有紀・・・ぁぁあ・・・』

『有紀?・・・泪じゃないの?・・・』

『あはぁああ・・・ち、違うぅ・・・』

「マズイって思いました・・・このままじゃ大変なことになるって・・・かといって着いたらもっとひどい目に遭わされる・・・なんとかしなきゃって・・・それしか頭に浮かんでこなかったんです・・・それで・・」

キィィィッッ!!!

その音と共に小僧は後部座席にひっくり返り、起き上がるとビックリした表情で運転席に身を乗り出します。

彩ちゃんが急ブレーキをかけ、車を急停車させたのです。

『な、何っ!?どうしたの!??』

『い、いや・・・なんか・・・そこにファミレス見えたんで!・・・お、お茶飲みに行きたいなぁ・・なんて・・・』

『いいよ、そんなの!早く車出してっ!』

『いや、でも・・・な、なんか雰囲気良くないし・・・気分転換しに・・行きませんか・・・』

『行かねえって!早く出せよ!』

『で、でも・・・』

怒声をあげる小僧に怯えながらも彩ちゃんが食い下がろうとした、その時でした・・・

『いいの・・・彩ちゃん・・・』

その言葉に驚いた彩ちゃんが目を向けると・・・

「本当にビックリしました・・・わたしもそうだけど、あいつもキョトンとしちゃって・・・でも、泪姉さんは穏やかな顔でそう言ったんです・」

『いいのよ・・・彩ちゃん・・・車を出して・・・』

シーンと静まり返った車中で・・妻は彩ちゃんを諭すように言いました。

『泪姉さん・・・』

『あたしはいいから・・・車を出して・・・』

『・・・』

『いいの・・・出して・・・』

彩ちゃんはためらいましたが・・・意を決してハンドルを握ると車を発車させました。

車が再度動きだしてしばらくすると・・・小僧は勝ち誇ったように笑いだしました。

『へっ・・・へへ・・・へへへっ・・・』

小僧は・・・背後から妻のTシャツを胸元までまくり上げ、ブラをあらわにすると・・

『やっぱ泪姉も・・・早く俺の家に行きたいよね・・・』

そう言って妻のブラをずらし、乳房をむき出しにします。

『あ、いや・・有紀姉か・・・へへへ・・・』

小僧は・・・背後からその芋虫のような太い指で妻の乳首をきゅっと摘み・・・

『さっすが40代!・・・姉さんのビーチク・・・黒ずんでて激エロ~!』

『ぁあぁぁ・・・』

小僧は体を屈めて妻の胸元へ顔を寄せるとまじまじとそれを見つめ・・・

『エっロい乳首しやがって!・・・チュパチュパ吸いまくってやるわ!』

そう言うと乳首を口に含み、音を立てて吸いはじめました・・・

『ふっ・・・はっ・・・ふぅ・・・はぁぁ・・・』

チャプチャプと音を立てて乳首を吸われ、妻は鼻にかかった声を漏らします。

『感じてんだろ?泪姉・・・こうやって乳首舐められたり・・・スケベなことしたかったんだろう?』

妻は首を振って否定しますが・・・小僧がパンティー越しに股間をゆっくり撫ではじめると「あぁぁぁ・・」

と頭を仰け反らせて反応してしまいます。

『うひひひ!』

小僧は上目遣いで妻が悶える姿を確認すると乳首から口を離します。

そして唾液まみれの乳首をじぃっと見ながら・・

『今まで相当吸われてんな、この乳首・・・色も黒いし、長ぇもん!・・・』

小僧は馬鹿にするように指でピンと弾きながらそう言います。

そして妻の乳首をつまんだり、自分の唾液を擦りつけたりしはじめました。

『あぁぁ・・・や、やぁん・・・はっあぁ・・』

『へへへ!・・・泪姉は声がエロいよな!・・』

『あぅ・・・ふぁぁぁ!・・・』

『そんな声されたら俺の方も・・・ほら、触ってみ!・・』

小僧は嫌がる妻の手を掴むと短パン越しに自分の股間を撫でさせ・・・その後すぐにその手を中へと導きます。

『離すなよ!離したらダメだかんな!・・そうそう・・・』

そして、嫌がる妻に握らせると小僧は妻の顔を覗き込んで・・

『なあ、俺のビンビンになってんべ?・・・わかんだろ?・・・ほらぁ・・・』

『ぁぁぁ・・・』

『これ入れたら今まで引っ掛けた女たち、みんなヒィヒィ言ってヨガっちゃってさ・・・』

『あ・・・あたしだけじゃなくて・・・いつもこんなことを・・・』

『あぁ・・・ああいうとこに来てる人妻は大抵ストレス抱えてるからな・・・特に30代なんて余裕で食えるもん!』

「でもブサイクなんでしょ?・・そんなに成功してるなんて信じられないけど・・」

「そうなんですけど・・・おだてたりするのは上手かったし・・あと、とにかく強引なんで・・」

「う~ん・・」

そう言われても私には信じられませんでした。

それは妻も同じだったようで・・・

『じゃ・・じゃあ・・・あたしも・・・最初からそういうつもりで・・・』

『もっちろん!・・・見た瞬間、今日の獲物発見!って思ったよ~!・・・この女なら簡単にやれる!ってね!』

『な・・・なんてことを・・・ぁああ・・・んぁっ!・・・』

『ひゃははは!・・・とかなんとか言って、泪姉もやりたかったんだろ!・・・家に着いたらすぐに俺のをブチ込んでアンアン言わしてやるわ~!』

小僧はポケットからコンドームを取り出して妻の前にかざします。

『ほら、見てみ・・・ゴムもたんまり用意してあるし・・・俺、40代初めてだから朝まで徹底的にやりまくったる!・・期待してよ~!・・・ひゃははは!』

調子に乗った小僧はさらに続けて・・・

『でよぉ・・・気に入ったら、そのあと俺のセフレにしてやるよ、泪姉っ!・・・』

「その言葉聞いたら・・私、本当にカチンってきたんです・・」

たしかに・・・頭にカーっと血が上るくらい腹の立つ言葉です。

弱みにつけこんで人の妻をもてあそび、さらにセフレにしてやるなんて・・・

しかし、それは妻も同様で・・・

『ふ・・・ふざけないで・・・よ・・・』

『あぁ?』

妻は息も絶え絶えにそう呟きました。

『な・・・なんで・・あたしが・・・あんたのセフレなんかに・・・あ、あたしは・・・お持ち帰りされるような女じゃ・・・な、ないのよ・・・』

妻は八方塞の状況下でも・・・必死にプライドを見せたのです。

しかし・・・

『な~に言ってんだか!』

小僧は妻の片足を強引に開かせて自分の膝に乗せると、下着に手を入れて激しく嬲りだしました。

『こんだけ濡らしといて・・・なにカッコつけてんだよ!・・・オラぁ!』

『やぁあああぁぁぁぁ・・・』

『ほら・・・すぐ感じてんじゃんよ!・・・このスケベ女が!』

『や、やめっ・・・あひぃぃっ!』

悲しいことに・・これまで何度も責め立てられていたおかげで・・・妻の体はすぐに反応しはじめてしまったのです・・・

『やっ!・・・やぁぁああっっ!・・・』

『感じてんだろ?・・このヤリマン女!・・え?』

『は、はあぁぁ・・・や、やめっ!・・・ああああぁぁ・・・』

『ヤリマンだって認めろや~!・・・泪姉よ~!』

『い、いやぁぁ・・・ぁぅぅううう・・・』

『ほぉら、泪姉・・・見ろよ、これ・・・ぐしょぐしょ!』

小僧は妻をいたぶったその指先を妻に見せつけます。

『普通こんなになるか?・・なんねーよ!・・・泪姉がヤリマンだからこんな風になるんだぜ!・・・』

デブな小僧は妻の耳元に口を寄せて言いますが、妻は首を振ってそれを否定します。

しかし・・・

『ち、違う・・・ぁぁあ・・・あたしは・・そんなんじゃ・・・ぅぁあああっ!・・・』

すぐに乳首と股間をなぶられ・・抵抗は弱々しいものへと変わっていってしまいます。

『だったら家に着くまでず~っとこのまんまだ・・・お~乳首ビンビン~!』

小僧がからかうように妻の乳首を指先で引っ張ります。

『んぁあああ!・・・もうやぁぁ・・はっぁあん!・・・』

『けへへへ!・・・い~い反応っ!・・・超ヤリマンだけのことはあるなっ!・・おら、もっとイカしてやんよ!』

『や、やめっ・・やめっっっ!・・・あぁああああぁ!』

「う、ウチのは・・・そいつに・・そのぉ・・・何ていうか・・・指でだけど・・・い、イカされた・・・のかな?」

正直、聞き辛いことではありましたが・・私はあえて彩ちゃんに尋ねました。

「そ、そこまでは私には・・」

「そっか・・」

「でも・・・終始そんな調子で・・・声が・」

「・・」

「その声を聞くのが私とても辛くって・・・スピード上げていったんです・・そしたら・」

『目的地フキンデス!』

妻を救う救世主のように、ナビの無機質な声が車内に響きました。

『あ~あ・・・いいとこだったのに~・・・』

小僧は一瞬残念そうな表情を浮かべ、いたぶっていた手を止めますが・・・

『そこの薬局、左に曲がって~。

そうそう・・で、その先の交差点を右ね~』

冷静に彩ちゃんに指示を出し、その間も妻の髪に指を絡ませたり、乳首をいじり続けたりしていました。

そして・・・言われるがまま車を裏通りへと走らせて行くと・・・

「着いた先は・・・とても薄暗い駐車場でした・・・人気がまったくなく・・明かりも電柱が1本ぽつんとあるような感じで・・」

『こ、ここ・・・ですか?』

『そう・・そのさぁ、右端に白い車あんじゃん。

あれ俺のなんだけど・・・そこの隣にでも止めといて』

『は・・はい・・・』

彩ちゃんは言われたとおりに車を止め、辺りを見渡します。

「駐車場の奥に古びた木製?のアパートがあるんですけど・・・ここ人住んでるの?ってくらい気配がなくって・・」

怪しすぎる雰囲気に怖気づく彩ちゃんを尻目に小僧は・・・

『はぁ~い、到着ぅ!』

浮かれた声でそう言うとドアを開け、妻の手を取って一緒に降ります。

そして外に出ると妻を車に寄りかからせ、その体を抱き寄せるや、濃厚なキスを始めます。

そして・・・

『泪姉、ちょっと待ってて。

ツレ運んでくるから・・・そのあとで・・この体・・たっぷり味あわせてもらうかんねぇ~!・・・へへへへ!』

デブな小僧は助手席のドアを開けて酔いつぶれた相方を降ろすと肩に担ぎ、1階の真ん中の部屋へと向かいました。

「今しかチャンスがないって・・そう思いました・」

小僧がアパートに入るのを確認した彩ちゃんは音を立てないようにそっとドアを開けて外に出ます。

そして、妻の元へ近寄ると小声で・・・

『泪姉さん・・・泪姉さん!・・・早くっ!・・・早くっ!・・・今なら!』

しかし・・・妻は目を瞑ったまま、ハァハァと荒い息をつくだけで彩ちゃんの問いかけに応えません。

『ヤバイって!泪姉さんっ!・・・しっかりしてよっ!・・・姉さんっ!』

『ぁぁああ・・・や、やめっ・・・ああぁぁ・・・』

「泪姉さん、あいつのせいで消耗しきってました・・・わたし大慌てで姉さんの腕掴んで逃げようとしたんですけど・・そしたら・・・あいつが・・」

『もういいから!・・・姉さん!ほら早くっ!』

彩ちゃんはドアを開け、妻を車に戻そうとしました。

しかし・・・

『こらこら・・・何やってんだって~の!』

彩ちゃんがその声にギクッと振り返ると・・・視線の先に・・・デブな小僧がふてぶてしい表情を浮かべて立っていたのです。

小僧はゆっくり歩を進めると威嚇するように車のドアを足でバンっ!と蹴飛ばし・・・

『逃げられるとでも思った~?・・・甘ぇんだよ!』

そう言うや、怯える彩ちゃんの胸倉を掴みます。

『泪姉は俺の物なんだよ!帰すわけねぇだろうがっ!・・・つうか、おめー・・・約束があったから手ぇ出さないでいたのによ・・・ナめてっとおめーから・・・』

『ま・・・待って!』

『あぁ?』

真正面を見据えたまんま恐怖に震えていた彩ちゃんがゆっくりと視線を横に移すと・・・

『待って・・・その子には・・・彩ちゃんには手を出さないで・・・』

『姉さん・・・』

妻が・・・弱々しい足取りながらも二人の間に割って入ってきました。

『約束は守るわ・・・あたしのこと好きにしていい・・・だから彩ちゃんは・・・』

妻は自分の手を彩ちゃんの胸倉を掴む小僧の手に重ねて、そっとその手を離させようとしますが・・・

『うっせー!二人して逃げようとしたくせしやがって!』

『違う!・・・違うわ!・・・そんなことしてない・・・』

『そんなん信じられっかよ!』

「その間中ずっと・・・生きた心地がしませんでした・・・本当に・・・私たち二人どうなるんだろうって思ったんです・・・そしたら泪姉さんが・」

『わかったわ・・・』

妻はそう言うと突然・・・自分の持っていた携帯などの入ったセカンドバッグを小僧に向かってぽ~んと投げたのです。

『おっとっと・・・』

小僧はふわりと舞ったそれをキャッチしますが、何が起こったのかわからない・・そんな表情で妻を見つめます。

『泪姉・・・な、なにを・・・』

小僧が訝しげにそう言った時でした・・・

妻が・・・おもむろにTシャツを脱ぎはじめたのです・・・

『え?・・・えぇ????』

ジーンズ・・・ブラジャー・・・パンティー・・・

驚くデブな小僧を尻目に・・・妻は次々に脱いでいき・・・

とうとう一糸纏わぬ姿になると・・・妻は・・・パンティー以外の衣類をすべて側にあったゴミ箱へと投げ入れてしまったのです。

妻はゴミ箱に捨てた自らの衣類を一瞥し・・・

『あの服はもう着られないわね・・・違う?・・』

『そらそうだけど・・・んなことよりよ~!おいおい!泪姉ぇ!・・・いったい全体どういうつもりよ~!・・・』

小僧はいまや彩ちゃんの胸倉を掴んでいた手を離し、妻のまん前で興奮しきった表情を浮かべ、立っています。

一方、妻の方も・・・憎むべき小僧の前で全裸・・という状況であるにも関わらず、さきほどとは打って変わって凛とした振る舞いで対峙していました。

『ねぇ・・・あたしは・・・この格好じゃあもう家に帰れない・・・そうでしょう?・・・』

妻は小僧を挑発するかのように指先に自分のパンティーを引っ掛けて、くるくると回しながら答えます。

『まあ・・そうだな~・・・』

『あたしが帰るためには・・・今からあんたの部屋に行って朝まで共にし・・・あんたの許可を得て服を借りなきゃならない・・・そうじゃない?・・・』

『へへへ・・そりゃもちろんっ!・・・』

『あたしのこと好きにしていい・・・なにひとつ拒まないし・・・それどころか、あたしもあんたが望むことなら何でもするわ・・・本当よ・・・』

妻は手を伸ばして小僧の短パンのポケットに手を入れるとコンドームを取り出し・・・

『これも要らない・・・』

そう言うや、小僧の持っていたコンドームをゴミ箱に投げ入れてしまいました。

『おいおい!・・・マジかよ、泪姉っ!・・・俺、マジで・・・生でやっちゃうぜ~!』

『えぇ・・・これ着けるよりそっちの方が・・・あんたの好みでしょう?・・・』

『そらぁね・・・けどよぉ~・・・外で出せるかどうか、わっかんねぇぜ~!』

小僧にそんな意思が無いことなど明らかです。

それでも妻は・・・

『それでも構わない・・・言ったでしょう?・・・好きにしていいって・・・』

妻は持っていたパンティーを小僧に向かってぽ~んと投げ渡すと・・・

『それがあんたの戦利品・・・あんたがあたしをモノにしたっていう・・・証拠の品よ・・・』

『うへっっへっへ~っ!・・・マジで決心しちゃったってか~っ!・・・』

『えぇ・・・認めるわ・・・あたしの負けよ・・・』

私にとって、とてつもなくショッキングな会話でした・・・

いくら彩ちゃんのためとはいえ・・・見知らぬ、それもこんな卑劣な小僧に生でしてもいいと・・・そこまで妻が言うなんて・・・

しかし、彩ちゃんは私の考えを否定します。

彼女が言うには妻には何かしら考えがあったのだというのです。

「実際どう思ってたかは分かりませんけど・・・泪姉さんならいくらでもやりようはあったんじゃないか?って・・私は思います・・・例えば、あいつが出そうになったら手で処理するとか・・・それが無理でも・・・最悪アフターピルもありますからね・・」

「う~ん・・」

「も、もちろんっ!・・・危険な賭けではありましたけど・・・あのまま何もしなければ私たち二人ともひどいことになってたんです・・・だから泪姉さん・・自分からあいつを・・」

たしかに彩ちゃんの言うとおりです。

普段から姐御肌で通していた妻なら・・・自分を犠牲にしてでも間違いなくそうしたであろうと私も思います。

そして・・・それは功を奏し、事態は妻の思惑どおりに進んで行ったように見えたのです。

しかし・・・

『だったらよ・・・降参した証拠として・・・ここで飲んでもらいてぇな・・・なにしろ溜まってるからよぉ~!』

小僧はそう言って短パンを脱ぎ捨ててパンツ一枚になると、どういう意味か分かるよな・・・と言って自分の股間を握りしめてアピールします。

『こ、ここで・・・なの?・・・』

さすがの妻も戸惑った表情で答えますが・・・

『そ・・ここで・・・出来ね~ならいいぜ・・・彩ちゃんと・・・』

そう言われては何も言えません。

『ま、待って!・・わかった・・・わかったわ・・・やるから待って・・・』

妻はデブな小僧の足元にひざまずくと下着に手をかけ、顔を股間に近づけます・・・

その時でした・・・

『おいおい!・・・なにやってんだって~の?』

小僧が妻をニヤニヤと見下ろしながら言いました。

『な、何って・・・口ですれば・・・』

小僧は呆れたという風に首を横に振り・・・

『そんなのこれから俺の部屋でいくらでもやってもらうに決まってんだろ~!』

『じゃ、じゃあ・・・いったい何を・・・』

小僧が次にいった一言は・・・妻、そして私をも奈落に叩き落す一言でした・・・

『飲んでもらうのは・・・俺のおしっこ!・・・小便だよ~っっ!』

『な!?・・・』

妻の表情が・・・一瞬にして凍りついていきます・・・

『いやいや・・・ちょっとビール飲み過ぎちゃったみたいで・・・けっこう溜まってんだよね~!』

デブな小僧はそのブヨブヨした腹をポンと叩いておどけながら言います。

『だからさ~・・泪姉のお口に・・・ジョボジョボってね~・・・うへへへ!・・・』

しかし、妻は呆然としたまま身動き一つしません。

ややあって・・・

『あぁ・・・そ、そんな・・・じょ、冗談よね・・・あははは・・そんなこと・・・』

あまりにも信じられない言葉だったのでしょう・・・妻は苦笑いを浮かべて言いますが・・・

『冗談なんかじゃねぇって・・・』

『・・・』

小僧の真剣な表情に妻はハッとしたように口をつぐみます。

『マジで飲むの!・・・俺のションベンを!・・・何でもすんだよねぇ?・・・そう言ったよねぇ?・・・』

『そ、それは・・・』

妻はそこまで言って言葉に詰まってしまいます。

無理もありません。

いままでそんなことをしたことがない上に・・・相手ははるか年下の生意気な小僧なのですから。

そのガキの足元にひざまづいて女奴隷のように小便を飲まされる・・・

妻のプライドを考えたらとても受け入れられることではありません。

しかし・・・今の妻は小僧に弱みを握られ・・・そのクモの巣に絡め取られた蝶のよう物でした。

『イヤならいいぜ・・・その代わり・・・彩ちゃんは帰さねぇけどなっ!』

もはや妻に・・・先ほどまでの余裕はまったくありません。

脂汗をかきながら苦渋の表情で答えを模索します・・・

『おら、どうすんだよっ!』『漏れちまうじゃね~かっ!』

小僧は好き勝手なことを口にしますが、その間・・・妻は目を閉じ・・・じっと考え・・・そして何かを決意したかのように上を見上げると・・・

『うほほほ~!』

無言で小僧のパンツを下ろしたのです・・・

『飲むんだな・・・泪姉っ!』

『えぇ・・・か、覚悟は・・・出来てるわ・・・』

妻はそんな状況に置かれながらもキッと上を見上げ、気丈にそう言いました・・・

「そんな泪姉さん見てたら・・・わたし本当に涙が止まらなくって・・・それなのに・・・それなのに・・あいつ!」

涙をこぼしながらもそう話す彩ちゃんを見て・・・嫌な予感が私の背中が突き抜けます。

『いい度胸だ・・・それでこそ泪姉っ!』

小僧は茶化すようにそう言ったあと・・・

『じゃあ早速飲んでもらおっかな~・・・溜まってるしねぇ・・・』

よっぽど自信があるのか、自分の肉棒を掴むとそれを見せつけるかのように妻の目の前へ突きつけます。

『どうよ?なかなかだろ?・・・こいつで30代の人妻泣かせまくったんだ!・・・ま、いまは萎んでっけど、部屋行ったらすぐにな・・・へへへ』

デブな小僧が茶化すように肉棒をブルンブルンと振り回すと先端から先走った尿が飛び散り・・・

『ぁあっ!・・』

妻はとっさに顔を背けますが・・・その頬にはしっかりと小僧の尿がかかり、妻の顔を濡らします。

『くっくっくっく・・・』

小僧はとても20代そこそこの若者とは思えないような卑劣な笑みを浮かべたあと・・・足元にひざまずいた妻の正面に立ちます。

そして・・・

『口を開けな・・・泪姉・・・その口に・・・ションベン流しこんでやるっ!』

妻にとって過酷な時が始まろうとしていました。

妻は観念したように目を瞑り・・・悲しげな表情でゆっくりと口を開けます・・・

『全部飲めよっ!・・・泪姉っ・・・少しでもこぼしたら・・どうなるか分からないぜ・・』

『わ、私は大丈夫・・・それよりそっちこそ約束守りなさい・・・』

『こぼさず飲んだらな・・・じゃあ、いくぜ・・』

小僧がその先端を妻の口へと照準を合わせます・・・

『うへへへ・・・泪姉・・・今から・・・マジ俺の便所っ!・・・』

その声と共に・・・妻の口めがけて小僧の小便が勢いよく放たれていきました・・・

ジョーっと勢いよく流れでる小僧の小便は・・・ピチャピチャピチャと音を立てて妻の口内に水溜りを作ります。

『んむっ!・・・んぶぁあああっ!!・・んむぁぁっ!・・・』

小僧の小便をこぼすまいと妻は必死に口を開けますが・・・

『おらおら、泪姉っ!・・・こぼれるぞ!・・こぼれるぞっ!・・・ひっひっひ!』

小僧に煽られ、妻は舌を大きく出すとさらに必死になって飲み干そうとします。

『ひゃっひゃひゃ!・・・いいザマだな~泪姉~っ!』

そんな妻をデブな小僧は嘲笑いますが・・・妻は懸命になって屈辱に耐えしのびます。

しかし・・・

『ご、ごふっ・・・んぶっっ!・・んんんぶっっ!・・・んぶあぁぁぁっっっ!・・・』

小僧の垂れ流す小便の量は想像以上に多く・・・

『お、こぼすぞ・・・泪姉っ!・・・こぼすぞ!・・・あぁ~もう無理無理っ!・・・ぜってーこぼれる~!』

もはやこれまでかと思った、その瞬間・・・

妻は体を起こすと小僧の肉棒をその口で咥えこんだのです。

『おほほほっ!・・・泪姉っ・・やるやる!』

デブな小僧はおちょくるように囃したてますが、確かにこれならこぼすことはありません。

しかし・・・その代償は大きい物だったようです。

『んぶぶぅぅっっっ!・・・』

小僧の流す大量の小便は妻の喉元をまともに直撃し、飲み干せなかった雫が妻の首筋に何本もの線を作ります。

そして苦しさと悔しさゆえか・・・その目からは大量の涙がこぼれ落ち・・・

それでも妻は・・・ゴクリゴクリと小僧の小便を飲み続け・・・

とうとうすべてを飲み干したのです。

『はっぁあああ・・・』

妻は精神的疲労からか、小僧の肉棒から口を離すとその場にへたりこんでしまいます。

そんな妻を見下ろし・・・

『感心感心・・・やるじゃん泪姉・・・ま、多少こぼしてるけどこれぐらいならいいや・・・約束どおり彩ちゃんは無事に解放するよ』

デブな小僧は一見安心させるようなことを言いますが・・・

『ついでに・・・泪姉には全部飲んだご褒美ってことで・・・くっくっく!・・・』

そう言うと目を瞑ってうなだれる妻の髪を掴んで上を向かせ、自分の肉棒を向けると妻の顔に小便をかけたのです。

『あ・・・ぁあああああ・・・』

量はわずかですが・・・それは妻のおでこから眉、鼻、口へと流れ・・・妻の顔を汚します。

もはや抵抗する気力を失った妻はされるがままでした。

そして・・・

小僧は妻の腕を掴んで起こすと・・

『さ・・・余興も済んだし・・・そろそろ家に言ってさ・・・ヤりまくることにしようぜ!』

デブな小僧は妻の腰を抱き、自分の家へと連れていこうとしますが、妻は2、3歩歩くと後ろを振り返ります。

その視線の先で涙ぐむ彩ちゃんを気遣うように妻は・・・

『大丈夫よ、彩ちゃん・・・あたしは大丈夫・・・だから先に帰ってて・・・あとで必ず連絡するから・・・心配しないで・・・ねっ・・・』

『ね、姉さぁんっ!・・・』

『大丈夫・・・大丈夫よ・・・』

妻は彩ちゃんを安心させるようにニコっと笑うと軽く手を振り、闇の中を小僧に連れられアパートの一室へと消えていきました・・・

「でも私は泪姉さんが出てくるまでそこにいる気だったんです・・・待ってなきゃいけないって・・・だけど・・・部屋に入る時、突き飛ばすように泪姉さんを中に入れると物凄い勢いでドアを閉めたんです・・・バタン!って・・・それでまた怖くなっちゃって・・」

彩ちゃんはゴミ箱の中にある妻の服をすべて掴むと車に入れ、一度そこから離れることにしました。

入って来た直線の道を戻り、曲がり角に車を止めると明かりを消して妻を待つことにしたのです。

見つからないようにと祈りながら・・・30分・・・1時間と時間が過ぎていきます。

妻が小僧の部屋に入って2時間が過ぎた頃でしょうか・・・

彩ちゃんは車を降りると徒歩で小僧のアパートへ向かいました。

「心配だったから無事かどうかだけでも確かめたかったんです・・・それにまだ日が昇る前だったんでこれなら見つからないなって・・」

彩ちゃんはそのあと・・・「怖いもの見たさもあったのかもしれません・・」

と続けましたが、私にはそうは見えませんでした。

むしろ、自分のせいで妻が・・・という罪悪感が彼女を動かしたんだと感じました。

そしてこの後・・彩ちゃんは自らの行動によって、さらに罪悪感を感じることになったのです・・・

ドキドキと心臓が脈打つのを感じつつも・・・彩ちゃんは音を立てないよう注意してアパートへと向かいます。

アパートに行く前までは窓などから様子をうかがうつもりだったのですが、ここで誤算が起きました。

小僧の部屋のドアの隙間から中の明かりが漏れていたのです。

「ドア閉めてなかったんです・・・もしからしたら鍵かドアノブが壊れていたのかもしれませんけど・・・どっちにしても古くて人気もないアパートだったから気にしてなかったんでしょうね・・・クーラーも無いようなほど、でしたから・・」

彩ちゃんがその明かりに吸い寄せられるように一歩、二歩と部屋のドアに近づいた瞬間・・・

『あ・・あぁ!・・ああぁぁぁん!・・・』

艶のある妻の声が聞こえてきたのです・・・

『ふ、ふぁっ!・・ふああぁぁぁああ!・・・』

彩ちゃんは漏れ聞こえてくる妻の声に一瞬身を硬くしますが、気持ちを落ち着かせゆっくりと歩を進めます。

ドアの前で身を屈め、中の様子を窺うと・・・

靴やサンダルが散乱した玄関、床一面ゴミだらけのキッチンと・・・そこにうつぶせになって酔い潰れている小僧の相方の姿が目に入ってきました。

そして奥の方に目をやると・・・全裸の妻、そして小僧の姿が・・・見えました。

妻は首輪のつもりなのか、男物の革のベルトを掛けられており・・・その胸元にはマジックで何か書かれています。

「何だろうって・・・目を細めて見たら・・」

彩ちゃんは思わず声が出そうになるくらい驚きました・・・そこには・・・

「淫乱女 泪」

そう書かれていたのです・・・

さらにはお腹の辺りに「オレの女」

右の腿には「セックス無しでは生きていけない女!」

とまで書かれています。

彩ちゃんは心臓がバクバクするのを感じながらも、妻の姿に目を凝らします。

すると・・・

妻は自ら自分の膝裏に手を当てて大きく股を広げさせられており・・・一方の小僧はというと車内同様、背後から妻を抱きしめて片手を股間に伸ばし弄んでいました。

『感じんだろ・・泪姉・・・気持ちよくってたまんねーだろ・・・』

『あ、あぁ・・・あはぁぁぁ!・・・』

『ほら、またクチュクチュいって溢れてきた・・・』

『はぁぁ!・・・はぁああ!・・・』

『しっかし・・・せっかく4回も中で出してやったのに・・・これじゃあ今まで出した分が戻ってきちゃうじゃんかよ!・・・』

『あっあああああ!・・・あああああぁぁ!』

妻は恥ずかしそうに膝を閉じようとしますが、小僧に膝を掴まれると強引に押し広げられてしまいます。

『おら、足広げてろって!』

『い、いや・・・いや!・・・』

彩ちゃんはこの時の様子を「泪姉さんは悲しそうに首を左右に振って抵抗していた」

と言いましたが・・・私は知っています。

妻は感じている時、必ずこうやって嫌がる素振りを見せるのです。

今回も・・・それは間違っていませんでした。

『広げろってーの!!』

『あぁぁぁ・・・』

小僧に太股をパチンと叩かれると妻は観念したように足を広げます。

そして小僧を見上げると・・・

『な、なんで・・・そんな強引なの・・・』

妻は一見、小僧の行為を非難したような事を言いますが、それは違っていました。

『さ、さっきからずっと・・・強引なことばっか・・・あぁ・・・』

そう言うと妻は・・・小僧の首に腕を回したのです。

『そりゃオレはドSだからな・・・強引にやるに決まってる!・・・でもそこがいいんだろ?・・・』

『ぁぁあぁ・・・っあぁぁぁ・・・』

『さっき言ってたよね?・・・めちゃめちゃにしていいって・・・好きなだけ出してって・・・』

『はぁぁ・・・はっぁぁあああ・・・』

『若くてたくましい男に抱かれたかった、大好きってさ・・・言ったよね?・・・泪姉・・・』

『あぁぁ・・・ぁぁぁああああ!・・・』

信じられないような言葉が小僧の口からポンポン出てきますが・・・しかし、妻の口からは小僧の言ったことを否定するような言葉は出ず・・・代わりに荒々しく吐息が漏れるばかりです。

さらに・・・背後から股間を弄る小僧の頬にぴったりと顔を寄せると舌で小僧の頬をねっとりと舐め・・・手を後ろに伸ばすと小僧の肉棒をぎゅっと掴みました。

『オレのチンポ・・・どうなってる?』

デブな小僧はニヤッと笑うと自信満々と言った調子で訊ねます。

『あ、熱くて・・・固くなってるぅ・・・』

『デカいだろ?』

『お、大っきい・・・すっごく・・・大っきい・・・あぁ!・・・』

小僧に股間をまさぐられ、その手に握り締めた肉棒の熱に浮かさせるように・・煽られるがまま妻は答えます。

『してーんだろ?・・・5発目・・・』

『あぁぁ・・・い、いやぁ・・・いやぁ・・・』

『今度は泪姉が上になるか?・・それともバックからしてやろーか?・・・ん?・・・』

『いやぁ・・・いやぁぁぁ!・・・』

しかし、言葉とは裏腹に・・・妻は腰をせり上げ、小僧の指と自分の動きをシンクロさせて喘ぎ声を漏らします。

『なぁ・・泪は何がしたくてここに来たんだよ?・・・』

『あぁ・・・せ、セックス・・・』

『そうだよな・・・オレに抱かれに来たんだろう?・・・』

『んあぁぁああ・・・ぁぁぁああ!・・・』

『朝までたっぷりセックスしたくて来たんだろう?・・・』

『ふあぁああ・・・はあぁぁあああ!・・・』

妻は目を瞑ったまま小僧の頬に何度もキスをします。

そして・・・

『う、後ろから・・・後ろからぁぁ!・・・』

叫ぶようにそう言いました。

妻は四つん這いになると自ら尻を高く持ち上げ・・・小僧を受け入れる姿勢を取りました。

『あぁぁ・・・』

そして待ちきれないように体をわななかせ・・・ゴミだらけの床に手を置きます。

『じっとり濡れてるな・・・受け入れ準備完了ってか!・・・』

デブな小僧は後ろから妻の股間をいじくったあと、突き入れるべき目標に肉棒を定め・・・

『おぉ・・・またまたにゅるにゅるっと絡み付いてきたよ~・・・この感触がたまんねぇ~!・・・へへへ!』

そう言いながら徐々に体を進めます。

『おぁっ・・・おあぁぁ・・・』

妻の方も小僧の肉棒が進入してくるにつれ・・・床に置いた手に力がこめられているようでした。

そして・・・

『あぁぁぁ・・・あぁぁあああああっ!・・・』

小僧の肉棒が深々と奥まで入ったのでしょう。

妻は歓喜とも絶望ともつかない声を漏らし・・・小僧が突き上げるように腰を使いはじめるとさらに大きな声を上げました。

それは彩ちゃんが今まで聞いたこともないような妻の声でした・・・

「あんな泪姉さんの声聞いたの初めてだったから・・・すっごいショックで・・・それにあいつ・・・まるで物でも扱うように泪姉さんを・・・これまでもそうでしたけど・・・家の中ではもっと乱暴だったんです・・」

『へへへ・・・すぐにヨガりやがって!・・・このスケベがっ!』

小僧は深々と妻の股間を突き入れながら、目の前でうごめく尻をパチンと叩きます。

『あっ!・・・』

妻が思わず声を漏らすとそれが面白いのか、小僧は言葉でネチネチと責め立てながら・・

『散々カッコつけたことばっか言ってたのは!・・・どこのどいつだっ!・・・ええ、おらっ!・・・この淫乱っ!・・・ドスケベっ!・・・』

『うぁっ!・・・うあぁあっ!・・・』

さらに何度も何度も叩き続けました。

しかし妻は・・・

『こうされるのが好きなんだろ?・・・こういうのが気持ちいいんだろうが?・・えぇ?おら!』

小僧のそんな問いにうんうんと何度も素直にうなずいてしまいます。

さらに・・・

『い、いい・・・いいっっ!』

『へっへっへ!・・・だよなぁ、このマゾ女!・・・つか、これでもう5回目だぜ・・・泪姉、呆れるくらいの好き者じゃね~かよ!・・』

『あぁ・・・だって・・・た、たまらないっ!・・・んあぁあ!・・』

『けへへへ!・・・だったらもっと良くしてやる~!』

小僧は無防備な妻の背中に顔を寄せると・・・歯を立てて噛みついたのです。

『ふ、ふあぁぁぁああああっ!・・・』

妻は頭を仰け反らせて悲鳴のような雄たけびをあげます。

それは・・・遊びや甘噛みといった生易しい物ではありませんでした・・・

おそらく歯型がくっきりと残ってしまう・・・それぐらいの噛み方でした。

背中の中腹、脇腹、肩口・・・

小僧は休むことなく腰を動かしつつ、次々と色々な場所に歯を立てますが・・・その度に妻はプルプルと体を痙攣させて声をあげます。

しかし、小僧の行為を止めさせる言葉はその口から出てきません。

それどころか・・・体を赤く火照らせ、さらに興奮の度合いを高めているようでした。

デブな小僧が首筋から耳元にかけて噛もうとした時です。

『泪姉・・・歯型くっきり付いてるぜ・・・これじゃあ当分旦那とは出来ね~な・・・どうする?・・・この辺で止めとこうか?・・それともまだ噛んで欲しいかい?』

首筋をペロリと舐められながら言われたその言葉に妻は一言・・・

『か、噛んでぇ・・・』

そう言ったのです。

『へへへへへ!・・・』

小僧が妻の耳に噛みつくと妻は目に涙を浮かべ・・・

『ふあぁぁぁあああっっ!・・・』

声を震わせながら・・・仰け反って反応してしまいます。

『いいか?・・・泪姉っ!・・・』

『ぁああ・・・いぃっ!・・・いいぃぃっっ!・・・うぁああああっ!・・・』

『くっくっく・・・相変わらずいい反応~!・・・おしっ!・・・じゃあまた・・・あ、あれどこ行った?』

そう言うと小僧は片手でゴソゴソと床を物色します。

「何か探してて・・・最初、何なのか分からなかったんですが・・」

『あったあった!・・・おら、泪姉!記念撮影いくぜ~!』

小僧が取り出したものは・・・カメラ付き携帯でした・・・

「それ見た瞬間・・・ここまでされちゃってたのかって・・・わたし、目の前が真っ暗に・・」

パシャっという音と共に四つん這いになった妻の横顔が撮られます。

『ぁぁああ!・・・そ、それはもう・・や、やめっ!』

さすがに妻もすぐに顔を伏せようとしますが・・それならばと小僧が腰を律動させると・・・

『はぁぁっ!・・・ぁぁああっ!・・・ぁああんっ!・・・やぁああああっ!・・・あぁっっ!』

すぐに大人しくなってしまい・・・目に涙に浮かべた悲しげな顔を小僧に晒してしまいます。

『へへへ・・・いい顔してるぜ、泪姉っ!・・・もっとこっち向けよ!・・・そうそう・・・舌出せよ、舌ぁっ!・・そうそうそう!・・・』

妻は首に掛けられたベルトを引っ張られ・・・小僧に言われるがまま写真を撮られ続けました。

デブな小僧はひとしきり妻の表情を写真に収めると、腰を突き上げながらゆっくりと妻の尻を撫で回します。

『へっへっへ・・・ホントっ肉づきが良くていいケツしてるぜ・・・垂れてっけど逆にこの垂れ加減が熟女って感じでさ!・・・』

小僧は指で妻の尻たぶを押し広げると今度はその部分にカメラを向けて撮りはじめました。

『お~しっ!今度はアナルまで撮ったるわ~!・・・動くなよ、泪姉っ!・・・』

パシャッパシャッと音を立てる度・・・妻の恥ずかしい蕾のすべてが小僧の携帯へ収められていきます。

『おお、ナイスショット!・・・泪姉のアナル全開・・・シワまでハッキリ見えてら~!・・・よし、もういっちょ!・・・うひゃひゃひゃ!』

小僧が時折、空いている手で妻の蕾をいじり、嬌声を上げさせていたらしいのですが・・・おそらく、初めてされたであろう感覚に戸惑い、恥らいつつも・・・感じていたのだと思います。

私はそれを聞いてさらにこのデブな小僧に憎しみを覚えました。

夫である私ですら妻にそんなことをした経験はないのですから・・・

それをその日会ったばかりの・・単なる性欲の捌け口としか思っていないであろうこの小僧が・・・いともたやすく行ってしまったという事に大きなショックを受けたのです。

しかし、現実として・・・小僧は嬉々として写真を撮り、なぶり続け・・・妻はその屈辱的な行為に反応するばかりでした。

『おっけ~い!・・・アナル周りに生えた毛もバッチリ見えるぜ~!・・・ほら、泪姉もさ・・・見てみろよ!・・・』

小僧は携帯を妻に向け、いま撮ったばかりの恥ずかしい写真を見せようとしますが、妻は顔を背けてそれを拒みます。

デブな小僧はまたも首輪代わりに掛けられたベルトを引っ張り見ることを強制しますが、それでも妻は目を閉じて携帯を見ようとはしませんでした。

が・・・それならばと小僧は自ら体勢を崩すや、今度は妻を仰向けにします。

そして、髪の毛を掴んで頭を無理矢理起こすと携帯を目の前にかざし、それを見せつけたのです。

『ほらほら、泪姉の肛門の周り・・・毛がびっしり生えたんぜ~っ!・・・若い女じゃこんなのありえね~し!・・・』

『いやぁ・・・いやぁああああ・・・』

『よく見ろって!・・・ほら、シワまで見えんだろっ!・・・へへへへっ!』

『あぁぁぁぁ・・・もうやめてぇっ!・・・』

妻は目の前に突きつけられたあられもない自分の姿に耐え切れない様子で、泣きながらそう叫びます。

『見ろって~の!おら!』

『あぁぁぁぁ・・・やぁぁぁあああ・・・やぁぁあ!』

しかし・・・言葉とは裏腹に・・・妻は目に涙を浮かべつつも・・・携帯の画像から目を離せないでいました。

『いい格好してるだろ~!泪姉っ!・・・ケツの穴丸出しでよ~!・・・えへへへ・・・』

『あぁぁ・・・い、いやぁ・・・はぁぁあぁ・・・』

妻の泣き顔に興奮してきたのか、小僧が携帯をかざしながらも妻の股間をいじりだすと・・・つられるように妻も声を上げはじめます。

『てめーのケツの穴見て興奮してきたのかよ?・・・えぇ、泪姉・・・この変態女っ!・・・』

『あぁ・・・ち、違うぅ・・・違うぅぅ・・・んあっ!』

『嘘つけっ!・・・こんなに濡らしてるくせによぉっ!』

しかし、それは小僧でなくても嘘だと分かったでしょう。

妻は携帯をじっと凝視し、熱い吐息を漏らしていたのですから・・・

『おら、5発目・・・いくぞ!・・・』

『あぁぁぁ・・・』

泣きながら悶える妻の姿に小僧も我慢しきれなくなったのか、妻の膝を折って組み敷くとすぐに正常位で突き刺します。

その瞬間でした・・・

『はぁぁぁあああああっ!・・・いぃぃっ!・・・』

妻は喘ぎ声を上げると同時にそこらにあるゴミを両手で散乱させ、そしてすぐに・・・

『あぁぁぁぁ・・・いっちゃう・・・いっちゃうぅぅぅっ!・・・』

『お・・・ちょっと!・・・泪っ・・・お前っ!・・・』

『あぁっ!だ、ダメっ・・・いく・・いくっ!・・・はぁぁぁあああんんっ!・・・』

妻はそう叫ぶと全身をぎゅっとこわばらせ、小僧に組み敷かれたまま硬直してしまいました。

『あぁぁぁ・・・いってる・・・いってる・・・』

『いってるじゃね~よ!・・・こら、泪っ!・・・』

小僧が腰を使おうとすると妻はそれを止めるように必死になって胸に手を置き・・・

『ま、待って・・・死んじゃう・・・死んじゃう・・・待って・・・』

哀願するようにそう言います。

デブな小僧は頭をポリポリと掻きながら・・・

『ったく・・・どんだけ飢えてんだよ・・・おめーは・・・』

かったるそうにそう言いますが、一応は配慮したのか、それほど刺激を与えないようゆっくりと腰を動かしだしました。

世の男のほとんどがそうであるように・・・小僧もまた・・・女、それも自分よりはるかに年上の四十路の人妻をイカせたことが嬉しかったらしく・・・

『そんなにすぐイクなんて・・・やっぱオレのチンポ・・・最高だろう?・・・』

『惚れたか?・・・オレ様によぉ~!・・・えぇ?泪姉~!・・・へっへっへ~!・・・』

などと言いはじめます。

妻は呼吸を整えるようにハァハァと荒い息をついているのみで何も答えませんでしたが、時間が経つにつれ・・・徐々に声を上げはじめます。

そして・・・それに気づいたデブな小僧が『また感じてきたか?』と聞くと・・・

『か、感じて・・・感じてきたぁ・・・あぁぁ!・・・』

妻はそう言うと小僧の首に腕を回したのです・・・

これに気をよくしたのか・・・小僧はヒューっと口笛を吹くと腰の動きを速めます。

『いいだろ?・・・泪姉・・・またいっちゃいそうか?・・・』

『いいっ・・・いいっ・・・いっちゃうかもっ・・・しんないっ・・・あぁっ・・・』

『おいおい・・・また自分だけイクなって~の!・・・』

『だ、だって・・・気持ち良すぎるんだもんっ!・・・こんなの初めてっ!・・・んぁぁあああっ!・・・』

小僧の首に回した妻の腕にぎゅっと力を込められます。

「それで・・・あいつが・・」

彩ちゃんはここで一瞬顔色を曇らせましたが、何かあるな・・・と思った私は構わず続けて欲しいと頼むと若干躊躇した後、重たそうに口を開きます。

『いひひひ・・・旦那より・・・いいんだろ?・・・泪姉・・・』

背徳感を高める・・というよりただ単に妻を貶めたい気持ちからだったのでしょう。

デブな小僧は卑しい顔を浮かべてそう聞きますが、しかし妻もまた・・・

『いいっ・・・いいぃぃぃっ!・・・あなたの方がっ・・・全然素敵よっっ!・・・はっああん!』

小僧にしがみつきながらそう答えてしまいました・・・

『も、もっと・・・もっとしてぇぇ!・・・あたしのこと・・・好きにしていいからっ!・・・めちゃめちゃにしていいからっ!・・・』

『へへへ・・・そうかそうか・・・』

小僧はニヤッと笑うとまたも携帯をかざします。

しかし、今回はシャッター音がしません。

小僧は静止画でなく動画を撮ろうとしていたのです。

小僧は妻の耳元で囁くように何かを話すと携帯を構えて準備し・・・

『さぁ・・言えよ・・・』

その言葉に促されるまま、妻も口を開きます・・

『あ、あたしは・・・お持ち帰りされる・・・女です・・・あたしはぁ・・・お持ち帰りされる女ですぅ!・・・はあぁっ!』

『やっぱそうだよな~!・・・泪姉はオレにお持ち帰りされたかったんだよなぁ~?・・・』

『お、お持ち帰り・・・されたかったぁ・・・あなたに・・・お持ち帰りされて抱かれたっ・・かったのっ!・・・あっはあぁぁっ!・・・』

『うはははっっ!・・・』

妻の恥ずべき告白を納めると・・・小僧は携帯を構えたまま、勝ち誇ったように笑いはじめました・・・

『あぁぁぁっ!・・・あぁあああっっ!・・・』

小僧に動画を撮られていることを知っているにも関わらず・・・妻は小僧の責めの前にあられもない声を上げ続けます。

『いい感じで声が出てきたなぁ~泪姉っ!・・・気持ちよくってたまんないって感じじゃん?・・・』

『さ、最高っっ・・・たまらないっ・・・あぁっ!・・・』

『たまらないか・・・へっへっへ・・・一回目、中出ししようとした時はベソかきながら『出さないで~!出したらただじゃおかない!』とか言ってたくせによ~・・・今じゃ自分から腰まで使いやがって・・・ったく、ずいぶんな変わりだぜ・・・えぇ、泪姉よ~・・・』

『だ、だって・・・やらしいこと・・・強引にするから・・・んあぁぁ!・・・』

『でも強引にされたかったんだろ?・・・こんな風によ!・・・』

妻はコクリとうなずき・・・

『されたかったぁ・・・こんな風に強引に・・・抱かれたかったの・・・』

『それもよ~・・・俺様みたいな若い男に・・・だろ?・・・』

『そ、そう・・・あなたみたいな若くて・・・逞しい・・・あぁっ!・・・男に・・・抱かれたかっ・・・ぁああんっ!・・・』

妻は小僧の言葉をすべて肯定し、小僧の望む答えを口にします。

もはや言いなりでした・・・

『俺に惚れただろ?・・・』

『惚れたぁ・・・惚れたぁぁぁ!・・・』

『どこに惚れた?・・・やっぱこのでッけーチンポか?・・えぇ?・・』

『全部っ・・・顔もチンポも全部好きっ!・・・』

妻は手を伸ばして小僧の腕をそっと掴むと・・・

『ねぇ・・・キスさせてぇ・・・』

媚を売るようにそう言いました。

『なんだよ、恋人気分でも味わいたいってか?・・・泪姉、マジで俺様と付き合いたいんじゃねーの?・・・』

『付き合いたい・・・付き合いたいよ・・・だ、だから・・・』

『じゃあ、ちゃんと告れ!・・・したらまあ・・考えてやるよ・・・』

『あぁ・・・あ、あたしと付き合って・・・く、ください・・・』

『ひゃひゃひゃ!・・・倍近く年が離れてる男に付き合ってください、か・・・つか人妻じゃん!・・・いいのかよ?・・・』

『いいの・・・だ、大丈夫・・・それにちゃんと尽くすから・・・つ、付き合ってぇ!・・・』

『そこまで言うならしゃーないか・・・いいぜ・・・キスさせてやるよ・・・』

小僧が頷いて体を前に傾けると妻は小僧の頭を抱えて自分から積極的に唇を合わせます。

『んふ・・・んんんっ・・・好きっ・・・好きぃ!・・・』

『イケイケで鳴らした泪姉も・・・こうなっちまったら形無しだな~・・・へっへへ!・・・』

『ふっ・・・だ、だって・・・好きなの・・・たまんないのっ!・・・んぁっ!・・・』

糸が垂れるほどの濃厚なキスを交わすと小僧も余裕がなくなったのか、携帯を投げ捨てると妻の膝に手を当てて猛然と突き始めました。

『あぁぁぁっ!・・・んあぁあぁぁぁっっ!・・・』

パンパンと突かれる度に妻の体は上下し、上に上げた両手はふらふらと動きながら床に散らかるゴミをさらに散乱させます。

小僧の体から流れ出る大量の汗が妻の体を濡らしますが、かまうことなく喘ぎ続け・・・しまいにはすすり泣くような声まで上げ始めました。

『いぃぃぃ・・・いいぃぃぃっっ!・・・あひぃぃ・・・』

『泪姉・・・だったらよ・・・俺様の女にしてやろうか?・・・女っつーかセフレ・・・俺様専用の性処理女だけどよ~・・』

『あぁ・・・それでもいい・・・セフレでもなんでも・・・女にして・・・女にしてぇぇ!・・・』

『へへへへ・・・じゃあ5回目・・・出すぜ!・・・』

『出してぇ・・・出してぇぇ!・・・』

『つうか・・・いい加減赤ちゃん出来ちゃうぞ・・・』

『それでもいいっ!・・・熱いの・・・受け止めたいのっ!・・・』

小僧は満足そうな笑みを浮かべるとその太った醜い体を傾け妻の体に覆いかぶり・・茶色くカールされた妻の髪に顔を埋めて絶頂へと向かいます。

小僧が耳元で何か囁くと妻は喘ぎながら『赤ちゃん作りたい・・・』とか『あなたの子供が欲しい・・・』などと言わされ・・・やがて・・・

『あぁ・・・オレもイっちゃいそう・・・』

小僧は顔を赤くしてそう言いました。

『イって・・・イってぇぇ!・・・』

『泪っ!・・・オレの子を産めよっ!・・・』

『産む・・・産むっ!・・・』

『ふっ!・・・イくぞっ!・・・イくぞっ!・・・うぉぉっっ!!・・・』

『あぁぁっっ!・・・』

小僧の精液を受け止めているのでしょう

妻の高く上げた足がブルブルと震えます。

『イってる・・・イってる・・・あたしの中に・・・たくさん・・・若いのが・・・はあぁぁ・・・』

妻は小僧の背に手を回し、ブヨついた体を抱きしめながら・・・満足しきった声で呟きました・・・

「泪姉さんはあいつを抱きしめたままいたんですけど・・・そのうち抱きついたまんまの姉さんを・・・あいつ、うっとおしがるように離せよって感じで離させて・・・床に倒れたまんまになってる姉さんを見下ろしながらタバコ吸ったりビール飲んだりしてました・・」

やがて・・・

『おい、泪・・・泪っ!・・・』

小僧は寝そべったままハアハアと息をつく妻を足でつつきます。

『いつまでも寝てんじゃねーよ!・・・おら、起きろっ!・・・』

妻を自分の所有物にしたからか、小僧はそれまでの態度を一変させ、横暴な態度を取り始めました。

『せっかく出したモンが出ちまうだろうが!・・・起きろっての!・・・』

小僧は首輪代わりに掛けたベルトを引き、妻を無理矢理立たせようとします。

『あぁぁぁ・・・』

それでも妻は言い返すこともなくヨロヨロと体を起こして立ち上がり、小僧の望むまま鏡の正前に立ちました。

汗にまみれた自分の裸身を見つめる妻・・・

小僧はそんな妻を後ろから抱きしめると足を若干開かせ、股間に指を入れてまさぐります。

しばらくすると・・・

『今出したのがどんだけあるか・・・見せてやるよ・・・オレはこれ見るのが大好きでな・・・ほら、出てきた・・・』

ドロっとした白く濁った液体が妻の股間から大量に溢れ出し・・・太股を伝って落ちていきます。

『あぁぁ・・・こ、こんなに・・・こんなに出てたの?・・・』

『すげーだろ?・・・オレのは量の桁が違うってみんな言うからな・・・』

妻は小僧の吐き出した精液の一部を指でそっとすくい、うっとりと眺めながら・・・

『凄い・・・本当に凄いよ・・・量も・・・濃さも・・・』

そう呟きます。

『こんな人・・・初めて・・・信じられない・・・』

『旦那とは比べ物にならねーって感じみたいだな・・・』

『うん・・・全然違う・・・全然・・・でもどうして?・・・どうしてこんなにたくさん・・・』

『そりゃ若さが違うぜ!・・・たりめーじゃん!・・』

『そう・・・だよね・・これが若さなんだね・・・』

妻は体を反転させて小僧と向き合うとそのデブな胸に顔を埋めます。

そして・・・

『その若さを使って・・今まで色んな女の人を泣かせてきたんだね・・・』

『へへへへ・・・まあな・・・何しろモテるから・・俺様はよ!・・・』

『あたしも・・・泣かされちゃうんだろうな・・・』

『でもよ・・・それでもいいんだろ?・・それでもいいからオレに抱かれたいんだろ?・・・』

『・・・』

妻がうつむいたまま無言でいると小僧は妻の顎を掴んで上を向かせ・・・

『泪・・・お前はもう・・・オレの女だ・・・』

小僧の言葉に妻は『あぁ・・』と呻き・・・顔をクシャクシャにして抱きつきます・・・そして・・・

『嬉しい・・・嬉しい・・・』

そう言いながら体をずり下げ、小僧の胸や腋の下、お腹にキスの雨を降らせます。

小僧の股間に跪き、ブラブラと揺れる肉棒を掴むと妻はそれにもキスをして・・・

『こうされたいって・・・思ってた・・・初めて・・・初めてクラブで抱かれた時に・・・』

『あ?・・・どういうことよ?・・・』

『あの時・・・あなたに抱かれて・・・ジュンって来たの・・・正直まさかと思ったわ・・・でもトイレに行って確認したら・・・濡れてた・・・恥ずかしいくらい・・・』

『そうか!・・・それで車の中で触った時点であんなに濡れてたのか・・・』

妻はコクリとうなずきます。

『生意気で・・・強引で・・・ムカつくガキって思ったけど・・・それ以上に・・・どんどん抱かれたいって思いが募っていったの・・・』

『今はどうなんだよ?・・・今でもムカつくガキってか?・・・へっへっへ・・・』

『ううん・・・今は・・・世界一の男・・・あたしの旦那様・・・』

妻は握り締めた小僧の肉棒を自分の鼻の位置に持ってくるとその匂いを嗅ぎ・・・舌を出して先端をペロリと舐めると付着した透明の液体を吟味します。

『濃いよ・・・すっごく・・・濃い・・・5回も出してるなんて思えないくらい・・・』

『俺様のは純度100%だからな!・・・この濃いヤツ・・・もっと欲しいだろ?・・』

『うん・・・欲しい・・・』

『だったら・・・出来るように・・・しっかりしゃぶんな・・・』

『はい・・・』

妻は覆いかぶさるように小僧の濡れ光る肉棒を口に含み・・・じぃっと小僧を見上げながら懸命に奉仕します。

『んふっ・・・んんっっ・・・』

『うまいか?・・・泪・・・』

『おいひいっ・・・』

『子作りしたいか?・・・』

『んっ・・・ひたい・・・子作り・・・ひたいよっ!・・・』

『へへへ・・・やらしくって・・いい顔してるぜ・・・』

『ねぇ・・・』

妻はおもむろに肉棒から口を離すと・・・

『あ?・・・』

『こんな・・・おばさんだけど・・・40過ぎのおばさんだけど・・・捨てないでぇ!・・・いっぱい・・・いっぱい・・・ご奉仕するからぁ!・・・』

哀願するように言うと妻は再び小僧の肉棒を口に咥えました。

目の前で繰り広げられる強烈な場面とぬちゅぬちゅという音、そしてなんともいえない匂いに当てられ・・・彩ちゃんは吐き気を催してしまいました。

無理もありません。

それほど男性経験があるわけでもない若い彩ちゃんからすれば毒気が強すぎたのでしょう。

おまけに・・・自分のせいで・・・尊敬していた妻の信じがたい一面を見ることになってしまったのですから・・・

彩ちゃんは気づかれないよう、そっとドアを閉めてその場を離れます。

足元もおぼつかない様子でフラフラと車の前までなんとか辿り着いたのですが、結局その場でもどしてしまいました。

もう一度戻ろうかとも思ったそうですが体調が思わしくなかったこともあり、運転席で待つことにしました。

彩ちゃんは車に戻ると力なく運転席に座ります。

するといまさっき目の前で起こった光景が思い出され、彼女はことの重大さにあらためて気づかされました。

「あたし・・・本当に取り返しのつかないことを・・・泪姉があたしのせいで・・」

彩ちゃんは自分の肩を抱きながら嗚咽を漏らし、運転席に顔を埋めて泣きじゃくったそうです。

20分・・・30分・・・誰もいない路地の車上で彼女は泣きつかれるまで泣き・・・そして「このままじゃいけない」

と思ったそうです。

「泪姉さんが帰ってくるまで待とうって・・・そう思ったんです。

その時にあたしが泣いていたら姉さんに失礼に当たる。

本当に泣きたいのは姉さんなんですから・・」

彼女は涙を拭うと気持ちを落ち着け、妻を待つことにしました。

2時間経ち、3時間経ち、空が白み始めた頃・・・

前方にフラフラと歩く人影が見えました。

デブな小僧かと思った彩ちゃんは思わず身を屈めますが、ややあってゆっくりと体を起こし様子を窺うように目を細めて前を見ます。

『え!?・・・まさか・・・ね、姉さん!?』

しかしその人影は紛れもなく妻でした。

彩ちゃんはゴミ箱から拾っておいた妻の衣類を手にすると車から降り、妻の許へ駆け寄ります。

彩ちゃんが近づくと妻は一瞬ギョッとしたように体を強張らせましたが、『姉さん!・・・泪姉さんッ!』という問いに彩ちゃんと気づいたようです。

しかし妻は彩ちゃんの視線から逃れるように体を両手で覆いました。

無理もありません。

普段の妻を知る人間からすればおよそ考えられないような無残な格好をさせられていたのですから・・・

上はボロボロで薄汚れた白いタンクトップ。

下は小僧が履いていたであろう男物のこれまた薄汚れて黄ばんだ白いブリーフ。

それらには部屋で妻が裸体に書かれたのと同じように「オレの牝犬」

とか「淫乱女」

とか、そういった類の言葉が無数にマジックで書かれていました。

顔の方はというと化粧はボロボロに剥がれおち、髪はボサボサ。

首筋には小僧につけられたキスマークと歯型がいくつも見えます。

そして、口元から喉、胸元にかけては白い粘液が無数に糸を引いており・・・股間もまた同じような状態でした。

『る・・泪・・・姉さんっ・・・』

気丈に振舞おうとしていた彩ちゃんですが妻の変わり果てた姿に言葉も震えます。

しかし・・・

『待っててくれたんだ・・・ありがとうね、彩ちゃん・・・』

彩ちゃんの気持ちを察したのか、妻はニッコリと微笑んでそう言いました。

「本当にお恥ずかしい話ですけど・・・その言葉聞いたらわたし涙が止まらなくなっちゃって」

『泪姉っ!・・・泪姉っ!・・・』

彩ちゃんは泣きながら妻に抱きつき、

『ご、ごめんなさいっ!・・・わたしのせいでこんな・・・泪姉が・・・本当に・・ごめんなさいっ!』

妻は泣きじゃくる彩ちゃんを優しく抱きしめながら、

『大丈夫・・・あたしはこれぐらい全然平気だよ・・・彩ちゃんが無事だったんだもん・・・それだけで十分だよ・・・本当だよ』

そう言って彼女の頭を優しく、何度も何度も撫でました。

「頭真っ白になっちゃってずっと泣いていたんですけど、ふと我に返って考えたらここはあいつの家の近くじゃないですか。

急いで逃げないとまたヤバイことになるって思って・・」

彩ちゃんは涙を拭うと妻にすぐに車に乗るよう促しました。

『とりあえずわたしの家に行きましょう!すぐお風呂用意しますから。

それと食事も。

あ、これ着てください、泪姉。

彩ちゃんはエンジンを掛けながら妻がゴミ箱に捨てた服を渡すと妻は『あ、うん』と言って小僧が身に着けていたであろうタンクトップを脱ごうとしました。

しかし一瞬のあと、それは脱がずにその上からTシャツだけを身に着けます。

『泪姉・・・そんな汚いの捨てた方が・・・』

『う、うん・・・そうね・・いや・・・あとで捨てるわ・・・それより行こ!』

『あ、はい』

彩ちゃんは釈然としないものを感じつつも車を出し、悪夢のようなことが行われた場所を離れました。

車内では二人とも無言でした。

彩ちゃんが時折、妻の様子を窺うと肩肘をついたまま精気のない顔で窓の外をじ~っと見つめているばかりでした。

「わたしのせいであんな目に遭って・・・本当にいたたまれない気持ちでした。

当たり前だけどあんなことがあったからショックだったんだなって・・・その時はそう思いましたから。

でも・・」

20分ほど車を走らせ彩ちゃんのマンションに着くと二人はすぐに部屋に入りました。

彩ちゃんがお風呂の用意を始めようとすると妻はそれを遮り、

『シャワーでいいわ、彩ちゃん』

『え?・・・で、でもすぐに沸きますし・・』

『うん・・・でもね。

お風呂入ったら寝ちゃいそうなの。

だからシャワーだけ使わせてもらいたいなって・・・』

『わかりました・・・じゃあ、わたし食事用意しときますね。

これ、タオル。

使ってください』

『うん・・・ありがとう』

妻がシャワーを浴びてる間、彩ちゃんは食事を用意し、30分ほどすると・・・

『はぁ~スッキリしたぁ!生き返ったような気分ね!』

髪を梳かしながらそう言って妻が出てきました。

穢れをキレイに流し落とした妻はさきほどまでの無残な姿と違って普段どおりの姿に戻っており、肌の艶や色も良いように見えます。

『あら?彩ちゃ~~ん・・・こんなに手の込んだ物作ってくれちゃって・・・ホント嬉しいわぁ!』

『いえ、そんな・・・』

『ありがたくいただくわね!あ、それとコーヒー貰えるかな?』

『あ、はい!』

『ありがとー!じゃあ・・・いただきま~す!あ、おいしい!』

妻は笑顔で彩ちゃんの作ってくれた食事を口に運びました。

『彩ちゃん・・・タバコ吸っても・・・いい?』

妻は食事を済ませるとタバコを手にして彩ちゃんに見せます。

『もちろんいいですよ。

あ、灰皿代わりにこのお皿使ってください』

『ありがとう!っていうか、ごめんね~!彩ちゃん吸わないのに~』

『いえ全然全然!これぐらいいいですから~』

妻はタバコに火を点けて一服するとふ~っと大きく煙を吐き出し、『いま何時だっけ?』と彩ちゃんに尋ねました。

『6時・・・35分です』

『そっかぁ・・・なら、ウチのはもう起きてるかな?・・・このまま行こうかと思ったけど・・・一度家に帰ってから行った方が良さそうね・・・』

『行くって・・・どこにですか?』

妻はコーヒーを一口飲むと・・・

『ん・・・病院・・・アフターピル貰わないと・・・』

そう言ってぼんやりと前を見つめます。

「泪姉が明るく振舞ってくれていたおかげで不謹慎ですけど・・・わたしさっきまでのこと、ちょっと忘れちゃってたんですね。

でも、その一言で急に現実に戻されちゃって・・」

室内になんともいえない空気が漂います。

しかし・・・

『はぁ~あ!メンドくさ~~いっ!』

妻は大きく背伸びをすると彩ちゃんを気遣うように明るくそう言いました。

そして・・・

『しっかし参っちゃうわよね~っ!あのガキにはさぁ~!!!!オレは超テクあるぜ!なんて言うからちょっと期待したのよ(笑)それが挿れた途端さぁ、あぁ~いい~!!とか言ってすぐイっちゃって!(笑)』

『そ・・・そうなんですか?・・・』

『そうよ~!あいつホント口だけだったの!出したんで「もういいでしょ?あたし帰るから」

って帰ろうとしたら泣きながら「待ってよ~泪姉さぁ~ん」

って・・・ったく!あん時のあいつの顔見たら笑うわよ』

『は・・・ははは・・・』

『けど、あたしも甘いわね。

泣きながら「もうちょっとだけいてよぉ~」

みたいに言うもんだからちょっと可哀相になっちゃってね。

口でしてやったのよ!そしたらヒィーヒィー言い出してさぁ~・・・』

妻はタバコを吸いながらさきほどまでの出来事を面白おかしく話しました。

無論、彩ちゃんはそれが真実ではないことを知っています。

しかし、妻が自分を気遣って言ってくれていること。

そして、妻自身もそうやって話すことで自分なりに消化しようとしているのかもしれないと感じたそうです。

これは私も同じ意見でした。

妻の性格を考えれば「あれは事故のような物だった・・」

そうやって割り切ろうとしていたのでしょう。

しかし・・・小僧の残した爪痕は私たちの希望的観測など粉々に打ち砕くほど深い物だったのです・・・

『でもさ・・・ウチのには・・・内緒にしといて・・・今日のこと』

妻は突然声のトーンを変え、タバコを揉み消しながらそう言いました。

『え・・』

『あ、あたし自身は気にしてないのよ!・・・本当に全然大丈夫!・・・今日のも浮気っていうより事故だしね・・・ただ・・・ほら、ウチのはさ!心配性じゃん!・・・だからあんま心配かけたくないっつうか・・・内緒にしといて欲しいんだ・・・』

『・・・』

彩ちゃんは戸惑っていましたが・・・ややあって無言で頷くと妻はニッコリ笑い、

『ありがとう・・・』

そう言って3本目のタバコに火を点けました。

『まあ・・・ウチの旦那に言えるわけないよね・・・言えるわけない・・・』

妻は溜息混じりに煙を吐くと片手を口に当てて・・・

『言えない・・よぉ・・・』

そう言って言葉を震わせます。

そして、そっと目を伏せてうつむくと消え入りそうな声で語り始めました。

『あたしさ・・・いままで色んな男とたくさん付き合ってきたんだ・・・それこそ二股、三股当たり前って感じで・・・酔っ払ってその日にしちゃったこともあったし・・・自業自得だったけど、レイプ紛いなこともあったの・・・』

『泪姉さん・・・』

『恥ずかしい話だけどオシッコ飲まされたのも今日が初めてじゃなくってね・・・前の夫ともあったんだ・・・酔った勢いだったんだけど・・・遊びみたいな、さ・・・ホント軽いノリでね・・・』

『・・・』

『でも、どんな変な行為でもあたしが納得したから受け入れてた・・・決定権は常にあたしが持っていたの・・・そうじゃないのはほとんど拒んだし・・・たとえ自分の意思に反したことがあってもキレイさっぱり忘れられることが出来たのよ・・・だから今回も出来るって思ってた・・・今は優しくて大事にしてくれる旦那もいるし・・・絶対大丈夫!忘れられる!って・・・けど・・・けど・・・』

妻の声が涙混じりな物に変わっていきます。

『クラブであいつに抱きしめられてちょっとドキってしたけど・・・でも、どうせガキだし・・・大したことないってあたし思ってた・・・ちょっと我慢すればいいだけ、いくら抱かれても平気だって・・・タカをくくってたのよ・・・でも、アパートに入る時、腰を抱かれて「もう戻れないよ」

って言われたの・・・「この部屋入ったら泪姉、オレから離れられないよ」

って・・・すんごい自信満々で・・・その言葉になぜかあたし背筋がゾクってしたの・・・嫌悪感とは違う・・・なんか得たいの知れない物を・・・』

『・・・』

『もちろん抵抗したわよ・・・その言葉にムカってきてさ・・・生意気言ってんじゃねぇ!って・・・咄嗟にいつもの姐御肌の泪姉さんに戻っちゃって引っ叩いてやった・・・認めたくなかったんだよね・・・だって、あんなブサイクなガキにそんなこと言われたくないじゃん・・・でも駄目・・・あいつ「もっとやれよ」

って、笑いながら顔突き出してきて・・・うぅ・・・』

『姉さん・・・』

『何回叩いても全く効いてなんかなかった・・・それどころか、ますます面白がってからかってきたの、あいつ・・・そのうち立ったまま抱きしめられて・・・それも物凄い力で・・・「玩具にしてやるぜ」

って言われた・・・「こういう気の強い女を玩具にしたかった」

って・・・その時初めて思ったのよね・・・こいつヤバイ・・今までの男と全然違うって・・・』

妻は涙を拭うと・・・

『あぁ、あたしこの男には敵わない・・・初めて男に負けちゃうんだって・・・そう思っちゃったの・・・それもあんなガキに・・・笑っちゃうわよね・・・部屋に入る前に気づいておくべきだったのに・・・大したことないのはあいつじゃなくてあたしの方だ、って・・・』

そう言って自虐的に笑いました。

「あんな風に弱音を吐く姉さんを初めて見ました・・・それはわたしにとってとてもショックだったんですけど・・・それ以上に姉さんがあんなヤツに負けたってことを認めたくなくって・・」

『そんなことないっ!・・・姉さんは負けてなんかないですっ!・・・あれはあいつが・・・』

『違うの、彩ちゃん・・・違うの』

妻はかぶりを振ってそれをすぐに否定すると・・・

『弱かったのはあたしの方なのよ・・・そして、あいつは強い男だったの・・・あたしがいままで会ったことがないぐらい・・・強引で粗暴で・・・力強い男だった・・・』

『ね・・・姉さん・・・』

『あたし・・・そのあとすぐにあいつに髪の毛掴まれたの・・・鷲掴みにされて、ぐいって感じでね・・・その時・・・体の力が全部抜けちゃった・・・すぅって・・・立っていられなくなるぐらいに・・・』

『・・・』

『自分でも不思議で仕方なかったわ・・・だって、まるで操り人形みたいにひざまづかされたんだもん・・・そうしたらね・・・またアパートに入った時と同じように・・・いや、それ以上に背筋がゾクゾクしたの・・・そして、髪を掴まれたまんま上を向かされ・・・顔に唾をかけられた・・・さらにゾクゾクして今度はカーって体中が熱く火照ったの・・・わかる?彩ちゃん・・・あたし、あいつにそんなことされてるのに濡れたの・・・うぅっ・・・自分でも信じられなかったけど・・・感じちゃってたのよっ!・・・』

『もういいっ!・・・姉さんっ!・・・もういいよっ!・・・』

彩ちゃんは立ち上がると妻の手をギュッと握って落ち着かせようとしますが、妻はそれを遮り・・・

『そんなはずないっ!・・・何かの間違いだって・・・何度も思った!・・・こんな・・・こんな年下のデブになんであたしが?って・・・で、でもっ・・・そう思えば思うほど・・・歯止めが利かなくなって・・・屈服したいって思い始めたの・・・あ、あいつに・・・ヨウ君に支配されたいって・・・ヨウ君に喜んでもらいたいって・・・あぁぁぁ・・・彩ちゃあぁぁんっ!・・・あたし・・・そう思ったら気持ち良くて仕方なくなって・・・言われるまま何でもしたのっ!・・・ヨウ君の言いなりになって・・・何でもっ!・・・』

妻は嗚咽を漏らしながら彩ちゃんにしがみつきます。

『姉さんっ!・・・落ち着いてっ!・・・落ち着いてっ!』

『えっく・・・い、いままで旦那にすら・・・いや・・・だ、誰も言ったことないようないやらしい言葉を何度も言わされて・・・うぅっ・・・はしたないくらい自分から彼を求めた・・・舐めろって言われたとこ・・・全部舐めて・・・女として最低なことやらされてた・・・ひっく・・・で、でも・・・「鏡見ろよ」

って言われて・・・見たら・・・あたしすごいいやらしい顔して・・・喜んでた・・・うぅぅっ・・・それ見たらもう止まんなくなって・・・淫乱です、変態です、子種をくださいって・・・言われなくても自分から言ってた・・・いや・・・そう言いたかったのっ!・・・彼を喜ばすためにっ!・・・』

『姉さんっ!・・・落ち着いてよっ!・・・普段の姉さんに戻ってよっ!』

『うぇっ・・えっ・・・な、何度も何度も抱かれていたら・・・そのうち・・・彼のイク顔が愛しく思えてきて・・・出して出してって・・・自分から言ってたの・・・えっく・・・あ、あたしね・・・彩ちゃん・・・あたし・・・いまも彼を・・・ヨウ君を欲しがってる!・・・さっき捨てろって言われた彼の下着だって・・・まだ捨てられないで身に着けてるっ・・・あたし、もう戻れないよっ!・・・あ、彩ちゃん・・・彩ちゃぁぁああんっっ!・・・』

妻は・・・そのまま泣き崩れました・・・

その後・・・

『まあ・・・そんな感じだったからさ・・・あたしも挿れられた瞬間からイっちゃって・・・簡単に中に出されちゃった・・・一応は拒否ったけど冷静になって考えるとあれじゃ説得力ゼロだったなー・・・逆の立場であたしが男だったとしても出してるもん、中で(笑)絶対に!(笑)・・・そんぐらい、あたし感じまくっちゃってたし・・・エッチその物が上手かったってわけではなかったんだけど・・・なんか本当に不思議な感じでね・・・』

言い終えた妻はマグカップを口に運び、コーヒーを啜ります。

その目はいまだ真っ赤に腫れ上がっていましたが先ほどと違い、落ち着きを取り戻していました。

「落ち着いたのは分かったんですが、このまま話を続けていいものかとも思いました・・・でも、話したいし、聞いて欲しいって言われて・・・姉さん自身、話すことによって楽になりたいって思ったんだと思います。

誰かに聞いてもらうことで楽になるっていうのはありますからね」

妻は冷静に彩ちゃんも目撃したあのアパートでのことを自分への戒めもあるのか、少し自虐的な感じで話し続けます。

『たしかに突進力は凄かったけど・・・まあ、あいつ若いしね(苦笑)・・・そこは凄いけど、テクニックがあるっていうのは嘘だったな・・・でも、ほら・・・人妻とか相当食ってるみたいで・・・そういうのを堕とすのには長けてたんだろうね・・・ま、あたしもそれにまんまと引っ掛かちゃったんだけど(笑)・・・あぁ、あとモノは大きかった(苦笑)それは本当・・・初めて体験するレベルで・・・口に入りきらなくてビビったもん、あたし(笑)』

妻がケタケタと笑うと彩ちゃんもそれにつられて少しだけ笑みをもらします。

『相手のペースにはめられたっていうのもあって、途中からはもうワケわかんなくなっちゃってさ・・・自分でも信じられないようなこと口走ってた・・・ドS全開っていうか、あそこまで責めてくる男初めてだったし・・・前の夫も含めて、ヤバイ男はこれまでに何人も相手してたけど・・・ま、あたしの勘もにぶったってことなんだろうね・・・うん・・・結婚してからはずっと旦那とまったりしてたからなぁ・・・』

『門倉さんは優しい人ですからね』

『ちょっと物足りないなって部分もあったりはするんだけどね(苦笑)・・・でも旦那を放っぽり出して遊んでたらバチが当たっちゃったな(笑)・・・まあ、今回のはあたしにとっていい薬になったよ・・・これからは普通の主婦としてウチのを大事にする・・・うん・・・あぁ~話したらすっごく楽になったよ!・・・スッキリしたぁ~!・・・』

『もう・・・大丈夫ですよね?』

『もちろんもちろん!全然平気だよ!・・・もしかしたらあいつから連絡来るのかもしれないけどそん時は拒否るし・・・全然大丈夫っ!余裕ね!!!・・・さてと・・・じゃあそろそろ帰るかな・・・』

『あ・・送っていきます』

『あぁ、いいっていいって!・・・タクシーで帰るから・・・彩ちゃんも疲れただろうし、ゆっくり休んで・・・大丈夫大丈夫!・・・ちゃんと帰れるから・・・ね・・・』

妻は彩ちゃんにコーヒーと食事の礼を言うと「じゃあ、また来週ね・・」

と言って彩ちゃんの部屋を出ました。

「そのあとは今週の月曜日に職場で会ったんですけど、いつもどおりの泪姉さんだったから大丈夫だったんだろうなって・・」

「月曜から今日までで何か変わったとことかは無かったの?」

「昨日・・あ、もう一昨日か・・・水曜日のお昼に一緒にご飯食べに行こうとしたら見当たらなかったので、あれ?って思って他の人に聞いたら『なんか病院行くって言って早退した』って言われたことがあって・・・それぐらいですかねぇ・・」

「う~ん・・・そう・・か・」

私は髪をポリポリとかきながら混乱した頭を整理しようとしていました。

正直に言えば・・・彩ちゃんの告白を聞いてもまったく現実味がなかったというか、どこか他人事のように聞こえていたというのが当時の私の感想です。

それが私たち夫婦に起こった出来事などとは到底信じられなかったのです。

しかし・・・

ヒクヒクとすすり泣く声に気づいて顔を見上げると彩ちゃんが両手で顔を多い、大粒の涙を流しているではありませんか。

「ほ、ほんとうに・・・こんなことになって・・・すいませ・・・んっ・・・でした・・・あたしのせいで・・・姉さんが・・・門倉さん・・・にも・・・ご迷惑を・」

「いやいや・・いいんだよ、彩ちゃん・・・キミが悪いんじゃないから・・・誰も責めないし・・・大丈夫・・気にしなくっていいから・・」

私はそう言って彩ちゃんの手を握り、慰めるようにポンポンと叩きます。

しかし、ここで10分も20分も彼女を励ましてあげている時間は私にはありません。

これだけの落ち込みようを目の当たりにすれば、彼女が真実を述べていたこと、そして妻の身に危険が迫っていることがハッキリと分かりました。

時計に目をやればすでに1時5分前です。

私は彩ちゃんに「落ち込んでいるところ申し訳ないけど行かないとならないから」

と言ってクラブの場所を尋ねました。

彼女は涙を拭いながらメモを取り出し、そこにクラブの名前と場所を書き記してくれました。

私が礼を述べ、立ち上がろうとすると彩ちゃんが「でも・」

と一言。

「先にあいつの家に行った方がいいかもしれません。

ここからならクラブよりあいつの家の方が近いですから・・・今日は金曜日だからクラブは人も多いし、あの人込みの中から見つけるのは相当厳しいです。

それに時間的にもそろそろ遊び終わってる時間だし。

あいつナンパ中心でオールでは遊ばないって言ってましたから」

「家までのルートは分かるの?」

「だいたい覚えてます・・・あのぅ・・・門倉さん。

わたしに案内させてもらえませんか?門倉さん今日は車じゃないみたいだし・・・わたしも少しでもいいから罪滅ぼししたいから・・」

「オーケー・・・じゃあ連れてって」

私は彼女の分も併せて会計を済ませると駐車場へと向かいました。

車に乗り込んですぐ、私たちは小僧の家を目指そうとしたのですが、

「あぁっ!・・ちょちょちょ・・・ちょっと待って!」

危ないところでした・・・

よくよく考えてみれば・・・彩ちゃんの車をデブな小僧は知っているのです。

この車で行ったら気づかれる。

そう思った私は一度家に寄ってもらいウチの車に乗り換え、小僧の家を目指しました。

小僧の家に向かうあいだ・・・私の頭の中を占めていたの以下の三つの事柄です。

一つは妻の安否。

二つ目は小僧に対する怒り。

そして最後、これが最も大きな物でしたが・・・なぜ妻はそんな小僧に惹かれてしまったのか?という疑問です。

彩ちゃんが話してくれたことの中に妻の男性遍歴や性癖に関しての物がありましたが、これらのほとんどを私は妻から聞いていました。

話を私たちが付き合う前に戻しますが・・・当時、カラオケなどに行って仲良くやっていましたが正直に言えば、私は妻に対してあまり良い印象を持っていなかったため、妻からのアプローチに対して若干(妻に言わせるとかなり)及び腰でした。

そこである時、妻は私を単独で飲みに誘い、その席で自分がいかに真剣な交際を望んでいるか、そして自分を知ってもらいたいと思っているかを述べ・・・相当酔っていたというのもあったのですが・・今までの遍歴や好みなど妻の全てを包み隠さず話してくれたのです。

まあ・・のちに妻が語ったことによれば「いままでも付き合いたいと思った相手にはみんなそうしてきた。

それだけのことよ」

とのことでしたが(笑)・・・当時の私はこの姿勢に好感を抱いたんですね。

彼女は大きな嘘はつかない人だと思った私は今までの自分の考えを改めて、きちんとした形でお付き合いさせてもらうことにしました。

それ以降、お互いに相手の意見を尊重しつつも包み隠さずに思ったことは言うというスタンスで続けてきました。

それはもちろん夜の方も同じです。

私は彼女から聞き出した色々な「彼女の喜ぶこと」

を自分になり消化しつつ接した結果、「私の好みを一番分かってくれている男」

という実にありがたい称号を授かるまでに至りました(笑)

しかし・・・

それ故に私には不思議で仕方なかったのです。

彩ちゃんから聞き及ぶそのデブな小僧とやらは、容姿も性癖も妻の好みとは全くかけ離れた存在だったのですから。

無事でいて欲しいという思いと・・・語弊を招く言い方かもしれませんが・・・その小僧に対する好奇心が私の心を激しく揺り動かしていました。

「たしかにそこに薬局が・・・あ、あった!・・・ここを左折して、と・・」

「もう近い?」

「はい。

もうかなり・・」

「そう・・」

辺りを見渡すと・・・話に聞いていた以上に怪しい雰囲気の場所のようです。

なんともいえない場の空気が私の不安感を煽り立てます。

「この先に駐車場があって、その奥にあいつのアパートがあるんですけど・・・どうします?この辺に車停めてそこから先は歩いて行ってみます?」

彩ちゃんは車を徐行させながら聞いてきましたが、私はとりあえず駐車場まで行ってもらうよう頼みました。

車はシーンと静まり返る中を走り続け・・・やがて駐車場に到着しました。

「ここか・・」

私はあえて光の届かない死角のような場所に車を停めてもらいます。

「あそこのアパートか・・・そいつの部屋は?・・・うん・・1階の角だね・・わかった」

私は車を降りて部屋へと向かいした。

と、なぜか彩ちゃんも一緒に車を降りようとしています。

私としては彼女は小僧に顔を知られていますし、彼女になにかあっても困るので待っていてもらいたかったのですが、「ここでひとり待っているのはちょっと・」

と言うので了承しました。

古びたアパートの前に立ってみると・・・なるほど、想像以上に禍々しい空気が漂う建物のようです。

いくつか灯りは点いているものの人気はほとんど感じられず、ひょっとしたら誰も住んでいないのでは?と思うぐらいひっそりと静まり返っていました。

私は小僧の部屋だという角部屋へ向かいましたが・・・外から見る限り明かりは点いていません。

(いない・・のか?)

ドアの前に立ち、中の様子を窺ってみても人がいる気配はありませんでした。

ふと目を上げて電気メーターを見ましたが、こちらも回っておらず。

「いない・・・ようですね」

「そうみたいね・・・なんだか拍子抜けしたな」

ふぅとため息をついたあと、ここで待っているのもなんなので私たちはひとまず車へと戻りました。

「あいつの車がないので・・・外に出ているのは間違いないです・・」

「そっか・・・じゃあ、まだクラブかな?・・・それか、そのままホテルに連れ込んで・・」

「それはない!・・・と思いますよ」

「なんで?」

「だって、あいつお金なさそうだし・・」

「ふ~む・・」

(難しそうだけど・・・やっぱりクラブに行くか・・・)

そう思って外をぼんやり見ていると・・・遠くの方から明かりがこちらに向かってくるのが見えました。

(ライト?・・・車?・・・)

目を凝らして見ているうち、暗い闇の中を走るそれの排気音が聞こえてきます。

(間違いない・・・車だ・・・ってことは・・・あれか?)

確認してもらおうと助手席に座る彩ちゃんを見ると・・・

「あ・・あいつの車です・」

血の気の引いた顔でそう言いました。

「間違いない?」

「はい・・・あの時見た白いバン・・・間違いなくあいつの車です・・」

車内に緊張感が走ります。

いまやハッキリと分かる距離まで近づいた小僧の白いバンは、すぅっと私たちの車の前方を横切り・・・アパートにほど近い、私たちからみると斜め左奥の位置に車を停めました。

一瞬、私は気づかれるかも・・・とも思いましたがすぐにその考えを改めました。

私たちは光が全く当たらない小僧からすれば死角のよう場所に停めていましたし、なにより小僧が妻を同席させていたとしたらその頭の中は妻のことでいっぱいな筈ですから周りの車にいちいち気をつかうことなどないありません。

やがて、しばしの沈黙のあと・・・ガチャっと運転席のドアが開き、

手にコンビニのビニール袋を持った坊主頭の肥満児が車から降りてきました。

(あいつか・・・)

暑さが耐えられないのか、小僧はパタパタと手で体を仰ぎながらフゥフゥと喘いでいます。

「あっちーなー!」

そう言って苦い表情を見せる小僧の出で立ちは、上半身は裸で下は白い短パンという格好でした。

ぱっと見た感じ、身長は小柄で170cmも無いように感じましたが横に広く、体重は120kgぐらいあるように見えます。

だらしなく弛んだその体は動く度にブルブルと震え、胸は女以上に垂れており、腹は二段にも三段にも弛みきっていました。

顔の方に目を移せば、彩ちゃんや妻が言うのが頷けるほどのブサイクな面でした。

太っている方でも目鼻立ちがハッキリしており痩せたら格好よくなるんだろうなという顔とこれは痩せても無理だろうという顔の二通りありますが、この小僧の場合は明らかに後者です。

(こんな小僧にどうして?・・・)

そう思うぐらい酷い外見でした。

しかし・・・

「マジあっちー!」

そう言いながら助手席の方へと向かう小僧を目で追っていた私は突然ドキリとしました。

(な・・・なんだ・・アレは・・・)

重たそうな体を揺らして歩く小僧の短パンはファスナーが開いており、その中からは巨大な肉棒が顔を見せていたからです。

ブランブランと揺れるそれはうなだれたままの状態でしたが・・・それでもハッキリとわかるぐらい大きな物でした。

私は無意識のうちにゴクリと喉を鳴らして唾を飲み込みます。

(この位置から見てアレって・・・どれだけの物なんだよ・・・)

遠目で見てもわかるそのデカさに驚きを隠せなかったのです。

そして・・・小僧がそれを剥き出しにしているということは車内ですでに何かが起こっていたことを意味していました。

夏だというのに私は自分の体が冷たくなっていくのを感じていきます。

「おい、行くぞ!早く出て来いよ」

左側に回り込んだ小僧がボンネットにビニール袋を置き、助手席に向かってそう言うと・・・ゆっくりとドアが開き、中から人影が現れました。

赤いパンプスにタイトなスキニージーンズ、スポーティなグレーのタンクトップに身を包んだその人物は・・・間違いなく私の妻でした。

無表情のまま、けだるそうに長い髪をかきあげる妻に近づいた小僧は・・・

「へへへへ・・」

楽しげに笑みを浮かべながら妻を一瞥すると当たり前のようにその腰を抱き・・・片手を伸ばすとタンクトップの上からやわやわと胸を揉みはじめました。

「今日も楽しもうぜ、泪姉・・・へへへへ・・」

無遠慮に揉みしだく小僧の太い指が妻の胸の形を変えていきます。

(嘘だろ・・・有紀・・・)

私は全身から冷たい汗が滲み出るのを感じました・・・

「へへへ・・今日もエロい体してるな~・・」

小僧は私たちの乗る車からほど近い場所で・・・妻の胸を揉みながら欲情を滾らせていました。

その光景を・・・助手席に座る彩ちゃんは口に手を当てて嗚咽を堪えながら見ていましたが、それは私も同じことでした。

ここまで・・・話半分とは言いませんが、私はどこか現実味のない物として彩ちゃんの話を捉えていました。

しかし、それはいまや紛れもない事実として私の目の前に迫っていたのです・・・

「泪姉、今日もけっこうナンパされてたけどオレがいなきゃ、あいつらに着いてったんじゃねぇの?・・・えぇ?・・・このスケベ女~・・」

小僧は耳元で囁きながら妻の胸を揉み、頬や首筋をペロペロと舐めまわします。

そして・・・

「このケツ!」

そう言ってもう片方の手で妻の尻を握り締めると、

「クラブん中でこいつをやけにプリプリ振ってたしなぁ・・・誘ってたんじゃねーの?自分からよ~・・・へへへ・・」

その豊かな肉づきを持つ妻の尻を遠慮なく揉みはじめます。

しかし妻は・・・そんな侮辱的な言葉を吐かれながらも無表情のまま、小僧のいたずらを許していました。

「いいケツしてるもんな~・・・泪姉のは!」

話してるうち、さらに興奮したのか、今度は妻の正面に移動するとぎゅっと抱きしめ、そのぶよぶよした両手で妻の尻を抱えます。

「デカくて、エロい泪姉のケツ・・・オレのだぜ・・・オレのモンだっ!」

重たげな妻の尻をぎゅっと上に上げるよう抱え込み、爪の跡がつくほど握り締めながらそう言います。

「・・」

胸と同様に尻の方も小僧の手によってぐいぐいと揉まれ・・・声こそ出しませんが妻は尻の割れ目にも指を侵入させられ刺激を与えられているようでした。

「いっぱい愛してやるからよ・・」

小僧は妻の首筋に顔を寄せるとチュッチュッと音を立ててその頬にキスをし、

「今日はスペシャルな催しも用意してあるし・・・朝までたっぷりな・・」

もう一度妻をギュッと抱きしめ「さ、行こうぜ!」

と言って妻の腕を掴むとアパートへと向かいました。

鼻歌を歌いながらご機嫌で歩く小僧に引きずられるようにして妻は後ろを進んでいきますが・・・

「あぁ!?」

2、3メートル進んだ辺りでしょうか。

突然、小僧が驚いた表情で後ろを振り返りました。

妻が身を固まらせ・・・小僧に逆らうようにその場に留まろうとしていたのです。

「あ~にやってんだよ、泪姉・・」

「・・」

しかし妻は小僧の問いに答えようとせず、うつむいたまま無言で立ち尽くしています。

その様子はまるで不貞腐れた子供のようでした。

「・・・ったく!・・・行くぞっ!」

小僧は呆れたように妻の手を引っ張って進もうとしますが・・・二三歩進んだところで妻はまたも逆らおうとし始め、ついには腕を振りほどいてしまいます。

「なんなんだよっ!ったくよぉっ!・・・喧嘩売ってんのかっ!」

ブチ切れた小僧が妻に向かって怒鳴ると妻は小声で何かを呟きます。

「・・・ぅ・・ゃ・・」

「あぁ?」

「もう・・・ゃ・・」

「「何言ってんだよっ!聞こえねーっつーのっ!」

一瞬の沈黙の後・・・

「もうイヤって・・・そう言ったのよっ!・・・こ、こんなこと・・・こんなことっ・・・あたしもうしたくないっ!」

妻はそう叫ぶと顔を上げ・・・するどい眼光で小僧をキッと睨みつけました。

私たちが乗る車の数メートル手前で・・・小僧は口を開けたまま、ぽかーんと立ち尽くし・・・その正面では妻が小僧を睨みつけています。

それは正直・・・私にとっても思いもよらない展開ではありました。

私は彩ちゃんから聞いた話から・・・妻は不本意なかたちで小僧に抱かれたにも関わらず、その魅力に抗えないでいた・・・と思っていたのですから。

(しかし、本当のところ有紀は・・・小僧の虜になってしまったわけではなかったんだ・・・)

妻が見せてくれた態度に私はホッと胸を撫で下ろしていました。

しかし悠長に構えている場合ではありません。

小僧は「やれやれ・・」

といった調子で呆れたような態度を見せると、手にしたコンビニ袋を地面に落とし・・・

「おめーなぁ・・」

そう言いながらゆっくりと妻に近づいていっているではありませんか。

(マ、マズイっ!・・・)

私は妻を救いに行こうとドアに手を掛けた、その時でした・・・

「金曜日にクラブで逢いたい。

そのあとは好きにしていいから・・・そう言って電話してきたのは自分だろーがっ!水曜によおっ!」

(えっっっ!????)

思わぬ言葉に・・・私の体はドアに手を掛けたまま固まってしまいました。

(水曜って!?・・・)

私は咄嗟に助手席にいる彩ちゃんを見ましたが・・・彼女も驚いている様子で、

「た、たしかにいませんでしたけど・・病院に行ったって聞いたし・・・ま、まさかそんな・・」

慌てふためくように彼女は小声でそう言いました。

しかし、驚愕の事実はなおも続きます。

「たしかに水曜、ここでやりまくったあとでまた金曜にでも遊ぼうぜって言ったわ。

オレからな・・・けど、あの時言ったよな。

嫌ならいいぜって・・・来ねーんなら来ねーで構わねーしって・・・そしたら夜中に電話掛けてきて『やっぱり逢う』って言ったんだろうが!・・・そっちからよ~!」

「・・」

「だいたいな~・・・仕事抜け出してオレの家きて・・・ケツ振りながらヒィヒィ言って喜んでるような女がいまさら何カッコつけてんだよ?あぁ?・・・旦那が寝たの見計らって、夜中に掛けてきて・・・『声が聞きたかった・・・』『その声だけで濡れちゃう・・・』んなこと言ってるヤツがいまさら何ぬかしてんだっ!」

小僧の信じられない一言に私は言葉を失いました。

(そ、そんな・・・有紀・・・冗談だろう・・・俺が寝てるのを見計らって・・・あいつに電話を?・・・)

しかし、小僧の言葉は私でなく妻へと向けられたものだし、なにより小僧は私たちが同じ場所にいることに気づいていないのです。

小僧が嘘をついている、いや嘘であって欲しいというのが私のその時の心境でしたが・・・しかし、何も言わない妻を見て・・・私はそれが真実であること知りました。

「イヤだの何だの言って・・」

小僧は苛立った表情で妻に近づくとおもむろに胸倉を掴み、タンクトップをきちぎらんばかりの勢いで下にグッと引っ張ります。

「じゃあ何でオレのリクエストどおりノーブラで来てんだよっ!」

伸びきった服の間から両の乳房が見えます。

嘘だろ!?と思いましたが小僧の言うように・・・妻はブラジャーを着けていませんでした。

小僧は伸びきった服の隙間に手を差し込いれると片側の乳房を剥き出しにさせます。

さらに・・・

「下だってよ~!・・」

小僧は妻のベルトに手を掛け、カチャカチャと手際よく外しにかかります。

(ま、まさか・・そっちも・・・なのか!?・・・)

ベルトに次いでジーンズのボタンが外され、ファスナーも・・・

小僧は腰にフィットした妻のジーンズに手を掛けると膝元まで一気に引き下ろしてしまいます。

するとすぐに黒い茂みが現れ・・・

「ほらな・・・ノーパンじゃん!」

黒い茂みを晒したまま立ち尽くす妻に小僧の言葉が突き刺さります。

小僧は手を伸ばすとはみ出させた妻の胸と黒い茂みを弄りはじめ、

「泪姉だって期待してたから言われたとおりの格好で来たんだろう・・・えぇ?・・」

顔を寄せてそう言いました。

そしてうつむいて佇む妻の手を取ると自分の肉棒を握らせます。

「オレのもう熱くなってんのわかんだろ?・・・ブチ込みたくてたまんねーんだぜ・・・なぁ・・・だからよぉ・・・早いとこ部屋行って・・」

しかし、妻はその言葉を遮るように・・・

「じゃあ、どうして・・」

「あ?・・」

「じゃあ、どうして来ないなら来ないでいいなんて言うのよっ!あたしじゃなくても他の人がいるからいいって・・・そういうことでしょっ!」

「あ・・・い、いや・・・それはさ」

「あ、あたし・・・ヨウ君に誘われて嬉しかった・・・また抱いてくれるんだって思って・・・なのに・・・なのに・・・なんで・・」

妻は涙を流しながら叫ぶように言いました。

「あたしにもう魅力がないって・・・そうなんでしょ・・・あたしはヨウ君にためならって・・・そう思って・・・うぅ・・えっく・・」

「いやいや・・それはだから誤解っつうか、言葉のアヤってやつでさぁ~」

泣きながら訴える妻とは対照的に小僧の方はニヤニヤと笑みを浮かべて妻の機嫌を取ろうとしますが、妻は聞く耳を持ちません。

ならばと小僧は腰に手を回して引き付け、強引に妻の唇を奪いました。

「んんッ!・・・うッ!・・・んぅぅっ!」

妻は抵抗しながら空いている片手で小僧の胸板を押し、引き離そうとしますがそれも丸太のような太い腕で掴まれ阻まれてしまいます。

「んんんッ!・・・んんッ!・・」

妻は掴まれた手を振りほどこうと震えるほど腕に力を込めますが、それも弱々しいものとなり・・・やがて・・・まるで力が抜けたようにダラーンとしてしまいます。

そしてほどなくすると・・・

チャプチャプといった音が私たちの乗る車内にまで聞こえはじめました。

さきほどまでの抵抗もどこへやら・・・妻の表情もさきほどまでの険しいものと違って、うっとりとしたものへと変わっていっていました。

妻は小僧のキスを受け入れてしまったのです。

二人は一度キスを止めて、何事か話したあと、

「ほら・・・顔上げろって・・・泪姉・・」

小僧はそう言って妻を抱きしめ、顎に手を掛けると上を向かせ、2、3回軽くキスをします。

そして囁くように小僧が耳元で何かを言うと妻はウンウンとうなずき、ゆっくりとその手が小僧の背中へと回されました。

「あぁ・・・ヨウ君・・」

小僧が顔を寄せると妻はそっと目を閉じ、再び小僧の唇を受け入れました。

「ん・・・んん・・」

小僧と妻は・・・生々しい音を立ててお互いの唇を求め合っています。

妻の両手は小僧の丸々と太った体を抱きしめ・・・小僧は小僧でキスをしながら尻を愛撫したり、むきだしになった妻の乳首をコリコリと摘んで刺激を与えたり・・・

半裸状態の二人が激しく舌を絡めあいながら求めあうその様は、恋人同士と言ってもおかしくないぐらいのもので・・・

目の前で繰り広げられる光景に私は激しく混乱し・・・同時に・・・興奮も覚えました。

「んはぁ・・」

やがて口を離した妻は小僧を一度抱きしめたあと、

「あぁ・・・ヨウ君・・・好きぃ・・」

そう言って小僧の顔や耳、首へと舌を這わせはじめます。

「気持ちいい?・・・ねぇ・・ヨウ君・・・気持ちいい?・・」

「いいわ、そこ。

マジで・・・泪姉・・・やっぱ上手ぇよ・・」

「もっと気持ちよくなって・・」

おそらくモードが入ってしまったのでしょう。

(ムカつきますが)妻は小僧に媚を売るような仕草を見せ・・・ブヨブヨに弛んだ胸板や脇などといった場所も唇と舌を駆使して丹念に愛撫していきます。

下腹部を舐めながら徐々に下がっていき、地面にひざまづくと・・・小僧の短パンを下ろして目の前でわななく小僧の肉棒を見つめます。

「ヨウ君の・・・大きい・・・本当に・・」

「俺様はいつでも元気だからなっ!」

「そうね・・・いつも・・・素敵・・」

「へっへっへ・・」

小僧は自分の肉棒から溢れ出る透明の粘液を親指で掬うとそれを自分の足元にひざまづく妻の唇へと持っていきます。

小僧の意図が分かったのでしょう。

妻は目を閉じてそれを受け入れ・・・

「あぁ・・」

粘液が着いた小僧の指が右から左へ、ゆっりと唇をなぞるのに合わせて声を漏らし・・・小僧の手を両手で握り締めると、その親指を愛しそうに口へと含むのでした。

その様子を楽しそうに見た小僧は、

「指じゃなくて・・・もう一個の方・・・しゃぶりたいだろ?」

ニヤニヤしながらそう告げます。

「うん・・・しゃぶりたい・・」

「何を?・・・言ってみろよ、泪姉・・」

「ヨウ君のオチンチン・・・大きくて・・・悪いことばっかりするオチンチン・・」

妻は小僧を見上げ・・・とてもいやらしい笑み(本当にいやらしい感じでした)を浮かべます。

「んじゃあ・・・何をどうしたいか・・・続けて言ってみろよ・・」

「ヨウ君の大きなオチンチンをおしゃぶりしたい・・・あたしの口で気持ちよくなって欲しいの・・」

「オッケー!」

ぐっと腰を突き出して催促する小僧を妻はじっと見上げ・・・小僧に見せつけるようにゆっくりと・・・巨大な肉棒を口に含みます。

「んっ・・」

妻は根元まで咥えると同じようにゆっくりと引き抜き、もう一度唾液にまみれた小僧の肉棒をゆっくりと咥える。

そんな動作を繰り返します。

そして口内の奥深くにまで含むと舌を使って愛撫しているのでしょう。

「んふっ・・・んんんっ・・」

妻は根元まで咥えた状態のままクチュクチュと音を立てて小僧に奉仕します・・・

「おお・・・いいね・・」

そして一旦引き抜くと今度は舌を伸ばしてペロペロと舐めはじめました。

それはまるでキャンディーを味わうかのような感じで・・・妻は小僧の肉棒を思う存分に味わっているようでした。

そんな妻に小僧は、

「オレの・・・悪いオチンチンなんだ?」

笑いながらそう問いかけます。

妻は鼻息を漏らしながらウンウンとうなずき・・・

「そう・・・あたしを泣かせる・・・悪いオチンチン・・」

と、言いますが・・そう言いながらも片手で小僧の袋を揉み・・・

「でも・・・大きくて・・・硬くて・・・大好きよ・・・ヨウ君の若いオチンチン・・・味も・・・匂いも・・・全部好き・・」

妻は小僧の肉棒を掴むとそれで自分の顔をペチペチと叩き・・・

「嬉しいよ・・・ヨウ君のオチンチン・・・こんなに固くなってくれて・・・あたし、嬉しいよ・・」

妻はそう言うと愛しそうに小僧の亀頭にチュッチュッとキスの雨を降らせ・・・鈴口に口を寄せると漏れ出る粘液を音を立てて吸い取りはじめます。

これには小僧も驚いたのか、

「泪姉・・・そんなのすんの初めてじゃね?マジで今日ノリノリじゃん!」

大喜びでそう言います。

「へへへ・・・ひょっとしてそれ旦那にいつもやってんの?門倉スペシャルって感じ?」

「ううん・・・旦那には・・いや、誰にもしたことない・・・ヨウ君が初めて・・」

「マジぃぃぃ!?」

本当です。

私はそんなことしてもらった経験、一度もありませんでした。

「やっぱ泪姉・・・オレに相当惚れてるな・・」

「うん・・・惚れてる・・」

妻は小僧の肉棒を唇でついばみながら答えます。

「誰のチンポが好き?」

「ヨウ君・・・世界一好き・・」

「旦那よりも?」

「うん・・・旦那よりも・・・今まで付き合った男と比べても・・・ヨウ君が一番よ・・」

話してるうちに興奮してきたのか、

「あぁ・・・ヨウくぅぅぅん!」

妻は叫ぶようにそう言うと再び小僧の肉棒をしゃぶりはじめました。

私と彩ちゃんの数メートル手前。

薄暗い駐車場の中で妻は小僧の足元にひざまづき、奉仕に明け暮れていました。

袋をペロペロと舐め・・・玉を口に含むと優しく転がすように愛撫し・・・ぶよぶよの腹にくっついてしまうぐらいの勢いで反り返った肉棒を下から上まで・・・何度も何度も丁寧に舐め上げます。

ビクンビクンと小僧の肉棒が震えれば嬉しそうな吐息を漏らし、その先端から粘液が溢れてくればそれをチュパチュパと愛しげに吸い取ります。

「ヨウ君・・・今日はどっちを先に出したい?・・・精子?それとも・・・おしっこ?」

優しく小僧の肉棒を扱きながら妻が言います。

「あ~運転してる間に小便溜まっちまったけど・・・やっぱでもザーメン先に出してーかな!」

「うん・・・わかった・」

妻は小僧の腰に手を添えると再び肉棒を口に咥え、頭を前後にさきほどよりも早く動かし始めました。

「いいわ、泪姉・・・熟女のフェラテクたまんね~・・」

目を瞑った小僧が気持ちよさそうに言います。

「けど、小便までおねだりされるなんて思わなかったぜ!・・・泪姉、マジでドMになってきたな・・・けへへ・」

「君がこうしたのよ・・・ヨウ君があたしを変えたの・・」

妻は頬をすぼめ、小僧を絶頂に導くべく頭を前後に一層激しく揺らしはじめます。

「んッ!・・・んふッ!・・・んんんッ!・・」

頭を振りたてる妻に小僧は「どスケベ女」

「淫乱」

などといった言葉を投げかけ、妻も時折小僧を見上げ、その言葉に応えるかのようにいやらしく・・・心を込めて奉仕します。

そして・・・

「あぁ・・・いきそうになってきた・・・どこに出されたい?泪姉・・・いつもどおり顔だろ?・・顔だよな!・・」

「んっ・・・んんッ!」

妻は首を上下に揺らして小僧に返答すると肉棒を一度口から出し、片手で扱きながら先端をペロペロと舐めたりついばんだりしはじめます。

「出すぞ・・・泪姉・・・出すぞッ!」

「ちょうだい・・・ヨウ君の精液・・・濃いヤツ・・・たくさんっっ!・・」

「あぁ・・・いくッいくッ・・・ウッ!・・」

短い声と同時に肉棒がブルっと震えた次の瞬間・・・見るからに濃度の高い・・・白い粘液が妻の顔へと飛びました。

一回・・・

「あっ・・」

二回・・・

「あぁっ・・」

三回・・・

「あぁぁぁっ!・・」

若さ漲るといった感じで放たれたそれを・・・妻は目を閉じたまま受け止め、

「熱いわ・・・とっても熱い・・・ヨウ君の・・・精液・・」

逞しい男を満足させた喜び・・・そして、その男から御褒美をもらった余韻に浸っている。

とでもいったところでしょうか。

妻は充足感に満ちた声を漏らします。

目の前で繰り広げられる非現時的な光景に屈辱感と無力感を感じ、心を苛まれていましたが・・・そんなことはどこ吹く風。

小僧は恍惚とした表情を浮かべて足元にひざまずく妻の髪を掴むとぐいっと上を向かせ、自分の股間に引き寄せました。

あろうことか、小僧は・・・いまだ唾液と白い粘液で光る肉棒を妻の顔に擦りつけはじめたのです。

「にひひッ!・・・ひひひひッ!・・」

小僧は思うままに腰を振りたて、妻の顔全体を汚していきます。

傍若無人に肉棒を擦りつけられる妻はまるで・・・小僧の肉棒を綺麗に磨く雑巾のようでした。

前後に・・・上下に・・・果ては円を描くように回して・・・小僧は妻の髪の毛を鷲掴みにし、まるでバスケットボールでも扱うかのように妻の顔を自分の股間に擦りつけ、サディスティックな喜びに浸っていました。

それでも妻は何も言わず、それらの屈辱的行為を受け入れ・・・小僧の「お掃除しろ」

の言葉に舌を伸ばして応えます。

(有紀・・・お前・・・こんなこと何回もされていたのか?・・・だからそんなに素直に・・・受け入れてしまうのか?)

そう思わせるぐらいの従順振りでした。

私は・・・妻が徹底的に小僧に調教(という言葉が正しいのかはわかりませんが・・)させられてしまったということ。

そして、私では到底思いつかないであろう屈辱的な行為を妻が受け入れてしまったということに心が折れそうになってしまいました。

しかし、小僧が与える屈辱はこれで終わりではなかったのです・・・

小僧が満足したように一息ついた、その時でした。

「こんな夜中にお盛んなことだねぇ・・」

アパートの暗がりから・・・女の声が聞こえてきたのです。

妻は咄嗟にジーンズを上げ、伸びきったタンクトップを隠すように体を両手で覆って身をこわばらせます。

小僧の方も・・・睨みつける表情で声のした方を見つめますが・・・

「それも夏とはいえ屋外で・・・えぇ?・・・ヨウちゃん・・・くっくっく・・」

声の主が分かったのか、ニヤリと笑みを浮かべます。

「覗いてたのかよ、趣味悪いな・・・稲さん(笑)」

「覗いたりしないわよ~。

大きな声で騒いでいるから聞こえてきたってだけで・・・まあもっとも・・」

ザッザッという足音と共に声が近づいてきます。

「この近所にゃあ、あたしとあんたしか住んでないから関係ないけどね~!」

そう言って暗がりから現れたのは・・・見た感じ50代後半から60代の中年女性でした。

妻は不安そうに「誰なの?誰なの?」

と小僧にしがみついて聞きますが、小僧は・・・

「さっき言ったろ・・・オレが用意したスペシャルな催し!・・・へっへっへ・・」

振り向きもせず、よこしまな笑みを浮かべてそう言いました。

小僧と妻の前に現れた中年女性は背が低いわりに恰幅のある、俗にいう豆タンクといった体型で・・・パンチパーマ風の髪型も相まっていかにもオバちゃんという感じでした(こいつもとんでもないヤツだったので以降、ババアと呼称します)。

「で、ヨウちゃん・・・その女が例の・・・泪姉?」

一重まぶたに離れた目。

出っ歯で歯並びも非常に悪いブサイクなババアは腕組みしたまま小僧にそう言うと視線を妻へと向け、値踏みするように上から下まで見つめます。

じいっと見ながらも口角を上げ不気味な笑みを浮かべるババアの目線に不安な物を感じたのか、小僧の後ろに隠れて、

「よ、ヨウ君・・・どういうこと?・・・だ、誰なの?この人・・」

と怯えるように言いますが小僧は耳を貸しません。

「ふ~ん・・・40代って聞いてたけど・・・思った以上にキレイだねぇ・・」

舐めるように妻を見つめたババアが小僧に言います。

「へへへ・・・いい感じっしょ?」

「あぁ・・・ヨウちゃんよくこんなの引っ掛けたねぇ・・・写真よか全然いいよ・・・全然いい・・」

そこまで言うとババアを視線を小僧から妻へと移し、

「おいしそうだよ・・・この子はさぁ・・」

ババアの舌なめずりするような表情に妻は嫌悪感を露わにし、

「ヨウ君!説明してッ!・・・誰なのよッ?・・どういうことッ!」

小僧の腕をぐいぐい引っ張りながら問い質すと小僧はかったるそうに・・・

「同じアパートに住んでる稲美さ~ん。

オレは稲さんって呼んでっけど~」

「そ、その人がなんであたしのこと・・」

「ん・・・いやぁ稲さんに泪姉のこと話したらすんげー興味持っちゃってさ・・」

「き、興味って・・・なんでこの人があたしに・・・だ、だって・・・この人、女じゃ・・」

するとその言葉を遮るように・・・二人の真ん前にまで近づいたババアが・・・

「にっぶい女だねぇ・・・あたしゃあ女に興味があるってこと・・・その歳ならそれがどういう意味か・・・そんぐらいわかんだろう?・・」

「ま、そういうこと・・・稲さんに写真見せたら会わせろ会わせろって超燃えちゃって・・・そのうち、なんかオレも泪姉がレズられるとこ見たくなってさぁ!」

「な、何言ってるのよ・・・じょ、冗談でしょう・・」

「マジよ、マジマジ!大マジだって!」

「ど、どうして!?・・・どうしてそんなことっ・・・あっ!」

妻が言い終わらぬうち、小僧はさっと妻の後ろに回りこむや両腕を背後から抱え込み、身動きを取れなくします。

「ちょっと・・ヨウ君ッ!・・・離してッ!・・・ヨウ君ッ!」

妻はもがきながら首を後ろに向け抗議します。

しかし・・・

「泪姉さぁ・・・なんでも言うこと聞くじゃん、オレの・・・なんかそれ最近刺激がなくなってきたっつーか・・・もっと泪姉がマジで嫌がるようなことしてさぁ・・・刺激が欲しくなったっていうの?・・・そんな感じ~」

「それがどうしてこの人とっ・・」

「だって稲さんならマジ無理じゃん、泪姉!」

「ヨウ君っ!なに言って・・・え!?」

思いもよらない違和感を感じた妻がハッとしたように正面へ向き直ります。

そこには目と鼻の先にまで近づいたババアの姿がありました。

「あんたのご主人様である男がああ言ってんだ・・・大人しくあたしに抱かれな・・・カッコつけてないでさぁ!」

ババアはビロビロに伸びきっている妻のタンクトップに手を掛け、

「すっぽんぽんにしてやるよッ!」

一気に引きちぎります。

「ぃやああああぁぁぁ!・・」

妻がババアの毒牙に掛かった始まりでした。

「ひゅう~・・・いいおっぱいしてるじゃないか・・・小ぶりだけど歳のわりには垂れてなくって・・・いいわねぇ・・」

「やぁ・・・見ないでっ!・・」

ババアが舐めるように視姦する中、妻は小僧の手を振りほどこうとしたり、ババアの視線からなんとか胸を隠そうとしたりと空しい抵抗を続けます。

「無駄無駄・・・下らない足掻きはやめとくんだね・・」

「うるさいっ!・・・このババアッ!・・・見るなッ!・・・あっち行けッ」

「ハッ・・・ヨウちゃんの言ってたとおり気の強い女だねぇ・・・あたしゃあ、ますますソソられたよ・・・けどねぇ・・・あたしゃあ、あんたの裸もう何度も見てんだよ~」

「そんなわけないでしょ!・・・嘘ばっか言ってんじゃ・・」

そこまで言って妻はハッとしたように口をつぐみます。

何か疑念のようなものが湧いたのでしょう。

おそるおそる後ろにいる小僧を振り返ると、

「正解ッ!・・・あんたがこのアパートでヨウちゃんに撮らせた写真・・・あたし全部見ちゃってんだよね~・・・やらしいパンツ履いてケツの穴晒してるとこも・・・足おっぴろげてオナってるとこも・・・あんたの恥ずかしい写真・・・ぜ~んぶね!」

「嘘でしょ・・・ヨウ君・・・嘘でしょ・」

ニヤニヤと笑う小僧の顔を見れば答えなど分かりそうなものなのに・・・それでも妻は小僧に何度も問いかけます。

しかし・・・

「嘘かどうか教えてやるよ・・・ほら、これ見てみなッ!ほれッ!ほれッ!」

ババアは携帯を取り出すと液晶画面を妻に見せつけます。

私たちの位置からはそれがどのような物かは判断できませんでしたが、見せられた瞬間、妻の顔はいまにも泣きそうな顔へ変わり、

「あぁぁぁ・・・嘘よ・・・嘘っ・・・あぁぁぁぁ・・」

「嘘なもんか・・・ヨウちゃんから貰ったあんたの写真の中の一枚だよ・・・まぎれもない本物さ・・・なんなら他のも見るかい?・・・くっくっく」

「いやぁ・・・いやぁ・・」

妻はすっかり取り乱していましたが、それもババアは手を緩めず、

「あたしはこの写真のあんたが一番のお気に入りでねぇ・・・待ち受けにしてるんだ・・・このいやらしい表情して足開いてるあんたの姿・・・たまらないよ・・・もちろん眺めてるだけじゃなくて何度も想像して使わせてもらったよ・・・こんな風にね・・」

ババアは液晶画面を口元へ寄せると思わせぶりに舌を出します。

すぐに妻はババアがどのようにしていたのかが分かったのでしょう。

「いやぁ・・・やめて・・・やめてよぉ・・」

しかし・・・

「ジュル・・・ジュル・・」

ババアは液晶に映る妻の写真を音を立てて舐めはじめます。

「いやぁぁ・・・ヨウ君・・・止めさせて・・」

しかしババアは根っからのSなのでしょう。

妻の目と鼻の先まで近づくとさらに見せつけて、

「いやじゃないよ・・・ほれ、もっと良く見な・・・ほれ!」

「ぁぁあああぁ・・・ヨウ君・・・ヨウく~ん・・」

「はっはっは!・・・いい声だねぇ・・」

そう言って嘲るように笑います。

そして携帯を仕舞うとゆっくりと手を伸ばし、

「いままでオカズにしていた、あんたのこの体・・・今夜からはマジであたしのモンになってもらうよ・・・くっくっく・・」

「ぁぁあああ・・・触んないで・・・触んないで・・」

そんな妻の願いも空しく・・・ババアの手は妻の胸を揉みはじめたのでした。