- 第1章
- 私の妻の職業は「愛人」である。
それも複数の男たちの。
普段はとてもいい妻で、母親だ。
ちなみに子どもは小学生と中学生。
二人とも男子だ。
私の職業は芸術家で、主に専門は彫刻だが、絵も描く。
20年前に全国的な展覧会で入賞して注目された。
以来、作品が全国の自治体や美術館などに買われるようになった。
絶頂の頃に妻と知り合い-結婚したが、次第に人気が無くなって、今や個展を開いてもなかなか作品は売れず、10年前からとある私立高校の美術教師の職を見つけて何とか食べていた。
だが、調子のよい時に買った贅沢な造りの家のローンや子ども達の教育費が払えなくなったことから、妻が数年前から今の仕事を始めた。
妻とは、私の作品の裸婦モデルをしてくれていた縁で知り合った。
当時アダルトビデオの女優事務所に所属していて、ヌードモデルの仕事も請け負っていたので、そこから派遣されていたのだ。
ビデオはマイナーなメーカーのオムニバス物ぐらいしか出演せず、絵画や撮影会などでのヌードモデルが、主な仕事だった。
当時、妻は父親が経営していた会社が倒産し、母親も病気だったため、家計を支える必要があったらしい。
だが、父親も母親も、自分たちが原因とは言え、娘がアダルトな仕事をしていることを世間に知られることに抵抗があったようだ。
それが、私と結婚して引退し、幸せになれると思ったのもつかの間、私の不徳により、妻はもっとアダルトな世界へと足を踏み入れた。
妻の母は2年前に亡くなったが、ある施設に入所している父親の介護費などは、全て妻が面倒を見ている。
レイは今ちょうど40歳。
父親がアメリカと日本のハーフだからか、夫の私が言うのも何だが、かなりの美人だ。
スタイルはバストが爆乳クラスの大きさで、Jカップあるとのことだ。
それでいてウエストは60センチぐらいで、ヒップは100センチと言うから、いわゆるボンキュッボンだと思う。
アダルトビデオの事務所に在籍していた頃も、社長からはメジャーなビデオ作品に出演すればかなりの人気者になれる、と言われていたそうだ。
その妻、レイが、私と子どもたちの窮地を救うために、今、仕事として資産家たちの「愛人」をしているのだ。
妻は当初はもともといたアダルトビデオの事務所の社長の紹介で所属した愛人派遣の店舗経由で愛人をしていたが、そのうち特に妻を気に入った3人の資産家と直接交渉をするようになり、その店を辞めて今に至る。
妻の出勤日は3人とも週一契約らしく、月、水、金なのだが、たまに土日も出勤するのは、その雇い主たちが旅行に行くときなどに同行しているからだ。
雇い主から見れば、愛人が複数人と契約をしていることや週一しか会えないのは嫌だと思うが、妻は家庭があることを彼らにきちんと説明しているという。
独占されると情も湧きやすく、あくまで「ビジネス」としてのケジメをつけるためだそうで、3人ともちゃんと理解してくれているのだという。
私としては、今も意地で高校の美術教師は続けているし、妻のお陰で作品づくりのため費用もかけられ創作に励んでるが、正直未来は見えていない。
妻が愛人をしてどこの誰ともわからない金持ちに日々抱かれていることは悔しいが、何年もこの生活をしていると私も慣れてそれが当たり前になっている。
妻も特に私に愛の言葉をかけている訳ではないが、私や子どもたちとの生活は楽しいし大切と言うし、家にいる時はごくごく平凡で優しい妻であり母だ。
そして私は、妻がどのぐらいのお金をもらっているのか、よく知らない。
だが、私たち家族はかなり贅沢な暮らしをしているし、子どもが連日習い事をしていられるのも、全て妻のお陰だ。
だが妻曰く、相当な金額をもらってはいるが、出勤前の美容代、エステ代、衣装代、普段のジム代などが相当らしく、その美貌とスタイルを維持するにはかなりの費用と努力が必要なのだという。
あとは、その性の技を鍛えるための修練にもお金と手間がかかるのだそうだ。
具体的には、月に一度、とあるソープランドに通い、講習費を払って、伝説と呼ばれた元ソープ嬢の講師からレクチャーを受けている。
私はもちろん夫だから妻とセックスをしたことはあるし、今も時々してはいるが、セックスに関して妻の「凄さ」は感じたことはない。
もちろんあの体は官能的で素晴らしいが、妻は私とするときは特にオーバーに喘いだりする訳でもなく、基本、正常位しかしない。
妻が言うには、「これが本来の私であり、あなたとはプライベートだから、仕事でしていることはしたくない」とのことだ。
本音を言えば、普段仕事で妻がどんなセックスをしているのか、見てみたい、という気持ちはあるが、妻は仕事とプライベートの区別をはっきりさせたいようで、私からそんなことは言えない。
だが、ある日、私はそれを見てしまったのだ。
その日は月曜日だった。
私は車で仕事先まで妻を送った。
その日の妻の装いは、胸元が大胆に開いたボーダーのトップスに、赤のジャケット、黒の長めのタイトスカートだ。
ジャケットから見えるトップスは腰のスカートのベルトでギュッと占められているから、バストの大きさが強調されている。
長い首には細めの黒いチョーカーが巻かれ、両耳にはゴールドの大きめのイヤリングが輝いている。手にはグッチのバッグ。恐らく50万円はするだろう。
もちろんバッグだけでなく、身に着けている物全てが高級ブランド物だ。
芸術家の私が見ても、コーディネイトはバランス、華麗さにおいてパーフェクトだが、大きく開いた胸元から割れ目が見えるセクシーな演出が、余計に妻の妖艶さを際立たせる。
メイクはいつもより濃い目で、くっきりと引かれたアイシャドーのラインと、ラメが入ったピンクのルージュがまた男心をそそる。
妻は普段は助手席に乗るが、職場へ私が送る時は、必ず後部座席に乗る。
私はバックミラーで美しい妻をチラチラ見ながら、後ろから漂う甘美な香水の香りに、少しクラクラしてしまった。
こんなに妖艶でセレブな女性を車に乗せて走っていると、優越感と同時に、実は夫であるのに、使用人の運転手になりさがったような気がして、卑屈というよりは、少しゾクゾクする自分を発見し、驚くことがある。
その日、私はその曜日のルーティンである、高級ホテルの駐車場に車を停めて妻を降ろした。
「ありがとう。帰りは多分会長さんが車を出してくれるから要らないわ。いつものように、かなり遅くなると思うから、子どもたちの晩ごはんはお願い。じゃあね」
そう言って妻は車を降りると、シャナリシャナリとエントランスへ向かった。
私はそんな妻の後ろ姿をボーっと見送りながら、これから見知らぬ金持ちのジジイに美しい妻はどんなことをされるのだろう…とぼんやり考えていた。
すると、私はいきなり初老のスーツ姿の男に声をかけられた。
その男は、名のある会社の会長秘書という名刺を差し出し、私に「レイ様の御主人様で間違いはございませんか?」と丁寧な物言いで聞いてきた。
私はその男とホテルの一室で話すことになった。ロビーでない理由はすぐにわかった。
いろいろと話を聞いたが、その男は妻の雇い主である会長の最側近である秘書で、要はその会長が変態で妻との性行為を妻に内緒で妻の夫である私に密かに見られたい、ということだった。
私が疑問に思ったのは、もうずいぶん経つのに今なぜ?ということだった。
男の説明では、会長は前々から思っていたが、私が信用できる人間かどうか「失礼ながら調べさせて頂きました」そうで、私はその後も秘密情報保持の同意書を複数書かされた。
考えてみるとコンプライアンスが厳しい今の時代、地位と名誉ある者が愛人を囲うなど、リスクがありすぎる。
だからその会長だけでなく、他の2人も、妻の事は徹底的に調査したうえで契約書も交わしているのだ。
だからこの時私は「これは契約違反にならないのか」と男に確認したが、男によると「プレーの範囲だからならない」とのことだった。よくわからない。
しかし、そのリスクを犯してでも、妻を愛人にしたい、という男たちがいるのは、よほど妻が魅力的なのだろう。
それが妻の官能的で見事な容貌だけでなく、その性技においての類まれな能力と技能に依るということを、私は後に絶望的な程に思い知る。
そしてこの時の私は、そんな後悔とも歓喜とも言えない、いや絶望とも言える時が来るとも思わず、妻が他の男とセックスしている様子が見られることにワクワクしていた。
あれだけの準備と修練の成果としてのセックスがどんなものなのか、興味は尽きなかったのだ。
男の話では、今妻は、ホテルの別室で会長と早めのランチをしていて、もうしばらくしてスイートルームに移動するから、その隣の部屋に移動してほしいとのことだった。
男について、まず妻と会長が過ごすスイートルームを案内してもらったが、いたるところに堂々とカメラが設置してあって驚いた。
これは会長が妻と会えない日に妻との行為や会話を録画して楽しむためのものだそうで、これも映像や音声を外部に漏らさないことや一定の期間が経つと処分することなどを契約に盛り込んでいるそうだ。
つまり私は隣の部屋からモニターでその様子を見る、ということだ。
部屋に入ると、映画館のスクリーン程ではないが、それでも壁いっぱいのかなり大きなモニターと小さなモニター、全部で3つ設置されていた。
御丁寧にティッシュのボックスも「そんなに要るか?」と言う程大量に積まれていた。
それで男は「ごゆっくり」と言って退散し、私は子どもが帰宅する午後4時前までそこで過ごし、妻の痴態を堪能した。
壮絶で甘美で淫靡で妖艶で…。どんな言葉で表したらよいがわからないが、一言で言うなら「淫乱」これに尽きるだろう。
私は見たこともない妻の姿に身悶え、用意されたティシュボックスをほぼ全部使い果たした。
例えばフェラチオ。まず音が凄い。あれはバキュームフェラと形容するのだろうか。
擬音にすれば「ジュバジュバ」か「ジュボジュボ」か。
妻は喉の奥まで会長の肉茎を咥え込むと物凄い音を立て、恐ろしい吸引力で吸い付き、激しく緩急をつけながら口を上下させた。
そして睾丸の裏まで丁寧に舐め尽くした。
驚いたのは妻の舌で、まるで蛇のように長く鋭利なのだ。
それが巧みに上下左右と動き回り、いきり立った肉茎から睾丸まで男性器の全体を覆うように舐めまわすからされる方は堪らないだろう。
そして私が最も印象的だったのはフェラチオをするときの妻の表情だ。
目を閉じ、何とも言えず恍惚の顔色を浮かべ、時折官能的な吐息と喘ぎ声を放ちながら奉仕に励むその表情からは、とても職業的とは思えぬ情熱と愛情が伺える。
これもプロフェッショナルの技なのだろうか。
その執拗な愛譜は10分程続き、会長は肉茎の先端から白濁液を放出したのだが、妻のラメが入ったピンクの唇がその液体を受け止め、大げさではなく本当に「ゴクリ」と音を立てて飲み込んだ時は興奮した。
だがこんなのはまだ序の口で、これから本当に凄まじい光景が繰り広げられるのだが、どんな様だったかを記すのは、長文になるのと、今は妻の目を盗んで自宅のリビングでこれを書いているので、また次の機会にしようと思う。
ただ言えることは、芸術家の私から見て、その様は「美しい」ということだ。
私は最後には感動の涙を流してしまった。
その夜、帰宅した妻にその「芸術」について語り合えぬことが私は本当に悔しく残念だった。
妻は私が見ていたことは知らないし、私が妻の「仕事」を見ることは妻自身が決して許さない掟としているからだ。
その深夜、私は寝息を立てている妻の側で、妻を見ながら昼間の映像を思い出し、夜が明けるまで何度も自慰行為を繰り返した。
- 第2章
- 妻は現在3人の男と愛人契約を結んでいる。
このうち妻が毎週月曜日に会っている、ある大きな会社の会長と妻の痴態を、
正に中継する形で、大きなモニターで見ることができた。
固定カメラが3台あったようで、モニターもそれぞれのカメラと直結したものが3台あった。
メインとなる大きなモニターはベッドのやや上斜めから、かなり高さのあるごっつい三脚上のカメラから狙った映像のようだった。
あとの2台は、それぞれベッドの左右横の率い位置から、これも三脚で固定されたカメラから狙っていた。
お互いのカメラや三脚が映り込んでいるから、その辺りが良く分かった。
これだけあからさまということは、妻にもバレバレだから、妻は映像を録画していることは承知しているということになる。
その辺りはもともとアダルトビデオの女優やヌードモデルもしていたから抵抗はないのだろう。
映像からはカメラの機種もはっきり分かったが、かなり高額なものだからか、解像度も高く、画質はかなり鮮明だった。
隣室にモニターを設置する手間も含めて、これは映像制作のプロが関わっているに違いない。
常々疑問に思っていることだが、妻への支払いは、会社からなのか、それとも個人からなのか。
またホテル代や、わざわざ自分の変態趣味を満たすために用意した録画の機材費用等はどこから捻出しているのか。これもそんなに低額ではないはずだ。
確か愛人手当は、法律上の呼称は特殊関係人と言うらしいが、特殊関係人への手当が年間110万円を過ぎれば、確定申告が必要なはずだ。
だが、妻への報酬はそんなものではないだろう。
この行為を盗み見るため、私はいろいろと契約書類を書かされたが、ここまでするぐらいだし、いくらお金持ちでプライベートな使用でも、名のある人間が毎月決まった大金を動かす以上は、適正処理はするだろうと思う。
どうして私がこんな心配をしてこの手のことに詳しいかと言うと、もし妻の雇い主たちが愛人を囲っていることで税法上の過失や何かの問題が発生すれば、それは当然妻にも何らかの罰則や追及、引いては妻の仕事を認めている戸籍上の夫の私にも影響するからだ。
妻にそのことを聞くと「その辺りは大丈夫。心配しないで」と言うので信頼するしかない。
つまりは、それだけのリスクを犯しても、雇い主たちは多大なるコストを我が妻の美貌と肉体、性技を一定期間であっても意のままにするため、そこに投資する価値があると判断している、ということだろう。
夫である私としてはこの上ない光栄なことなのだろうが、素直には喜べない。
巧みな口淫で、会長の肉茎から絞って精液を採取し、マイク音でもはっきり分かる音を立てて飲み込んだ妻は、やがて会長の裸体の全身を、これまた鋭利な蛇の如き舌先で舐め回し始め、時折音を立てながら吸い始める。
擬音にすれば「チュウチュウ」あるいは「チュパチュパ」か。
その口技は会長の右乳首から左乳首へと推移し、やがて胸から首筋、口同士を強く吸い付けあって舌と舌を絡ませる濃厚な接吻となり、再び口による舐めと吸いあげる行為が胸下、ヘソ、下腹部へと至り、再びその淫口は肉棒がそびえる陰部へと向かう。
会長は見たところ60代半ばだろうか。
尊顔はカメラの角度もありよく見えないものの、毛髪はほとんど無く年相応な感じだが、肉体は年齢の割にかなり鍛えてるように伺え、特に肉茎、肉棒はもしかしたら私よりかなり逞しく張りもあり大きさ太さ共に嫉妬する程立派だ。
その会長が、妻の巧な舌と口を駆使した性技を繰り出され、時折「うっ」「おっ」「ああ」「おお」等々の呻き声を思わず放っている。余程の快感が肉体の底から湧出していると推察される。
会長の肉体に、いわゆるキスマークと呼称される痕が付着し、その周りには色濃く唇に塗ったルージュによるラメの光沢が入ったピンク色の痕跡も残っていく。その痕跡がまるで万華鏡の如く模様のように肉体というキャンバスに広がっていく様に、私は卑猥なだけでなく、芸術的で気高い印象を受けた。
この行為による快感の湧出に耐えられないのか、会長の肉体は少し小刻みに震え始めると、やがて白濁液を放出したばかりのはずの肉棒が、再度の膨張と起立の様相を見せ始めた。
「ウフフ、さっき汚いザーメンを出したチンポがもう大きくなった。もうすぐこれが私のオマンコに入るのよ。想像するだけでイキそうだわ」
妻は誰が見ている訳でもないのに(実際は夫が見ているのだが)そう声を潜めて会長の耳に唇を近づけ、フッと吐息をかけると小声で囁いた。
マイクの感度も良いのか、その小さな声もスピーカーから鮮明に聞こえてきたが、普段の妻なら絶対に口にしない「チンポ」という言語を口にし、その音声が私の耳に飛び込むだけで私は興奮した。
すると妻は会長の全身を愛撫しながら、右手で会長の肉茎を根元から先端まで、触るか触らないかの微妙なタッチで数十秒に渡って上下しながら触れたと思ったら、一気に親指と中指で輪を作ると高速で亀頭部分を囲い込んで小刻みに上下させて刺激し始めた。
「うう!」ひと際大きな会長の呻き声が響いた。
「いい鳴き声。もっと鳴いて!もっとあなたのいやらしい声を私に聞かせて!いつもは大勢の社員に偉そうに命令してるあなたの、卑猥な声を聞かせなさい!」
「いい!気持ちいい!」
「どこが気持ちいいの!はっきり言わないとわからないわよ!」
「お、オチンチンが、気持ちいい!気持ちいいのお!」
威厳ある風格の会長が、いきなり「気持ちいいのお」という女言葉で絶叫したことに私は驚愕したが、その表情は恍惚としてるので、余程の快感なのだろう。
妻は家庭ではいつも優しく、普段はこんな乱暴な物言いは絶対にしない。
ましてや私とセックスする時に、まず妻が責めることも無い。
だから、これがあの妻と同一人物なのだろうか、と私は疑ってしまったが、映像を見ると確かにそれは私の妻だった。
「よく言えたわ。ご褒美をあげなきゃね」
妻はそう言い放つと、会長に四つん這いになるよう指示をした。
会長がまるで犬のように情けない四つん這いの格好になると、妻は仰向けになって会長の足元からその下に潜り、そのJカップのたわわに実った両乳房でいきり立った肉棒の茎から先端をすっぽり覆うと、両手で上下横に擦り始める、俗に言う「パイズリ」なる行為を始めた。
そしてその美しい顔を起こすと、その唇で剥き出しになった会長の睾丸にキスした途端、いきなり強く吸い付き、睾丸を巧に上下の唇で揉みあげながら、あの蛇舌で巧みな刺激をタマタマの表面に与えているようだった。
「おう!おう!おう!」
左右の睾丸を交互に刺激していると、会長が往年の名野球選手名を喚起させる叫び声をあげ始めた。
すると妻はその声に呼応するように再び肉棒を擬音で表現すれば「ジュバジュバ」という激しい音を立てながらしゃぶり始めた。
この間、会長は妻の執拗な愛撫を受けながら、妻の陰部に顔と口先を近づけようと必死に首を下に傾けようと努力しているようだが、どうしてもあと数センチ足りないようで、聞き取れない呻き声をあげながら必死で首を曲げている。
そのうち、また社長の放出感が高まってきたようで「レイ、出そうだ。堪らない。もう限界だ」と妻の名前を口にしながら訴えた。
私としては、妻の名前を他人が呼んだこの瞬間、嫉妬の炎に焼け死にそうな感覚が急激に湧き上がり、ここでその日何度目かの射精をした。
その量たるや、人生における私の自慰行為の歴史において、いやセックスの歴史上においても最高量であっただろう。
「ウフフ、もう出るの?情けないわね。どうする?このままイク?出したらあなたのことだから、今日はもうオマンコはお預けね。どうするの?」
「い、入れたい!」
「何、その頼み方は!人にお願いする態度じゃないわね!」
雇い主に対してこのような物言いをするのは社会的には非常識だとは思うが、これもいわゆるプレー、つまりは快楽を求めるために同意の上の事であろうことは容易に推察できる。
「お願いします!レイのオマンコに入れさせてください!」
「レイ様でしょ!全く何度言ったらわかるの!」
「レイ様、お願いします!」
「仕方ないわね。じゃあ、今度は私を気持ちよくさせて」
そう言うと、妻は会長の横で、仰向けになりました。
会長は慌てて起き上がると、妻の両足を持ちあげ、その鮑の如き陰部を露わにして、その口でむしゃぶりつき、夢中で舐め始めた。
「いいわあ!気持ちいい!上手になったわね!私が教えた甲斐があるわ!」
会長は擬音で言うと「ジユブジュブ」と音を立てて、舐めていたが、そのうち妻の陰部からどんどんと液体、俗に言う潮が泉のように溢れ出し、ベッドのシーツはみるみるうちに濡れ、水溜まりが出来るほど放出された。
「ああ!オマンコいい!イク!イッちゃう!」
妻は、長年一緒に暮らし、何度も何度も妻とセックスもしたことがある私が初めて耳にするそんな激しくも大きな喘ぎ声を口にしながら、禿げて毛髪が殆ど無い会長の頭を両手で押さえつけ、自分の陰部に抑えつけた。
仰向けになっても、妻の乳房は全く形が崩れない。
その見事なお椀型で両乳房とも、乳輪は周辺部から中心部に向けて肉が異様な盛り上がりを見せており、その先端にある乳首は、鋭利にそそり立っている。
大きいだけでなく、この二段構え、三段構えとも言える乳房のフォルムは、芸術家の私が見ても特異かつ造形美に満ちており、私は妻の性格もだが、その顔立ちを含む容姿の「美」に惚れ込んで結婚したとも言える。
妻が両腕を思いっ切り伸ばし、その手で会長の禿頭を掴んで抑え込むと、余計にその美しい両乳房が天井へとせりあがり、快楽に顔を歪ませ恍惚かつ歓喜の声をあげながらも口端からはヨダレも放出する姿は正に「美」そのもの。
私はここで、会長の逞しい肉棒の二分の一程ではないかと思われる我が肉棒の先端から本日、恐らく4度目か5度目かの放出をした。
これもまた何度も放出しているにも関わらず、驚愕的な液体量で、もう3箱目のティッシュボックスが果てた。
「うう!うう!」
そのうち、息が苦しくなってきたのだろう。会長が咽始めた。
すると妻は、先程までの乱暴な言語と態度を一変させ、優しく会長の禿げ頭を撫でながら、その顔を豊満な自らの乳房に埋もれさせた。
「会長様、プレーの一環とは言え、御無礼な物言い、お赦しくださいね」
「いいんだ、レイ。お前のその言葉遣い、肉体、全てが儂を夢中にさせ、生きる意欲と気力を与えてくれるのだ。お前のような素晴らしい女を囲える儂は幸せ者だ。のう、儂だけと専属契約を結ぶことはできないのか」
「それは、言わない約束です、会長」
「そうだったな。しかし、君の旦那さんが羨ましいよ。君を毎日独占し、こんな素晴らしい想いを日常的に味わえるのだから」
「それも以前に言いましたわ。夫は私にとって美という価値観を共にし、生活を支え合う大切で、かけがえのないパートナーであることは間違いありません。ですが、あくまで父や母と同様の家族であり、性愛の対象にはなり得ません」
「それを旦那さんが聞いたらさぞかしショックだろうな」
会長は、私がこの様子を見ていることを前提に、妻に対してこの話題をしていることは明らかだ。
「性愛の対象にはなり得ない」という妻の言葉は確かに衝撃で、私は心の奥底から得体のしれぬ感情が湧き上がるのを感じた。
「それはそうかもしれませんね。彼とは、子どもを授かった時点で、私の中で、性愛をわかちあう感覚を失ったのです。本来は1人目で終わる予定でしたが、彼がどうしても娘が欲しいというので。ですが2人目も男の子でした」
私にとって衝撃的な会話が続いているが、画面の中では、会長は妻のたわわな乳房に顔を埋めたり、時折乳首を愛撫したり、軽い接吻をしたりして、妻は会長の頭を撫でたり、まだまだ固い肉棒を軽く手で愛撫しながら愛おしそうに話している。
「男の子が2人なら、旦那さんはもう1人娘さんを、とは言わないのかね」
「そう思っているようですが、私は息子2人が愛おしくて仕方ありませんし、先程も言いましたが、夫は性愛の対象ではありません。夫の依頼で仕方なく時折体を重ねてはいますが、必ずコンドームでの避妊はさせています。正直、私のオマンコに私の大切な方以外の、要は夫のチンコを生で挿入させたくないのです」
この時、私は不覚にも、この日最高の快感が湧き出て、それもこれまでの量をはるかに越える量の精液量を放出した。
会話中も絶え間なく自らの肉棒を右手で扱いていたが「夫の依頼で仕方なく」で高まり「夫以外のチンコを生で挿入させたくない」で果ててしまった。
私はここで気づいてしまったのだ。
妻が私を性愛の対象にはもうなり得ない、と宣言したことで私は興奮し、射精してしまった。
つまりは私には愛する妻が寝取られることに悦びを感じる性癖があることを明確に自覚し、確信した。
明快に自覚し確信した、と言うのは、実は以前から「寝取られ」に関わるサイトやアダルトビデオを、妻にこっそりと隠れて見たり、やたらに「寝取り」「寝取られ」というワードで検索をしていたのだが、まさか自分が本当に寝取られ性癖があるとは今一つ確信できない部分もあったのだ。
「そんな話はもういいですから、そろそろ挿入しないと、せっかくの勃起が台無しですよ、会長。次イッたら、しばらくは難しいでしょう?」
「おお、そうだな」
「今は正常位がいい?それとも騎乗位?どっちの気分かしら」
「儂がこのまま、上になろう」
「じゃあ、夕食後に、私が上からまたたっぷり淫語で責めて差し上げますわ」
「それはまた今夜の楽しみが増えたな。ではイクぞ、レイ」
「Yes,Comeon my darling,please Fuck me!」
妻は突然の流暢な発音による英語で応えると、その長く美しい両脚を、会長の腰に絡ませた。
会長はその逞しく膨張した肉棒を、一気に根元まで深く妻の膣奥に突き刺した。
「Oh,Yes!Kill me,please!いいの!キテ!キテ!Comeon!」
アメリカ人の血が混じっているとは言え、セックス中に妻が英語を口走ったことなど、私との間では昔も今も一切無い。
これが妻の本来の姿なのだろう。私は敗北感と快感で、またまた私の一物も膨張を始め、私の自慰も激しさを増した。
「おお!おお!おお!いい!いい!オマンコいい!チンコいい!」
妻は今度は日本語で喘いだと思うと、次は英語で淫語を叫び、そのうち何を言っているか聞き取れない言葉を発している。
顔は物凄い形相で、かつ官能的に髪を振り乱し、その美しい唇の端からはまた大量のヨダレ、いや美しい水が垂れ、その淫らな結合部からはまた大量の潮が溢れ出している。
そしてたわわで豊満な両乳房は上下左右に自在に揺れ動き、その百花繚乱な様は、官能的かつ正に究極な「美」そのものだった。
私はその様を思わずスマホで収めたい衝動に駆られたが、それは契約書に違反行為として記されていたことを思い出し、この映像をできる限り網膜と心に刻み込み、この「様」を自分の作品として彫刻にしたい、と心から思った。
そして、会長は激しい腰の動きをしながら妻に覆い被さり、揺れ動く乳房を口で愛撫してからの妻の唇に自らの唇を重ね、激しく舌と妻の蛇舌をねっとりと絡ませながら、絶叫して果て、妻もまた言葉にならない絶叫と共に果てた。
この間、私は連続で数えきれない頻度で射精してしまった。果てても果てても固まりは治まらなかったのだ。
用意されていた大量のティッシュボックスはいつの間にか全箱が空になっていた。
やがて会長は肉棒を妻の膣内から引き抜いたが、そこで私は改めて会長が生で挿入していたことに気づき、妻の淫部から大量の白濁液がツーっと流れシーツ上に垂れ流された時は、先程の妻の言葉を思い出してまた愕然とし、ここでまた放出をしてしまった。
会長に比べると私から放出された液体はもう僅かな量だったが、私の嫉妬心と性欲はもはや完全に連動・連結したようだ。
ここで息子のお迎えの時間が来てしまい、私の幸福な時間はタイムアップとなった。妻と会長は画面から消え、シャワーを2人で浴びているようだ。楽しそうな声と、また淫らな声が聞こえてくる。
恐らくこのあと食事に行き、そのあとは騎乗位を中心とする第2ラウンドが始まるのだろう。
私は教えられた番号で会長秘書に連絡を取ると、部屋へと来訪した秘書から再度契約について説明を受けた。
私が帰宅した後の様子を録画した映像も見せてほしい、と懇願したが、秘書からその申し出を丁寧に断られた私は、後ろ髪を引かれる思いでホテルを後にした。
息子2人を学校まで迎えに行き、そのまま妻が予約してくれたレストランで3人で食事したあと帰宅し、息子たちはそれぞれ宿題を済ませて休んだ頃、妻が帰宅した。
私は何とかいつものように振る舞ったが、寝ている妻を見ていると我慢ができす、あれだけ昼間に出したにも関わらず翌朝まで何度も抜いてしまった。
そして何事も無く日にちが過ぎ、もうあの席には呼ばれないのだろう、と覚悟した頃、あの会長秘書から連絡があった。
その内容は実に驚愕する内容で、次の金曜日の昼間、妻の雇い主3人が、先日のホテルにて一同に集ってランチの会食をするから、その席に私も同席しないか、というものだった。
そして私は着なれないスーツを着て、その席に向かった。そこにはさらに驚愕する出来事が待っていた。
妻はまた別の雇い主と過ごす日ではあるから、まさかとは思ったが、何とそこには妻もいたのだ。
まさか、全てのことは妻も知ってのことだったのか、と思いながら、その席に着くや否や、あの時映像で見た会長が、私に「今日ご主人にお越し頂いたのは、あなたの奥様も同意の上で、あなたに仕事の依頼がしたかったのです」と言い出した。
これから何が始まるのか?仕事とは何か?私の職業は彫刻家で画家、あるいは美術教師だが、もしや?
私の頭の中に、あらゆる疑問が浮かんできたのだった。
- 第3章
- 「し、仕事ですか…」
私の声が上ずった。
私はその日、とある金曜日の昼間、高級レストランの広めの個室に呼び出された。
そこには3人の妻の雇い主と、何と妻自身もいた。
以前映像で見た、その1人であるいちばん年配の、とある大きな会社の会長職にある男性が私に「仕事」を依頼したい、と言い出したのだ。
「そうです。あなたにしかできない仕事です」
その会長が続けてそう私に告げる。
「会長、いきなりその話をするのは不躾ですわ。夫も戸惑っています」
妻がそんなことを言う。まるで家にいる時とは別人の妻が…。
妻は今朝、何事もないかのように家を出た。いつものように着飾って。今日の装いは、タートルネックでノースリーブのチェック柄のインナーに、赤のジャケットとタイトスカート、黒タイツ、ピンヒールというエレガントないでたちだ。
いつもの出勤で、いつもは私が車で送るのだが、その日は私の送迎を断り、ハイヤーを呼んで出勤したのだ。
私は数日前に会長秘書から妻の雇い主3人の会食に来るようにと言われて以来、妻の出勤日にわざわざ3人で食事をする、ということは、妻も同席するのでは、とずっと疑心暗鬼だったが、それは当たりだった。
朝と同じ装いの妻だが、ジャケットを脱いでいるので上半身はノースリーブのタートルネットの厚手の黒いインナーのみだが、この時はもう寒い季節ではあったが、このインナーが肌に密着した、ニット地のビッシリとしたデザインのもので、妻のJカップの爆乳を際立たせていた。
私は、艶めかしい妻の姿を目視しながら、もしかして、妻は私が会長との濃厚な情事を、会長の依頼で盗み見たことを実は知っているのではないか、という疑念が湧き上がっていた。
妻は常々私に「私の仕事には干渉や詮索は絶対にしないで。私は仕事とプライベートを完全に分けたいの。したら離婚も辞さないわよ」と言っていたので、いきなり雇い主3人と私が会う、というまさかの展開に私は戸惑っていた。
「そうですよ、会長、今日はレイさんを愛する男たち全員が集い合い、その喜びを分かち合う、記念すべき日です。これまで3人とレイさんでの会食はたびたびありましたが、今日はレイさんの御主人が出席するという、かつてない趣向じゃないですか。まずは順を追って話しましょう」
こう話したのは、3人のうちではいちばん若そうな男性だった。ずいぶん大柄で、スーツの上からも、人並外れた筋肉質であることが分かる。
後で妻に聞いたところによると、若くしてベンチャー企業をいくつも経営している若手経営者のM氏で、年齢は30代後半、若い頃はラグビーで慣らし、今はボディビルのアマチュア選手として、社会人大会でもたびたび入賞してるという。
「私たち3人は、レイさんの素晴らしい美貌と肉体に対して愛人契約を結んでいる、言わばレイさんのビジネスパートナーです。戸籍上の夫であり、家族であり、レイさんが心から愛する御子息お2人の父親でもある●●さんとは根本的に違います。ねえ、レイさん?」
そう発言したのは、年齢は50代半ばだろうか。これも妻に聞いたところでは、彼はU氏と言い、日本人ではなく、アジアのある国の富裕層の実業家で、現在は日本を拠点としてビジネスを手がけており、日本語が流暢なのは高校・大学を日本で留学生として過ごしたからだという。
「そうですわね。かねがね皆様にお話ししている通り、夫は大切な家族であり、私が死ぬまで、生涯を共に生き抜くことを誓い合った、私にとって唯一無二の、かけがえのないパートナーです」
私は、妻の言葉にかけがえのない喜びを感じた。
「ですが、今日をもって、金輪際、夫とは身体を重ねない、つまりはセックスはしない、と私の大切なセックスパートナーである皆様にお誓いします」
先程の言葉に悦んだ私は、今度は地獄のような境涯に突き落とされた。
「レイ、ど、どういうこと?」
私の声がうわずる。
「私はあなたを愛しています。それは間違いないです。そして、ここにいるパートナーの皆様方も、私は愛しているのです」
「そ、そんな…」
「そんな、とは失礼な!」とU氏が怒り出した。
すると会長が「まあまあUさん、落ち着いて。レイの御主人への言葉を聞きましょう」とU氏を諫めた。
「会長ありがとうございます。あなた、私はあなたの御理解を得て、ここにいる皆様と金銭を伴う契約を結び、性愛行為を通して、身体と身体の交流を深めていますが、皆様とは契約の開始時期に少しの差異があるとは言え、この生活も今年でまる3年を迎えるにあたって、私の心に大きな変化が生じたのです」
「お、大きな変化?」
「ええ。それは、性愛とはその名の通り、性だけでは成り立たず、愛の行為である、ということです。私の肉体は、ここにいる皆様を悦ばせるために努力を続けるうち、私はここにいる皆様との性行為に、次第に大いなる愛が芽生えたのです」
私はもう言葉にならなかった。
「だけど、安心して、あなた。ここにいる皆様方は怒るかもだけど、いつもご説明しているからはっきり言うわ」
妻は言葉を続けた。
「私の心はどんなに私が皆様と性愛行為を重ねたとしても、あなたのものよ。皆様への愛と、あなたへの愛とは、上手く言えないけど、種類が違うの。何があっても、あなたは私の夫であり、結婚式で神様にお誓いした通り、私の肉体が滅ぶまで私の魂はあなたと共にあるわ」
「こんなに情熱的な愛の告白をされて、全く御主人が羨ましい!」
M氏がそう大きな声を出した。
「だったら、俺と今後もセックスをしても…」
「それはできないわ。私の心と身体はある意味分離したの。もう私の肉体を性愛のために捧げる対象は、あなたではなくなったのよ。私が血の滲むような努力を重ねながら、性愛のための肉体と技術を身に着けたことは、あなたが一番よく知っているでしょう?私は家庭では、性愛とは離れて、あなたの良き妻、子供たちの母として生きていきたいの」
この妻の理屈は、私にはさっぱり納得できない。だが、私がここで権利を主張しても、我が家の家計は、愛人として稼いでいる妻の収入が全てであり、無駄であることは私がよくわかっている。
「でも、それでは俺の我慢というか、その…」
「私もそれを心配していたの。あなたには、これから仕事で大成して、私に相応しい芸術家になってもらわなきゃいけないもの。だから、私とあなたがセックスしなくても、あなたの性愛が、あなたが納得し、悦ぶ形で処理できる方法はないか、私はこの数カ月、考えていたわ」
「それって、まさか」
「そうよ。恐らくあなたが考えている通り。あなたの性の適切な処理方法については、この間、結論が出たわよね」
「では、この間の会長との…」
「あの映像の中継をあなたに見てほしい、と会長に提案したのは、実は私なの」
もう私は言葉も出なかった。
「あなたが高校に教えに行って留守している間、申し訳なかったけど、あなたのパソコンを調べたわ。パスワードは私たちの結婚記念日と私のイニシャルを組み合わせたら、すぐにアクセスできたわ。勝手なことをしてごめんなさい」
妻が言葉を続けた。
「そしたら、あなたが寝取られ寝取らせ、というワードばかり検索して、寝取られ物のアダルトビデオや映像をたくさん保存していることを知ったわ。それで普段のあなたを観察しながら、私は皆様にも相談し、計画を練ったのよ」
実は、この半年ほど、妻は雇い主とのセックスの様子については以前と同様で一切話さなかったが、仕事から帰宅すると、思わせぶりに下着をシャワールームの外に無造作に置いたり「今日は膣から精液が流れ出して困る」等の感想をたびたび口にしていた。
そのたびに私は興奮し、密かに自慰行為をしていた。
「それで、思い切って、会長との性愛行為をあなたに見てもらったの。あなたの恥ずかしい自慰行為の全ては、録画した映像で全て見させて頂いたわ」
これは、犯罪ではないか!だが、私は怒りより、妻が寝取られている様子を見てこの上なく興奮し、狂ったようにチンコを搔きむしった姿を見られたと思うと、私はその場で思わず下腹部が熱くなる感覚を味わい、思わず恍惚の表情を浮かべた。
「ウフフ。やっぱり。あなたはどうしようもない寝取られ性癖の変態だったのね。これで私も安心したし、私はあなたとはもうセックスはしないけど、その代わりに、あなたは今後は私と皆様の性愛を目の前で味わってもらって、とことん寝取られの快感に浸ってほしいの。どう、嬉しいでしょ?」
「ということは、これからは、モニターではなく…」
すると会長が続けた。「月に一度、この3人の誰かとの性行為を、生で鑑賞することを約束しよう。ご主人が同意してくれれば、その項目をレイとの契約書に加え、新たに契約したい。どうかね」
「急な話ですが、正直、喜んでいる私がおります」
「そうだろうな」
周りを見ると、会長始め、M氏、U氏もニヤニヤしている。恐らく、私の恥ずかしい自慰行為彼らも見たに違いない。私は顔が思わず赤くなったが、不思議にも決して嫌な気持ちにはならかった。
「あなたのお陰で、私も新しい性愛の扉が開いたのよ」
レイの言葉に「それはどういうこと?」と私が尋ねた。
「あなたの激しいオナニーを見て、あなたへの愛おしさが募ったのよ」
「じゃあ、たまには俺とセックスしても」
「それは違うわ。私が他の男性に激しく抱かれ、私が心の底から悦ぶ姿を私の夫であり、愛するあなたが私に手も触れずに欲情する姿に、私もまた得体の知れない快感にうち震えたの。あなたのことは言えないわ。私も変態よ」
「レイさんがご主人の自慰行為の映像を確認したのは、僕と過ごす日でした。レイさんと私は、全裸になって2人で拝見したのですが、もうあの後のレイさんの激しさを思い出すだけで、私は思わず射精しそうになります」
M氏がそう言うと、U氏が「その話を聞いて羨ましくて羨ましくて、だから今日、こうして3人が揃った席にあなたをご招待したのです」と言った。
「では、これから…」
「あなたさえ良ければ、これから秘密の場所で、恐らく明日の朝まで、この4人でパーティーをします。その一部始終を、あなたには特等席でご覧いただきたい」
私は、これから起こることに胸を躍らせた。
そして、今朝、妻が「お母さんがね、一足早いクリスマスパーティーをしたいから、●●と●●(息子の名前)を招待したいんだって。だから今日はお迎えは要らないわ。お母さんが迎えに行って、2人とも私の実家に泊まるから」と言った理由を思い知った。
そして会長は続けた。
「そしてもうひとつのレイの願いを叶えたく、今日は君を呼んだのだ。君にはただ私たちの行為を見るだけではなく、その様子をスケッチして、できればその行為を、君のレイへの愛の証として、彫刻作品に仕上げてほしい」
最初に言われた仕事とは、このことだったのだ。
「できれば3作品彫っていただきたい。出来が良ければ、私たちが高額でその作品を買おう。これが成功すれば、私たち4人と君は一蓮托生、金銭と芸術で固く結ばれた、稀有な関係性ができるだろう。そうすれば君も収入を増やせるし、自分の力で新たな芸術の領域を切り開く契機にもなるやもしれん」
もう私の返事は決まっていた。
レイの痴態を直接見たい、そしてその欲情と寝取られ性癖による私の変態としての情熱を、私が20年振りに万人の心だけでなく、今度は性欲を満たすような作品を創るのだ、と心に決めた。
そしてその日、私は正に狂乱と阿鼻叫喚と、極悦の天国と地獄を、夕方の5時過ぎから夜が明けるまで、骨の髄まで味わい尽くし、精液だけでなく、私の体内の水分が全て出尽くすような壮絶な自慰行為を体感する。
詳しくはまた詳しく記したいが、少しだけその一幕を紹介すると、そのプレーは人里離れた豪華なハウススタジオを貸し切って行われた。
まずはM氏と妻が交わったのだが、M氏は裸になると、正にマッチョマンであり、服を脱ぎ捨てた時点で、その肉棒は隆々と膨れ上がり、血管が浮き出て私が見たこともない大きさで逞しい太腿の間から大木が生い茂るが如くだった。
M氏は妻を裸にすると、立ったまま妻をひょいと持ち上げ、前戯も何もせぬまま、すでに濡れそぼった妻の陰部の中心部に、いきなりその30センチはあろうかという肉茎を根元までズブリと差し込んだ。
その瞬間、妻の絶叫が轟き渡った。
その声を文字で現わすのは難しい。「ギョエエエエエ」か「ぐおおおおお」か。
だが、その絶叫は確かに歓喜の絶叫であり、そのあとはM氏が対面立位、アダルトビデオ界で言う「駅弁体位」となって、逞しい腕で妻の肉体を支え、立ったまま激しく腰を振り続けた。
M氏の肉棒が、妻の陰部、いや淫部である鮑の如きオマンコの穴から出入りする様子が丸見えとなり、やがて妻の内部からとめどなく液体が垂れ始め、その結合された摩擦部分からは白い泡が立ち始めた。
その間も妻は「ああん!イク!いい!オチンポ最高!」などの日本語と「Comein!Fuckmemore!Killme!」などの英語を織り交ぜながら、舌の口だけでなく、上の口からも液体を垂れ流しながら喜悦と恍惚を織り交ぜた表情でM氏の肩に抱きつきながら、大きな肉棒の感触を楽しんでいた。
そして妻のJカップあるたわわな乳房は揺れに揺れ、M氏の逞しい胸板にぶつかり合ったと思ったら、今度はM氏が妻を背中から強く抱き締めたため、妻の両乳房がグシャリと歪み、その柔らかな膨らみが横幅もかなりあるM氏の胸板からはみ出した。
これだけで妻の胸がいかに大きく柔らかいかがわかる。
そのうちM氏は大きな唸り声をあげた。そろそろイキそうなのだろう。
「イッて!イクのよ!私もイク!イク!イク!」
妻もそう叫んでイキ果てた。
この間、他の2人は全裸で黙って座って見ていたが、私はと言うと、スケッチブックを手にしながら早速自慰行為に耽り、M氏が立ったまま肉棒を妻の陰部から引き抜き、妻の鮑から精液が混じった潮が大量に噴出した瞬間、私も一発目の白濁液を放出した。
すると、距離が近かったのか、妻の左の乳房に、勢いよく放出した私の乳液がかかったのだ。
「あなたの精子が私に!あなたもイッタのね!嬉しい!」
妻はそう叫ぶと、M氏が力を緩めたのか、妻はそばにあったダブルベッドの上に放り出されて横たわった。
その姿を見て、会長はM氏の精子と潮が垂れている妻の陰部を舐始め、U氏はM氏と会長程ではないが、かなり堅そうな肉棒を、妻の顔の上に跨り、妻の口内にいきなり肉茎を差し込んだ。
こうして、狂乱の幕は開けた。