魔性

私は40歳の関西在住の自営業を営む者です。

二年前に私の好奇心と悪戯心が10歳年下の妻を変えてしまった出来事について書きたいと思います。

拙い文章でしょうがしばしお付き合いの程をお願いします。

それは10月のある日にクラス会の打ち合わせで高校時代の友人で衣料品関係の縫製工場を営む山田君の元を訪れた時の事です。

彼の縫製工場は、その業界では技術力を高く評価され大手有名メーカーからの委託で非常に細かい立体裁断、縫製でスイムウェアや競技用のレオタードなどを製作しているのですが、山田君が私に事務所の中で彼の元で製作した様々な種類の製品を手に取り誇らし気に説明をしてくれていました。

一般に販売している物がほとんどなのですが、中には完全フルオーダーの物もあり素人の私から見ても素晴らしい物である事は十分に伝わる物でした。

私は彼が見せてくれている商品の中から一枚のシンプルなデザインながら鮮やかな赤色のハイレグのスイムウェアを手に取り「これ随分小さいなぁ。中学生サイズか?でも中学生がこんなハイレグ着ないやろ?」と山田君に言うと彼は「これは立体裁断で作っているから、いざ身に着けると最初は窮屈に感じるけど、その人間の体型にピッタリ合うようになってるんや。勿論オーダーやから、その人の体型を隅々まで機械使って測り作るんやけどな」と説明してくれた。

感心してスイムウェアを見る私に山田君は意味あり気にニャリと笑い、「ウチの技術を知ってこんなモンまでオーダーしてくる特殊な客おるんやで」と事務所内のロッカーから大事そうに一つの箱を持って来た。

その箱の中には一見すると黒地に朱色の刺繍が入っているスイムウェアが入っているように見えた。

山田君が先程同様にニャリと笑いながら箱の中からそれを取り出し私に手渡した。

驚いた事に、それはスイムウェアなどでは無く、グラビアやDVDなどでしか、お目にかかった事の無いボンデージだったのだ。

深く切れ込んだハイレグのデザインにラバーのような素材、所々にゴールドの金具をアクセントであしらっている。

更に驚いたのは股間部分の裏地の位置に長さ10センチ程のイビツな流線型の突起物が付いていた。

私は「これ一体何なん?」

すると山田君は「取引先のエライさんに無理矢理頼まれて作ったんや。SM趣味が昂じてなんやろけどマイッタわぁ、しまいにこんなモン付けてくれやもの」とそのボンデージの股間部分の裏側にある異様な突起物を触りながら言った。

山田君は「これを着るには必然的にアソコに、これを差し込まないとムリっちゅう訳や」と自虐的に笑いながら続けた「でな、これはちょっとした工夫があってな後ろにファスナーが付いてるんやけど、いざ着てしまってこのファスナーを上げるやろ、するとな困った事に自分ではファスナーが引き下ろせ無いんや」とファスナーの留め金部分を指差しながら言った。

私は「困るやん?」と問い掛けると、山田君は「依頼主の希望やからなぁ、これな着ている本人が後ろ手回して外そうとしても角度的に下ろせない構造なんや、まぁ拘束服みたいなもんやな」と笑った。

私は自分には縁の無い、その特殊なボンデージに異常なまでの興味を、そして興奮を覚えていた。

しかし私は、その興奮を山田君に悟られぬように振る舞い、翌週にまたクラス会の幹事としての打ち合わせに来る旨を伝え、山田君の事務所を後にした。

私はこの時から、「あのボンデージを妻に着せてみたい」願望に取り憑かれてしまっていた。

私の妻は現在30歳で結婚して8年になります。

中学、高校、短大とクラブ活動でテニスを続けて今も子供の居ない淋しさからか、時間を持て余しているからなのか週に数回スポーツクラブに通う日々です。

私が言うのも何ですが女優の「森口瑶子」似の均整の取れたプロポーションで明るい妻です。

問題があるとすれば私の努力不足なのか妻の先天的な物なのか「性」に対して非常に淡泊である事なのですが・・・

山田君に例の男の興味と欲望を刺激する「ボンデージ」を見せられてから数日が過ぎ、「あのボンデージを妻に着せてみたい!」激しい衝動と、その現実離れした願望の間で悶々とした数日を過ごしていました。

しかしひょんな事から僅かながら糸口が見つかったのです。妻と自宅で夕食を食べリビングでくつろいでいる時に妻が「なぁパパ、今スポーツクラブで着ているスイムウェアの肩紐の部分が綻びちゃってるんやけど、もう一年ぐらい着てるもんやし、新しいの買ってエエかなぁ」と物干しに掛けてあったスイムウェアを持って来たのです。

私の中に閃く物があり妻に「エエよ、ワシの高校時代のツレがスイムウェアの製造をやってるの知ってるやろ?山田君や。何かその人の体型を機械使って精密に計測して素晴らしいスイムウェアをオーダーメイドで作ってくれるらしいで。ワシが頼んでやろか?」と言うと、妻は何の疑いも無く嬉しそうに「わぁ~嬉しいわぁ、ありがとう」と喜んだ。

私は妻に数日後に山田君の所へクラス会の事で行く機会がある事を告げ、その時に一緒に連れて行くと約束したのでした。

翌日の正午、私は山田君に連絡を取り、夕方に山田君の事務所に行く旨を伝え、クラス会の用件とはまるで関係無い、私の欲望を叶える為の第一段階として訪れたのでした。

私は山田君に妻のスイムウェアをオーダーしたい旨を伝えた。

山田君は私に「いつ連れて来るん?奥さんの体型を計測せなアカンし、デザインや色も決めなアカンやろ?」私は「明後日に例のクラス会の件で来る時に連れて来るつもりや、エエもん作ってやってや」と言った。

しかし私はこの機会を利用して妻の体型を綿密に測り、例のボンデージを作って欲しい事が一番の希望だった。

会話が途切れて山田君が私に「何や?お前他に何かあるんやないかのか?さっきから妙やで・・・挙動不審や、顔が赤いし、額から暑い訳でも無い筈やのに汗でビッショリやないかい、どないした?」私は自身の欲望を見透かされる筈が無いのに、山田君に全てを見透かされる錯覚に陥りドギマギして、自分でも腹が立つ程に更に挙動不審になってしまったらしい。

山田君は「何?変やで、何や?言うたってや?何で奥さんのスイムウェアをお前がオーダーで作ってやる話で挙動不審になるんや?おかしいやろ?」

私は額に流れる脂汗をハンカチで拭いながら「いや・・・別に・・・何もあらへんで、ハハッ、ワシ、何かおかしいか?」と、どもりながら答えた。

山田君は「おかしいやろ?誰が見たって、いつものお前やないやないか?スイムウェアを作るだけで何でや?何かイヤな感じするわ、止めよか?」私は、滲み出る汗を拭い拭い、話が壊れてしまっては元の木阿弥とばかりに意を決して山田君に言った。

「ワシな、ワシな・・」顔が火照り更に脂汗が額から流れ落ちる。

「この間、見せて貰ったあのボンデージも作って欲しいんや」

山田君は一瞬絶句したが、「お前、そんな趣味あったん?奥さんが欲しがってるんか?」

私は「ちゃうねん、アイツは淡白やし、全くあのボンデージからは縁遠い、果たしてアレをプレゼントしても着るとは思えん。でもアレを見せられてからワシはアレをアイツに着せてみたい!何かが始まるような気がして、ワシの中の何かが辛抱効かん状態になってしまったんや!」

山田君は私の顔をマジマジと見つめ、「なる程なぁ・・・分かる気はするで、しかしアノままのモンをか?あの股関部の突起物も、着たら最後、自分では脱ぎきれんアレをか?」

山田君の問い掛けに私は頷いた。

山田君は更に「銭の話しなんてしたくは無いんやが、スイムウェアにしても勉強させて貰っても、三万円や、あのボンデージにしたって素材や縫製、取り付ける備品を考えると片手では済まん、分かるやろ?」と両手を広げた。

「金額の問題や無いんや、ワシも若い頃はやんちゃやったし、女遊びかてゴッツうした。お前かて知ってるやろ?でもな嫁と一緒になってからは仕事一本や。こんな気持ちになったのは久しぶりなんや」

山田君は呆れたように私を見つめて「分かったわ、エエもん作ったる。しかしホンマ嫁はん着るんかいなぁ・・・着ないのやったら高価な宝の持ち腐れやで」

私は頷きながら「まぁ作らん事に始まらんわ」と笑った。

明後日の正午過ぎに山田君の工場で待ち合わせる約束をして私はそのまま自宅に戻った。

自宅マンションには、まだ妻は帰宅していないようだった。

私はカレンダーを見て、「今日はテニスか」と確認した。

私はリビングのソファーに体を預けながら、この10年を、妻と結婚してからの10年に思いを巡らせていた。

結婚5年目までは子供欲しさも手伝って、週に三回程度は夜の営みがあったが、途中で諦めモードになり、妻とのセックスも週に一回となり、やがて月に一回か二回となってしまった事を。

元々「性欲」があまり無くセックスで体を動かすよりスポーツして仲間達とお茶している方が好きな妻を。

そして一番の問題は体の相性の悪さなのでは無いのかと・・・

妻の方からは、どんなにセックスレスの期間が長くても求めて来る事は無い。

一時は浮気でもしていて性欲を発散させているのかを疑った時期もあったが、何一つ出て来なかった。

家庭内での妻としての努めには何一つ問題が無いだけに、いつの日か「我が家はこれで良いやないか。普通に喧嘩も無く、穏やかに幸せならエエ」そう考えるようになっていた。

不意に玄関から音が聞こえ、妻が帰宅してきた。「帰ってたん?ゴメンなぁ、すぐ夕ご飯作るな」と支度を始めた。

私は明後日に山田君の所へサイズの採寸をしに行く事を伝えた。

採寸に行く当日、私はまだボンデージが出来る訳でも妻が着てくれる保証すらある訳でも無いのに好きな女との初めてのデートの前のような、ときめきと興奮を感じていた。

正午前に妻を自宅まで迎えに行き、山田君の工場へ向かった。

約束の時間よりもやや早く山田君の所に到着すると彼は既に待っていてくれた。

山田君は妻に「久しぶりやなぁ、全然変わらへんな。若いわぁ」

続けざまに「エエ旦那さんやな、なかなかオーダーでスイムウェアなんて作って貰えへんで」

妻は私の思い巡らす事など知る由も無く明るく「ホンマやなぁ、この人メッチャ優しいねん」と笑顔で答えていた。

山田君は「さぁ、パパッと計ってしまおか?こっちでこれに着替えてくれるか?対応はウチの女の子がするから恥ずかしい事無いから大丈夫や」と傍らの女性社員を促して妻を案内させた。

山田君は私にパソコンの画面を見せて、「今、奥さんが競技用のベーシックなスイムウェアに着替えて、そこにある機械で採寸するんやけど、これに立体的に隅々まで採寸された形が写されてデータ化される訳や、10分かからんで」

そして本当に呆気なく採寸は終わってしまった。別に猥褻な物を想像していた訳では無いのだが、何だか拍子抜けする私に山田君は「何や、つまらなそうやな?でもこれが無いと何一つ始まらんのやで。奥さん送ったら戻って来いよ、打ち合わせや」とニタリと意味ありげに笑った。

やがて採寸を終えて妻が戻って来た。

妻は「凄いもんやね、採寸って言うからもっと時間がかかる思うたけど、あっと言う間やなぁ」

山田君はデザイン表と色見本を妻に見せながら、「そや、昔はいちいち職人が手作業で細かく採寸していたから、時間もかかるし、出来上がってからの手直しもあるし大変な作業やったのに今はコンピューター様々や」

妻はデザイン表を一枚一枚丁寧に確認して私には意外な程にハイレグなデザインの物を選び、色は黒と決めた。

山田君の工場を後にし妻を自宅まで送り届ける車中の中で私は妻に「結構大胆なデザインを選ぶんやな?色も明るい色にする思うたわ」と言うと、妻は「う~ん・・・いくら鍛えていても昔よりは肉付き良うなってるねん。少しでもシャープに見えた方が格好エエやない?色も黒が一番引き締まって見えそうやしな」

「そうか、まぁお前がエエのが一番や」と言ってマンション前で妻を降ろした。

片付けなくてならない仕事を手早く終えて私は山田君の所へ戻った。

山田君はパソコンからプリントアウトした採寸表を私に見せながら「お前の奥さん凄いプロポーションやな。ゴッツい体してるわぁ」

私は山田君の言葉に悪い気はしなかった。

しかし数値化された妻のサイズを見て改めて我妻ながらエロい体型だなと思わされた。

身長167センチ、バスト88センチ、ウエスト63センチ、ヒップ89センチ、股下73センチ。

山田君は更に妻のパーツ別のグラフを取り出して脚の付け根の部分・・・厳密には妻のヴァギナが隠れているであろう位置をボールペンで指しながら「推定で悪いが奥さんのココは縦長やろ?土手高やな?上つきか?下つきか?」

私は躊躇無く「上つきやで」と答えた。

「デザインにもよるんやが例のもん取り付けるなら、上つきの方が理に叶って取り付けやすいんや」

私は、はやる心を抑えながら「どんなデザインにするんや?」と訪ねた。山田君は「ベースは先日見せたもんでエエやろ?でもこんなのもあるで」と数枚の写真を見せてくれた。

外人の均整の取れたモデルがボンデージを着て写っていた。

その中の一枚に私は目が釘付けになった。

それはハイネックのデザインでハイレグで手首まで袖のあるタイプだった。

私は写真を指差しながら、こんなんがエエな」

と言った。

山田君は「よっしゃ、この間のをベースで、このデザインやな?色は?」私は「黒をベースに赤を部分的に使って欲しいんや」と答えた。

山田君は「スイムウェアと並行して作るけど、ボンデージの方は時間見てや」

私は「エエで、その代わりエエもん期待してるな」と言い、山田君の事務所を出た。

驚いた事に3日後に山田君からスイムウェアが完成したと連絡があった。

私はスイムウェアの完成の早さに驚き、早速、山田君の元に受け取りに行った。

それは見事な出来映えだった。

「職人に急がせて、思ったより早く出来たで。早よ持ってて喜ばせたり。ボンデージは、まだかかるで」

私は「楽しみにしてるわ」と照れた顔で答えた。

その夜に自宅で妻に出来上がったスイムウェアを手渡した。

妻は「やっぱり見た目から違うな、でも小さいんやない?アンタどう思う?」と手にしたスイムウェアを手で伸ばしながら言った。

私は「今、着てみたらエエやないか」と言うと妻は「そうやね。着てみるわ」と隣室にスイムウェアを持って行った。

妻が隣室へ着替えに行って10分が経過していた。「何やってるんやろ?エラい遅いな」私は隣室の妻に「お~い、どないしたんや?サイズ合わへんのか?」と声を掛けると妻は「うん、今行くわぁ・・」と隣室から出て来た。

私は妻のスイムウェア姿を見て驚愕と激しい興奮を覚えた。

綺麗にバストが強調されて、ウエストも引き締まり、くびれが見事だ。

ヒップも、グイッと持ち上がって、ハイレグデザインが脚の長さを強調している。

「おい、おい、スイムウェアでこうなんだから、ボンデージなら一体どうなるんや!」

興奮を抑えながら妻に「メッチャ格好エエやないかい。お世辞抜きに見事なもんやで、みんなに誉められるんとちゃうか?」と妻に言うと、「うん、小さい思うたけど大丈夫みたいや、でも思ったよりセクシー過ぎやない?何か恥ずかしいわぁ」と頬を赤く上気させて言葉を続けた。

「何かな、着てみたらアソコに食い込む感じするねん。でも鏡で見たらそうでも無いし、サイズが小さい訳でも無いようやし・・・これでプール泳いで何とも無いんやろか?」私は「何言うとるんや。プロがお前の体型を完璧に計って作ってくれたんやで。心配あるかい」と妻に言うと、「そやね、私、先にお風呂させて貰うわ」と隣室に消えて着替えてからバスルームに行ってしまった。

私は、ふと感じる物があり隣室に行ってみた。

先程まで妻の体を際立たせていたスイムウェアが綺麗に折り畳まれて置いてあった。

私はそれを手に取り、自然と妻のヴァギナを隠していた裏地のクロッチ部分を震える手で確認した。

「濡れている!!」それも透明で粘着性のある液がベットリと付着しているのだ。

妻は鏡の中の自分の姿に興奮したのであろうか?それとも、スイムウェアが食い込み妻のヴァギナを、姿形の見えない何かが強い刺激を与えたのだろうか?

翌日の夜に私は「どうやったん?今日プールに行ったんやろ?何も問題無かったやろ?」と妻に聞いた。

「みんなにムッチャ誉められたわぁ~どこで買ったんて、みんなに聞かれるし、インストラクターの若い男の子もジロジロ見てたわ」とまんざらでも無い様子だった。

「そうか良かったやないか。ワシも喜んでくれて嬉しいわ」

その会話が終わるか終わらないうちに私の携帯が鳴った。

山田君からだった。

「今すぐ来れないか?大至急や」と山田君は興奮気味に話した。

私は「分かったわ」と答え、妻に適当な事情を告げ、車に飛び乗った。

山田君の事務所に着くと彼は「悪いな、でも職人がエラい気合い入ってしもうて側だけ出来てしまったんや」とビニールに包まれたボンデージを見せた。

「美しく、そして淫靡で妖艶な魔性を宿したボンデージが、そこにあった」

「言葉にならんわ・・・見事やな・・」

山田君も「その気の無いワシでも誰かに着せたくなる出来映えや・・・でな、股関部に取り付けるもんなんやけど・・」とロッカーから箱を取り出して開けて見せた。

そこには以前見たボンデージに装着されていた流線型の物と、明らかにペニスの形をしている物、そして、もう一本の物はまるで生身の人間から切り取った錯覚に陥る程のリアルで巨大な物だった。

私は、そのリアルな物を恐る恐る手にした。

微妙な固さ、弾力、大きく張り出したカリ、血管の浮き出した胴体。

「おい、おい凄いな・・・何やこれは・・・まるで本物やないかい」

山田君は「例の取引先のエラいさんに回してもらったんや。何でもアメリカのポルノ男優の逸物を型に取って、ハリウッドの特撮技術のメーカーがシリコン使って作ったもんらしいで。見事なもんやけど、大き過ぎるからなぁ・・」とメジャーを持って来て計り出した。

「長さ16.5センチ、太さ5センチ・・」

私は「これでエエ!絶対これや」と言った。

山田君は「まぁエエけど、お前のこんなデカかったか?ヤバいんちゃうの?」

「ワシのがこんなにある訳無いやろ。お前かてワシのが小さいの知ってるやないかい!」

「そやったな、クラスでも有名な粗チンやった」と笑いながら話した。

山田君は「じゃあコレで行こか。しかしこんなもん見たら奥さん卒倒するで。着ないやろなぁ・・」私はスイムウェアが出来上がり、自宅で妻が試着した時の事を事細かく話した。濡れていた事までも。

山田君は「脈アリやないかい?奥さん宛てに、ウチの会社の名前で送ってしまおか?

山田君の言葉を聞いて、確かに発送元が山田君の会社ならば妻は絶対に開封するに違いない。

まして私が完成品を持って帰っても妻に渡して、このボンデージを着せる術など無いのだ。

私は「そうやな・・・ダメ元や。頼めるかい?」と告げて、山田君も・・・「ヨッシャ、乗りかかった船や、けどワシにも、事の顛末報告してや」と答えた。

そして様々な思いがよぎる中で数日が経過して、山田君から「昨日、送ったで」と電話があった。「多分、今日の昼間には届く筈や。楽しみやな」私は分かっていながらも妻の反応を考え、胸が押しつぶされそうな重苦しい気持ちになっていた。「妻は開封してボンデージを見て、一体どの様な反応をするだろう」「あの股間部のペニスを見て、どう思うんだ」「間違って届いたと私に問い合わせの電話が来るのではないか」「怒って山田君の元に送り返すのではないか」様々事が脳裏をよぎりながらも

「妻から私の携帯に連絡があった時点でアウトだな」などと考え、妻からの電話が無い事を願った。

その日、私は取引先との商談や所用でスケジュールが詰まり、携帯電話も鳴りっぱなしだった。

着信音が鳴る度に正に「口から心臓が飛び出すような衝動に駆られ」仕事どころではなかった。

携帯に表示される発信元を確認しては、ホッとするの繰り返しだった。

正午過ぎに山田君から電話があり、運送屋に荷物の受け取りの確認をしたら先方は受け取られましたとの事だったと言う。「いよいよだ」

まだ何の連絡も無いし、妻が開封したかも確認出来ていないのに、私の口の中はカラカラになり、動悸も激しくなってきた。

しかしこの日のあまりにもの仕事の忙しさの中、あっと言う間に時計の針は7時を指してした。

「ついに妻から連絡は無かった。開封していないのだろうか?それとも、開封して、それを目の当たりにして、あまりにエゲツ無く感じ怒っているのか?」

私は重い足取りで自宅へと戻った。

自宅に戻ると、そこにはいつもと変わらぬ明るい妻が居た。

食事中も、リビングでくつろいでいる時も「ボンデージ」の事を触れて来ない。

「何故だ?届いているのは間違い無い。受け取った事も間違い無いのだ。」

私は確認したくて、その方策を考えた。

居ても立ってもおれずにマンションから徒歩で10分かかる酒屋に普段は飲まない日本酒を銘柄まで指定して買いに行かせた。

「悪いなぁ、たまに飲みたくなるんや。どうせなら旨い酒飲みたいしな。お前も飲みたいもん買って来たらエエやん」

すると「珍しいなぁ、日本酒なんて。久々やね。私も一緒に貰おかな」と玄関を出て行った。

「妻が物を隠す場所は何処だ?」寝室はあり得ない。衣装部屋の妻のクロゼットだろうか?

逸る気持ちを抑えて、恐る恐る妻のクロゼットを開けた。

掛けてあるスーツの陰にそれはあった!

まるで隠すように。

ビニールに包まれたままボンデージはあった。

明らかに一度は手にしたのであろう。

お世辞にも綺麗に畳まれたのでは無く、無造作に詰め込んだ感じだ。

私は妻に悟られぬようにそのままの状態にして、リビングに戻った。

私は妻が戻って来る間に様々と思いを巡らせた。「箱から出したと言う事は返品は無いだろう」

「何故、私に何も告げないのだ?」

「山田君にも妻からは電話は行っていない」

「これは、ひょっとしたら妻の中で何かが蠢き出したのでは無いのか?」

そうこう考えていると妻が日本酒を買って帰って来た。

私に日本酒を注ぎ、妻は「何か、おつまみ作るわ」と台所へ立った。

やがてつまみを片手に妻は戻って来た。

私も妻に日本酒を注いでやり当たり障りの無い会話の中から妻の心境を探ろうとした。

私は、こちらの意図を探られないように遠回しにスポーツクラブの話などをし、先日のスイムウェアの話をした。

「どうなん?あのスイムウェアは馴染んだんかい?みんなの評判が良かったみたいやから鼻高々やないのかい?」

「あれな、一度着たら、もうアレやないとムリやわ。体型綺麗に見せてくれるし、何だか着ていて気分違うねん」

「どんな気分になるんや?そんな違うんかい?」

妻は、ほろ酔い気味で顔を上気させながら「う~ん、良く分からんのやけど、違う私になった気がするねん。性格まで変わった気になるんや。着てて妙に気持ちエエしな、何でやろね。」と、喉をコロコロ鳴らし機嫌良く笑った。

「あのスイムウェアを着るようになり何かが変わった。妻の中で何かが!」

それならば知らず知らずに妻が、あのボンデージを手にして驚きよりも理性を淘汰する見えない力が、返品する事を拒み、私にボンデージが届いた事も告げにクロゼットの奥に大切な物を隠すようにしまった事も分かるような気がした。

私は思い込みでは無く、一つの確信として「妻が自分の意志で、私の存在が無い時に、あのボンデージを手にし、あの巨大な内側から生えたペニスを自身のヴァギナ深くに、何かを・・・そう妻の誰も開ける事の出来無かった禁断の部分の鍵を自分の力で開けるごとくに差し込んで、艶めかしく貼り付くようなラバー素材のボンデージを着て自力では下げる事の叶わぬファスナーを引き上げてしまう事を。

そしてそれが明日か明後日ぐらいの事であろう事を。

私の願望通りに進んでいるような事に対する嬉しさ半分、私の想像を超えた事が起こりそうな、見えない不安が半分、私は例えようの無い胸騒ぎを感じていた。

日本酒をしたたかに飲み、酔った妻は「パパ、私は先に寝さして貰うわ。酔ったわぁ~、お休みなさい。」と、足元をふらつかせながら寝室へ行った。

私自身も久々の日本酒に酔い、思考の定まらぬ中で先程感じた妻の事を思い返していた。

「元々、私には気付け無い妻の中に潜む闇の部分があったんやろか?」

さっき、したたかに酔った妻からは明らかに普段は妻から感じない強烈な牝のフェロモンを感じ、妻の体から滲み出る体臭すら違うように思えた。

普段から妻は「女」としての匂いが薄く、濡れたヴァギナすらあまり匂わない。

私は不意に興を覚え、バスルームの横の洗濯機を開けた。

几帳面な妻は洗濯物を溜める事は無い。洗濯機の中には数枚の汚れ物しか入っていなかった。

その一枚に黒く小さく丸まった物を見つけた。

手に取るとそれはシンプルなデザインの妻のTバックだった。

裏返しに脱ぎ去り丸められたそれのクロッチ部分には私の知る妻のその染みとは明らかに違う縦長で幅広な「牝の痕」が残っていた。

私は「アレは染みも薄くサラッとしか付着しないのに・・・何やコレは・・」と、酔いの残る頭で感じていた。

躊躇の中で、その「牝の痕」に鼻腔を押し付けると、アルコールが回った頭が、いきなり目覚めるような濃密な牝特有のフェロモン臭がした。

「アイツの匂いやない」

少なくとも私の知る妻の匂いでは無かった。

約一カ月前に、ご無沙汰とばかりに妻を抱いた時には感じる事の出来なかった強烈で淫靡なフェロモン臭。

妻の中で眠っていた物が蠢き始め、今、羽化しようとしているのだろうか?

何か取り返しの付かない事になるのでは?私は妻のTバックから匂うフェロモン臭に反応して固くなった自身のペニスに複雑な思いを重ね、そのまま眠りについた。

翌朝、妻の明るい声と食卓から流れてくる朝食の匂いで目を覚ました。

したたかに感じる昨夜の日本酒による二日酔いの頭痛の中、妻と食卓を囲み、私は「今日はスポーツクラブはあるんか?」と聞くと「今日?今日は無い、ウチでゴロゴロしてるわ。パパは今日、昼間戻って来る予定あるんか?」

私は「無いで。今日は得意先回りやけど、遠いとこばかりや。」

この時、私の中で「コイツ今日の日中にボンデージを着るつもりやないか?」と確信めいた物が起こった。

私は妻に悟られぬように書斎の引き出しから会議用に買ってあったボイスレコーダーを二台取り出し、衣装部屋と、寝室に仕掛けてから自宅を出た。

日中、例えようの無い、興味と興奮、そして得体の知れないイヤな予感の入り混じった不思議な感覚に苛まれ、仕事も捗らずに只時が過ぎて行った。

今頃アイツは・・・

まだ4時にもなっていないのに私は耐えきれずに、自宅に戻ってしまった。

普段ならドアホンも鳴らさずに勝手に入って行く我が家なのに、私はマンション入り口のオートロックのドアの前で自分が何か悪い事をしているような気分になって入るに入れないでいた。

しかし自宅の中での妻の現在の姿を妄想し、辛抱出来ずに意を決してドアホンを鳴らした。

10秒経過しても出ない。再度鳴らしてみた。

返事が無い。

私は妻の携帯を呼び出した。

二回、三回、そして呼び出し音が十回を数えた時に妻が出た。

私が「今、何処や?随分鳴らしたで。」と言うと、妻は明らかに上擦った声で「ウ、ウチにおるよ。トイレに入ってたんよ」

私は「良かったわぁ、部屋の鍵忘れてしもうてな、開けてぇな、忘れもんや」と言うと、妻はインターホンから伝わる程の焦りの声で「わ、分かったわ、今開ける」とインターホンを切り、オートロックを外した。

建物の中に入った私はエレベーターに乗り、自宅に向かった。

やがて自宅のある階に、エレベーターは止まり、私は自宅の前で心を鎮める為に深く深呼吸をして玄関を開けた。

何食わぬ顔で自宅の中に入った私は妻の姿を探した。

リビングに妻の姿は無い。

私は「ただいまぁー、済まんかったなぁ、会社の車で来たんで鍵を会社に忘れてもうたわ。」と、姿の見えぬ妻に言った。隣室から物音が聞こえたが、私は寝室に行き仕掛けていたボイスレコーダーを回収した。

私はリビングに戻り、隣室である衣装部屋のドアノブに手をかけた。

「ここを開けたら、あのボンデージに装着されたリアルな、まるで血の通っているかのような巨大なペニスをヴァギナに差し込んだ、ボンデージ姿の妻が居るのか!?」

逸る心を抑え「居るのか?」の声とともにドアノブを引いた。

そこに妻は居た。

黒いタートルの長袖セーターを着て、ジーンズを穿いていた。

今まで私が妻に対して見た事の無い艶っぽい目、頬も上気してピンク色に染めて。

妻は「ご、ごめんな・・・探し物してたんや。パパ、何を忘れたん?ホンマ慌てモンやなぁ。今、コーヒー入れるさかい」と、衣装部屋を出て言った。その後ろ姿は、腰から下を妖しくくねらせて、フェロモンを撒き散らしていた。

妻が出て言った衣装部屋で、私は妻の残して行った愕然とする程の卑猥な残り香を嗅ぎ、妻の今、着ている衣服の中に、あの太く逞しい疑似ペニスが深くヴァギナに突き刺さり、ボンデージに身を包んでいる事を確信した。

何故ならば衣装部屋には昨日、洗濯機の中にあった牝の匂いの染み付いたTバックとボンデージのラバーが混ざり合った、牡の脳天と下半身を刺激する匂いが充満していた。

私は衣装部屋にも仕掛けていたボイスレコーダーを回収し、リビングに戻った。

妻は平静を装ってはいたが、明らかに普通では無かった。

私も私で、今この場で妻の衣服を脱がす術など無いのだ。妻にしても、どうせ自力でなど脱ぐ事は出来ない物なのだ。

私は妻に「小一時間で戻るわぁ。書類届けて今日は終わりや。しかしお前、今日は10月とはいえ、外はメチャクチャ温かったのに何でタートルの長袖セーターなんて着てるんや?変やで。」と告げてボイスレコーダーを確認する為に車に戻った。

私はボイスレコーダーを確認すべくマンションの地下にある駐車場に向かった。

車に乗り込み、まずは寝室に仕掛けてあったボイスレコーダーを聞いた。仕掛けたのは朝8時。

何も聴こえない・・・三時間が経過した時に何かが聴こえて来たが、寝室からでは無いようだ・・・

四時間が経過した。

慌ただしくドアが開き、妻の声なならない声が聴こえて来た・・・

小さい音が聴こえて来た・・・独り言か?何を言ってるんだろ?約20分が過ぎた。「あぁ~誰や?鏡の中のアンタは誰ぇ?私一体何してんのやろか・・・ハァァ・・・ハァァ・・・こんな化粧した事無いで・・・アノ人の前でも、こんな・・・こんな派手な化粧した事あらへんのに・・・何で・・・何で・・・勝手に体が手が動いてしまう・・」どうやら鏡台で化粧をしていたのか??やがてベッドに倒れ込む音が聞こえ、やがて「あぁ・・・たまらん・・・エエわぁ・・・アソコが・・・アソコが、いっぱいやわぁ・・・どんどん何もせんのに深く入って来るぅ・・・こんなの久しぶりやわぁ・・」

「えっ!!こんなの久しぶり?どうゆうこっちゃ!?」

妻はベッドの聞き取り辛い声で「ずっと・・・ずっと我慢していたんや・・・なのに・・・なのに・・・ウチはやっぱり大きいのじゃなきゃアカン・・」

私は興奮とショックで頭の中が真っ白になっていた。

その後も約一時間、妻の狂態は続いた。

「あぁ~あぁ懐かしいわぁ・・・りょう・・・やっぱアンタの逞しいのがエエ・・」

「何ぃ・・・りょう?りょうだと!!8年前に妻が私に嫁ぐ前の男の名前やないかい!!どうゆうこっちゃ??」

私は疑念と今まで体験した事の無い興奮の中に居た。

やがて、妻は激しい悶絶の果てに「ハァハァ・・・ハァハァハァ・・・フゥ・・・ハァ」と喘ぎ、やがて沈黙が続きベッドが歪む音がして、妻が起き上がった事が伝わって来た。「えっ・・・ちょっと何やの・・・アレっ・・・下りない。何でや?・・・ちょっと・・・マジに洒落にならんわ・・」ドアの開く音が響いた・・・

私は呆然としていた・・・

「何なんや・・・いまさら、りょうて・・・大きいのがエエて・・・何や久しぶりて・・」

全身が「カァっ」と熱くなり、まるで血が逆流しているようだ。

しかし情けない事に、まるで忘れかけていた10代の頃のような固さで自分のペニスはガチガチに勃起している。

私は無意識に衣装部屋に仕掛けていたボイスレコーダーも再生していた。

私は、思考回路がグニャグニャな状況の中で衣装部屋に仕掛けたボイスレコーダーを再生させていた。

寝室に仕掛けたボイスレコーダーの、あまりに刺激的な内容に私自身の願望だったとは言えども、「寝た子を起こしてしまった事に」「禁断のパンドラの箱を開けてしまった事に」重苦しい後悔の念が湧いていた。

そして、そのボイスレコーダーの内容から伝わる、私が知らなかった妻の強烈な牝としてのフェロモンに対して、私のペニスは痛い程に固くなってしまっていた。

早送りで再生する事、約二時間。

「ガチャリ・・」

ドアノブが開かれた・・・

「微かにクロゼットを開く音が聞こえる・・」

「カシャ・・・ガシャッ・・・これはクロゼットの奥底に隠してあったビニールに包まれたボンデージを取り出し音か・・」

沈黙が続いた・・・

やがて聞き取り辛い声で「何なん・・・まるで血が通ってるみたいやん・・・大きいわぁ・・」

「ハァ・・・ハァ・・・イヤらしいわぁ・・・何やのこれ・・」

「バサッ・・・バサッと微かな音」

服を脱いだのか!?

沈黙の中で「ジュルジュル・・・ジュルル・・・ハァ・・・何やの・・・これ・・・まるで・・・まるで・・・本物やん・・・血管まで浮いとる・・・アァ・・・美味しいわぁ・・」

「ハァァ・・・アカン・・・辛抱たまらんわぁ・・・アカン・・・アカン・・」

無音の数秒の後に

「ウグッゥ・・・キツいわぁ・・・ウゥゥ・・・ハァァ・・・グムゥゥ・・」

「ハァ・・・フゥゥゥ・・」

「パチッ、ピチッ・・・ピチッ・・・ジッ・・・ジジ・・・ジジ・・」

「アァ・・・締め付けくる・・・何なん・・・ピタッと・・・キュゥと・・・変に・・・変になるわ・・」

どうやらあの巨大なペニスを差し込み、あの開かずのファスナーを上げて着替えが完了してしまったようだ。

「何やの・・・これが・・・これが・・・ウチなん・・・アンタ誰や・・・誰なん・・」

姿見の前に居るのか・・・

「ウグゥゥ・・・何やの・・・勝手に深く入ってくるぅ・・・ハァ・・・ハァ・・・アゥウォ・・・ォウゥゥ・・」

1分近くの静寂。

「ハァ・・・ハァァ・・・ハァ・・・ハァ・・」

荒い息遣いだけが、微かに聴こえた・・・

「アァ・・・何やろ・・・肌に・・・肌に・・・肌に吸い付いてるわぁ・・」

「ガチャッ・・」

衣装部屋から出て行ったようだ・・・寝室に行ったのか?

ボイスレコーダーを早送りする。

やがて「ピンポーン・・・ピンポーン・・・ピンポーン・・」

しばらくして「ピンポーン・・・ピンポーン・・・ピンポーン」

私の鳴らしたインターホンの音だ。

インターホンの音の後に妻の携帯の着信音が鳴りだした。

けたたましい妻の足音がして衣装部屋のドアが勢い良く開かれた。

「何やの!脱げへんやん?何で・・・何でや!?あぁパパが来てまうやん・・・どーしよ?脱げへん!!」

「クロゼットを激しく開き何かを探している・・・ボンデージが見えない服を探しているのだろう」

やがて私の声が聴こえ、私が衣装部屋に入って来た音が聴こえた・・・

私は車の中で大きく溜め息をつき、頭の中の混乱と例えようの無い興奮を鎮めた。

しかし、どんなにクールダウンしようとしても、私自身の人生で、これ以上無い興奮の余韻は決して収まる事は無かった。車中でボイスレコーダーを聞く事すでに2時間半・・・私は、この後に何が起こるのか、屈折した期待と、不安を胸に自宅に戻る為に駐車場を出た。

マンションの地下駐車場からエレベーターに乗り自宅に向かう私は、ボイスレコーダーの中に秘められていた「妻の真実」に「性に淡泊だと思い込んでいた私の愚かさ、男として・・・否、自身の雄としての拙さ」に、「あの魔性のボンデージを衣服の下に身に着けた妻の人変わりしたように淫靡な表情、仕草、隠しきれない全身から匂い発つフェロモン臭」に、「私の力不足なペニスを否定し、私に嫁ぐ前に体を重ね合っていた巨根の元カレの名を叫びながら悦びを口にした姿」に対し、果たして理性を保つ事が出来るのか、軽い痺れの残る脳で考えていた。

「形の見えない不安」、しかしその形の見えない不安を淘汰する「妻の衣服を剥ぎ取り、ボンデージ姿の妻を目の当たりにしたい!!」、「あの巨大なペニスが突き刺さった妻のヴァギナに・・・妻の隠されていた猥褻な部分・・・そう・・・性に貪欲な牝としての妻に問い正したい!」私は私自身が興味本位で開けてしまった「パンドラの箱」に対する落とし前をつけねばならいのだ・・・

妻に私の帰宅を認識させる為に、大きな音を立てながら玄関のドアを開けた。

リビングに入りると、妻の存在よりも「猥褻な牝の匂いが充満したフェロモン臭」に圧倒された。

妻自身は、「ボンデージが脱げない事に意識が集中し、この圧倒的なヴァギナから香るのであろう貪欲な牝の匂いに、愛液とボンデージの素材であるラバーの混じり合った異臭」に、気付いていないのか?!

「パパ、お帰りなさい。一時間ぐらいで戻る言うから晩御飯、時間に合わせて作ったのに冷めてしまったわぁ」

私は妻の言葉など耳に入らず、悟られぬように妻の表情、物腰を注視していた。

そこに居る妻は明らかに朝に見た妻とは別人だった。

姿形は同じでも「全身から溢れるオーラが、熱い眼差しと、匂い発つ発情したフェロモンが、そして妻の中で感じているであろう背徳感が」妻を変えているのであろう。

私は妻の言葉に「すまんなぁ、山田君の所に寄ってたんや」

妻はピクッと反応し、やや上擦った声で「そ・・・そうなん・・・パパも、あっちこっち大変やなぁ・・」

しばしの沈黙の後で「山田君さん、何て?」

私は、意味あり気に「宜しく言っていたで、着心地は、どないですか?」ってな。

妻は動揺を隠せぬまま、「何が?何のこっちゃ?」

「はぁ?お前は何を言うとるんや?スイムウェアの事に決まってるやろ?」

妻は、衣服の中にボンデージを着たまま、平常心を失いパニクっていた。

「山田君が、着心地は、どうですか?」って言うてたでの私の作り話に過剰な反応をする妻・・・

妻は必死に狼狽を隠そうと、平静を装うのだが色白な顔が朱色に紅潮し、額からは、うっすらと汗を滲ませている。

「ス・・・スイムウェア・・・そうやね・・・スイムウェアや・・・最高やで、って言うてくれた?ホンマあれは最高やなぁ!」

動揺と狼狽の中で、「引きつり笑い」をして答える妻に対して、私は「おかしな奴っちゃなぁ、ちょっと何やおかしないかぁ?お前変やで?顔赤いし、「でこ」から汗かいてるやん?ちょっとここに座り」と向かい側のソファーに促した。

妻は狼狽を隠せぬまま、私に促されるままに、ソファーに腰を降ろした。

腰を降ろした瞬間に「ウッ・・」と呻き、妻の表情が歪んだ・・・。

妻は、顔の眉間に深く皺を寄せていた。

「ん?何や?エラいシンドそうやな・・・そりゃそうや、あの巨大なペニスが刺さったままや。座る瞬間に更にグイッと子宮を刺激したんやろな・・」しかしすでに妻が「魔性のボンデージ」を着てから10時間近い時間が経過している筈、10時間も、あの巨大なペニスを自身のヴァギナに奥深く迎え入れているのだ。一体、妻の体にどんな刺激を与え、変貌させているのだろう?

「どないした?具合悪いんかい?「ウッ・・」って何や?どこか痛いんかい?大丈夫か?」

私は妻に、白々しい言葉をかけながら「限界や・・・妻のボンデージ姿が見たい・・・この着ている衣服を全て剥ぎ取って、牝としての妻の真実を目の当たりにしたい」赤黒い欲望は限界に達していた。

「何でも無いって・・・どこもおかしい事あらへんよ・・・パパ、何で?」必死に平静を装う妻の言葉を遮り、私は立ち上がり、向かい側のソファーに座る妻の傍らに腰かけ、「ホンマに、どないしたんや?腹でも痛いんかい?」と、妻の下腹部に優しく手をやった。

その瞬間に妻は、まるで「バネ仕掛けの人形」のように体を仰け反らせ、「何でも無いて!」と、朱色に紅潮した顔で・・・充血し熱く濡れた瞳で私を見据え、下腹部に置かれた手を払いのけた。

ソファーに座る妻からはむせるような「雄を引き寄せ狂わせる激しい淫臭」が匂い立っている。

ソファーに座る妻は、背もたれに、もたれる事も無く、やや前傾姿勢で両脚を閉じ、そして、内股に力を込めながら、太ももに手を置いている。

何かを堪えるよるに・・・何かに怯えるように小刻みに両脚を震わせながら。

僅か14畳のリビングは蒸せ返る様な淫臭に包まれていた。

妻は、20分前よりも、10分前よりも濃厚な匂いを放っている。

「このフェロモン塗れの淫臭を嗅いでいるだけで、気が狂いそうだ・・・匂いだけで・・・この匂いだけでペニスの根元から熱い物が湧き上がって、固く、固くなってしまいそうだ。」

私の理性が、吹き飛びそうになっている。「ハァウフゥ・・・ハァァ・・・フゥ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・」甘く、切なく、熱い、吐息を吐きながら苦悶に満ちた表情で妻は、うつむき、小刻みに両脚を震わせながら、何かを耐えている・・・何かを守ろうとしている。

私は「何なんや!おかしいやろが?何やの?お前、何を隠して、何を我慢しとるねん?」

私は、ソファーに座る妻の腕を「グイッと」力任せに引き寄せて、イヤイヤする妻を無視して、左手で妻の腰に手を回し、張りのあるヒップに触れた。

妻はビクッと前かがみ気味になり、その瞬間「魔性のボンデージに装着された例の巨根が、妻のヴァギナの中で「ズリュッッ・・・ズリュリ」と、「意志を持つ物であるように」動いたようだ。

「ウァぁぁ・・・クッ・・・ウゥォ・・」

妻の声は牝の物に変わっていた。

私は血が逆流し、頭に「カァっと」血が上る感覚にクラクラし、妻を後ろから抱きすくめ、ジーンズ越しに妻のヴァギナを二本の指で擦り上げた。「ヒィッっ・・・か、堪忍や・・・堪忍して・・」

腰をくねらせ、内股に力を入れて私の指を挟み込み、指の動きを止めようとする妻・・・

「指先に温かい、湿り気を感じた。」

私は力任せに妻のタートルのセーターを捲り上げた。

妻が固まった・・・数秒の事なのだが、無音の世界になり、妻の体・・・妻のヴァギナから発せられる「濃厚な淫臭」が更に密度を増した。

妻の上半身からは、全体が黒いラバーで、胸のカップの部分が赤色のボンデージが丸見えになっている。

汗ばんだ肌に張り付いているように見えるボンデージは、まるで妻の体の一部分・・・皮膚のようにまで思えた・・・ボンデージから息遣いまで感じるような・・・

妻は秘めた事が私に露見したショックと、絶望感で、虚ろ目をして抵抗する事すら忘れて立ち尽くしていた。

私は当たり前のように後ろから妻を抱きすくめたまま、妻のジーンズのベルトとボタンを外し、ジーンズを引き下げた。

一瞬にして、ムアッっと「ラバーと、妻の淫靡な愛液の入り混じった強い淫臭が立ち込めた。」

私は脳天と股間に痺れを感じながら、遂に妻のボンデージ姿を見た!!

「凄い・・・凄すぎる。バストの際立った膨らみ、普段よりもシャープにくびれたウエスト、深く切れ上がり、土手の盛り上がりを際立たせているハイレグ・・・光沢のあるラバー素材は、既に妻の体と同化しているようだ・・・そう・・・あの妻の体内に深く突き刺さった巨根から、妻の体液・・・愛液を吸い取り、その巨根とボンデージに、血を、体液を循環させて艶めかしさを増しているような錯覚に・・・

妻は絶望感と、秘めたる事を解放された事の理不尽な安堵感が入り混じったような、情けなくも、優し気な表情をしていた。

そしてボンデージを自分の物とし、立ち尽くす姿は、私が知りうる妻では無く、「性に貪欲な牝」その物だった。

「はぁ~ぁ・・・アカンなぁ・・・バレてもうた」

大きな溜め息と、その言葉の後に妻の表情、目つき、全身から発せられるオーラの色が変わった。妻は先程までの力が抜けて立ち尽くす弱々しい姿から、背筋をピンと伸ばし、右手を腰に置き、やや脚を広げて、艶やかで、ぽってりとした口を歪めて、クールで刺すような眼差しを私に向けた。

これは「私の知る明るく穏やかな妻」では無い。

室内に充満する催淫ガスにも似た「妻の体から発せられるフェロモン臭」と、「妻の、あまりにも衝撃的で魅惑的なボンデージ姿」に、そして何よりも【魔性のボンデージに取り憑かれ、清楚な女から、淫靡な牝】に変貌した姿に私は興奮し、混乱し、困惑し、取り乱した。

しかし、まるで、しがらみや、重石が外れて、開き直ったようにも見える妻の姿に「雄としてでは無く、人間としての私が激しく反応してしまった。」

「何なんや!!お前は、どないなっとるんじゃ。その格好は何なんや!エェ加減にせんかい!!】

私は、心の中の願望や、欲望、そして、妻を嵌めた本星としての、理不尽極まり無い自分に、ヘドロのように重苦しい後ろめたさを覚えながらも、怒鳴りつけてしまったのだ。

その瞬間、妻は我に返り、まるで、操り人形の糸が、切れてしまった如くに、ストンと力が抜け、「イヤやぁぁ~、パパ・・・違う・・・違うんやぁ、見んといてぇ~」と、頭を激しくイヤイヤしながら、しゃがみ込んで両脚を抱えこんで、がぶりを降った。

小刻みに震えて、膝を抱える妻。

先程までの紅潮して顔は嘘のように「青ざめて」いる。

「ハァ・・・アカン・・・ハァ・・・ハァ・・・ウフゥ・・・ハァ・・」

「ぬ、脱げへんの・・・脱げへん・・・ファスナーが・・・ファスナーが降りへんの・・・取ってぇなぁ・・・ト、トイレ・・・我慢できへん・・・も、漏れてまう・・」

「パパぁ・・・脱がしてぇな」と、媚びた目で私に訴えた。

私はロックされ、本人の意志では引き下げる事の出来なくなったファスナーのロックを外し、一気に引き下ろした・・・

「ジッッ・・・ジジ・・・ジッッ・・」

ファスナーを下げて、袖口を掴み、「キュッ、キュッ」と、ラバーと、肌の擦れ合う音をさせながら、妻の腕を抜き、上半身を裸にし、その忌々しい程の巨根が突き刺さったボンデージの、下半身部分を下げ、脱がそうとした。

「ムワッとする淫臭・・・果たして、この匂いに反応しない男は存在するのだろうか・・」

上半身部分のボンデージは、裏返しになり、残りは、突き刺さった巨大なぺニスを引き抜き、脱がせるだけだ。

私は、「ボンデージを脱がす」行為に異様なまでの興奮を覚えながら」、そのクロッチ部分に指をねじ込み、隙間を作り、力を入れて脱がそうとしたのだが、熱くヌルヌルと濡れていて上手く出来ない。

ボンデージは、殆ど脱げているのだ・・・後は妻のヴァギナ奥深く結合されている巨大なぺニスを引き抜くだけなのだ。

ファスナーが下ろされて、ボンデージの強力な締め付けから上半身が開放された妻の思考は「パパに、ボンデージを着ている姿を見られてしまった・・・どないしょう。」から「限界や・・・トイレが我慢出来へん・・・漏れてまうやん・・・ファスナーを下ろしてボンデージを脱ぎ捨て用を足したい」に変わり、ファスナーが外れた今、新たに「ボンデージの股関部分の巨大な疑似ぺニスを見られてしまったら、それこそエラいこっちゃ!!」に変わったようだ。まして、その巨大なぺニスはヴァギナ奥深く収まってしまっているのだ。

私が、ヌルヌルに濡れたヴァギナとボンデージの隙間に指をねじ込み、無理やりボンデージを妻の体から脱がそうとすると妻は私の指がクリトリスに触れてしまうせいか、「あんッ・・・あふぅ・・」と、甘い声と淫臭を発せながら、腰を捻り、私の指から逃れようとした。その巨大な疑似ぺニスがヴァギナに刺さっている姿だけは見せまいと必死なのだ。妻は「アァ・・・アゥゥ・・・パパ・・・堪忍・・・なぁ・・・堪忍や・・・じ、自分で・・・もう自分で脱げる・・・アカン・・・アカン・・・大丈夫やから・・」と、体を捩った。

私はそんな妻の必死の訴えも、遥か遠くから聞こえるような錯覚に陥っていた。

この異常かつ淫靡なシュチュエーションと、妻の苦悶の表情、妻の体から湧き上がる淫臭・・・

私の興奮は極限に達し、ぺニスは十代を思わせる程の固さになり、頭には、血が登っていた。

「ええわ、ワシが脱がしたる・・」

私はボンデージの、腰の位置を両手で左右を掴み、力任せにズリ下げた。

「ヌルっ・・・ズルッ」とボンデージのクロッチ部分に装着された巨大な疑似ぺニスの根元部分・・・根元から数センチが妻のヴァギナから抜け、妻の淫水が染み込みヌルヌルに濡れた胴体が見えた。

「あふぅん・・・堪忍や・・・パパ・・・ごめんなぁ・・・パパ・・・許したって・・・あぁぁ・・・見んといてえぇぇ・・」

私は、裏返しになったボンデージに装着された巨大な疑似ぺニスを引き抜こうと、ヌルヌルになった根元部分を掴み、引き抜こうと力を入れた。

更に3センチ引き抜いた時に「あぁ・・・あぉぅ・・・ん・・・くぅっ・・」と、妻は腰をグラインドさせながら呻き、疑似ぺニスは妻のヴァギナに締め付けられて、また子宮深く吸い込まれてしまった。

「な、な、何なんだ・・・この疑似ぺニスから伝わる妻の締め付けの強さは何なんだ?コイツ・・・こんなに締まりが良かったか??」

「パパ・・・アッ・・・アカン・・・漏れて・・・漏れて・・・漏れてまう・・・そんな・・・動かしたらアカン・・」

両手で、これ以上脱がさまいと私の腕を掴み、内股に力を入れながら、額から脂汗を流し、眉間に苦悶の皺を寄せて懇願する妻。

私は、その妻の姿に興奮は更にヒートアップした。

「グィっ・・・グリッぅ・・・疑似ペニスを引き抜く・・・締め付けがキツい・・」

「あぁ~パパ・・・アカン・・・アカン」

妻は、やるせない嗚咽を虚ろな目をしながら発している。

私は妻の漏れる寸前の尿意の事など忘れ、何かに取り憑かれたように、濡れて淫靡にヌラヌラと光りヴァギナに・・・淫臭の匂い立つヴァギナに、激しき出し入れを始めていた。

「ズルッ・・・ズルッ・・・グイッ・・・ズルッ・・」

巨大でリアルな疑似ペニスを、本来の朱色から赤黒く色を変えた妻のヴァギナは、歓喜の涎を流し、軽々と受け入れいる・・・

「も、漏れるぅ・・・アカン・・・アカン・・・ウゥ・・・いぃ・・・あぁ~アカンのや・・・もっと・・・もっとぉ・・・もっとぉ突いてぇ~エェわぁ~」

尿意、ボンデージに装着された巨大かつリアルな疑似ペニスを見せまいとする意識・・・しかし私の知らない妻の・・・そう妻の中の【牝】としての強い本質が、羞恥心や後ろめたさよりも快楽を、【牝の悦び】を選択しているのだ。

妻は私の動かす疑似ペニスの激しい動きに合わせるように、腰の動きを激しくさせている。

「こんな腰の動きが出来る女だったのか!!私は改めて疑似ペニスを握る手に伝わる、貪欲な牝としての妻の意志に驚きと興奮を覚えた」

その妻の姿に呼応するように一心不乱に疑似ペニスを出し入れする私に、「パ・・・パパぁ・・・見んといてぇ・・・いや・・・あふん・・・あふぅ・・・体が・・・体が勝手に動く・・・動いてまぅ・・」

私は目の前の光景と、鼻を衝く淫臭に脳天を刺激され、更に、更に、疑似ペニスの動きを早めた。

ヴァギナからリズミカルに抜き差しされる巨大でリアルな疑似ペニス。こちらの動きに合わせて腰を打ちつける妻。

疑似ペニスを締め付ける力が「グィっグィっ」っと増している。

あまりの締め付けに、巨大な疑似ペニスが、押し出されそうにも感じる。出し入れする度に妻のヴァギナから溢れる「牝の本気汁」が飛び散り、私の右手は二の腕近くまでベトベトになっている。

「あふぅ・・・あふぅ・・・うぐぅ・・・大きい・・・当たるぅ・・・いいぃ~あぁ~・・」

「お前・・・そんなに大きいのがエエのかい!!デカいチンポが好きなんかい!」

妻は何者かに取り憑かれたように・・・否・・・自分の本性を剥き出しに、さらけ出す如くに「ムッチャ好きやわぁ・・・あふぅ・・・アヒィィ~いっぱいや・・・おめこ・・・おめこの中がいっぱいやのぉ~」

一瞬、ほんの一瞬、妻が苦悶の中、快楽に溺れる中で最後の死力を尽くし素の部分で言った。

「あふぅ・・・あぁ・・・違う、違うて、違うんやぁ・・・体が・・・体が勝手に・・・動いて・・・口が・・・口が勝手に思うても無いのに言うてまうんや・・・誰か・・・誰か居るねん・・・嫌やぁ・・」

やがて「いぃ・・・当たる・・・当たる・・・いく・・・いきそうや・・・いってまう・・・熱い・・・あぁ・・・もっと・・・もっと・・・もっとぉ~」

妻の言葉に合わせるように腰の動きが早くなり、私も興奮の中で疑似ペニスを激しく子宮に打ちつけた。

「なんやワレ!ずっと大きいチンポが欲しかっんかい?ワシのじゃ満足出来んかったんかい?言うてみんかい!」

「あぁ・・・いい・・・大きいわぁ・・・いってまう・・・そうや・・・ウチ、大きいのが好き・・・あぁ大きいわぁ・・・いくぅ・・・いってまう・・・パパのじゃ・・・パパのじゃ届かんのやぁ~」

私は怒りと興奮の入り混じる感情を露わにし、巨大な疑似ペニスを力任せに子宮奥深く打ち込んだ。

「い・・・いく・・・いく・・・あわわぁ・・・いくぅぅぅ・・」

妻は、そう叫び、凄まじいヴァギナの力で巨大疑似ペニスを押し出した。「ズルッ・・・ズルズル・・・ズルン・・」

その瞬間に「あ、あ・・・あぁぁ~」の声とともに妻のヴァギナから勢い良く放物線上の黄金色の尿が飛び散った。

その放出される勢いは止まる事無く正面に居た私を、カーペットを、ビショ濡れにした。

リビングは淫臭と、飛び散った大量の尿の匂いに覆われた。

全ての尿を放出した妻は「ビクッ・・・ビクッと」全身を激しく痙攣させて、口を半開きに開けて、惚けたようになっていた。

そして、10数時間あの巨大な疑似ペニスを受け入れていた妻のヴァギナは疑似ペニスを抜かれた後も、ポッカリと大きく口を開け、時折、「ヒクッ・・・ヒクッ」っと蠢き、白濁色の牝の本気汁を垂れ流していた・・・

私は私で、妻のボンデージ姿に、巨大な疑似ペニスを根元まで飲み込む妻の体に、妻のあり得ない淫靡な狂態に・・・そして「大きいのが好き・・・パパのじゃ満足出来ない」の言葉に全身の力が抜けて、ただ、うなだれるだけだった。

重苦しい無音の世界には、妻の「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・」の吐息だげが響いていた・・・

妻の体から溢れ出た淫臭と、大量の尿による残り香が、「ムッ」と、蒸せ返るリビングで、強烈なエクシタシーを感じて果てた妻は、虚ろな目で、今だに「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・」と、上半身を息遣いで揺らし、下半身は、自分の意志とは関係無く痙攣させていた。

そして横たわる妻の傍らには、【勝ち誇るように妻の淫水でヌラヌラに黒光りするボンデージに装着された巨大な疑似ペニスが隆起していた】

私が、この「魔性のボンデージ」を、山田君にオーダーした折りに見た時よりも、よりリアルさを増して、赤黒く、雄々しく、青い血管を剥き出しにして、まるで息づいているようだ。そして「妻を女から成熟した牝に変貌させた」と、私に強く誇示しているようでもあった。

異様な空間と静寂の中で、横たわっていた妻が「ノロノロ」と起き上がり、私を見つめ「パパ・・・、ご、ごめんなさい・・・うわッッ」と、生まれたままの姿で両手で顔を覆い泣き出した。

体を震わせ、嗚咽をしながら、妻は私に「体が・・・体が・・・悪い事やとは思うても・・・体が言う事を聞かへん・・」

「何で・・・何で・・・こんなもんが私宛てに送られて来るん?山田さんの会社からやで・・・何でなん?」

「ウチだって頼んだ覚え無い物やけど、スイムウェアの事あるし、パパがデザイン違いの物も注文してくれたんかと思うたんや・・・したら・・・こんな凄いモンが付いているやん・・・、私・・・これを見ていたら・・・これを見ていたら・・・訳分からなくなって・・・カァっと体も頭も熱くなって・・・気が付いたら、着てしもうていたんや・・」

「アレ着てしもうたら、訳分からなくなる程に、気持ちエエし、何や自分が自分で無くなるような感覚になってもうて・・・したらパパ戻って来て・・・いざ脱ごうにも、ファスナーが外れん事なって・・・何をどうしても脱げなくて・・・不思議な事にアソコに入れたアレは「ズンズン」深く、深く、入って来るような感じやし・・・気持ち良うて、感じてしもうて・・・今度は脱ぐに脱げなくなってもうて・・」

「なぁ・・・何で?何でアレが私宛てに来たん?パパなん?それとも山田さんが間違って送って来たん?でもな・・・サイズは、あのスイムウェアよりもピッタリやったで。何で?なぁパパ何でなん?」

私は答えに窮していた。言えない・・・言える訳など無い。

山田君の所で、取引先のエラいさんから特注されたボンデージを見てしまってからの私の抑えきれない激情など、妻に言える筈など無いのだ。

その夜、私達夫婦は気まずい重苦しさに包まれながら過ごした。

妻は、リビングの尿まみれになったカーペットを、羞恥心を胸に秘めて、剥がし、クリーニングに出すべく整えていた。

お互いが、お互いの確信に触れぬままに、寝室へ行き、眠る事の出来ない時間が過ぎて行った。

私は妻の問い掛けに答える事が出来なかった。

「何で?何でこんなもん私宛てに送られて来たん?何でサイズぴったりなん?」

答える事は出来ない・・・

何故なら・・・それらを全て伝えるには、あのボンデージを・・・あのリアルな巨大な疑似ぺニスの装着されたボンデージを着た妻の予想を遥かに超えた変貌ぶりが、妻の秘めたる本質が重過ぎた。私の手元にある妻が、ボンデージを身に着け、自慰に耽り、乱れに乱れた姿を記録したボイスレコーダーの存在、そして何よりも山田君に私の願望を全て明かし、妻を嵌めたなど説明など出来無いのだ。

しかし・・・妻が巨根マニアだったとは・・・

私に嫁ぐ前の妻の彼氏が巨根だったとは・・・

この10年間は何だったのだろう・・・私は妻に接しながら、妻が性に淡白な女だと思い込んでいた。

しかし【妻は・・・妻の中には、性に貪欲な牝】が、深く根付き、長きの間、息を潜めていたのだ。

悶々とした思いの中で、時は過ぎて行き、やがて外は夜の闇が白々と明け始め、明るくなってきた。

眠れぬままに朝を迎えていた。

傍らで眠っている筈の妻も寝苦しそうだ・・・

案外、妻も様々な、やりきれぬ思いの中で眠れずにいたのかも知れない。

微かに昨夜の妻から発せられた淫臭と尿の匂いが残るリビングで、お互いが言葉少なく朝食を食べ、気まずい空気の中で私は仕事に出た。

しかし衣装部屋と寝室に再度ボイスレコーダーを仕掛ける事も忘れなかった。

形の見えない予感と不安が、そこにはあった。

あの鮮烈かつ淫靡な体験をした翌日、私は約束通りに山田君に事の顛末を報告した。

受話器越しに山田君の興奮する様子が伝わって来た。

しかし、詳しく内容を説明し終えると、逆に重苦しい雰囲気になり、山田君は「やばいんちゃうか?寝た子を起こしてしまったんやないかい?・・」私は「しゃあない・・・成るように成るやろ」と、力無く答えた。

明後日に山田君の事務所に顔を出す旨を伝えて、電話を終えた。

この日、翌日と妻の就寝後にボイスレコーダーを確認するが、何の変化も疑念の種も無かった。

あのボンデージも、妻のクロゼットに箱に仕舞われた状態で、触られた形跡すら無い・・・

あの日からの夫婦の会話は、あの夜の出来事を避けて、ありきたりな空虚な物ばかりであった。お互いが、妙に気を使い、腫れ物に触るような・・・それは、夫婦ともどもに、何かを怖れるように・・・お互いが、見えてしまった答えに背を向けるように。

そして、あの日から3日が経過した。

私は約束通りに山田君の事務所を訪れた。

山田君の事務所には、先客が居た。

その人は、見るからにエネルギッシュな感じで、品が良く、独特の威圧感と、オーラを持ち合わせる希有な人物であった。

山田君は私に「商売で、お世話になっとる、西島はんや」と、紹介してくれ、併せて私の事も西島氏に紹介してくれた。西島氏は右手を差し出し、力強く私の手を握り、「初めまして!西島です。あんさんの事は、山田はんから良う聞いてます。」

私は、やや怪訝な表情で山田君を見た。

山田君は、「パチリ」と意味あり気にウインクをして私に言った。

「例のボンデージをオーダーしてくれたお方や、あのリアルなディルドも、この方が融通してくれたんやで。」

私は、照れと恥ずかしさが入り交じる複雑な表情で「ど、どうもありがとうございました。」と、答えるのが精一杯であった。

「山田はんから聞きましたで・・・エラい事になったようやなぁ・・・でも、ここからが、お楽しみやで」私は、山田君を横目で睨みつけて「何を言うたんや!!」とばかりの顔をした。私は、西島氏に向き直り「お恥ずかしい限りです」と、答えた。

山田君が「まぁアレや、この方にしても、お前の顛末は、聞く権利がある思うで。全ては、西島はんのオーダーしてくれたボンデージを、お前が見た所から始まったんやからな」

山田君の言葉を受けて、西島氏は「これからが、お楽しみやで。焦らんと、じっくりやりなはれ。アンタさえ、しっかりしとったら大概の事は大丈夫や!ワシがオーダーしたボンデージを、アンタが見た事が、今回の件の始まりのようやし、アンタの良いように、力にならして貰うで。」

そして西島氏は、私に「ニヤリ」と意味あり気に微笑んで、自身のヴィトンのボストンバックの中から仰々しく梱包された箱を取り出して、開け始めた。

箱の中には何と【あのリアルで巨大なペニスを型取ったディルド】が、納められていた。

あの妻が挿入した物より見た目大きい。

西島氏は「これは、ワシの知人の有名な竿師の物を型に取って作らせたもんや・・・アンタのとこにある物はポルノ男優から型に取った物をアメリカで市販されていたもんや。これはな、それを作っているハリウッドの特撮のメーカーに、特注でオーダーした物なんや。金に糸目を付けずに作らせたから問題にならんぐらいに精巧や。より人体に近い特殊素材で作り、ハリウッドの特殊メイクの連中が色付けしたんや。これな、同じもんが2つあるさかい、これアンタにやるわ。」

「確かに、これは凄い・・・凄過ぎる。あのボンデージに装着してある物ですら初めて見る者なら、あまりにリアルで驚愕するのに・・・これは比べ物にならない。これを夜の街角の路上に捨て置けば、間違い無く(局部切断事件)として大騒ぎになり、警察沙汰になるだろう・・・

色は使い込んで淫水焼けして黒グロとして、胴体が筋張り、見事なまでに反り返り、亀頭のボリューム、カリの張り出し具合い、赤と青の無数に巡る浮き出す血管、全てにおいて本物と見紛う姿、固さ・・」

西島氏は、感嘆の表情で、それを手にする私の姿に対し満足気に言った。「前のヤツより質量で35%デカい。長さが18.5

センチや、太さが胴体の中心で5ミリ、根元部分で1センチ太い。カリの段差も3ミリ大きい・・」

「何しろ、型を取った男はな、伝説の巨根竿師や。これにやられて何もかも捨てて、メロメロになった女は数知れんのや・・・効くでぇ」と、満足気に語った。

私は「し、しかし、これを、妻が使うかどうかなんて・・」と、口ごもると西島氏は「アンタが、一番分かる筈や・・・アンタが実は心の中で求めている事、奥さんにして欲しいと思っている事がな。」その西島氏の言葉は、私の胸に鋭く突き刺さった。

西島氏は続けた。

「今しっかり向き合って行かんと溝が、どんどん深くなるだけや、キチッと手当てせんと修復不能になってまう。夫婦なんてシーソーみたいなもんや。上手にバランスを取り合って均衡を保つんや。アンタの奥さんは、自身の望んだ形では無いにせよ、アンタに全てを見せたんや。アンタも奥さんにアンタの願望、欲望を包み隠さずに、全てぶつけるべきやないのかい?手遅れになる前にや・・」

私は返す言葉も無く、ただ、うなだれるだけだった。

西島氏は、うなだれる私の姿に対して、力強く背中を叩き「大丈夫や、きっとアンタの思う、願う通りになるて!しっかりしぃや。そうや、他にもエエもんあるわ・・・アンタにやるさかい、嫁はんの脚のサイズは、なんぼや?」

「えっ、確か24センチですわ」

「そりゃちょうどエエわ、車から取って来るさかい、ちょっと待っといてや!」と、駐車場に停めた車へ何かを取りに行った。

私は、勢い良く事務所を飛び出して行く西島氏の背中を見ながら、山田君に「凄い人やな・・・グイグイ引っ張っていかれるわ」

山田君は「悪い人やないで・・・お前から、事の顛末を電話で聞いて、ワシも片棒を担いだ訳やから責任感じてもうて、西島はんに相談してしもうたんや、したら、お前の来る時に来てくれる言うてな。蛇の道は何とやらや・・・そうやろ?」

「そりゃそうやろけど・・・何や圧倒されるわ」

「ドタドタ」と大きな足音とともに西島氏が縦長の袋を片手に戻って来た。「これもやるわ」と、縦長の袋から黒光りしたラバーとPVC素材のロングブーツを取り出した。恐らく太ももぐらいまで長さがあるだろう。

踵の高さも10センチ近くはありそうだ。

「アンタのとこのボンデージに合う筈や、見た目もエエで。それとな・・」西島氏は、スーツの右ポケットから何やら小さな小瓶を取り出した。

「これはナ・・・南米のジャンルに生える木の樹液を精製した物でな、インディオに長く伝わる媚薬や。これを、ひと塗りするとムズムズして来る訳や・・・まぁ効くか効かんかは神のみぞ知るや!信じる者は救われるて言うやろ。ボンデージのクリトリス当たる部分とディルドの付け根部分に、ベッタリ塗っとき。無臭やし、色らしい色も無いから分からん筈や。じゃあワシ時間無いんで行くけど、アンタ頑張り」と、慌ただしく帰って行った。

山田君はブーツを眺めながら、「確かに、あのボンデージにぴったり似合いそうやな・・・格好エエわ、良かったやん」

私は山田君の言葉に「あのなぁ・・」と、西島氏の置いて行ってくれた【伝説の巨根竿師を型取ったディルド】を、手にし、深く溜め息をついた。山田君は「あのボンデージに付いているディルドの外し方と、この新しいディルドの付け方はな・・」と、丁寧に教えてくれた。

あの夜以来、望みが叶った反面、「妻の真実」を目の当たりにしてしまった事のショックの大きさにブレーキを踏んでしまっていた私ではあったが、ようやく次の一歩に踏み出そうとしていた。

だが、それは明らかにやり方を間違えた事による、私の想像を超えたイレギュラーと、正に【火に油を注ぐような事】の始まりであった。

山田君の事務所を後にした私は、マンションに戻った。

妻は、スポーツクラブへ行っている筈だ。

玄関を開けて、リビングを抜けて衣装部屋に行き、ボンデージを置いてあるクロゼットを開けた。クロゼットの中からは、微かな淫臭が漂って来る。

あの夜にボンデージに染み付いた残り香だ。

私は、ボンデージが納められている箱を取り出した。

箱を開けると「ファッ」と、牝のフェロモン臭が広がった。

綺麗に折り畳まれているボンデージを広げた。

裏返すと、そこには「妻を牝へと導いた巨大なディルド」が、次の出番を待つように雄々しく起立していた。

それはまるで、10年の歳月、妻に悦びを与える事の出来なかった私を非難しているようにも思えた。

私は、山田君から教えられた通りにディルドを、ボンデージから外した。

「ギュルッ・・・ギュルッ・・」苦しげにも聞こえる、鈍く、擦れた音を立てて、外されて転がされたディルドは、行き場を失い、これから私の身に起こる事を予見して、嘲笑っているようにも見えた。

ディルドを外されたボンデージのクロッチ部分には、ハッキリと牝の印が染み付いていた。

それは、妻が「性に貪欲な牝である事を選んだ、刻印」のようでもあった。

私は西島氏から戴いた【巨根竿師の型を取ったディルド】を、ボンデージのクロッチ部分の台座に嵌め込んだ・・・

それは音も立てずに、吸い込まれるように装着された。余りに簡単に嵌ったので、すぐ外れてしまうので無いかと、力任せに抜こうとしたが、「ビクとも」しなかった。

それは、最初から対で作られたような強固さだった・・・

ボンデージに装着された【巨根竿師のディルド】は、妻の体液の染み付いたボンデージから、牝のエキスを吸い上げて、自身の血肉としたように、艶やかになってきたように見える。

そしてボンデージは【巨根竿師のディルド】の持つ絶対的な牡の能力に平伏すように、艶めかしさを増していた。

私は悪寒にも似た物を背筋に感じ、同時に強い胸騒ぎも感じていた。

この時に感じた「とてつも無い嫌な予感」を信じて、この新たな【魔性のボンデージ】を処分していれば、この先に起こる事で、苦しむ事も無かったのだ・・・

しかし私は胸騒ぎを、押し込めて、見えない力に後押しされるように、次の作業に入った。

ディルドの根元に例のインディオに伝わる媚薬を丁寧に塗り込め、クリトリスの当たる部分にも、同じように塗り込めた。

私は媚薬を塗り込める作業を終えると、ボンデージを、元通りに箱に入れ、西島氏からのブーツとともにクロゼットに、しまい込んだ。

私はリビングのソファーに体を預け、自問自答していた・・・

「私は何を求めているのだろうか?あのボンデージを着ている妻が見たかっただけだった・・・しかし・・・あの全身から牝である事を世の牡にアピールするような淫靡な姿・・・濃厚な淫臭・・・そして巨根を求める妻の本能・・」

私は牝である妻を見たいのだ!!

そして、如何なる形でも真実の妻を感じたいのだ!!

私は危険極まり無い綱渡りを始めている事を自覚し始めていた。

夕闇のベランダを眺めると、そこにはあの夜に妻が快楽の果てに、我慢しきれずに尿を漏らし、汚されたカーペットが洗われて干されていた。

カーペットは風に揺れながら、何かを暗示するように、夕焼けで、生成色を紅く染めていた・・・

私は再び、衣装部屋と寝室にボイスレコーダーを仕掛けて、妻の不在時に私が帰宅した形跡を消して、マンションを出た。

私は会社に戻り、車を置いて、行きつけの小料理屋で苦い酒を飲んでいた。

時計の針は8時を指している。

軽く痺れるような酔いの力を借りて、私は携帯を手に取り、自宅に電話をかけたのだった。

数回の呼び出し音の後に妻が出た。

私は、「飲んでいる旨を伝え、夕飯も必要ない事を告げた」

そして、「今日は、スポーツクラブどうやった?楽しかったかい?」

「うん・・・楽しかったで、パパがプレゼントしてくれたスイムウェア、メッチャ評判エエしな。みんな欲しがってるんやで、山田さんのとこ・・」

ここで、あの夜を、ボンデージを、思い出したのか、黙ってしまった。

受話器越しに、気まずい沈黙が流れた・・・

私は、酔いの力を借りて意を決して言った。

「クロゼット開けて見てや・・・ワシ、2時間ぐらいで帰るよってな・・」

「えっ?何?クロゼットって何なん?」

「見れば分かるわぁ・・」

私は電話を切った。

心臓が、押しつぶされそうだ。

背中に流れる汗がベタついている。

「賽は投げられたのだ・・・

もう後戻りは出来ない・・・何が起ころうとも・・」

衣装部屋に仕掛けられた、ボイスレコーダーは、全てを記録していた・・・

そう・・・私が意を決し、小料理屋から妻に電話を通じて投げかけた言葉・・・

【クロゼットを開けて見てくれ・・・】

その後の妻の行動全てを・・・驚くべく痴態を・・・

「えっ?何?クロゼットって何なん?」

暫し重苦しい無音の世界が続いた。

どれ程の時間が流れたのだろう・・・15分?20分?

私には数時間にさえ感じる、胸が押し潰されるような時間・・・

「ガチャガチャ・・」

衣装部屋のドアが開かれた・・・妻が入って来た!!「ハァ・・・どないしょう・・・あれからパパ、何も言わんから・・・どうにかなる思うたけど・・・やっぱり怒ってるんやなぁ・・・ハァ・・」

言葉尻の深い溜め息が、妻の心境を如実に伝えてきた。

そしてまた無音の世界が続いた・・・

やがて「ガチャリ・・・キィィ・・」

クロゼットが開けられた!

「・・・何やろ?これ?・・」

「ガサガサ・・・ガサ・・」

どうやら西島氏からのブーツを見つけて、取り出したようだ。

「えっ・・・これって・・・何?」

また無音の世界になり、やがて、クロゼットの中から、何かを取り出す音が聞こえた。

箱を開けているのか?

「ヒィっ!!・・・な、な、何やのぉ・・・これって・・」

「ドスン・・」

その見事なまでにリアルに起立した雄々しく、グロいモノを目の当たりにし、驚きのあまり尻餅でもついたのだろうか?

「い、痛ぁぁ・・・・・・・・・ハァぁ・・・やっぱりパパやったんやなぁ・・・あの小包も・・」

微かに、妻の長く吐き出すような溜め息が聞こえた・・・

この時に、ボイスレコーダーから伝わる衣装部屋の雰囲気と温度が一変したように感じた。

「ハァ・・・ハァ・・・何やの・・・これ・・・握ってるだけでドキドキしてくるやん・・・何や生きてるようや・・・ハァ・・・ハァ・・・大きいわぁ・・・指が周りきらんわ・・・血管まで浮き出てるし・・・何や匂いまで本物みたいや・・」

「ジュル・・・ジュルル・・・うふん・・・チュパッチュパッ・・・ジュルジュル・・・ハァ・・・ジュルジュル・・・あぁ・・」

「ハァ・・・熱いわぁ・・・ジュルジュル・・・あぁ何や体が火照って来るわ・・」

そして長い夜は、ついに始まった。

妻のディルドを「しゃぶる音」と「鼻を鳴らす甘い吐息」が続いた・・・

全ての音が、途絶えて「カチャカチャ」と妻がジーンズのベルトを外す音がして、無造作に衣服が傍らに投げ捨てられる音が聴こえてきた・・・

「ピチッ・・・ピチッ・・・キュッ・・・ピチッ・・」

乾き、弾かれるようなラバーの擦れる音がして、「ん・・・ん・・・あぁ・・・大きい・・・こんなん入るんやろか・・・あぁ・・」

短い沈黙の後に、妻の、息む声が聞こえた。

「うっっ・・・ん・・・むぅ・・・んん・・・くぅぅ・・・キツい・・・キツいわぁ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・」

妻の激しい吐息が聞こえた。

やがて「キュッ・・・ピチッ・・・パチッ・・・ピチッ・・・ピチッ・・・ジッッ・・・ジジジ・・・ジ・・・ジジ・・・カチッ。」

肌とラバーの擦れ合う、乾いた音とファースナーを閉め、ロックされる音が聞こえた。

遂に巨根竿師のディルドを妻のヴァギナは根元まで飲み込んでしまったのだ!!あの限り無く実物に近い凄まじい巨根を!ファースナーを閉め、ロックされた音は、まるで「妻が私との、性行為を断ち切り、性に貪欲な牝として、私に対しての、肉体の門の扉を堅く閉じてしまったように感じる音だった。」

「あぁ・・・あふぅ・・・大きい・・」

「ガサガサ・・・ガサッ」と、音がして、「ギュルッ・・・グィッ・・・キュッ・・・ギュルッ・・・グィッ・・・グィッ・・・キュッ・・・キュッ」と、ブーツを履く音が聞こえた。

「フゥ・・・フゥ・・・ハァ・・・ハァ・・」

「ガチャガチャ・・・衣装部屋を出た・・・何処に?」

時を変えずに寝室のボイスレコーダーに「ガチャガチャ・・」

「ハァ・・・ハァ・・」

妻の熱く甘い吐息と、「カチャカチャ・・・カチャ・・・何か作業をするような音・・・機械的な音と妻の甘い吐息が交互に聞こえる」

かなり長い時間、それは続いた。

どうやら化粧をしているようだ。

「パチッ」と何かを閉じる音が聞こえ、やがて妻の溜め息にも、感嘆にも似た「ああぁ~・・」の声が漏れた。

「こ、これがウチ?ウチなん?この間より綺麗やん・・・これがホンマのウチやったんや・・・ああぁゾクゾクするわぁ・・」

立ち上がる時に「体内の巨根竿師のディルドが子宮を刺激したのか」妻は「ウッッ・・」と、苦悶の声を漏らして、「バタン!!」と響く音で扉を閉めて、寝室を出た。

衣装部屋に仕掛けたボイスレコーダーからは、リビングでの妻の狂態が、聴こえてきた。

リビングからは妻の・・・否、ボンデージを身に纏い巨根竿師の逸物を型取った巨大ディルドを根元までヴァギナに収めた「淫乱な牝」の、甘く、せつなく、それでいて野性的な官能の声が聴こえている。

「あぅ・・・あぁぁ・・・いぃ・・・お・・・大きいのぉ・・・うぅ・・・こんなに・・・こんなにエエなんて・・・あぁ・・」

何故なのか、ソファーの軋む音まで聞こえて来る・・・

「ギィ・・・ギシッッ・・・ギシッッ・・・ギシッッ・・」

リズミカルに一定の間隔で軋むソファー。

「あうっ・・・もっと・・・もっとや・・・つ・・・突いてぇ・・・もっとぉ・・・あぁ・・・イクッ・・・イッてまうわぁ・・・あぁ・・・あぁ・・」

激しい断末魔のような叫びとともに、妻は一度目のエクスタシーを感じたようだった。

しかし、沈黙は数秒でしか無かった。

またしてもソファーの軋む音とともに妻の、せつない喘ぎ声が聞こえて来た。

これは、塗り込められた媚薬の強烈な作用なのか!「何やの・・・何やの・・・体が・・・体が・・・いぃ・・・あぁぁ・・・体が勝手に・・・勝手に動いてまうぅ・・・あひぃっ!!何処まで・・・何処まで入ってるん?こんな奥まで入って来るんは初めてやぁぁ・・・あぅ・・・あひぃぃ・・」

後で分かった事だが、この時、妻はソファーに腰掛けて、背もたれに体を預けながら、両脚を左右にほぼ全開に近く開脚させて、股関クロッチ部分を両手で押さえ、ヴァギナに挿入された巨根竿師のディルドが、腰を使う度に根元から数センチ飛び出す度に両手でピストンを繰り返していたのだった・・・

「あふぅ・・・あひぃ・・・変や・・・何で・・・こんなに・・・感じるんや・・・誰か・・・誰か、止めてぇな・・・ああぁ・・・また・・・また・・・イッてまう・・・ああぁ・・・出し入れする度にグチュグチュやらしい音が・・・あうっ・・・あひぃ・・・イックッ・・・イックッ・・・ああぁ~」

ソファーが弾むように激しく軋む音が聞こえた。

「ああぁ~おかしい・・・体が・・・体が止まらへん・・・ああぁ・・・感じる・・・感じる・・・いぃ・・・凄くいぃ~」

休む間も無く、またしてもソファーは軋み出した・・・

そこに居るのは「私の知りうる妻では無い・・・長い眠りから覚めた牝の淫獣だ」

私は取り返しのつかない事をしてしまったのだ。

リビングからは妻の・・・否・・・魔性のボンデージの虜に・・・巨根竿師のペニスを型取ったディルドの虜になった「淫乱な牝」の、甘く、せつない、淫靡な声が絶える事無く聞こえている。

あの巨根竿師のディルドは、閉ざされていた扉の中で、息を殺して潜んでいた「性に貪欲な淫乱な牝」を、解き放つ鍵なのかも知れない・・・

「鍵」・・・それどころか、妻の鍵穴は、この鍵でなくては開かない鍵穴になるのでは無いのか?「鍵」は、その先端の形状、長さ、太さ、材質、その全てが、鍵穴に寸分違わずに、隙間無く、合っていなくては鍵穴が回る事は無い。

今、妻のヴァギナと言う名の鍵穴は、巨根竿師のディルドと言う「類い稀な鍵」によって作り替えられているのでは無いのか?

私は、そこまでの事態になっている事など知らずに小料理屋で、酔えぬ苦い酒を飲んでいた。

そう・・・ここまで書いたボイスレコーダーの中身は、この夜、全てが終わった後に一人確認した物なのだ。

時計の針は10時を指そうとしていた。

私は、頃合いとばかりに小料理を出て、自宅に向かうべくタクシーに乗り込んだ。

自宅までは、タクシーなら5分足らずの距離だが、私にはタクシーでの時間が、酷く長い物に感じていた。

「期待と胸騒ぎの交差する」異様な思いを胸にして。

やがてタクシーは、自宅マンションの入口に横付けされた。

数日前に山田君と謀って、妻にボンデージを着せた時でも、こんな不思議な、複雑な感覚にはならなかったのに・・・

私の体の中の何かが、危険なシグナルを送り続けいるのだ。

早鐘のようなシグナルの音は、ヘッドホンで音楽を聴いている時に、緩やかにボリュームのダイヤルをMAXにされていくように、大きくなっている。

心臓の鼓動が、尋常じゃない。

私は、意を決して玄関を開けた。

「ガチャッ・・・ガチャガチャ」

長い夜の・・・淫靡な夜の扉は開いた。

「ガチャッ・・・ガチャガチャッ」

玄関を開けると、蒸せ返るような淫臭が漂っていた。

普段なら必ず点いている、玄関、廊下の照明が点いて無く、真っ暗だ。リビングから薄暗い間接照明の明かりだけが漏れている。

物音は一切無くて、妻の所在すら分からない・・・

ヴァギナから漏れたのであろう、牡を本能で刺激する愛液とラバーの入り混じった「淫臭」だけが確実に妻の所在を告げていた。

私は自分の家だと言うのに何故か、音を立てるが憚れるように、忍び足でリビングのドアを開けた。

薄暗い間接照明に照らされて、そこに妻は居た!

まるで香を焚きつめたように淫臭が充満したリビングの中で、巨根竿師の巨大なペニスを型取ったディルドを自身のヴァギナに余す事無く納めて、ボンデージを身に纏い、踵の高い太腿までの長さのロングブーツを履いた妻を、間接照明は妖艶に照らし出さしていた。

私は、その妻の姿を見て「ゴクリ」と、喉を鳴らし、立ち尽くしていた。

妻は、数日前の夜に見た、あの時よりも格段に艶を増している・・・

あの時は「ボンデージに、着られている感、妻自身にも戸惑いと罪悪感による抵抗感」が否めない部分もあったが、目の前の妻は、オーダーメイドだからでは無くて、そのボンデージ自体が妻を着手として選んだ・・・正に正真正銘に妻の為の物であるようだ。

限界まで締め上げられようなウエストの括れ・・・

谷間が強調されたバスト・・・ハイレグデザインにより脚長を際立たせ、股間部の土手を盛り上がらせ、牡を挑発しているかのようだ・・・

そして、西島氏からのブーツは、ボンデージ姿の妻を・・・巨大なディルドをヴァギナに飲み込んだ妻を、より妖艶に見せている。

私が初めて見るような、メリハリのあるメイクをしている妻・・・真紅のルージュが、眩しい。

薄暗い間接照明の中で、濃いめのシャドウで彩られた目が妖しく光っていた。

間接照明で、照らされ、私を見つめる妖しく光る目は、何故か哀しみと哀れみを宿しているように見えた。

妻は、無言で私の方へ、一歩、一歩、カーペットを外されたフローリングを「カツッ・・・カツッ」と、ブーツの踵の音を響かせて、近づいて来る・・・

近づく妻とともに牝の淫臭が私の鼻をついた。

無言のままで妻は、私の腕を掴み、体を入れ替え、妻が先程まで座っていたソファーに「ドンッ」と、私を突き倒した。

私はソファーに尻餅をつき、私の目の前に立つ、妻を見上げた。

妻は、無言のまま、「スゥっ」と右手を伸ばし、私の後頭部に手を回し、「グイっ」と、私の鼻腔を、妻のボンデージに覆い隠されたヴァギナに・・・巨根竿師の巨大なペニスを型取ったディルドが余す所無く埋まるヴァギナを覆うラバーに押し当てたのだ。

驚きのあまりに固まり、身動きの出来ない私に、妻は、左手も私の後頭部に回して、左右の腕で私の顔を抱え込むように、自身のボンデージに覆われたヴァギナに押し当てた。

鼻腔を突く、濃厚なヴァギナとラバーの匂い。

太腿の付け根からは、トロトロの愛液が、溢れ、滴り落ちて来ている・・・鼻腔を通じて伝わる妻の淫臭は私の脳を痺れさせ、股間を熱く・・・固くさせた。

私は痺れを感じながら、上目使いで妻を見上げた・・・そこには、哀れみを瞳に映した妻の顔があった。

妻は私と目が合った瞬間、初めて口を開いた。

「パパ・・・アンタ、阿保やろ?もう・・・もう無理やで・・・分かってるな?」妻の言葉に私の脳は更に痺れを増して行った。

私は妻の言葉に・・・妻の淫靡なヴァギナの香りに、軽い目眩と痺れを覚え、固まったままだった。

妻は、私の頭を抱え込む両腕の力を強めながら、上から見下すように言った・・・

「パパに・・・パパに隠していたけど・・・パパと結婚する前に、付き合っていた彼って、パパと違って、ペニスごっつい大きくて・・・長くて・・・太かったんや・・・セックスもメチャ強かった・・・私は、その人に娘から女にされたんよ・・・

でも・・・ろくに仕事もせん遊び人やった・・・何度も・・・何度も、別れよう思うたし、逃げ出そうとも思うた、でもな、18、9の娘にはようできん・・・毎日、毎日、何度も抱かれ・・・女の悦びを教え込まれたんや・・・都合が悪くなると、組み伏され・・・金をよこせと組み伏されて・・・頭ではこんな、ろくでなしと居ったらエライ事になるて分かってはいたねん・・・けどな・・・体が・・・体が言う事聞かへんのや・・・その時に気付いた・・・ウチは底抜けに淫乱なんやって・・」

「あげくの果てに、避妊もしてくれへんから妊娠や・・・。親にも言えへん・・・彼氏は、堕胎しろしか言わん・・・けど堕胎するお金も無い・・・しゃあないさかいモグリの産婦人科行ったわぁ、したら子供の出来辛い体になってしもうた・・・私は身も心もボロボロ・・・ズタズタや・・・それでようやく彼氏と別れる決心が出来て・・・きちんとした仕事にもついて・・・その頃や・・・パパに出会ったのは。ウチの勤めていた店に、会社興したばかりのパパが出入りしておって・・・パパは、いつも笑顔で、優しくて・・・傷心だったウチはどれほど救われたか分からん。そして・・・お付き合い始めて・・・パパに初めて抱かれた時にパパのペニス見て、何で大きくならんのやろ?固くなるだけやって、不思議やった・・・元カレの半分もあらへん・・・挿入たら挿入たで全然当たらへん・・・ウチは元カレのしか知らへんし、それが当たり前やと思っていた・・・けどパパのは・・・小さくて・・・細くて・・・それでいて、いざ挿入したらしたで、あっという間にイッてまうし・・・

元カレに仕込まれて、作られたウチの体はイク事も出来ん・・・欲求不満や・・・でもな・・・あの頃のウチはセックスの快楽より、人間の思いやりや優しさが心地良かったんや・・・だから・・・だから・・・後ろめたい気持ちもあったけど、パパのプロポーズを受けてお嫁にしてもろうた・・・

その時にウチは心に決めたんや・・・《性に淡泊な女を演じ続けようて。自分の中に居る淫乱な好きモノな女は一生封印しようて》でもな、ウチも女や・・・もう30にもなる女盛りやで?だからや、だからスポーツクラブ通って・・・欲求不満を解消して・・」

妻は言葉を続けた。

「でもウチは、浮気だけは考えへんかった・・・子供が出来辛い体の事をパパに隠していた負い目と罪悪感や・・」

私は妻のヴァギナに顔を押し当てられたまま、妻の衝撃の告白を聞いた・・・私の脳は、真っ白に・・・真っ白になっていた。

ショックだった・・・心の中が、凍りついたようだった。

「パパのは小さい・・」「パパのは細い・・」「パパのじゃ届かない・・」そして「パパは早漏・・」・・・分かってはいた・・・分かってはいたのだ・・・私だって若い頃からヤンチャして、数え切れぬ程の女を抱き、現実を知り、己のペニスの小ささを嘆き、しかし、どうにかなるのでは?と、悪あがきを繰り返し、色んな女性とセックスを重ね・・・舌技、指技を磨き・・・時には、大人のおもちゃ迄駆使した・・・

しかし・・・女性の中には「生身じゅなきゃダメ・・・巨根じゃなきゃダメ!」という人も居る事は確かなのだ・・・

本来、女性とは本能で強い男を求める生き物であるのは明白。

女性の、その本能の根元は「子孫を残す」事なのだ。

力強く逞しいペニスに惹かれ、それに貫かれた時の悦びは、男の単純で浅はかな考えなど及ぶ物では無い。

私は全身から力が抜けて行くのを感じていた・・・しかし、ヴァギナに押し当てられた鼻腔からは、妻の牝のフェロモン溢れる淫臭が、絶える事無く流れ込み、太腿の付け根から垂れる愛液は、私の口に流れて落ちてきている。力の抜けた体なのに、私のペニスは痛い程に固くなっている。

妻は、瞳に涙を潤ませて、「寝た子を起こしたのは、パパなんやで・・・この間、山田さんの所から、このボンデージが送られて来て、裏側のクロッチ部分から生えた生々しいディルドを見て・・・ウチは震えた・・・子宮が、キュンってなってもうた・・・見ているだけでアソコから溢れて来るのが分かった・・・でもな・・・ウチ宛てに届いても、《パパが、こんなのを私に贈る?山田さんが宛て先、間違えたんや・・・》って・・・封印していた物が、顔出さんように頑張ったんや・・・けど・・・気付けば、あの生々しいディルドに手を添えてしもうた・・・頭にカァっと血上ってしもうて・・・しゃぶってもうて・・・自然とパンツ脱いで・・・ボンデージに脚通して、アソコに、あの逞しいディルド押し当ててた・・・久々やった・・・挿入する時、アソコからメリメリ音聞こえそうな、大きなペニス。でもウチのアソコは・・・アソコはな、嬉しそうに飲み込んでしもうた・・・次の瞬間、ウチは躊躇無くボンデージの袖に手を通し・・・背中のファスナーを上げていたんや・・」

「ウチは鏡の中の自分に驚いた・・・《こ、これが・・・ウチ?ほんまにウチなん?》女のウチから見ても、エロい・・・ごっつうエロかっかたん・・・その時アソコの中のディルドが動いたんよ・・・《ズン!》ってな・・・もうアカンかった・・・後は覚えて無いんや・・・パパからの電話までな・・・したら今度はファスナーがロックされてて脱げんやもん・・・驚いたわぁ・・・天罰やて思うた・・・パパは帰って来るし、オシッコは漏れそうやし・・・そしてパパにボンデージ着てるのバレて・・・ウチの体・・・火ぃ着いてしもうてたから・・・あのザマや・・・しまいにオシッコ漏らしてもうて・・」

私は妻のヴァギナの匂いにクラクラしながら・・・先程、妻の放った、短小ネタを心に引きずりなら、妻の言葉に反論する気力も無く、妻の言葉を聞いていた。

「でもな、パパ?あの後でウチは酷く後悔したんやで・・・何でこのボンデージ着てしまったんやろ?あのディルドをアソコに受け入れてしまったんやろ?ってな・・・パパに見せた事の無い姿・・・パパでは引き出す事の出来ない私の姿・・・見せてしもうた・・・何をやってるんやウチって・・・ウチが汚したカーペット洗いながら泣いたんやで・・・パパを傷付けたんやないか?怒らせたんやないか?ってな・・」

「もうコレを着るのも・・・ディルドを受け入れるのも、あの日限りや、って決めてたんや・・・後戻りが出来るうちにな・・」

妻の瞳から大粒の涙が、零れ落ちた・・・

「でも、今夜パパからの電話で・・・私の中の何かが・・・壊れたわ・・・壊れてもうた・・・この間より生々しい・・・誰が見てもドキドキするようなディルド見せられて・・・ウチ・・・ムリやった・・・でもな・・・欲しい思うたけど、こんなん入りきらん思うたんや・・・この間のが元カレサイズや・・・アレでも立派過ぎる程に立派や・・・アソコ壊れてまう思うた・・・押し当てて・・・キツい・・・キツいてな・・・でもウチのアソコ・・・アレを欲しがったんや・・・隙間も無いぐらいにキツキツなんやけどココに全部・・・全部、根元まで納まってもうた・・・妻は私の頭を抱え込む両腕に力を込めて私の口を巨根竿師のペニスを型取ったディルドが納まる部位に押し当てて「ここや・・・ここになんやで・・・ここに全部納まってるんやで・・・あの大きいのが・・・全部や・・」

沈黙が流れた・・・

「体がな・・・体が勝手に動いてまうねん・・・さっきコレ着てから気持ち良うて、気持ち良うて、何度イッたか分からへんのや・・」

妻の瞳の涙は乾き、恍惚の表情になっていた。

私は小料理で感じた胸騒ぎが現実の物となった事で、ようやく我に還った。

我に還った私だったが、一体どうすれば良いのが分からなかった・・・

しかし、後戻り出来るならば、する事に越した事は無いのだ・・・話し合って、趣味、遊びの範囲で止めなくてならない!!

言葉を尽くして伝えなくてはならない・・・私は、私の頭を押さえ付けていた、妻の両腕を払い、淡々と妻に語りかけた。

「スマンかった。ワシはただ・・・その特殊な構造のボンデージを、お前に着て欲しかっただけなんや・・・ワシは、お前が性に淡泊な女やと思い込んでいた・・・だから、そのディルドを果たして受け入れるのか?受け入れて、ボンデージを着たお前が、どれだけ変貌するのか?ワシの欲や・・・欲望やったんや・・・この間、お前が、そのボンデージを着て、ワシに初めて見せるようなエロい姿見てな・・・こりゃもっと凄いモンが見れるんやないかと思うて、更にエスカレートして、それら用意してもうたんや・・・でもな・・・今の、お前の姿だけじゃなく、様々な思い、言葉を聞いてワシの愚かさが・・・いかにアホなんかが分かる・・・

ワシがホンマに悪かった・・・もう脱いでくれ!!もうエエ」

妻は、私の言葉を冷めた表情で聞いていた。

そして人変わりような口調で言った。

「嫌や・・・アンタが望んだ事やろ?もうムリや・・・」

「何でや?ワシが興味本位やったんは謝ったやないかい・・・な・・・な・・・勘弁したってくれ」

私の言葉に、妻は立ったまま右手をディルドが納まったヴァギナに持っていき、人差し指、中指、薬指の3本で「グィっグィっ」と、ボンデージのラバー地の上から、腰をゆるやかに前後しながらまさぐり、左手は、Eカップの胸を揉みながら「あふぅ・・・アカンねん・・・この間のまでは我慢出来た思う・・・あぁ・・・見て・・・なぁ・・・この指、この腰・・・勝手に・・・勝手に動いてるんやで・・・あんっ・・・このボンデージ着てな・・・このディルド入れてるとメッチャ気持ちエエんや・・・あぁ・・・ん・・・ディルドがな・・・ウチのアソコの中で、ビクッ・・・ビクビクッって動くねん・・・嘘やない・・・あふぅ・・・でなぁ・・・どんどんキツい感じが薄れて、まるでウチのアソコの為に生まれた・・・ウチのヴァギナのサイズを正確に計って作ったようなペニスや!!」

これはディルドに塗り込めた媚薬の劇的な効能なのか・・・媚薬が妻を狂わせたのか?

「お・・・お前・・・ペニスて、それは確かに本物から型を取って作ったモンやけど、ディルドはディルドやないかい!」

私は自分でも不思議な程に気色ばんで答えた。

「あふぅ・・・んぐぅ・・・あぁ・・・アカン・・・また・・・またやぁ・・・アソコが・・・アソコが熱い・・・たまらんわぁ・・・グチョグチョやわぁ・・・このペニス・・・エエわぁ・・・なぁパパぁ・・・見てえなぁ・・」

立ちながら自慰に耽り出した妻が、快感を抑えきれずにソファーに腰を下ろし、背もたれに全体重を架け・・・腰を迫り出させ、思いきり両脚を開脚させ、ヴァギナから数センチ飛び出したディルドの根元部分をボンデージの上からリズミカルにかるに出し入れ始めた・・・

「あふぅ・・・あふぅ・・・見てぇ・・・ペニスの根元がヴァギナから出入りしてるの分かるやろ・・・あぁぁ・・・当たるぅ・・・当たるわぁ・・・大きい・・・中が・・・ヴァギナの中が・・・カリで擦られるぅ~・・・エェわぁ・・」

ボンデージと股間部位の隙間から、本物と見紛う巨根が、ヴァギナから出入りする度に、妻の発達したビラビラをめくり上げ、愛液で極太な胴体をヌラヌラと濡らし、《グチュ・・・グチュッ・・・グチョッ》と、音を立て、白濁色の泡を飛ばしている。

リビングに充満している淫臭が、密度を増した。

「ハァ~ン・・・中で・・・中で・・・大きいペニスの形が・・・形が・・・はっきり分かるわぁ・・・凄い・・・な・・・な・・・見えるやろ?あふぅ・・・あふぅ・・・イクッイク・・・イク!!アッ・・・アァ~!」

「ビクッビクッ・・・ヒクッヒクッ・・」妻は小刻みに体を痙攣させた。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・フゥ・・・ハァ・・」

妻は上半身を揺らしながら、ゆっくり息を整えていた。

私は、目の前で繰り広がる、その刺激的な光景に、妻を妖しい危険な取り返しのつかなくなる方向から引き戻す事など忘れてしまい、興奮し、固くなったペニスからは我慢汁が流れ出していた。

ソファーで横たわる妻が私の股間の慎ましい膨らみに気付き、おもむろに起き上がり、意地悪な顔で、私に近づいた・・・

「動いたらアカン!!」

妻は私に言い放ち、スラックスのファスナーを下げて、痛い程に固くなったペニスを引っ張り出した。

妻は左手を自身のボンデージと、ヴァギナの隙間に滑らせ、ディルドの根元部分に指を回し、右手は、私のペニスを掴んでいた。

「あ~ぁ・・・ムリやわぁ・・・分かるやろ?」と、妻は私のペニスを一瞥し、自身のボンデージとヴァギナの隙間に滑り込ませた左手に視線を移した。

妻の視線につられ、妻の左手を・・・ボンデージとヴァギナの隙間のディルドを凝視する私に、

「しゃあないなぁ・・・」と、けだるそうに私に背中を向けて「ファスナーのロック外してぇな・・・なぁ・・・早う・・」

私は妻の「ファスナーのロック、外してぇな・・」の言葉に、ペニスを固くしたままで、言われるがままに従った。

「カチッ・・・カチャッ・・」

ボンデージのファスナーのロックを外すと、妻は後ろ手で器用にファスナーを引き下ろした。

ハイネックのホックを外し、肌とラバーが張り付くように密着していた腕を袖から抜いた・・・

「キュッ・・・キュッル・・・ピチッ・・」

妻は、「フゥ・・」っと、軽く吐息を吐き出し、薄桃色の肌に、細かい玉のような汗が光る上半身を晒した。

Eカップの釣り鐘型のバストと、「ツン」と、上を向いた乳首が眩しい・・・

妻は、片脚ずつブーツを脱ぎ、無造作に傍らに投げ棄てた・・・

そして、妻はヒップを上げて、ボンデージを引き下ろした。

ボンデージを脱ぐとともに、あっという間に妻の体から立ち込める濃密な淫臭。

裏返しになったボンデージは、巨根竿師のディルドだけが、そのまま妻のヴァギナに埋没したままで繋がっていた。

妻のヴァギナに・・・巨根竿師のディルドに、強い意思があるように・・・

「ハァぁ~熱いわぁ・・・

・・」

妻はディルドを埋没させたままで、私に向き直り、腰を降ろし、挑発的に脚を広げた・・・

「見えるやろ?もっと近づいて見てえなぁ・・・早よう!もっとや!」

私は戸惑いながらも、顔を近づけた・・・鼻を突く淫臭・・・包皮が剥け、朱く肥大したクリトリス・・・淫烈のビラビラは、「このペニスを離さない・・・このペニスだけは何があっても離さない!!」とするように逞しいペニスの胴体に張り付いている。

突き刺さる巨根竿師のディルドは、「本物」にしか見えない。

その見事な巨根竿師のペニス(ディルド)は、極限まで、突き刺さる淫烈を広げて、赤黒い胴体を妻の愛液でヌラヌラと濡らし、浮き上がる血管、筋が、より肉感さを増してしてた。

「パパ・・・これ抜いてみてぇな・・」

私は「・・・あ・・・あぁ・・」と、この非現実的な異様な空間に圧倒されながら妻に突き刺さるディルドの根元部分・・・ボンデージのクロッチ裏地に固定されたディルドの根元部分を恐る恐る掴み、《グイッ》っと、引き抜いた・・・《ズルッ・・・ズルッ・・・ズルリ・・・》まるで大蛇が巣穴から出て来るようだ・・・

「あふぅ・・・ん・・・ん・・」

妻の甘い吐息が漏れた・・・

しかし・・・その長大で極太なペニスは、ヴァギナから半分抜けた時点で、「ピクリっ」とも、動かなくなってしまった。

「な・・・な・・・何や?・・・抜けんで!!お前?締め付けてんのかい?」

「ウチは何にもしてないで・・・ウチは抜いてもエエ思ってるよ・・・けどウチのアソコがな・・・このペニス離すのを嫌がってるねん。」

「そ・・・そんなアホな事あるかい!人馬鹿にすんのもエエ加減にせい!」

「嘘やない、パパがな・・・今、半分、引き抜いたコレ見てみぃ・・・何か感じへんか?」

私は妻に言われるがままに、マジマジと妻の淫烈に突き刺さる巨大なペニス(ディルド)に、目をやった。

「えっっ?」

先程、半分引き抜いた筈なのに、妻のヴァギナからは、根元部分が、申し訳程度にしか顔を出していない!?何故だ?一体どうなっているのだ?

妻は、私に「だから言ったでしょう?という目をしながら」

「あのな・・・ホンマにウチは、何もしてないんや・・・ウチのアソコと、このペニスが、勝手にな・・・ホンマやで・・」

「妻は当たり前や」という表情のまま続けた・・・

「コレな・・・ちょっと違うねん・・・変やの・・」

妻は、ヴァギナに深く突き刺さる巨大なペニス(ディルド)を指差しながら言った。

「はぁ??」

私は訳が分からなかった。

「ボンデージ着てな・・・コレをウチのヴァギナに挿入したやろ?その段階からおかしいのや・・・だってな・・・この間のサイズで、ウチのココは奥行きもMAXの筈や・・・だってな・・・ボンデージ着て・・・ベッドで横になっていたら、何もせんのに3センチぐらい、アソコから出て来るんやからね。分かるやろ?このボンデージはハイネックやろ?後ろにヒップの割れ目の上から首下までファスナーや・・・着ていて分かるんやけど、立体裁断と、物スゴい、しっかりした縫製で、このラバー素材なんやで?半端じゃないホールド感があるんや?寝そべるとな・・・首からアソコまでが、縦にギュッと締め付けられる訳や・・・それでも、ウチのアソコからは、股間部位のラバー生地を押し上げるようにディルドの根元がな3センチ飛び出していたんやで?」

私は妻の話しを、頭の中でイメージを作りながら聞いた・・・妻の言わんとしている事を理解し、状況をキチンと把握すべく。

「でな・・・コレはな・・」

妻はなと、ヴァギナに刺さるディルドに目をやり「どう見ても、この間のよりデカイやん?長さも太さも、カリの張りも・・・リアルさも違うけどな。そうなんやろ?パパ?」

「あぁ・・・そうや・・・前のは長さが16.5センチ、太さが5センチや・・・今、お前が挿入てんのは、長さ18.5センチ、太さ5.5センチや・・」

「ひぇ~大きいなぁ・・・そやろ?前のより、かなり大きい思うたわぁ・・」

妻は、具体的なディルドのサイズに驚きながらも続けた。

「でもコレな・・・変なんや・・・これ挿入た時な、ウチ確かに興奮してたけど、この間程じゃ無かったんや・・・濡れ方もな・・・けど、ウチのアソコに押し当てた時にキツイ事はキツかったんやけど、亀頭がな・・・「メリッ・・・ズブッ・・」って・・・そしたらな、造り物の筈やのに、コレな、冷たくないねん・・・人肌なんや・・・でな・・・半分まで挿入した所で、ウチ、息んで力入れて押し込んだんや・・・したらな・・・《ズルッ・・・ズブッ・・・ズルッン・・・》って根元まで・・・自然に入ってもうたんや・・・パパには・・・アンタには分からんやろけど・・・今まで誰も入って来れなかった場所までや・・・でな・・・コレな・・・ホンマにウチの中で「ビクッ・・・ビクッ・・」って動いたねん・・」

「そ、そんなアホな・・・造りモンやないかい・・」

私は正直、妻が快感のあまり狂ったのではないかと思ってしまった。

妻は、私の態度、言葉を敏感に感じたのか、

「あのなぁ・・・ホンマなんやで・・・それでな、コレ着て・・・コレ挿入されたまま・・・ソファーに横たわったんや・・・どないやった思う?しっかりウチのアソコに納まってもうて、1センチも出てこんのや?変やろ?この間のは、3センチぐらい根元が出てたんやで?あ・・・あん・・・あふぅ・・・い・・・今もな・・・今もな、ウチの中で動いてる・・・コレ造りモンちゃう・・・ウチを・・・ウチを女に目覚めさせてくれたウチの男やぁ!抜ける訳あらへん・・・ウチ・・・さっきな・・・生きてて・・・女としてな・・・こんな気持ちエエ事あるんか?ってイカされ方したんや・・」

私は、言うまいと思ったが言ってしまった。

「そのディルドには・・・ボンデージには、強力な媚薬が・・・催淫剤が塗り込んであったんや!だから、そう感じてしもうてるんや!なぁ・・・しっかりしてくれ!」

「フン・・・薬?・・・そんなモン関係無いわ・・・アンタ・・・抜けるモンなら抜いてみぃ・・」

妻は、あらためて私の方に向き直り、寝そべり、太腿を両手で抱え、大きく開脚して、ヴァギナに突き刺さるペニス(ディルド)を私に向けた。

「グィっ」と、力を入れて引き抜こうとするのだが、「ズルッズルッ・・」と、半分までしか抜けない・・・そして妻の意思とは関係無く、ヴァギナは、ペニスを引き戻そうとするのだ。

「ん・・・ん・・・くっ・・・ぅ・・・なぁ?ムリやろ・・・ホンマに変なんや・・・オシッコも、したくならないねん・・・全部、この人に吸い取られてるみたいや・・」

「こ・・・この人?お前何言うとるんや?しっかりせい!」

「フンっ・・・アンタが望んだ事やろ?ウチの淫乱なとこ見たかったんやろ?でも、アンタじゃウチを狂わす事なんか出来んやろからなぁ・・」

私は逆上しかける自分を抑え、ディルドを引き抜く力を増した。

「うぅ・・・痛いわぁ・・・えっ?何?・・・分かったわぁ・・」

妻は意味不明な独り言を言い、次の瞬間、「ズルッズルッ・・・ズルリッ・・・ズルンッ」と、巨根竿師のペニス(ディルド)は抜けた・・・薄っすら湯気をたて、筋張り、正に、怒張と言った感があった。

妻のヴァギナの膣口は、大きな口を開き、タラリと白濁色の粘着性のある汁を滴り落としていた。

「アンタ・・・ウチの人が、思い知らせてやれやて・・・抜かんとムリやしな・・」

私は妻の言葉に固まった・・・何を言いたいのだ?

妻は、「ふらふら」と立ち上がり、残忍な表情をして私に近づき、固くなったままの・・・スラックスから出されたままのペニスの上に跨がった。

「スルっ・・・??」

「エぇッ?挿入したのか?しかし・・・何も感じないのだ!温かさも、ヌルヌル感も・・・締め付け感も・・」

騎乗位の妻は、私を見下すように言った。

「なぁ・・・わ、か、る、や、ろ、?今な、アンタのウチのアソコに入ってる筈やねん・・・でもな・・・ウチの何処にも当たらへん・・・アンタのが入ってるのも感じとらへん・・・ウチのアソコのサイズにアンタのソレ・・・合わへんのや・・・今夜・・・たったの二時間や・・・二時間でウチのアソコあの人に変えられてしもうたんや・・・アレじゃなきゃ・・・あの人のペニスやないとウチもうアカン・・・なぁ・・・なぁ・・・パパ・・・あれはモデルが居るんやろ?そやないと、こんなん作れる訳無いやん?

ウチ、その人としたいわぁ・・・なぁ・・・誰か知ってるんやろ?なぁ、なぁ・・」

私の妻の中にあったペニスは、妻の言葉を聞き、一気に縮み上がり・・・萎えた・・・しかし妻のヴァギナには私のペニスが縮み上がり萎えた事などは感じないのだ・・・

私の思い描いていた「嫌な予感」なんて可愛い物だった・・・それを遥かに凌駕する事が起こり始めていた・・・何か見えない企みに・・・抗えない渦に飲み込まれて行く自分を・・・妻を・・・

「なぁ・・・なぁ・・・エェやろ・・・会わしてぇな・・」

妻の言葉がいつまでも続いた・・・

萎えて縮み上がった、私のペニスを妻は一瞥して言った。

「なぁ・・・頼むで・・・居るんやろ?会わしてぇな・・・そうや・・・コレ山田さんも一枚噛んでるんやろ?アンタ動いてくれへんならウチ明日、コレ着たまま山田さんとこ行って・・・問い詰めたろ・・」

「お・・・おい・・・な・・・何、考えとるんや・・・洒落にならん事止めぇ!大体な・・・ソレのモデルなんて居る訳無いやろ!頼むわぁ・・・ホンマに・・」

「嘘や・・・ウチには分かるねん・・・ウチのアソコが・・・あのペニスが・・・ウチに訴えてるねん。頼んでや!聞いてくれへんのならホンマに山田さんのとこ行って・・・従業員さん達、居る前でウチ、ボンデージ姿になって、ある事、無い事ぶちまけるで!」

そう言うと、妻はシャワーを浴びにバスルームへ行ってしまった。

一体、何で、こんな事になってしまったのだ・・・

どうしてなのだ?

私は、単純に妻が、あの「魔性のボンデージ」を身に着けて、私自身のどうにかなる範疇で、私の知り得ない要素を見て、楽しみたかっただけなのに・・・

《さじ加減》

私の頭には、この言葉が重くのしかかっていた。どんな良薬も、適正な量だからこそ、効果もあり、効能もある。

しかし、良薬も与える量を間違えてしまえば・・・

《劇薬》にしかならない・・・否、この場合は《激薬》かも知れないが・・・

明らかに投与する量を間違えてしまった。

あのボンデージ、あの巨根竿師のディルド、劇薬だった・・・

あるいは、薬中の過去を持つ人間に再び、危険極まりない薬物を渡してしまったような物だった。私は途方に暮れた・・・

シャワーを浴びた妻は、ボンデージとブーツを大切そうに抱え、「今夜から、パパは衣装部屋で寝てな・・」と言い、寝室へ行ってしまった。

私は、眠れぬまま思案していた・・・

しかし、決定的な解決策など思いつく訳も無く、眠れぬ夜を過ごした・・・

寝室からは、妻の喘ぎ声が、絶える事無く洩れていた・・・

私は眠れぬまま、不在時のボイスレコーダーを聴いていた。

先程まで目にしていた妻の変貌具合いと、ボイスレコーダーの中に記録された妻とを、重ね合わせ、このあまりに受け止めがたい現実を消化しようとしていた。

確かに私の仕掛けた行為は、興味本位では済まなかったかも知れない。

しかし、ここまでのイレギュラーを想定は出来なかったのだ。

あのディルドの原型である「伝説の巨根竿師」

仮に、西島氏に頼み込んで、その人を紹介して貰ったとしても、その後の事を想像して・・・連想して・・・ムリだ・・・あり得ない!ディルドに、あれ程狂う妻だ・・・これが生身の本物にやられたら?

私は、失う物の大きさを改めて感じ、焦燥感に苛まれていた。しかし、すでに目に見えない力が動き始めていた。

どんなに抵抗しようと止める事など出来ない・・・それは全て、最初から決められていた事のように・・・

難しいですよね・・・

見て、聞いて、体験して・・・初めて納得して信じられる事もある訳ですし。でも、性の世界の事は私は大概信じます。

自分の経験していない事だらけですけどね。

私の書いている「魔性」の中のディルドにしたって、実物見たら驚かれると思います。

でも見てなきゃ分かりませんよね・・・

私も、知人がペニス全体に蛇の入れ墨して、ピアス入れているのですが、最初は半信半疑でした・・・

食糞趣味の可憐な女性も居りましたが、これも、写真を見るまで信じる事が出来ませんでした。

しかし年齢とともに上記の様な事や、自分自身の携わる事が増えると、否応無しに視野が広がり、あれもあり、これもありみたいになりましたよ。だって知らない事沢山ありますよ。

その人、その人で間口の大きさは違うので様々な意見はあって当たり前だし、仕方ないんだと思います。

フィルターの目の細かさが、人それぞれ違うんですから・・・

私は、書いた内容が全て真実とは言わないです。しかし根本に有る物は経験し、体験した事です。我が身に起こった事なんです。

楽しく読んで貰えるのが一番です。

だってこのサイトは、大人の遊びを知る者の最高の娯楽なんですから。

翌朝、睡眠不足の中、普段より早く自宅を出た。午前中に仕事を片付けて、山田君の事務所を訪ねなくてはならない。

私は自分のオフィスで、慌ただしく雑務をこなしていた。

携帯が鳴り、発信者を確認すると、山田君だった。

朝の段階で一度、山田君には昨夜の顛末を電話で伝えてあった。

電話に出ると山田君は

「スマンなぁ・・・急な用で事務所に居らんのや・・・

でな・・・朝の電話で話していたように西島ハンに連絡入れておいたワ・・・

ワシらでは、良う分からん事、多過ぎやん。

その道の達者な人の意見に耳を傾けるがエェやろ?」

私は不安を抱えながら、しばし沈黙していた・・・

「まぁそうやろけど・・」

「西島ハンに相談して、悪く転がるの心配なんやろ?」

山田君は私の図星をついた。

「あぁ・・・そうや・・・あの人にすれば、淫乱な巨根マニアに変身した、ウチの奴は、オモロイ奴、楽しめる奴っちゅう事やろ?あの竿師のディルドにしても媚薬にしても、ひょっとして、山田君からウチの奴の話を聞いて、読んでいたのかも知らんやろ?」

山田君は「う~ん・・・考え過ぎちゃうか?確かに、西島ハンは、エロに関しては偏執的なとこ有るけど、ワシのツレのカミさんを、どうこうは無いやろ・・」

「それもそうやなぁ・・・で、ワシは、どないして西島ハンと連絡付ければエェんや?」

「昼前に、西島ハンから電話さすわ・・」

「ほな、頼んだデ・・」

私は山田君との会話を終え電話を切った。

溜まりに溜まった雑務を片付けていると、

正午前に、西島氏からの電話が入った。

昼食を取りながら話をする事となり、指定された梅田の蕎麦屋に向かった。

20分後に蕎麦屋に着いた時には、既に西島氏は蕎麦屋に到着していた。

蕎麦屋に入り、待ち合わせだと告げると、奥の座敷に案内された。

座敷には、相変わらず全身からエネルギッシュなオーラを放ち、その人は居た。

「おう!!こっちや、こっち。聞いたでぇ・・・エライ事やったみたいやなぁ・・」

私は、会釈をし、西島氏に促されるままに、西島氏の向かい側に腰を降ろした。

私は当惑を隠さないまま「あのボンデージも、かなりのもんやけど、例の《伝説の竿師のディルド》と、《南米のインディオ御用達の媚薬》効果あり過ぎでしたわぁ・・・別人になってもうた・・」

西島氏は、私の話を血色のツヤやかな額を光らせ、目を細めながら聞いていた。

私は西島氏に事のあらましを、身振り手振りで説明を続け・・・豹変した妻が、ディルドの型を起こした巨根竿師に会いたがっている旨を話した。

「効果覿面やないかぃ・・・アンタな、慌てるのは分かるデ・・・けど何の為に・・・何を望んで、あのボンデージを着せたんや?ただのオーダーしたボンデージやない・・・着ている本人がボンデージに犯され・・・支配され続けるようなモンなのは最初から分かっとった筈や・・・ディルドにしても、最初のディルドでも、かなりえげつないモンや・・・けど、竿師の持ちモンを型取ったディルドをアンタかて見てる訳や!奥さんが、それをな、ヴァギナに挿入しないと着れんボンデージやで・・・ハマれば、奥さんの「牝の本能」に火が着く事かて薄々分かってたやろ?失礼やが、アンタの願望やったんやないかい?アンタ自身では、引き出す事が出来ん部分を見たかったんや無いのかい?」

私は、西島氏の熱のこもった口調をうなだれながら聞いた。

「だからや・・・だからワシも、ディルドにしろ、媚薬にしろ、奥さんの女としての引き出しを開ける小道具として、良かれと思って提供した訳やで・・」

「イレギュラーが、想像を越えましたワ・・・まさか・・・あそこまで・・」

私の苦虫を潰した表情を困った奴やなぁ・・・と言った感じで西島氏は

「ディルドの虜だったり、ボンデージの虜だったりならアンタも我慢も出来た・・・多少・・・限度を越えてもアンタの刺激に・・・欲望や願望が満たされた訳やろ?けど・・・ディルドを恋され・・・実物に・・・ワシの友人・・・巨根竿師の生身の・・・本物に恋されたら、かなわんっちゅう事やな・・」

私は力無く頷いた・・・

西島氏は無言で腕を組み、私を見詰めていた。

沈黙が続き・・・やがて西島氏が口を開いた。

沈黙の後に西島氏が口を開いた。

「アンタな・・・実際・・・アンタの本心はどうなんや?本当は、ワシの友人の巨根竿師に奥さんが、ヒィヒィ言わされる事を、巨根に溺れる姿を期待してるんやないのかい?

ちゃうか?」

「そ・・・そんなん・・」

「そないな事無い言うんかい?」

私の心の奥底で暗澹たる黒々としていた霧の間から、薄日が漏れて、霧が晴れて行くような不思議な感覚になり、妻が巨根竿師にヒィヒィ言わされる姿を想像しただけで、私の股間は熱くなった。

西島氏は、私の表情を凝視し、ニャリと笑いながら一言、言った。

「図星みたいやな・・」

「し、しかし、そんなん可能なんですか?その竿師の方って・・・まさか、西島ハンやないですよね?」

西島氏は、眉毛をヒクつかせながら

「よう分かったナ・・・ワシや・・・ワシなんやデ・・」

ア然とする私に、西島氏は、顔をクシャクシャして笑いながら

「嘘や・・・ウソやがな!アンタの驚いた顔・・・傑作やなぁ・・・冗談やがな・・・勘忍したってや」

「ハァ~・・」

私は深いため息の後に

「あ~驚いたワ・・・悪い冗談やワァ・・」

「アンタな、ワシがアイツぐらいの逸物持っとったら人生変わってるがな・・・ワシも自信無い訳やないが、アイツのモノとじゃ雲泥の差やなぁ・・」

西島氏は「さぁて・・・どないする・・・早い方がエェんやろ?」と、ジャケットから携帯を取り出し、電話をかけはじめた。

「おう・・・ワシや・・・景気はどうや・・・ワシか?ボチボチやなぁ・・・お前に頼みあるねん・・・人妻をな・・・これ以上無いぐらいに・・・イワわせて欲しいのや・・・あぁ何やエェ女らしいデ・・・大丈夫や・・・旦那さん公認やがな・・・えっ?心配あらへん・・・何せ・・・ご指名や・・・あぁ詳しい事はまた後や・・」

西島氏は、巨根竿師との会話をしながら、私の表情を見据え、私の心理を読み取っているようだった・・・

巨根竿師との電話を終えた西島氏は

「大丈夫やで・・・楽しい事になりそうやな・・・で、アンタの希望は何や?

何でも言うた方がエェ・・」

私は即座に「妻に覚れないように・・・現場で・・・現場で生々しい形で、妻が乱れに乱れ、巨根に溺れるとこ見たいんやけど・・」と、答えた。

自分自身でも不思議だった・・・妻にそんな風になって欲しく無い気持ちより・・・妻が狂う姿が見たい・・・その場面に直面したいと願う気持ちが勝ってしまっている・・・

西島氏と数日内に連絡を取る約束をし、私は職場に戻った。

近いうちに行われるであろう、妻と巨根竿師の濡れ場を想像し、私は自分の内面に潜む不可思議で、偏執的な思いを認めざる得なかった。

《ジェラシー》と、《羨望》

ボンデージを身に着け、巨根竿師のディルドをヴァギナに納め、封印を解き放つように「性の自我」に目覚め、覚醒した妻。

私には引き出せなかった・・・感じる事すら出来なかった、妻の牝としての資質。

活発ではあるが、性に関しては、控え目であった妻が、快楽を追い求める為に、欲求と欲望を明快に口にした。

しかし、それは私の中のプライドを傷付けるに足りる事だったし、その行為、発言は、いつまでも私の心に暗い陰を落とした。

妻は、私相手では得られない快楽の高みを、自らの意思で掴み取ろうとしている・・・我慢した10年の歳月の溜まりに溜まった欲求を爆発させ、昇華させようとしているのだ・・・

私は、私には成し得ない妻の体を満足させる行為が可能な巨根竿師に激しいジェラシーと羨望を感じていたのだ・・・

訪れるその時を思い、苦しみと高揚感が、私を痺れさせている。

その夜、久々に私は妻と食事に出かけた。

昨夜の事で、私にも、妻にも、蟠りが有る筈なのだ・・・

気まずい重苦しい時間を、同じ空間で過ごすのは正直疲れる。

日常の生活の中、この数日は、性の比重が勝ち過ぎている・・・妻との性生活が破綻しかけている今、一般的範疇までギクシャクさせる訳にはいかない。

それは妻とて、同じ考えの筈なのだ・・・

アルコールが回り、空腹の満たされた妻は上機嫌だった。

妻も、朝起きて私が、既に出社して不在だった事に罪悪感を感じ、気まずい思いでいた・・・

アルコールが回り始めて、ようやくリラックスし、妻の方から私に詫びてきたのだ。

「パパ・・・堪忍なぁ・・・ウチ・・・アレ着ている時、訳分からなくなってしもうて・・・覚えてはいるんや・・・何や、いっぱい酷い事言うてしもうて・・・スマンかったなぁ・・」

「いいんや・・・いいんや・・・元を辿れば、ワシが興味本位で仕掛けた事や・・・薮を突いたら蛇が出たっちゅう話や・・」

妻は私の言葉をキョトンとした表情で聞いていた。

「お前・・・まさか、今、あのボンデージを、その服の中に着ているんやないやろな?」

「えっ?・・・着て無いて~!・・・着てる訳無いやん?・・・嫌やわぁ・・・さすがにあんなん着て歩けんわぁ・・・だって・・・アレがウチのアソコに刺さったまま街中歩けんやろ~よういわんわぁ~」

私も悪戯っぽい顔で、テーブルの上の鳥串を手にし、

「そりゃそうやな・・・!これと同じや、串刺しや!」

と、笑った。

妻は、私の親父ギャグに眉をしかめながら、

「ホンマやで・・・アレ・・・デカ過ぎて、口から串出て来るんちゃう?」

まったく下品な二人だった・・・

更にアルコールが回り、頃合いだと判断した私は妻に尋ねた・・・

「なぁ・・・別に怒らへんから正直に答えて欲しいんや・・・昨日・・・ワシに色々言った後、寝室行って・・・またあのディルド使ったんかい?どうなん?」

「・・・使ったで・・・あのボンデージ着たまま寝てもうた・・・ファスナーを自分で下ろせなくなったらエライ事やから、ファスナーは閉めんかったけどな・・・何で?」

「すると・・・ヤレを刺したまま寝てたんかい??」

「そうや・・・気持ちようイッてもうて、そのまま寝てもうた・・・ゴメンなぁ・・・寝坊してまもうて・・」

ほろ酔いな妻は舌を出して詫びた。

「完全に、体が変わってしまったんやなぁ・・・いまさら・・・知ってしまったアノ味を忘れろ・・・諦めろと言ってもなぁ・・・けどな・・・人間の欲に際限は無いんやで・・・もっと・・・もっと・・・気持ち良くってなるんやで?」

「そやな・・・多分そうなる思う・・・今もな・・・アソコ、ジンジンしてるんや・・・何で、こないな体になってもうたんやろ・・」

「昨日の夜な・・・ワシに言った事、覚えてるか?。

妻は、ポッテリした口をへの字に歪め、困ったように言った。

「うん・・・アレやろ?あのディルドの型を取った・・・モデルになった本人としたいって言った事やろ?・・」

「あぁ、そうや・・・

今も、そう思ってんのかい?怒らんて・・・言うてみぃ・・」

妻は私を見詰めて、口を尖らせ、言った。

「したい・・・したいんや!!ホンマのアレで・・・ホンマのアレにして欲しい!」

あらためて妻の口から出た言葉だと思うと、腹も立つし、持って行き樣の無いジェラシーも感じた。

「そうか・・・やっぱりなぁ・・」

私の問い返した言葉に、妻は、返答に困り、俯いていまった。

「まぁ、そのうちエエ事もあるやろ?けどな・・・あまり、おかしゅうならんといてな?」

「うん。分かっとる」

妻は答えた。

その後、自宅に戻り、気持ち良く酔った妻は、

「シャワー浴びて寝るぅ~」と、リビングで素っ裸になり、バスルームへ行ってしまった。

妻の脱ぎ捨てた衣類を見て私は

「珍しいな・・・アイツがこんな下着を着けているとは?」と、脱ぎ捨てた下着を手にした。

黒いレースの下着・・・

ブラとTバックのペア。

普段は、カラフルながらシンプルなデザインばかり身に着けている妻。

スポーツクラブに熱心に通う妻はスポーツブラなどをしている方が圧倒的に多い。

脱ぎ捨てた黒色のTバックの裏地のクロッチ部分には、さっき妻が言った《ジンジンするんや》を裏付ける樣に、白い幅広な牝の刻印がベットリ印されていた。

妻の体が、意識が、急激に動き出している・・・

シャワーを浴びに行った妻の体も、シャープさを増し、括れが、際だって見えた・・・

妻の中で、牝としての部分が準備を始めている。まだ見ぬ相手を喜ばせ、自分も相手から褒められ・・・相手を妻自身に執着させる為に。

三日後に西島氏から連絡が入った。

「例の件、明日どうやろか?

土曜日やし、アンタも休みやろ?」

「明日?大丈夫、思いますけど、何処で?何時頃ですやろ?」

私は意外な程に、胸がドキドキして、喉がカラカラになっていた。

「アンタ見ていたいんやろ?奥さんに分からんように?」

「そりゃそうなんやけど・・・場所なぁ・・」

西島氏は

「アンタの家でエエんやないかい?

都合エエやろ?」

「えぇっ?ウチでっか?・・・ウチで・・・ですか?

《竿師の方が、こんにちはぁ~って》、ですかいな?ムリがあるんとちゃいますか?ウチ使うのはエエですけど、ワシは妻に分からんと見たいんですよって・・」

「アンタは、出かけたふりして隠れとったらエェねん?」

「しかし、あらかじめ妻に、今日、竿師の方来るから準備しといてや、とは言えんでしょ?」

「う~ん・・・そやなぁ・・・どないしよか?何かエェ、アイディア無いのかいな?アンタの・・・否、アンタの嫁の希望なんやから・・」

「困りましたなぁ・・・あっ!!こんなんどうでっか?今ウチのリビングのクロスがシワ寄ってしもうて、貼り直さなアカン言うてたんですワ!

業者さんのフリしてもろうて・・・後は竿師ハンの腕次第で・・・アカンやろか?」

「そやな・・・嫁ハン騒いだら、アンタも隠れて居る訳やし、大事にはならんか・・・ホナ、それで行こか?後でヤツに電話で詳しい打ち合わせして、本決まりになったら、また電話入れるさかい・・・ホナ・・」

私は明日を思い、異様な興奮の中に居た。

とんとん拍子に進む、「妻の浮気への流れ」、一体どうなってしまうのか?

明日を思い、今夜は眠れそうに無い。

それにしても、大丈夫なのだろうか・・・

何か大切な物が壊れ、失ってしまう・・・そんな予感が、私の胸の苦しさを加速させていた。

暫くして、西島氏からの電話があり、明日の午前11時に決行と決まった。この時に初めて、西島氏の口から竿師の苗字が、「藤田」と告げられた。

「藤田も、体調を万全の状態で行く、言うてたから明日は大変な事になるでぇ・・」

西島氏は「ワシも見たいから、写せるならデジカメで何枚か撮っておいてや」と、電話を切った。

私は自宅に戻り、「明日はクロスの貼り替えの業者が来る事を告げ」、「出かけないで家き居るように」、妻に伝えた。

妻は何の疑いも持たずにいるようだ。

私は、明日一体何処に潜んでいようか思案していた。

この大柄な体を何処に?

思案の末に、衣装部屋の布団を収納している押し入れの下段にスペースを作り、隠れる事にした。ここならば、リアルタイムに音も聞こえるし、いざ、事が始まれば、ここから出て、ノゾキもやりやすい。

準備は終わった。

後は明日を迎えるのみだ。

この夜、私は当然のように寝付く事が出来なかった。

あのボンデージを山田君の所で見て、そのデザイン、素材、内蔵されたリアルで毒々しいディルド、それらが融合した姿に魅了され、「妻に着せたい!」「これを身に着けた淫靡な姿の妻を見たい!!」

しかし、それは底無し沼の樣な物だった。

私自身が、知らず、知らずに、「更に、もっと」、と欲望に歯止めが利かず、結果として、妻の本質を甘く見た結果が、明日だ。

私は何を求めたのか?

明日の事にしても、先に見える不安よりも、明日の、乱れに、乱れるであろう妻の狂態を期待する気持ちが優先されているのだ。

場所の設定にしても、他の選択は無かったのであろうか?

利便性のあるホテルといった選択も。

結局は妻に浮気させる以上は、「それを見たい!!」この気持ちが優先されたのだ。

自宅ならば、私の身の置場も自由に選べる。

ノゾキをするにしても、自宅ならば、何処に何が有るかを全て把握しているのだ。

突発的な事にも対応が出来る。

妻が魔性のボンデージによって、巨根竿師のディルドによって、封印していた牝の本能を解き放ち、性の自我に目覚め、私をセックスの対象と見なくなった今、私は私の中で、妻を性の対象とするには、歪んだ、自虐的な選択しか残っていなかった。

妻が、他の男に抱かれ、私には見せた事の無い、《単純にペニスに溺れ、その男に支配され、悦びを感じる姿・・・》。

《究極の怖い物見たさ》なのだろうか?

夜が更け、朝が訪れようとしていた・・・

私の自問自答は続いた。

どれぐらい時間が経っただろうか?・・・

「ガチャ・・・ガチャ・・」

朝だ・・・妻が起きてきた。時計の針は7時を回っている。

後、数時間で、それは始まろうとしている。

「おはよう・・」

私は、朝食の準備をする妻に声をかけた。

「あっ、パパ、おはようさん・・・せっかくの土曜日なのに仕事なんてなぁ・・・時間、遅くなるん?」

「いや・・・夕方ぐらいには、帰れそうや・・・今日は、姫路の谷村さんのとこ行かなならん・・・姫路のお城でも見て、癒されて来るわ・・」

「エェなぁ・・・姫路城、綺麗やもんな・・」

「今日、リビングのクロス貼り替えの業者の件・・・頼むナ・・」

「うん。分かっとるよ・・・でも、時間かかるん?」

「いや・・・たいした時間かからんやろ」

妻は、何一つ違和感は感じていないようだ。

「パパぁ・・・何時頃、出るん?」

「せやな・・・9時過ぎやな・・」

私は、睡眠不足でフラフラの体に喝を入れるべく、熱いシャワーを浴び、「取り敢えず、偽りの出社準備をした」

妻は、私がバスルームから出るのを確認すると、「ウチも、シャワー浴びて来てエエやろか?

パパ、まだ時間あるやろ食べるのそれからでエエか?」

「あぁ・・・エエよ。まだ1時間近く、時間あるさかい・・」

「クロス屋さんかて、お客さんは、お客さんやろ?綺麗にしとかんとイヤやろ・・」

「そりゃそうや、男前の兄ちゃんが来るかも知れん、バッチリ化粧した方がエエで!」

「言われんでも、キチッとするわ!」

妻はバスルームに消えた・・・

私は、衣装部屋に行き、敷きっ放しの布団を上げ、押し入れの前に積み上げた。

妻には、私が、しばらくは衣装部屋で寝る事は了解済みなので、私の性格を知る妻は、必要以上に部屋を弄らない筈だ。

押し入れを開け、後ほど私が隠れるスペースの確認をした。

後は、妻がシャワーを浴びている、このタイミングで、玄関に置いた私の靴を隠し、急な仕事で、いかにも慌ただしく自宅を出たシチュエーションを作れば良い。

トイレの心配もある為に搾り出すように、用を足し、最悪を想定して2㍑の空のペットボトルと、普段履いている靴を押し入れに隠した。

私は、バスルームへ行き、シャワーを浴びる妻に声をかけた。

「悪い!!急ぎで行かなならんくなった。メシはエェわ・・・なるべく早く帰るさかい、頼んだで!」

「え~、ゴメンな、シャワー長くて、今、出る・・」

「エェんや・・・エェんや・・・ゆっくり浴びたらエエ・・・ほな、行ってくる」

「行ってらっしゃ~い」

私は、携帯をマナーモードにして、押し入れに隠れた。

暗い押し入れの中で、私は、「息を殺し、じっとしていた」

まだ時間はあるのに、全身が緊張感で満ちている。

後頭部から、肛門まで、痺れに似た物が「じわじわ」と、走っている。

押し入れの引き戸は、2センチ弱開けている。

衣装部屋の入口からは、積み上げた布団によって死角になり、見えない筈だ。

物音が聞こえた・・・

「ガチャ・・・ガチャ・・」

バスルームから妻が出て、衣装部屋に入って来たのだ。

頭にバスタオルを巻いて、裸の妻・・・

クロゼットを開けて、下着を取り出した・・・

「ん?んんん?」

見覚えの無い、ワインレッドに、所々に黒のレースをあしらったショーツ。

「パチッ・・」

ショーツを引き上げ、ヒップが隠された・・・

「フゥ~」

熱いのか、右手を団扇代わりにパタパタさせ、ペアのブラを片手に衣装部屋を出て行った。

「何だ?あんな下着持っていたか?仮に持っていたにせよ、今まで何で着けなかったんだ?

昨日の黒いレースの下着といい、妻の意識が変わって来ている事は確かなようだ。」

しかし押し入れに隠れるぐらいで、こんなにも緊張するとは!

これで竿師が現れたら、ワシの心臓、口から飛び出すかも知れん・・・

どれぐらい経っただろうか?

再び、「ガチャ・・」

衣装部屋に妻が入って来た。

髪を乾かし、セットして、あの、ボンデージを着ている時のように、やや濃いめの化粧をしているブラとショーツ姿の妻。

エロぃ・・・エロ過ぎる・・」

《こいつ、こんなにカッコ良かったんかな?

斜め横から見る妻は、本当にイイ女に見えた・・・》

妻はストッキングを穿き、ノースリーブのカットソーと、スカートに着替えて衣装部屋を出て行った。

暗い押し入れの中で時間を確認すると、9時50分。

まだまだ、時間がある。緊張し過ぎて変になりそうだ。

携帯が光った・・・西島氏からのメールだ!

『おはようさん。藤田は気合い十分。ワシがアンタの嫁ハンが、美人でナイスバディ、藤田マニアやで、って伝えた。ディルドの事も、ボンデージの事もや。やる気マンマンで、ドーピングまでして、もう向かったデ。15分ぐらいで着く筈やから楽しんでな。』

「な、な、何ぃィ?もう出た?15分で着く?」

私の心臓は、早鐘のように鳴り始めた。

暗い押し入れの中は、私の心音しか聞こえない・・・

隣のリビングからは、テレビの音声が聞こえている。

妻は、これから起こる事を知らない・・・

押し入れの中の私は、心臓の鼓動だけで無く、呼吸までも荒くなって来た。

この押し入れの空気が無くなり、薄くなってしまった樣な感覚だった。

15分で着く・・・時間を確認する。

あの、西島氏のメールから10分が経過していた。

静まり返った衣装部屋・・・

【ピンポーン・・・ピンポーン・・・ピンポーン・・・】

インターホンが鳴った!

「はーい・・」

インターホンの受話器を取り、答える妻。

「あらっ・・・早いのね・・・ウチの人、11時って言っていたから・・・今、開けます・・」

【伝説の巨根竿師、藤田の登場だ・・・】

しかし、一体、藤田は、どのように妻とのセックスに持って行くのだろう・・・

30秒・・・そして1分が経過した・・・

【ピンポーン・・・ピンポーン・・・】

来た!!

「は~い・・」

妻が玄関に出て行った。

「ガチャ・・・ガチャ・・」

玄関を開ける音。

「失礼しまーす。」

巨根竿師、藤田の声だ・・・

「じゃあ見せていただきますね」

リビングから藤田の声。

沈黙が流れた。

「あっ、そうだ!コレ、ご主人からのお届け物です・・」

「えっ?何?・・」

「コレ・・・ご存知ですよね?・・」

「えっ?えっ?あぁ・・」

私は、胸が張り裂ける思いで、音を立てずに衣装部屋のドアを開けた・・・

そこに見た物は・・・

竿師、藤田が大胆にもファスナーを下ろして、その類い稀な逸物を出していた。

「で、デカイ!!しかもすでに力強く勃起していた!」

やはり普通じゃない・・・

しかし普通じゃないのは、我が妻だった・・・

遠目に見ても、目を大きく見開き・・・呆けたように口を半開きに開けて・・・固まっていた・・・

次の瞬間・・・

「ア、アンタ誰?クロス屋さんや無いの?ハァ・・・ハァ・・・け、警察呼ぶよ・・・ハァ・・」

妻の足元が震えている・・・

「えぇ~っ?警察?何を言うてるの?俺はアンタの旦那に言われて来てるんやで。コレ届けろって・・」

藤田は、いきり起ったペニスの根元を掴み、「グィっ」と、妻の方向に向けた・・・

妻は、荒い吐息をハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・と吐きながら、藤田の逞しいペニスを凝視していた。

藤田は、妻の意識がペニスに向かったのを見逃さなかった。

次の瞬間・・・藤田は妻の腰に手を廻し・・・引き寄せて妻の唇に自身の唇を重ねた。

妻は、数秒間は手をバタつかせ、身をよじり、抵抗を示したが、すぐに「ふふん・・・あふぅ・・」と鼻を鳴らし、舌を絡ませていた。

藤田は神懸かり的な早さで、キスをしながら妻のノースリーブとスカートを脱がせ、左手で妻を抱き寄せ、右手一本で流れるようなスムーズさでストッキングを片足ずつ脱がしてしまった。

ワインレッドのセクシィな下着姿になった妻は、藤田と立ったままで抱き合いながら、藤田のゆるやかな愛撫に喘ぎ声を漏らしていた・・・

「あぁ・・・うふぅ・・・あぁ~ん・・・ハァ・・・ハァ・・」

腰に廻した藤田の左手が、ショーツ越しにヒップの谷間をなぞり、妻の欲望の源に降りて行った・・・

藤田の左手の中指と人差し指が、妻のヴァギナに優しく触れて、中指がワレメに食い込んだ・・・

「あぁ・・・ん・・・あふぅん・・・ん・・・ん・・・いぃ・・」

「もうグチョグチョじゃないか・・・なぁ奥さん?

スケベなオメコやなぁ?」

「あぁ・・・言わんといて・・・ハァ・・・ん・・・ん・・・あ・・・ん」

藤田は妻のワレメに指を滑り込ませ、イヤらしく捏ねくり回し始めた。

「クチュッ・・・クチュッ・・・グチュックチュッ・・」

溢れ出る蜜を掻き回す音が、私の元まで聞こえて来る。

妻は声にならない声を上げ、足元をガクガクと小刻みに震わせ・・・

「あぁ立ってられん・・・あん・・」と、膝まづいた・・・

私の位置から妻が、お尻を向けて膝まづいている場所までは、約2メートル。

この距離からでも妻のショーツのクロッチ部分が濡れて、染みになっているのが分かる・・・

「カチャッ・・・カチャッ」

藤田はベルトを外し、ボクサータイプのパンツを脱ぎ、恐ろしいまでに起立した巨根を妻の前に持って行った。

「ハァ・・・ァァ・・・凄い・・・やっぱり大きいわぁ・・」

ノロノロと伸ばした妻の手が、その巨根に触れた・・・

そして妻の唇が、強力な磁石に引き寄せられるように藤田の巨根に近づいて行った・・・

やがて淫靡な音が響き・・・それを見る私は、嫉妬で気が狂いそうだった・・・

「ちゃぷっ・・・ちゅぷっ・・・ちゅぷっ・・・ジュルッ・・・ジュルッ・・・ちゅぷっ・・」

妻はトローンとした目で一心不乱に藤田の巨根をしゃぶっている。

「奥さん、美味しいかい?どうなんだ?コレが好きなんだろう?」

妻は、ぐもった声で、

「美味しい・・・あふ・・・美味しいのぉ・・・あぁ・・・大きいの好き・・・あふぅ・・」

「奥さん、アンタのオメコ凄い匂うな・・・スケベな匂いが、プンプン漂って来るで・・・旦那にいつも舐めて貰って・・・チンポ突っ込まれてるんやろ?ヒィヒィ言いながら?」

「イヤぁ・・・あの人の事は言わないでぇ~イヤぁ・・」

「何だ?旦那に操でも立ててるんかい?俺にやられる罪悪感か?」

妻は、藤田の巨根の傘から唇を外し、ショーツ越しにヴァギナをなぞり、挑発的な視線を藤田に、ぶつけながら言った。

「ココは・・・旦那のモンちゃう・・・アンタのモンや・・・アンタも触りながら・・・分かったんちゃう?

ウチは大きいのが好きやねん・・」

「おい、おい、俺は嬉しいけど・・・旦那に悪いんやないかい?言い過ぎやろ?いくら俺ので型取ったディルドでエエ思いしたって、アンタと俺は今日が初めてや・・・まだ挿入てもいないんやで?」

妻は藤田のペニスの根元を右手で掴み、裏筋に舌を這わせながら

「フンっ・・・誰が、あんな短小に挿入さす訳無いやろ・・」

その言葉に衣装部屋の私は、目の前が真っ暗になり、全身の力が抜けて行った。

藤田は藤田で、私がリビングの隣の部屋・・・衣装部屋に潜んで覗いている事を、西島氏から聞いて知っているだけに複雑な表情を浮かべ、衣装部屋の方に視線を向けた・・・

本物の巨根竿師・・・実物の藤田に会って、その巨根を唇に含んだだけで、妻の中のリミッターが外れ、少なくとも、この一週間で、妻が本心から感じて、ごまかしきれない気持ちが爆発したようだ。

理性を淘汰する性欲・・・否・・・長年積み重ね育んだ愛情をも一撃で粉砕する快楽・・・信じたくない・・・信じられない・・・しかし、目の前の妻が、それを実証している・・・

妻をこのようにしたのは紛れも無い私なのだ。

藤田も妻の言葉に高ぶりを覚えたのか、妻のブラジャーのホックを軽く指で弾き外して、その形の良いバストを揉み、ショーツを脱がし、妻を裸にした・・・

「ハァ~ン・・・フゥ・・・あぁ・・」

悩ましい喘ぎ声を漏らす妻。

藤田は、その淫靡な声に触発されるように、妻にテーブルに手をつかせ、後ろから抱え込むようにし、濡れたワレメに当てがった。

妻は、リビングのテーブルに上半身を預けるようにして、私の位置からは引き締まったヒップと、スラリと伸びた脚を大きく開いている。

剥き出しのワレメは、赤々として欲望の滴を垂れ流している・・・

藤田が妻を後ろから抱え込むようして、その長大で逞しいペニスをワレメに当てがった。

質量タップリの亀頭が、妻のワレメに埋没し始めた・・・

「ズブッ・・・ズブズブッ・・」

同時に妻の、せつない声が響いた・・・

「あっ~あぁぁ・・・入って来るぅ・・・入って来るぅ・・・大きぃ~」

藤田はグィッと腰に力を込めた。

その瞬間、妻は眉間に深い皺を寄せ・・・苦悶の表情で、呻いた・・・

「スブリッ・・・ヌルッヌルッ・・」

「あぁ・・・イイ・・・アソコが アソコがいっぱいや・・・当たる・・・当たる・・」

藤田は、妻のヴァギナに巨根を根元まで挿入し、ゆるやかに・・・力強く・・・腰を打ち付けている・・・

「パンバン・・・パンバン・・・パンバン・・」

藤田の腰と妻のヒップの当たる音が響き・・・

「グチュッ・・・グチョ・・・グチュッ・・・グチョ

巨根に、掻き回されるヴァギナから悦びの音が、している。

藤田は涼しい顔で腰を使っているが、妻は全身汗だくで、快感のあまり悶え苦しんでいた・・・

「アウッ・・・オゥ・・・アウッ・・・アァ・・・凄い・・・凄い・・・突いてぇ・・・もっと・・・イクっ・・・イクッ・・・イクッゥ・・」

その声に呼応するように藤田のストロークのピッチが上がった。

「ガクガクッ」っと痙攣し、最初の絶頂を迎える妻。

しかし藤田の腰の動きは休まない・・・

激しくグラインドして、妻のヴァギナを責めたてる。

「ジュボッ・・・ジュボッ・・・ジュボッ・・」

巨根が、ヴァギナを掻き回す音が変化してきた。

妻は、唸り声とも、喘ぎ声ともつかぬ声を上げ、痙攣を繰り返していた。

私は、この圧倒的なセックスを目の当たりにし、その藤田のテクニックに、タフさに、感心した。しかし、その藤田の巨根をヴァギナ奥深くに受け入れ、藤田のセックスに着いて行く、妻の姿にも驚いた・・・

自分には、こんな妻の姿を引き出す事は出来ない。

これが、成熟した牡と牝のセックスなのだと思うと、自分が惨めだった・・・

「あぁ・・・イイ・・・こんな・・・こんな・・・凄いのぉ・・・また・・・また・・・イッちゃう、イッちゃう!!」

激しい痙攣・・・紅潮する肌・・・妻の体から溢れ、流れる汗・・・

こんな妻は見た事が無い・・・

リビングでの二人のセックスは続いている。

衣装部屋にまで、二人の汗と体液の入り混じる淫靡な匂いが充満していた。

二人の圧倒的な魂をぶつけ合うようなセックスに私のペニスも起ったままだった。

すでに妻と藤田が絡み始めてから一時間半が経過している。

藤田は体位を変えて、妻を上に乗せた。

妻のヒップを、わし掴みにし、下からリズミカルに腰を打ち付けている。妻も藤田の腰の動きに合わせ、憑かれたように腰を動かしている。

「あふぅ・・・あふぅ・・・堪忍・・・堪忍や・・・あぁまたイッてまう・・・あぁ・・・あぅぅ・・」

藤田が衣装部屋から覗く私を左手で、手招きしている・・・大丈夫・・・大丈夫と口パクで伝えている。

私は、藤田の手招きに、音を立てないようにリビングに入った。

藤田は、巨大なペニスを「ズルリ」と抜き、限界を超えた快感に朦朧とする妻の手を取り寝室へ移動した・・・

藤田は、朦朧とする妻に悟られぬように、私に手招きし、私に着いて来いと促した。

私はダブルベッドの陰に身を置き、藤田と妻の絡みを間近で見ていた。

優しく、優しく、妻の体を愛撫する藤田・・・

呻き声を上げ続ける妻。

妻が、藤田に唇を求め、濃厚に舌を絡ませ合っている。

唾液が糸を引き、どちらとなく唾液を吸い合う。

正直、私は妻と、こんなにまで情感のこもったキスをした事が無いのではないだろうか・・・

二人は、自然な流れでシックスナインの形になり、お互いの性器を官能的に舌を使い愛撫を繰り返した・・・間近で見る藤田の巨根は赤黒く、あのディルドより更に一回り大きく感じた。

妻は、虚ろな目で、口いっぱいに藤田のペニスを頬張っていた。

藤田も、妻のヴァギナを「人は、こんなにも優しく、入念に舐め続けられる物かというぐらいに・・」舐めていた。

妻を見ると涙を流している。

その涙に藤田が気付き、体勢を変えて、妻のヴァギナに二本の指を埋めながら、

優しく「どうしたの?大丈夫?」と囁くと、

妻は、藤田に抱き着き、「嬉しいの・・・嬉しいの・・」と、

譫言のように答えた。

藤田が、妻の髪を優しく撫でながら

「奥さん・・・可愛いね・・」と囁き、横バックの体勢でペニスを挿入した。

妻は「あぁ・・・うわぁぁ・・」と呻き、痙攣を繰り返した。

藤田は、妻の髪を撫でながら、その巨根の持てる長さいっぱいに、ゆっくり、ゆっくりと出し入れして、「奥さん、可愛い・・・本当に綺麗だよ・・」と言った。

妻は、横バックで挿入されたままで、優しく髪を撫でられ、藤田から

「奥さん、可愛い・・・本当ぬ綺麗だよ・・」と囁かれ

「イヤぁ・・・イヤだぁ・・・奥さんなんて呼ばないで!ウチは・・・ウチは・・・もうアンタのモンやろ?

由香利・・・ウチは由香利って言うんや・・」

私は、洒落にならない衝撃を受けて目の前が・・・頭の中までも、真っ暗になった。

しかしそれは、妻を、藤田を、殺してやりたいとか、そんな感情が湧く類いの物では無く、どうにもならない物に対する、私自身の無力さを呪う物だったように思えた。

藤田は、腰の動きのピッチを上げながら

「由香利・・・可愛いよ・・・由香利・・・由香利・・」と、

呪文のように囁いた。

妻は、否、由香利は、激しく喘ぎ、悶えながら、瞳から涙を零し、

「あぁ~嬉しい・・・またイッてまう・・・イッイク・・・イクッ・・・あぁ・・・ウチはアンタの・・・アンタの女やろ?なぁ・・・なぁ・・・イ・・・イク」

「ああ・・・由香利、お前は俺の女やで・・」と、

更に激しく腰を動かした。

由香利は、この日最大の痙攣を繰り返し・・・凄まじいイキ方をして、藤田がまだ射精していないペニスを、ヴァギナから抜いた瞬間、ヴァギナからは大量の潮が噴き零れた。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・」

あまりもの快感による、エクスタシーに、由香利の荒い呼吸は中々、治まる事は無かった。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・フゥ・・・ハァ・・」

藤田との濃厚なセックスの強烈な余韻に身動きの取れない妻が、荒い吐息を吐きながらベッドに俯せている・・・

以前の妻とは・・・いや・・・一週間前の妻とは別人のようなヴァギナ・・・

荒い吐息と今だに続く小刻みな痙攣。

藤田の巨根に責められ、支配された、妻のヴァギナは陰唇が無軌道にヒクつき、朱色に染まった陰裂からは、トロトロとした愛液が滴り流れていた・・・

私は、意識が飛び、「心ここに非ず」状態の妻のヴァギナを見てア然とした。

クリトリスの包皮はめくれあがり、艶やかな、朱い真珠は南洋玉ぐらいに肥大していた・・・

縦に伸びた陰裂・・・

間違い無く3センチは伸びている。

藤田の巨根を迎え入れる為のみの膣口は、大きく口を開けて、腹を空かせた肉食獣のように涎れを垂れ流していた・・・

本来は、私と妻が睦合う為の寝室には、妻と藤田の体液の匂いが充満している。

白銀色のシルクのシーツには、妻のヴァギナから飛び散った潮の染み跡が広がっていた・・・

数年間かけて、妻と私の匂いに染めた寝室は、僅か2時間で所有者が変わってしまったようだ。

妻は、まだ私の存在に気付く事も無く、自然な流れで、藤田の巨根を指で弄び始めた・・・

「なぁ・・・アンタ、イッてないやろ?ウチのアソコ気持ち良く無いんか?」

「不安に怯えた眼差し」を、藤田に向けた。

その表情は、男の心の琴線を刺激するに足りる物だった。

私ですら見た事の無い、小悪魔的な表情・・・

「由香利・・・何言ってるんや?気持ちエェに決まってるやろ?

さっきかて、危うく出してまうとこやったんや・・・ゴムしてないからナ・・・ヤバいやろ?」

「エェんよ。ゴムなんて要らへん・・・避妊なんてせんでエェ・・・

なぁ・・・ウチの中に出して・・・

アンタの精子・・・ウチ・・・感じたい・・・子宮で感じたいんやで・・」

藤田は、

「由香利・・・何を言ってるんや?

アカンやろ?

間違って、出来たらどうするんや?

そんなん困るやんか?」

「出来たら、出来たやんか。ウチはエェよ・・」

「・・」

藤田は、無言で妻の挑発をかわした。

私は、妻の言葉に萎え、凹んだ。

妻のどんな姿、どんな言葉より深く胸に突き刺さった。

妻は、ベッドの上で胡座をかいている藤田の股間に顔を埋め、藤田の巨根に入念に舌を這わせ、右手でシゴキ始めた。

「チュプッ・・・チュプッゥ・・・チュル・・・チュプッッ・・」

見る見るうちに、力を漲らせ怒張した。

藤田のそれは、あっという間に筋張り・・・血管を浮き上がらせ、直立しヘソに貼り着いた。

「あ・・・あ・・・あぁぁ・・」

見事なまでに勃起した、藤田の巨根を見て、感嘆の声を上げる妻・・・

一回目のセックスから、時間が経っているにもかかわらず、妻のそこは、渇く事無く涌き水のように愛液が、「トロトロ」湧き出ている・・・

妻は自ら、藤田の上に跨がり、直立する藤田のペニスを陰裂に当てがった・・・

「ヌルッ・・」

目を細めて、顎を上げ気味にして、ぽってりしたを、口を半開きにし、腰を沈め出す妻・・・

「ズブズブ・・・スブッ・・」

「あぁ・・・1番奥まで・・・当たるぅ・・・当たるぅ・・」

藤田は、妻を下から腰を廻しグラインドし始めた。

「ニュプッ・・・ニュプッ・・・ニュプッ・・・ニュプッ・・」

私の覗いている場所からは、妻の後頭部、首筋、背中・・・ヒップ・・・そして、藤田の巨根が、妻のヴァギナに上下に出入りしている所が見える・・・

ヴァギナを押し広げ、陰唇を、ビラビラをめくり上げ、藤田の巨根は妻の子宮を突き上げている・・・

「アゥッ・・・アゥッ・・・ウゥ・・」

妻は、苦しみにも似た、快感に顔を歪め、自ら快感の度合いを増すように腰を擦りつけ始めた。

寝室の中を、鼻を突く淫臭の密度が増して行く・・・

突き上げる藤田のペニスは、蜜を塗り着けたように、光っている・・・

「いぃ・・・あぁ・・・あぅぅ・・・おぅ・・・ぁぁ・・・ちょうだぃ・・・中に・・・中にぃ・・」

藤田のストロークの速さが、どんどん増して行く、藤田の額から汗が滲んでいる。

妻は、全身を上気させ、藤田の腰の動きに、答えている。

「あぁ・・・由香利・・・締まるっ・・・締まるっ・・」

藤田の、この言葉が妻の快感を一気に倍加させた。

「イクッ・・・イッちゃう・・・イクッ、イクッ、中で、中に頂戴ぃ・・・あぁぁん・・・イ・・・イックッゥ~」

「俺もやぁ!由香利・・・由香利・・・出すでぇ・・・うぅ」

藤田は、両腕で上に乗る妻の腰をグィっと引き寄せ、渾身の力で突き上げ、射精した。

その瞬間、妻はのけ反り「ガクッ・・・ガクッッ・・・ガクッ・・」と

大きく痙攣した。

次の瞬間・・・

「あぁ・・・熱い・・・当たる・・・アンタの・・・当たるぅ・・」

藤田も、射精し、最後の一滴までもを妻の子宮にぶち当てた。

「うぁ・・・うおぅ・・・う・・」

妻は、そのまま・・・藤田と結合したままで、藤田の体に突っ伏した・・・

二人とも、酸欠状態のように、大きく呼吸を続け上半身を揺らしている・・・

私は痺れた頭で考えていた・・・

藤田の巨根なら・・・妊娠し辛い、由香利の子宮の機能が生き返り・・・

「まさかな・・・しかし、あんな巨根で、じっくり掻き回され、子宮を突き上げられれば、妻の子宮はビックリして、永い眠りから目覚めるかも知れない・・」

私はそれ以上考える事を止めた・・・

この寝室の異様な雰囲気が・・・立ち込める淫臭が・・・そして藤田と妻の激しいセックスが、私の思考能力を奪っていった。

壁に掛かった時計は、すでに1時を示していた。

「これは何時まで続くのだろう・・」

私は、朧げな頭でそんな事を考えていた・・・

私は、いたたまれなくなり、音を立てずに後ろずさりで寝室を出た。

リビングのソファーに座り、ポケットからクシャクシャに潰れた煙草を取り出して、火を着けた・・・

「フゥーゥー」

吐き出す煙りが、力無く揺れた。

そして、冷蔵庫から冷えた水を取り出し、一気に飲み干した・・・

体の隅々に水が染み入って行くようだ。

少しづつ思考が甦る。

取り返しのつかない事をしたな・・・この先一体どうなるんだろう・・・変貌を続ける妻の意識、肉体・・・自分の妻のヴァギナの中を他人の精子で、いっぱいにされる屈辱・・・

「あ・・・ん・・・あぁ・・・あぁ・・」

寝室から妻の喘ぎ声が聞こえて来た・・・

さすがは「伝説の巨根竿師・・・ただ者では無い・・・歌い文句に掛け値無しだな・・」

タフな奴だ・・・そのタフな藤田を余さない妻。

そんな妻も、ただ者じゃない・・・

「アヒィ~ウウ・・・凄い・・・凄いのぉ・・・アゥッ・・・こんなの初めてぇ~」

妻の絶叫が響く

私の力無く萎えていたペニスが固さを取り戻し始めていた。

私は再び、寝室へ二人のセックスを覗きに行った・・・

再び、妻の狂態を覗くべく、寝室の扉を開けた・・・

むせ返る淫臭と、

「パチン・・・パン・・・パン・・・パン・・」の音・・・

私は油断していた・・・

先程まで妻に「覗きが見つからない」妻が、私の存在を気付かない状況が続いた事が私の中の注意力を散漫させ、油断させていた。

ベッドの上で妻は、四つん這いになり、腰を抱えられ、後ろから藤田に貫かれていた。

先程とは逆方向を向いて・・・

私は、いきなり妻と目が合ってしまった。

《ヤバイっ!!》

金縛りになったように、動けない私

私は、固まった・・・

私に気付き凝視する妻の視線を私は外せないでいた。

しかし、妻の私を見た驚きは一瞬だった。

平然と声を上げ、バックから貫かれる妻。

藤田も、この事態に気付いた。

しかし、藤田は慌てる様子も無く、腰の動きの力強さを増して妻を責めた。

「あうっ・・・あうっ・・・アンタぁ、アンタぁ・・・イイッッ・・・もっと・・・もっとぉ・・」

私への視線を外す事無く、挑発的に喘いだ・・・

藤田も私の顔を見つめ、「ニャリ」と笑い

「由香利ぃ・・・俺のチンポはどうや?コレ無しで生きていけるかい?」

「バシッ・・・バシッ・・・バシッ・・」

激しく腰を打ち着けながら言った。

「あふぅ・・・ん・・・生きていけへん・・・コレ無しやなんて・・・ムリやぁ~」

「じゃあ一生、旦那とせえへんな?お前は俺の女やろ?」

「せえへん・・・ウチ・・・アンタだけや・・・せえへん・・」

藤田は、「グィっ・・・グィっ・・」と、自身の下腹部と、妻のヒップを密着させて、

「じゃあ・・・旦那に言ったれや・・・アンタには一生、抱かれない・・・体にも、指一本触れさせないってや・・・言えるかい?」

私は、藤田の意図を理解出来なかった・・・しかし、自信もあった・・・

「いくらこのシチュエーション、異様な雰囲気とはいえ、ワシと由香利は夫婦や・・・一つ屋根の下に住んでいるんや・・・体に一生触れさせないなんて出来る筈が無い・・・妻も、雰囲気で《セックスは、させない》とは言わされるかも知らんが、体に、指一本触らせないとは、言わん・・・言えんやろ?」

しかしそんな私の独りよがりは、いとも簡単に覆された・・・

激しく腰を打ち着けられながら妻は、私の想像、理解を超える事を言ってのけたのだ。

「あふっ・・・ん・・・パパぁ・・・ウチと・・・ウチと別れてぇな・・・もうムリやわ・・・ウチの体はな・・・この人のモンや・・・パパは指一本、ウチの・・・ウチの体に触れんで・・・うぅ・・・アハァン・・・セ・・・セックスなんて論外やろ?そ・・・そんな小っさいチンポいらん・・」

私は耳を疑った!

「別れて?別れてくれ?」

私は、藤田の巨根と繋がったままの妻に「何を・・・何を言うとるんや!エェ加減にせんかい!冗談もほどほどにせんかい!!」と、一喝した。

妻は、まったく慌てる様子も無く、藤田に貫かれたままで

「一人しか居ない女房を満足させれん奴に言われとうないワ・・・じゃあ、満足させてや!その小っさいのでウチを満足させれるの!!」

「旦那さん・・・由香利を満足させたってぇな・・」

「ズルリ・・・ズルズルッ・・」

「な・・・な・・・何やのぉ抜かんといて!」

藤田は、隆々と勃起する巨大なペニスを見せつけた。

ヴァギナから抜かれたペニスを恨めしげに見る妻。

藤田は、リビングに脱ぎ捨てていた自分の服を拾い、着替えた。

「ア、アンタ・・・何処に行くん・・・ウチも・・」

「エェやんか・・・今後の夫婦の身の振り方でも、ゆっくりと話し合ったらエエんや・・・どうせ、お前は俺の女や・・」

藤田は、意味ありげに私を横目で見て「ほな、おじゃまさん!」と、出て行ってしまった。

藤田が出て行った後のリビングには、冷めた静寂な空気が流れていた・・・

ガウンを羽織り、仏頂面でソファーに、もたれかかる妻・・・

「ハァぁ~ぁ・・・ブチ壊しやなぁ・・・凄く良かったのに・・」

妻の呆れた言葉に

「あのなぁ・・・物事には限度があるやろ?

別れる?別れるって何や?人妻のお前がや・・・亭主の前で他人にブチ込まれているだけでも異常やのに・・・チンポ入れられ、ヨガリ声、ヒィヒィ上げながら別れてくれ?

ワシには、今後、指一本触れさせんやて?

おかしいやないかい!!」

私はソファーに座る妻のガウンの胸ぐらを掴もうとした。

「触らんといて!!」

私の腕を払いのける妻。

「冗談やと思うたん?

ホンマ触らんといて!」

妻は、私を睨み据えながら、ソファーから立ち上がり、私の前でガウンを脱いで全裸になった・・・

眩しいぐらいに色香を放つ妻の肢体・・・

釣り鐘型の豊かなバストは張りを増して、乳首はツンと固くなっている・・・

無駄肉の無い細く引き締まり、括れたウエストがそそる・・・

張り出したヒップライン・・・均整の取れたスラリと伸びた脚。

クレバスの上・・・モッコリと膨らむ土手には薄いヘアが生え・・・クレバスに向かって濡れた筆先のようなヘアの先端が、先程、放出された藤田のザーメンで湿らせている・・・

ヴァギナの色、形、匂いもそうだが、体が変わった!!

スポーツクラブでは鍛えきれない部分・・・

内面から滲み出る物。

あの「魔性のボンデージ」が、巨大でリアルな「藤田の分身」が、・・・妻の理性を蝕み、妻の中に潜んでいた淫乱な牝を蘇らせ・・・育み・・・そして開花させた・・・

《これが女なのだ・・・

男の独りよがりな都合や屁理屈を軽く淘汰し、頭では無く、子宮で物を感じ、行動する・・・》

妻はその見事な肢体を・・・藤田のザーメンをヴァギナから吸収し、艶を増した体を私に誇示するように見せつけ、右手の人差し指と中指を淫裂に持って行き・・・ラビアを広げて見せながら言った・・・

「ムリやろ?分かるやろ・・・パパ・・・?」

二本の指で押し広げてられたラビアから、藤田のザーメンが、「タラ~リ」糸を引くように垂れ落ちた・・・

ヴァギナから滴り落ちる藤田のザーメン・・・

妻のラビアを広げた指には、滴り落ちた藤田のザーメンで濡れている。

妻は、藤田のザーメンで濡れた指を唇に持って行き、舌で舐め取りながら言った。

妻は、言った・・・

「ウチもな、驚いてるねん。アノ人のペニスで貫かれて・・・激しく責められる度に、私の色が・・・パパと過ごした年月が・・・色あせて・・・アノ人の色に塗り替えられて・・・染められて・・」

虚ろな視線で身をよじりながら、遠くを見つめている妻・・・

「愛の形はそれぞれや・・・今のウチはアノ人に責められ・・・蹂躙されている時が・・・女に生まれた悦びを感じられるんや・・」

私は妻の言葉に・・・匂い立つような妻の姿に・・・暗闇で後頭部を不意にバットでブン殴られたような衝撃を受けた・・・

胸は張り裂け・・・はらわたは煮え繰り返っていた・・・

このまま、すぐにでも妻を張り倒してやりたい衝動に駆られた・・・

だが、私の爪先は、「ワナワナ」と奮え・・・四股からは、力が抜けていた・・・

そんな私を、妻は見下すように

「話しても無駄やな・・・

パパに分かる筈も無いワ・・・

なぁ・・・パパ?

アンタ今まで、大人の女とセックスして・・・その小っさいペニスで、相手イカした事あるんか?

ソレ挿入して・・・締め付けられ感を味わうた事あるん?・・・

・・・無いやろなぁ・・」

「な・・・な・・・な・・・何を・・」

言葉にならない声を上げる私。

「なぁパパ・・・あのボンデージも・・・あのディルドも・・・アンタが興味本位で仕組んだ事やろ?

今日の事もや!

自業自得やないんか?

寝た子を起こしたアンタのミスやないなやの!」

そして続けざまに

「いまさらムリやわぁ・・」

妻は捨て台詞を吐き、寝室からあのボンデージを持って来て「トローン」とした目で裏地からはみ出た《藤田の分身》を見つめ、握り締めて、しゃぶり始めた・・・

「チュルッ・・・チュッパッ・・・チュッパッ・・・ジュルッ・・・ジュルジュル・・・チュッパッ・・」

私を睨み据えながら、自我をアピールするように、しゃぶり続ける妻・・・

やがてボンデージに脚を通し・・・受け入れ準備の整ったヴァギナに押し当て・・・一気に刺し込んだ・・・

《ズルズル・・・ズルッ・・・ズボッ》

藤田の分身は、妻のヴァギナに吸い込まれるように埋没した・・・

それはまるで「名刀と、それを納める鞘」のようだった・・・

長さ・・・太さ・・・寸分違わず造られた一対の形。

藤田の分身をヴァギナに深く納めた妻

「う・・・うふ・・・ん・・・エエわぁ・・」と呻き

「ピチッ・・・キュッ・・・ピチッ・・・パチッ・・」

ラバーと肌が、擦れ合う乾いた音・・・

妻は腕を袖を通し、背中に後ろ手を回して

「ジッジッ・・・ジジジジィ・・・カチッ・・」

ファスナーを上げて、ロックを閉じた・・・

「魔性のボンデージ」を身に着けた妻

ボンデージは、すでに妻の、由香利の皮膚のようだった・・・

そう・・・そうなのだ・・・

あのディルド・・・藤田の分身も、今では妻の体の一部分なのだ・・・

私はボンデージ姿の妻を見て改めて深い感慨を覚えた。

徐々に遠くなる景色・・・

届かなくなる物・・・

妻は妖艶に、体をくねらせ、私を一瞥し、寝室に閉じこもってしまった。

私は、リビングで、この世界に私しか存在していないような寂しさを感じ・・・張り裂けそうな胸の苦しさを覚えた・・・

呆然として・・・何一つ手に付かない。

テーブルの上に置いた、私の携帯が音も立てずに点滅を繰り返し、着信を告げている・・・

サブウィンドゥには、発信者「西島」の名前。

私は点滅する携帯を、いつまでも見つめていた・・・

週が明けた月曜日の夜、私は西島氏と会っていた。

話の内容が、内容なだけに、人目の憚れる場所と言う事で、堂島の隠れ家的なラウンジで会う事になったのだ。

このラウンジは、奥が座敷のような造りになっており仕切りがあった。

あの日・・・妻が、藤田に抱かれ、粘膜を通し、実物の巨根を体感した土曜日の夕方に、こちらから西島氏に連絡を入れ、電話に出れなかった非礼を詫びて、今日の運びとなったのだ。

「どや?嫁ハン、少しはクールダウンしたかいな?

不治の病やないんやから元気出しぃな?

ちょっと手強い流行り病みたいなモンや・・」

私はグラスを片手に、大きくため息をつき

「ハァ~ァ・・・簡単に言わんといて下さい。

電話でも説明したやないですか?

「別れて!」まで言われたんや・・・

元気出ませんワぁ・・」

「けどな?藤田にしたらヤツからアンタの嫁ハンに連絡する事なんてあり得ないんやで?

アイツの回りは女だらけや・・・

アンタの嫁ハンは確かにエエ女なんやろうけど、藤田は「竿師」なんや。金にならんセックスは、ようせんのや・・・

それにナ、ワシの絡みで藤田が、後先考えないマネは絶対無い。」

「藤田、アンタのとこで、嫁ハンとしていて、途中で止めたんやろ?

あれは、あれ以上やると嫁ハンのスイッチが、二度と戻らんと、藤田なりに感じて止めたみたいやで・・・

アンタの嫁ハンかて、藤田の連絡先知らんのや。これ以上どうにもならんやろ?」

「でも・・・藤田ハンに、ウチのが会えないのは分かるんやけど、体が変わった今、何の解決にもなりませんがな?

何やアイツ、女としての意識が変わったんか、昨日も山のように何や買い物してきて・・」

「何を買うてきたん?」

「心斎橋の下着屋から、高級な下着を、ビックリするぐらい買うて来ましたワ!!」

「嫁ハン・・・アンタにソレ見せたんかい?」

「ひとつも見せませんワ・・・。

エラィごっつい袋を持って帰って来たんで、アイツが風呂入ってる時に、寝室に置いてあったのを見ましたんや・・」

「でもなぁ・・・嫁ハンが、女として下着とかに気を使うんわ悪い事やないやろ?まぁタイミングがタイミングやけどなぁ・・」

「ホンマですわ・・・ワシに見せる為や無いんやから・・・たまりまへんわ!」

「まぁアレや・・・シンドイやろうけど、少し様子見たらエェ。

藤田には会えんのや。

嫁ハンかて、出ていく訳やないんやろ?」

西島氏は続けた。

西島氏は続けた。

「何度も言うが、アンタの興味本位が招いた事やろ?ワシかて片棒を担いだんや・・・罪悪感あるんや・・・でもな?大切な事は、嫁ハンが、出て行く、出て行かんやない。アンタと嫁ハンが、腹を割って今後のお互いが、一緒に楽しめる形を考えて、作り上げて行く事やろ?嫁ハンが藤田に抱かれていた時に、アンタは嫁ハンの姿、言葉にショックを受けたんやろ?でもな・・・それ以上に他人に抱かれる嫁ハンを見て、興奮していたんやないのかい?」

「今、アンタの嫁ハンは余りにもの快楽と刺激で、心と体がゴチャ混ぜになっとるだけや。今に、心と体は上手いように分離される・・・

割り切って考えるようになる。

そないなった時に、アンタも、割り切らんとな・・」

私は西島氏の言葉を真摯に受け止めた。

「アンタも割り切って考えんとな」

分かっては、いたのだ・・・矛盾した自分の行為も。ショックを受け、傷付きながらも、妻のその姿、行為に刺激され、味わった事の無い興奮・・・痺れを感じる自分自身を。

私は暫くの間、様子を見る事にした。

どちらに転ぶのかは、分からない。

妻をこのように変えたのは私なのだ。

しかし、私の決意を他所に次から次へと事件は起こった。

「な・・・何やのぉ・・・痒い・・・痒いわぁ・・」

西島氏に会った翌朝、妻の尋常じゃない叫び声で起こされた。

「何や?やかましい!朝っぱらから何なんや!」

怯えにも似た表情で私を見つめて、自分の腕、腹部に目を落とす妻。

「えっ?えぇっ?な、何だ?それは?」

妻の体は、腕、胸、腹部、下腹部、背中、お尻と赤い発疹が一面に出ていた。

寝ている間に、知らず知らずに掻いていたのだろうか・・・掻きむしり、晴れ上がり、血が滲んでいる箇所もある。

「どないしたんや?

一体それは・・」

「汗もや・・・汗もやと思う・・・ボンデージで蒸れたんやわぁ・・」

「お前・・・それ酷いで。

医者行けや。

大変な事になるわ」

私は、これを作った山田の言葉を思い出していた・・・

「コレはな・・・素材がラバーや。通気性がムチャクチャ悪いねん、着る時にクリーム付けなアカン。脱いだ後も、肌のケアせなボロボロになるから気をつけんとな・・」

私は、すっかり忘れていた。

毎日、毎日、着ているのだ・・・

寝る時にまでも。

この痛々しい姿になるのも当たり前だったのだ。

しかし、この姿を見ても妻に対し、申し訳無いとか、可哀相とか思えない自分も居た。

その日のうちに妻は皮膚科に行き、治療を受け、暫くの間、通院するはめになった。

更に不幸は続いた。

妻はボンデージを身に着けると同時に、あのディルドを、藤田の分身を常時ヴァギナに挿入していた事により、感染症である「カンジタ」になってしまった。

使った後に、毎回、ディルドを清潔に洗っていなかった為だった。

膣から「豆腐のカス」のような物が大量に出て来るやっかいな病気だ。

性病では無いが、感染した本人は気持ち悪くて、たまった物ではない。

これによって妻は、皮膚科と産婦人科に同時滲んで通うはめになり、日課であるスポーツクラブにも、必然的に行く事は出来なくなった。

肉体の、より処である、ボンデージ、ディルドを使う事が出来ず・・・日々の日課であったスポーツクラブにも通えない・・・

ある意味スポーツクラブは妻の社交場でもあった訳だから、友人達とも会えなくなってしまった。

想像を絶するストレスが妻を襲ったのだ。

これらの事と、私との冷えた要素が絡み合い、妻の体が完治した時、溜まりに溜まったマグマが噴火した如く・・・妻の暴走が始まった。

結局、妻の病気?が、ほぼ完治するまでは10日間程度を要した。

山田君と私は結託し、「設備の調った専門の場所で消毒しなくては、あのボンデージとディルドは使えない・・・せっかく感染症が治癒しとも再び、再発を繰り返すのだ」と

言い聞かせ、一時「魔性のボンデージ」を取り上げた。

その間の妻は、事ある事にイラ立ち、感情の起伏が激しく・・・ある意味、見ていて不憫でさえあった。

妻にしてみれば、「これから」と思う事が、沢山あったのだろう・・・

妻は、自分が変わりゆく姿に酔い知れていたのかも知れない。

「夫婦二人の平穏な生活・・・子は無くとも、不自由の無い生活・・」

私は、妻は満たされていて幸せなのだろうと信じて疑わなかった・・・

しかし、そんな一方的な考えが、妻から発っせられていたシグナルを見逃していたのかも知れない。

淋しかったのだろう・・・

耐えていた事もあったのだろう。

私の「仕事」の名を借りた傲慢さに、心が病む部分もあったのだろう。

そんな時にスポーツクラブで過ごす時間が、妻の気持ちを楽にし、性の満たされ無い要素をも、発散していたに違いないのだ。

善し悪しは別にして、「あのボンデージ、ディルド」は、そんな満たされない日々、見えない重しを、解放するアイテムだったのだ。

そして、あの「伝説の竿師、藤田」の存在も・・・

先日、西島氏が、私に語ってくれた事柄を思い出しながら改めて思う事もあった。

「これ以上、妻との距離を離す訳にはゆかない。」

イラ立ち、理不尽さを剥き出しにするような妻に対して、腫れ物にでも触るように接してしまっていた。

しかしそれは逆効果に過ぎなかった・・・

私の、場あたり的な優しさが、妻を増長させ、勘違いさせてしまったのだ・・・

あの藤田に抱かれた日から数えて二週間目の金曜日、私は滋賀の栗東に営業に出掛け、仕事が長引き、帰宅したのは夜の10時を過ぎた頃だった。

エレベーターを降り、自宅のドアノブを回したのだが、鍵が掛かっている。

「ピンポーン・・・ピンポーン・・・ピンポーン・・」

返事が無い・・・

「寝ているのか?・・・それとも・・・不在なのか?」

鍵を開けて、中に入った・・・

「おーい?居ないんか?ただいまぁ・・」

返事は無い・・・気配も無い・・・

こんな時間なのに、妻は不在だった。

私は、ふと、思う処があり、先日、妻が買った下着の有無を調べるべく、妻の箪笥の引き出しを開けた。

箪笥の引き出しを開けて中を調べた私は、先日、妻が買った、数点の下着の中でも、一際目を引く下着が見当たらない事に気が付いた。

黒地に豪華な朱とゴールドの刺繍をあしらった、ブラジャーとTバック、ガーターのセットが無いのだ・・・

今まで、妻が身に着けた事も無いゴージャスでエロティックな下着・・・

嫌でも、目についてしまったのだ。

違う場所にしまい込んでいるのか?と、クロゼットの中から、洗濯機の中まで探したのだが、見当たらない

苛立ちと、欲求不満が募っていた妻なのだ。

「これから・・」というタイミングで何も出来なかったのだ・・・体調悪化が、それを許さなかったのだ。

それらが完治した、このタイミングでの不在に、私は不安がよぎった。

「一体、何処に?連絡も入れずに何をしているのだ?」

私の心配を、知ってか知らずか、妻が帰宅したのは日付が変わる頃だった。

「パパぁ、だだいまぁ。スポーツクラブの、お友達が快気祝いしてくれたねん。食事して、カラオケしてきたんや~。楽しかったわぁ」

機嫌良く語る妻。

「出掛けてるなら連絡ぐらいせんとアカンやろ?心配するやないかい。

体調悪うして、治ったばかりやろ?」

「ごめんなぁ・・・こんな遅うなるなんて思わんかったねん・・」

妻は悪びれる様子も無く舌を出した。

「ウチ、飲むのも、カラオケも久々で楽しかったけど、疲れてしもうた・・・寝るな・・・おやすみなさい。」

妻は、寝室へ行ってしまった。

あれから、私達は寝室を別にし、私は衣装部屋で寝ていた。

私は胸の中のモヤモヤが晴れぬまま床についていた。

翌朝、休日という事もあり、私は遅い起床だった。

リビングで、テレビを見ながら、妻は妙にご機嫌な感じで、

「おはよう・・・良く寝てたなぁ・・・朝ご飯食べるやろ?」と、

キッチンへ立った。

私は顔を洗うべく洗面所に行った。

顔を洗い、何気なく洗濯機に目をやった。

すると洗濯機から何やら黒い布地がはみ出し・・・垂れていた。

「何だ?ストッキングか?だらし無い・・」

私は洗濯漕を開け、はみ出た布地を放り込もうと手に取った。

それは、ストッキングだった・・・何かが、ぶら下がっている。

何とあのガーターベルトに装着されて脱がれたストッキングだったのだ・・・

私は無意識に洗濯漕の中を漁った。

そこには、黒いTバックが裏返しのまま、丸められ放り込まれてあった。

洗濯機の中から、丸められたTバックを取り出し、恐る恐る開いてみた。

瞬時に立ち込める「性の宴の残像」・・・

ザーメンと、愛液の混ざりあった独特の淫臭・・・

クロッチ部分には、白濁色に染まった「妻のヴァギナの型が染み着いたマン拓と、膣口部分には、白く盛り上がるように、ザーメンの跡が着いていた」

やはり浮気していたのだ・・・

一体、何処で?誰と?

私は、問い質す事にした。

自分の範疇でやられるならまだしも、何も分からない状況で、不安を抱える事は耐えられない。

リビングに戻り、食事を準備する妻に、私は言った。

「なぁ・・・昨日、ホンマにカラオケやったんかい?正直に言えや?」

動揺する様子も無く、妻は答えた。

「カラオケや。ご飯食べて、カラオケ行って、それで終わりやで。

何言うてるん?」

「あのな・・・言いたかないが、この間、お前が買うた下着・・・洗濯機の中のや・・・何で精子だらけやねん?浮気すんなら証拠は上手く隠せや!

洗濯機からガーターのストッキングはみ出してるわ!」

「最低やね・・・アンタ・・・何を漁ってんのや?

洗濯機の中のウチの汚れたパンツ見つけてセンズリでもこくんか?

何やの?一体・・」

「ワレ・・・エェ加減にしいや!何問題すり替えてるんじゃ!優しくしてれば付け上がりおって・・・

ワシを本気で怒らす気かい?」

私はシレッとして、ふてぶてしいしい妻の態度にキレていた・・・

「あんま調子に乗るなや?出て行ってくれても結構やで。お前名義のクレジットカード、銀行口座、全て凍結してやるわ!好きにせいやぁ。

ド阿保が!!」

妻は私の剣幕に固まった。

目には怯えの影て、不安が写し出されていた。

「な、何やの?出てけって・・・カード、通帳止めるて・・」

「好き放題やってるんや?仕方ないやろ・・・

そないに亭主を舐めくさってなら、どうぞお好きにや。大体、ウチと別れて吐かしたんわ、ワレやないかい・・・

吐いた唾は飲まさんで!お前が言い出した事や、慰謝料もやらん、カード、通帳、凍結も当たり前やないかい!

裁判でも何でも受けて立つで・・・出てけや」

「ど・・・どないして生きてけ言うんや?

ひ、酷いわぁ・・」

妻は、気が動転し、瞳をうるましていた。

「ワシが、何も言えん、何も出来ん思うて、舐めくさるからや・・・どうやって生きて行く?大好きなチンポしゃぶって生きて行けや!!」

「そないにセックスが好きなら、オメコ使って生きたらエェやん・・・

好きにせんかい!!」

普段、温厚を装い、怒鳴りつける事など無い私の反撃に妻は固まった。

妻の甘い予測を越えた、「出て行け!!」の、

オマケ付きで!

まして兵糧攻めを宣言されたのである。

もちろん私には、本気で出て行かせるつもりなどは無かった。

ただ、本来あるべきの根っこの部分での主導権を取り戻せば良いだけなのだ。

しかし妻には、私が本気で怒って決断したように思わせなくてはならない。

幸い、妻も私の剣幕、言葉に、ここで何か言えば、確実に叩き出されてしまいかねないと感じたようだった。

妻なりに瞬時に計算もしたのだろう・・・

ここで出て行く事、離婚に至るような流れ・・・

いかに妻自身に不利益かを。

妻は、急に媚びた目になり、上目使いで言った。

「ごめんなさい。

ウチが調子に乗り過ぎやった・・・ホンマ・・・ホンマにごめなさい。

ウチが阿保やったん・・・

許して、パパ・・」

「はぁ?いまさら、何を言うてんのや?昨日かて、何処の誰とか知らへんが、乳くりあっとたんやろ?」

「そ・・・それは・・」

「何や、言えんのかい?エェわ・・・言いたくないなら言わんでエェ。

出てけや・・・出てかんかい!!」

「ビクッ!!」

そのドスの効いた言葉に妻の体は反応した。

普段見せない私の姿に戸惑い、怯え、初めて心底状況を察したようだ・・・

涙を流し、鳴咽しながら「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・」と繰り返している。

私は「で、昨日は何処で、何をやっていたんや?隠しても無駄やで!」

鳴咽し声を上擦らせる妻。

肩が鳴咽で揺れていた、しかし、この瞬間すら、頭の中では様々な事を計算しているのかも知れないのだ・・・今は、信用も出来ない・・・その涙を零す姿に同情も出来ない・・・

まして愛惜の念などは、浮かばない。

ようやく昨晩の事について、妻が口を開いた。

「あのな・・」

妻は観念して語りだした。

ボンデージによる発疹、ティルドによる感染症。更には、今週頭からの生理。

妻は苛立ち、情緒不安定になり、一日も早くの完治を願い、耐えた。

あのボンデージ、ディルド、そして、藤田に植え付けられた「牝の芽は枯れる事無く発芽して成長していたのだ」

昨日、金曜日にスポーツクラブへ行った妻は、例のスイムウェアに着替え、久々の泳ぎを楽しんだ。

その時に顔なじみのインストラクターに声をかけられたらしい。

「随分、お休みでしたなぁ?風邪でも引いていたんでっか?」

「えっ・・・そ、そうなんや・・・ようやく良くなったんや。」

さすがに妻も、休んでいた本当の理由など言える訳も無い。

このインストラクターは、夏はライフセーバーのバイトなどもしている、身長190センチ、筋肉ムキムキの逆三体型の名物インストラクターらしい。

クラブ会員の奥様、お姉様方からは、ビキニパンツにクッキリ浮き上がる「巨根」が羨望の的で、噂を聞き、彼を目当てに通う会員も居るらしい。

今までは、敢えて名物インストラクターの、モッコリとした膨らみを見ないようにしていた妻も、この日は、彼のビキニパンツに浮き上がるモッコリを知らず知らずに見つめ、釘づけになってしまっていたようだ。

そんな発情した牝のフェロモンを感じたのか、名物インストラクターから声をかけて来て来たらしい。

「食事に行って、カラオケでも行きまへんか?」

みたいな感じで。

以前の妻ならば、「何言うてんの?」

だった筈だが、発情した牝の妻には、渡りに船とだった。

インストラクターの、誘いに乗って、一度自宅に戻り、例の下着に着替え、のこのこ出かけて行ったようだ。

結局、食事もソコソコにホテルへの、お決まりのコースとなり、あの時間に帰宅となったのだった。

「で、どないだったねん?」

さっきまでの私の剣幕、辛辣な言葉の毒に当たった妻は、素直に答えた。

「えっ?・・・怒らんか?正直に言うて怒らん?」

「やってしもうたんならしゃあないやんか。コソコソされより、よっぽどエェわ。で、どうやったん?」

妻は上目使いで、私の表情を読みながら、私の怒りが少し収まり安心し、正直に言った方が得策と感じたようだ。

「若いから凄かった・・・3時間で、4回もされてしもうた」

私は、煙草をくゆらせ、動揺を悟られぬように聞いた。

「カチカチやったし、ごっつい大きかった・・・

けど、アレに馴らされてたし、藤田ハンの事もあったからなぁ・・・ちょうどエェ感じやった」

「そないに良かったんかい?」

「あぁ良かったで・・・。

ウチしたくてしょうがなかったし、ウチのヴァギナに合うサイズやったし・・・途中から訳分からなくなるぐらい良うなってしもうて・・・最後は中出しされてもうた・・」

「大丈夫なんかい!

出来たらどないすんねん?」

「大丈夫や。パパに言わんかったけど、産婦人科通ってたやん?

子宮の具合いの事もあって、先生にピル薦められたんや。

もう飲んでるから大丈夫や・・」

「そうか・・」

「でもな・・・これからどうするつもりや?

あっちこっちにセフレ作って、セックス三昧する気かいな?」

「・・」

「黙っていも分からんで・・・

どない考えてるんや?」

妻は自嘲気味に笑いながら

「叩き出されてしまうやん?

言えんわ・・」

「まぁ、やる、やらんは別として言うたらエェやんか?そやないとワシかて、ずっと疑心暗鬼や。そやないかい?」

「あのな・・・ウチの体が変わったのはホンマやねん・・・

パパとしてもムリやろ?我慢出来ない思う」

「そうか・・・お前、そのインストラクターとは、どうするんや?

また会うんかい?」

「誘われてる・・」

「いつや?」

「今日・・」

「ハァ?今日やて?」

「だってな・・・向こうが、したい言うんやもん・・」

「お前がしたいんやないのかい?

他に何か隠してるんや無いのかい?何やおかしい感じするで?」

妻は、少し困った顔をしていた。

「あのな・・・その人な・・・双子やねん・・・ウチも昨日会って初めて聞いたんやけど・・・弟も連れて行ってエェですかて?」

「あぁ?何やて?双子?3Pちゅう事かいな?

アホか?・・」

私の表情を見て困った顔をする妻。

「お前、やりたいんかい?どうなんや?」

「ん・・・昨日一人でも、あれだけ良かったんやから、同じのが二人やで?・・・凄い事になるんちゃうか?興味無いって言えば嘘になるわ・・」

私は妻が、巨根の双子に変わる変わる責められている事を想像した。

「半端やないやろな・・・

見たい!」

素直に思った。

「条件がある」

「えぇっ?!やってエェの??」

「あぁ、エェで。

けど条件がある・・・ハメ撮りして、終わったらワシに見せるんや、どうや?」

私のハメ撮りの提案に、考え込む妻。

「ん・・・どないしょ・・・

相手、嫌がるんやない?なぁ・・・パパ、あのボンデージを返してくれるならエェよ。

もう綺麗になってるんやろ?」

私も考えてしまった。

結局、元のもくあみになってしまうのでは無いのか?

「アカンな!!

何か、勘違いしてるんやないか?

じゃあ、エェわ!

その代わり、今日は行くなや。

分かったな!!」

私は知らん顔で席を立とうとした。

「分かりました・・・分かったぁ。

ハメ撮りしてきますゥ・・」

妻は、私に媚びた目をしながら、口を尖らせて言った。

「で、何時に約束してるんや?」

「7時や・・・でもハメ撮りって、デジカメで撮るん?ビデオで撮るん?」

「両方、持って行けばエエやろ?

こないだ付き合いで買わされたのあったやろ?

4時間くらい楽に撮れる言うてたで。」

「分かったわぁ・・・

ウチ美容院行ってから行くさかい、3時頃出るで、エエやろか?」

「あぁエェで。

ワシは出かけたとしても、遅うならんうちに帰るわ」

私はリビングで観る訳でも無いテレビを点けて、考えていた。

「妻の、この一ヶ月の所業、私の心境の変化を・・」

結局、私は妻の変化を喜んでいるのでは無いか?妻が私とでは味わえのぬ、巨根とのセックスによる快楽により乱れ、理性を失い、牝に成り下がり、巨大なペニスに、身も心も支配される姿に。

あの暴言、行為、それらを割り引いたとしても・・・

嫉妬心を越える痺れるような興奮に酔い始めているのだろうか・・・

時計の針が2時半を回った頃、妻が下着姿のままで私の前に立った。

「どやろ、コレ?」

ゴールド地に黒の刺繍をあしらったブラジャーとペアのTバック・・・Tバックはフロント部分の「淫媚な蝶の刺繍」が妙に、そそる。

「まったく誰の為なんだよ・・」

「似合うやないか。

カッコえぇやん」

妻は嬉しそうだった。

妻が出かけた後、私は山田君の所に行った。

あのボンデージを消毒してもらった事は事実なのだ。

「遅うなってスマンかった、もっと早くに取りに来なアカンかったのにな」

「エエんや・・・キッチリ綺麗にしておいたで。

パウダーも別封してあるから使わな、また、かぶれるよってな」

「おおきに・・」

「嫁ハンは、どないや?相変わらず暴走してるんかいな?」

「しとるなぁ・・・困ったもんや」

私は言葉を続けた。

私は、ここ数日の顛末を山田君に話した。

山田君は「まぁ、やはり、たまには怒ってみるもんやな?

けど、お前、もう嫁ハンとはセックスせぇへんのかい?

出来んか?・・」

「出来んやろ?お前も知っての通り、ワシのチンポじゃムリや・・・

お互いの体の作りが違い過ぎる・・・これから考えなアカンな・・」

「お、おい・・・変な事は考えるなや?

離婚はアカンぞ!」

「何を言うとるんや・・・

ワシは、まだ冷静や。

アイツが変わった事にはワシが関与している以上、はい、そうですか、とは、いかんやないかい?アカンもんはアカン、けどな、ワシが理解してアイツに合わせてやらなダメな事もあるねん・・」

「人事で言う訳やあらへんけど、大変やなぁ・・・

あの時にボンデージを見せたワシにも責任あるわな・・」

「山田・・・お前は何も悪い事あらへんよ。

ワシが・・・ワシが地雷を踏んだんや。

けどな・・・セックスの形は人それぞれや。

藤田ハンとアイツがセックスしているのを目の当たりにして、ワシは、ごっつう興奮した・・・

心臓と頭が、破裂しそうやった。

そんな、「性の形」「、セックスの形」が、あってもエエような気もしとるんや・・」

「そや!ホンマ、人それぞれやで!頑張りいや!アッ・・・そうや!忘れとったけど、あのボンデージのファスナー、お前に言われた通りに付け替えたで。

でもエエんかい?

アレ、外れんで・・・

アンダーバストの幅を4センチ詰めて、付け替えたんや。

脱いだ状態なら左右に引っ張られる事が無いからロック掛かっても外れるし、ファスナーも下がる。

けどな、着てしまった段階で、左右に引っ張られ締め付けられるだけじゃ無くて、裁断、縫製の関係で負荷がファスナーに掛かるんや・・・

あのファスナーは、構造上、上には上がり易いけど、下には下げ辛いんや、力ずくなら破けると思うわ・・・

嫁ハンが痩せな着せれへんよ。

結構な嫌がらせやなぁ」

「エエんや、エエんや・・・アイツには説明する。

それでなくてもアレで痛い目に合ってるんや・・・

アイツは元々、痩せ気味なんや・・・

これ以上は、よう痩せん筈や・・・飾って、見るだけで我慢さすわ。」

私は妻の悔しそうにボンデージを見つめる姿を想像し、笑いが込み上げた。

山田君も、そんな私を見て、目を細め、笑った。

自宅に戻り、妻の帰宅を待った。

不思議と胸の重さや、苛立つ気持ちも感じない。妻だけで無く、私の意識、感情までも、変化したようだ。

以前ならば、時計ばかりを気にして、時の経つ遅さに苛立ち、重苦しい胸の内に耐えかねていた私だが、今夜は何故か、ゆとりが感じられ、妻の帰宅を待つ間に飲んだ缶ビール一本で、うたた寝をしてしまっていた。

浅い眠りから覚め、時計を見ると23時40分を指していた。

「お楽しみやな・・・まぁエェわ・・」

妻への愛情が薄らいだのだろうか?

あるいは、諦めの境地になってしまったのだろうか?

考えてみれば、ボイスレコーダーで録音した、妻の狂態、藤田とのセックス現場で見た私の知らない妻の姿。

今夜の事より余程インパクトがあるように思えるのだ。

しかし結果として、私のこれらの見解は「大ハズレ」であった。

今夜の妻こそ、仕上がった牝だったのである。

日付が日曜日に変わる頃に、インターホンが鳴った。

「ピンポーン・・・ピンポーン・・・ピンポーン・・」

受話器を取ると

「ウチやぁ・・・ただいまぁ・・・終わったでぇ・・」

気怠い妻の声

しばらくして「ガチャガチャ」玄関のドアが開いた。

リビングに入って来た妻は、雰囲気が違っていた。

「何や、エラいゴージャスなヘアスタイルにしたやんか?

化粧も、家出た時とちゃうな?」

妻は、髪を明るい栗色に染め、パーマをかけて、髪を巻いていた。

化粧も入念で、時間をかけたイメージがあった。

「フゥ・・・そうなんや、美容院の先生がな、【似合いますよ】って、髪やってくれた後に、着付けの方のメイクさん呼んでくれて遊ばれてしもうた・・・変やろか?」

髪を染め上げ、パーマを当て、髪を巻いたヘアースタイルも、派手目に、見えるメイクも、妻の顔立ちのせいなのか?

美容院のメイクさんのテクニックが凄いのか?

下品では無く、驚く程に似合っていた。

「似合うで。ちょっとビックリやな・・」

「ウチも驚いたねん、【あれって?】感じやろ?

美容院の先生まで「何か、あったかぁ?綺麗になったやん」ってな。

それで、いつもと違うようにイジられてしもうたんよ・・・似合うなら良かったわぁ。」

妻は私の言葉に素直に喜び、上着を脱いだ。

「それで、どないやったんや?」

妻は熱を帯びた瞳で

「凄かったで。まだアソコ、グチョグチョや・・・腰もフラフラやわぁ・・・

バッチリ撮って来たしな」

イヤラしい目つきを私に向けて、バックの中から「ガサガサ」と、ビデオカメラとデジカメを取り出し、テーブルの上に置いた。

私は、さっきまでの余裕が嘘のように、指先を奮わせビデオカメラを手にし、リビングのテレビに接続した。

その時、妻が「ウチも一緒に見るぅ、ちょっと待っててぇなぁ・・」

と衣装部屋に上着を置きに行った。

「あぁ~。何や、パパ・・・山田さんの所から取って来てくれたん?」

クロゼットの中に、しまっておいたボンデージを見つけ出してしまったようだ。

「あぁ・・・ついでやったからな・・・けどな、着たらアカンで・・・ファスナーいじったから痩せな着れんのや。あのままじゃ自分で脱げないやろ?

だから自分で脱げるように山田君に頼んだんや・・」

私は口から出まかせを言った。

「そうなんやぁ・・・

残念やなぁ・・」

下着姿になっている妻は、恨めしそうに袋に入っていたボンデージを取り出し、手に取って見ていた。

私は、ソファに座り、ビデオの再生ボタンを押した。

妻も、私の隣に座り、画面を見ていた。

画面に映像が写り出した。

【いきなり下着姿の妻が、ペニスをしゃぶっている・・・

赤紫色に怒超したペニス、デカい!!

藤田より若干細いが、長さは、こちらの方が長い。】

《ジュルッ・・・ジュルッ・・・んふぅ・・・ジュルッ・・・ジュルッ・・・むふぅ・・・》

鼻を鳴らしながら、ペニスに舌を這わせている。

その異様なシチュエーションに身を置いているせいか、【トローン】とした目で、左手でペニスの胴体をシゴキ、口を大きく開けて亀頭を頬張っている・・・

《ングゥ・・・ングゥ・・・ジュルッジュルッ・・・》

画面が切り替わった。

四つん這いになった妻のTバックの食い込みのアップが写り、レンズが上を向くと、妻の背中・・・うなじ・・・やがて妻の栗色の髪が写り、その先には後頭部が見え、仁王立ちの男のペニスをしゃぶる姿が鮮明に写された。

レンズは再び、ゆっくりと妻の食い込みに向かって、下げられて行く・・・

《ムゥフゥ・・・ムゥフゥ・・・うぅっ・・・ムゥフゥ・・・》

ペニスが太過ぎる為に息継ぎが、出来辛いのだろう。

食い込みは、濡れて、卑猥な縦スジがはっきりと浮き上がっていた。

カメラを回す男の左手がTバックの食い込みを横にずらした。

朱色のヴァギナが写されている。

ラビアは羽を広げ、大粒の真珠は艶やかに光り、肥大している・・・

欲望の入口からは、枯れる事を知らない蜜が溢れ出て、滴り、映像を通して淫靡な匂いが洩れてきそうだった・・・

やがて、妻がくわえているモノと寸分違わぬペニスが写し出された。

さすがは双子、見事なまでにペニスも似通っていた。

そのガチンガチンに勃起し、血管と筋を浮き上がらせ、今にも火を吐きそうな巨根が、妻の濡れたヴァギナに押し当てられた。

上からズームアップして写しているのだろう。

妻のヴァギナに、めり込む巨根が画面いっぱいに写し出されている。

ラビアを巻き込み、大きく張り出した亀頭が埋没した。

《うっ・・・うぅぅ・・・あぁ・・・はぁぁ・・・ん・・・うふぅ・・・》

【ズリュッッ・・・ズブッ・・・】

男は、両手を妻のヒップに置き、【グイッ・・・ズブリッ・・・ズブズブっ・・・】

力強く腰を入れた。

《アァヒィ・・・イィ・・・あぁたまらない・・・あぁ大きいぁ・・・》

19センチ近くありそうな巨大なペニスは根元まで深く突き刺さっている。腰を引く度にラビアが、めくれ上がり、その太く逞しい胴体に【ぴとっ】と、貼り着いていてる。ペニスは、ニスを塗ったように光り、腰を出し入れする度に15センチは行き来している。

男のストロークの速さがリズミカルに増して、打ち着ける音が激しくなって行く。

《アウッ・・・アァァァ・・・ハァ・・・アッアッアッ・・・イクッイクッ・・・イッてまう・・・アァァァ・・・》

ペニスから口を離し声を上げる妻。

自身の乱れて翻弄される姿を、画面を通して見つめる、妻の吐息も荒くなっていた。

画面の中の、もう一人の自分が、男から翻弄され、快楽に悦びの声を上げる姿と、ソファーに座り、画面の中の妻の姿に興奮を隠せないでいる私とを交互に見つめ、満足そうな表情の妻・・・

先程までのセックスの余韻と、画面に映し出されれた狂態、それを興奮し見入る私の姿・・・

魔性のボンデージを身に着けた妻は、このシチュエーションに酔い知れているように、熱を帯た目をして、そのイヤラしい体型を際立たせ、体全体からフェロモンを放射している・・・

染め上げて、巻いた髪と、プロに施されたメイクが、眩しさを増幅させている。

「キツイいわぁ・・・むちゃキツいわぁ・・・締め付けハンパやない・・・でもな、ファスナー閉めれたで。

あふぅ~・・・でもな・・・凄いんや・・・藤田ハンが、突き上げて・・・来る・・・

あっ・・・ん・・・ぐぅぅん・・」

妻は立ったまま、身悶えし、体をよじりながら、右手をボンデージの股間部に押し当てていた・・・

「お、お前・・・それファスナー下りなくなるで!!」

「大丈夫や・・・パパ居るやん・・・自分て無理でも、パパがしてくれたらエエ・・・ウッ・・・前より凄いわぁ・・・あぁ・・」

私は敢えて言う事は止めた。

この淫靡な空間に水を差したくなかったのだ。

妻は再び私の横で食い入るように画面を観ていた。

画面が切り替わり、ベッドの上で、妻が女の子座りをして、左右に立つ男達の巨大なペニスを、口に含み、しごき、弄ぶ姿が映し出された・・・

妻は、欲しかった物を手に入れた子供のように喜色満面で、恍惚とした瞳を妖しく輝かせていた。

隣に座る妻から、甘い吐息が聞こえだし・・・やがてヴァギナから溢れ出る淫臭が満ちて来た。

妻は内腿に力を入れ、右手は挟み込み、口を半開きに開けて、「ハァ・・・ハァ・・・ハァン・・」とフェロモンを上と下の口から撒き散らかして行く・・・

妻のブーツを履いた脚が私の腿に当たり、やがて妻がしな垂れかかって来た。

私を包む淫臭の密度が上がり、画面との相乗効果で、ペニスには痛いぐらいに勃起していた。

妻は、何を思ったのか、しな垂れかかり体重を私に預けたままで、私のパジャマの上からペニスを、ゆっくり、ゆっくりと揉みしだき始めた。

私は画面に釘付けになりながら固まった・・・

妻の体から溢れる淫臭に脳を痺らせながら、私は固まってしまっていた・・・

妻が、私の耳元で囁いた・・・

「感じてるんやろ?エェんや・・・ウチばかり申し訳無いやん・・・抜いたるよ・・・挿入さす訳にはイカンけどな・・・」

画面では、一方の男が妻のヴァギナに巨大なペニスを横バックから挿入しているシーンが映し出されていた・・・

口を大きく開け、喘ぐ妻。

ペニスが出し入れの幅が凄い・・・

【あんなに腰を使ったら抜け落ちてしまうのでないか?】

自分のペニスならば抜けてしまうに違いない・・・

しかし画面のペニスは妻のヴァギナから抜け落ちるどころか、大きく張り出し亀頭が、妻の膣壁に食い込むように外れない・・・

妻のヴァギナも逃がすまいと締め上げているのだ・・・

隣に座りしな垂れかかる妻の指はボクサーパンツから私の固くなったペニスを引っ張り出していた。

ゆるやかに、ゆるやかにしごいている・・・

左手でしごき、右手には何かが握られていた。

妻は左手で、しごきながら右手を私の鼻の位置に持って来て囁いた・・・

「動いたらアカン・・」

何か布地のような物が私の鼻と口を覆った・・・

思わず私は鼻と口で息を吸い込んだ・・・

【脳天を刺激する牝の匂い・・・】

「ウチの匂いやで・・・

ザーメン塗れのウチのアソコの匂いや・・・

どうや?エェ匂いやろ?ウチを感じて・・」

私のペニスは破裂しそうなまでに固さを増した。

脳が痺れて・・・不思議な快感が身を包んだ・・・

「観て・・・画面のウチを観て・・」

私は言われるがままに視線を画面に向けた・・・

私は、妻に左手でペニスをしごかれ、右手に握った妻が先程まで穿いていた【愛液とザーメンの染み込んだTバック】で、鼻と口を塞がれながら画面を見入っていた・・・

結合部のアップ映像が映し出され、男のリズミカルな腰の動きにペニスが【ヌリュッ・・・ヌリュッ・・・】と出し入れされている・・・

充血し肥大したクリトリスを左手で擦り上げながら繰り返えされるピストン運動・・・

耐えられない快感に悲鳴わを上げる妻。

「アカン・・・アカン・・・おかしゅうなってまう・・・嫌や・・・アカン・・・ダメ・・・止めないで・・・ヒィッッ・・・ま、またイッてまう・・・イッてまぅ~」

男は、妻の歓喜の声に呼応するように動きを速める・・・

妻の体、男の体からも汗が噴き出して玉のような粒が体から落ちている・・・

快楽が増したヴァギナは赤く染まり、巨大なペニスを離すまいと締め上げていた・・・

男が快感の極限に近付き、動きのピッチを早め、

「ウッ・・・イッてまう・・」

と呟き、やがて律動を繰り返した。

合わせるように妻も痙攣を繰り返し果てた・・・

【ズルッ・・・ズルッ・・・】

長大なペニスはゆっくりと抜き取られた。

ぽっかり口を開けた妻のヴァギナからは白濁色の男のエキス・・・ザーメンが滴り落ちている・・・

【ヒクッ・・・ビクッ・・・】

妻のヴァギナが痙攣する事に流れ出るザーメン・・・

隣に座る妻の指の動かし方が早まり・・・

私の鼻面にTバックを押し当てる力が増した・・・

「イッていいんやで・・・

エェ匂いやろ?

ごめんな・・・パパ・・」

私は思わず息を大きく鼻腔から吸い込み、その淫靡で倒錯した匂いが、私の脳を刺激した・・・

体験した事の無い快感が全身を貫き、私は勢い良く射精した・・・

まるで10代を彷彿させるように勢い良く飛び散るザーメン・・・

あまりもの快感に、呼吸が乱れ、全身も【ジワッと】痺れたままだった・・・

放心状態の私の射精した後の力が抜けかけた私のペニスを【ペロペロッ・・・】と舐め、零れた精子を舐め取った・・・

それは性行為としてのフェラチオでは無く、可愛い我が子を舐め、慈しむような行為であった・・・

映像は続いていた・・・

しかし妻はスイッチを消した。

無音の世界が続き、妻の体から溢れる淫臭が、焚いたお香のようにさえ思えた・・・

脳を刺激した快感の余韻は消える事なく続いている・・・

「なぁ・・・パパ・・・こんな性の形があってもエェんやないやろか?」

妻は続けた・・・

妻は続けた・・・

「パパはな・・・このままウチが、家で、じっとしていて、スポーツクラブへ行くだけで老けていく方がエェんかな・・」

「ウチはパパとのセックスに満足してなかったのはホンマやし、何年も我慢して諦めてもいたんやで・・・

けどなウチの体に火を着けたんはパパちゃうの?・・・

無理矢理、寝た子を起こしたのは誰?

ウチなん?ウチなんか?ちゃうやろ?」

私は、妻の搾り出すような訴えを聞いた。

「身体のな・・・身体の仕組みがちゃうのは仕方ないんとちゃう?

藤田ハンに抱かれ・・・昨日、今日とインストラクターに抱かれ・・・嫌でもどうしょうも無い物に気付くやんか?

パパ?・・・答えてや?

ウチのアソコに挿入したいか?

それでパパは体も心も気持ちエェんか?

ウチはパパが好きや・・・

今回の事でパパを傷付けた・・・酷い事して、酷い言葉吐いて。

離婚されてもしやぁないかも知れん・・・

けどパパもそれでエェんか?

ウチらの10年って、こんなん?」

私としても妻の必死の訴えは、ショックだった・・・あの日、私が興味本位であの【魔性のボンデージ】を妻ね前に置かなければ、こんな事には、ならなかったのだ。

愛する妻の【性の真実、本当の姿】を、自分の力、自分のペニスで掘り起こす事が出来なかったもどかしさ・・・

蒔いた種・・・私が蒔いたのだ。

「ワシは、由香利の事は愛しているんやで・・・

でもな・・・悔しかったんや・・・情けなかったんや。

ワシのチンポじゃ、本当の、お前を感じさせてやれん・・・

回りクドイ真似して悪かった・・・

ワシだけじゃ無く、お前も人知れず苦しんだやろ?」

妻は瞳からぽろぽろと涙を零し「ウチこそ悪かったねん・・・許してな・・」と言った。

「お前のさっき言った、こんな形があってエェっちゅんは、ハメ撮りしてワシに見せて二人で楽しむっちゅう事かい?」

「そうや・・・パパとウチが納得すればエェんやない?

藤田ハンの件で思うたんや・・・

アレもパパが私が藤田ハンに抱かれる反応を見たくて仕組んで、のぞき見したんやろ?

パパはウチが誰かに抱かれ、ウチの淫乱な姿を見る事が・・・自分の女を誰かに汚される事が興奮するんちゃうの?」

返す言葉も無く私は一言

「そうや・・」と認めた。

この夜、私達夫婦は今後の二人の在り方や、心の奥に蟠っていた事を全て吐き出し話し合った。

言い合いをする事も無く、互いの考え、セックスについてを・・・。

あの夜に、互いの心を照らし合わせて、私達は、私達夫婦の性の在り方を互いに理解し、認め、二人の嗜好を合わせる事が二人にとっての【セックス】であると結論づけた。

セックスのやり方、感じ方、それは十人十色なのだ・・・

この先に様々な問題が起きても、智恵を搾りながら二人で解決していけば良いのだ。

私は巨根に抱かれた妻の映像を観て、妻の私とのセックスではあり得なかった【乱れに乱れる牝の官能の姿】に酔い知れて興奮する・・・

妻は妻で、自分のショーツに染み着いた、その匂い・・・

男のエキスと愛液の入り混じる匂いを、私に嗅がせ・・・

自身の映像を観て感じ・・・私の射精を促す・・・

妻にとっても先程までしていたセックスの後戯みたいな物なのだ・・・

それからも週に数回、妻は巨根に抱かれ、ハメ撮りして来る。

あの話し合いを設けた夜から二年の歳月が流れた・・・

妻は、艶を増して女っ振りを上げた。

藤田から逆指名される事もしばしばだ。

ヴァギナは、ラビアもクリトリスも当時とは見る影も無く肥大して、イヤらしさを増している。

山田君に頼んで、更なるボンデージも作った。

日常の中では、妻との距離が縮まった。

そして、お互いを思いやる気持ちが濃くなった。

一緒に過ごす時間も増えた。

この先、いつまで、こんな形が続くのかは分からないけれど、今は妻が美しく幸せであってくれたら良い。

本当に、そんな事を考えている。

ハプニングバーで遊びたい・・・

そんな妻の希望も良いではないか。

黒人としてみたい・・・

そんな妻の希望も叶えてやりたい。

私は、それら通じて、快楽を得ている・・・

二人で楽しめる・・・こんな形があっても良いじゃないか・・・

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